ラドン温泉のラドン、素早く崩壊して
ポロニウムという素敵な放射性元素になります。
人体のラドンの排出は実に素早いそうですが、
素早く排出できないと、どうも人間には致命傷になるみたい^^;
逆に言えば取り込んだり排出出来ない人間は
・・・死に絶えた、んじゃないかと。
どういうこと?
それはラドンの次にポロニウムがくるから!
ポロニウムは、かつてロシアスパイの暗殺事件で有名になりましたよね。
そしてポロニウムは、次の理解の扉を開いてくれる物質^^
1)半減期=ベクレル辺りの、存在量を左右する=比放射能=※ベクレルマジック
2)α崩壊は、ガンマ線も伴う。(これがラジウムで匂った事のひとつかも)
3)原子力発電=発熱=とてつもないエネルギー=とてつもないCPS(中性子)
4)崩壊熱=数パーセントのおまけ(α、ベータ、ガンマ、自然に出る中性子)
結局は放射性元素の性質や
将来的な放射線量を考える時
半減期と次の元素の性質を考えないと、
放射線の環境半減期は考えられない
という事なんだと思います。
今までの、小ネタ的な放射線知識は、
実は事象を切り取りすぎて、全体を描いていない。
そのギャップを今、実践で学んでる^^;
ということなんです。
逆に言えば、数十万年の後・・・
もし人類が生きていれば、
撒き散らされたウラン238が悪さをしだすはずなんですよね。
また逆に言えば、
専門家の意見が
バラバラなのは
事象を切り取って
都合のいいように
発言しているからであって
それを体系的に理解し、
感覚的に了解して、
打てる対策を取るって言う事は
今回の事故についてはとても
大事なんじゃないのか
と思う次第です。
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弘(2型)さんの「オーバーラン」は、
多分密閉ラジウムの後のラドンガスが、ポロニウムになって
その先も、半減期が短いので、ドンドコ崩壊
(ポロニウム自身じゃなくてその前後の崩壊の放射線が出現)
と言う読みをしているんですけど・・・
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※ベクレルマジック:
半減期が長いと、1ベクレル辺りの、原子存在量が飛躍的にアップする事
2011年10月12日
【殺人自動車からくり&ウラン238】CPSとベクレルと、物質量の関係【半減期】
直線近似モデルを無理やり展開して
ウラン238の1ベクレル=半減期46億年≒46億/30=1億5333万3333個*3200万≒4906兆
プルトニウム239の1ベクレル=半減期2億年≒2億/30≒666万6666個*3200万≒213兆1200万
セシウム137の1ベクレル=基準1とします。(半減期30年) 1(*3200万)個=3200万
セシウム134の1ベクレル=半減期3年≒1/10 個*3200万=320万
ヨウ素の1ベクレル=半減期8日≒8/365/10≒0.002個*3200万=64000個
原子数にすると、こんな感じですよ、という事が出てきました。
つまりウランとかプルトニウムのベクレルは凄く小さいのは当たり前なんです。
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ウィキより(ポロニウム)
実際には
ウランの100億倍の比放射能(単位質量当りの放射能の強さ (Bq/mol, Bq/g))を有し、ごく微量でも強い放射能を持つ(ただし、逆に自然界にはウランの100億分の1程度しか存在しない)。このため、昇華性のあるポロニウムは内部被曝の危険が大きい為厳重な管理の下で取り扱われなければならない。しかし、ポロニウムが発するα線自体は皮膚の角質層を透過出来ないため、ポロニウムを体内に取り込まない外部被曝に関しては危険性は少ないともいえる。
ルファ線源や原子力電池に加えてベリリウムと組み合わせて中性子発生源として核兵器の起爆装置にも使われる。
歴史 [編集]1869年、周期表を発表したドミトリ・メンデレーエフは未発見の第84番元素が存在すると予言、テルルの一つ下に位置する元素であることから、サンスクリット語で「1」を意味する「エカ」をテルルにかぶせエカテルルと仮に名付けた。原子量を約122と予測している。
1898年7月、ピエール・キュリーとマリ・キュリーがウラン鉱石から発見。発見者の祖国ポーランドのラテン語形「Polonia」が語源。1896年にアンリ・ベクレルによる放射能の発見を受け、まず放射能を測定する機器を開発する。ピエール・キュリーの考案した圧電気計を改良し、ウランを中心に放射能を測定する。ウラン鉱石(ピッチブレンド)を測定したところ、ピッチブレンドに含まれるウランの濃度から計算した放射線より少なくとも4倍の線量を検出した。このため、ウランとは異なる未知の放射性元素が含まれているのではないかと推論した。しかしながら、ピッチブレンドは高価であり、新元素を単離するだけの分量が入手できなかった。オーストリア政府に頼み込んだ結果、ヨアヒムスタール鉱山から採掘したウラン鉱の残りかすを数トン入手できた。ポロニウムの分離には数か月を要したという。12月にはラジウムも発見した。
ポロニウムは強いアルファ線を放出するため発熱する。1 gのポロニウム塊はアルファ崩壊熱により500 °Cに達し、520 kJの熱を放出する。この特性から、人工衛星用原子力電池の熱源として利用された[2](実際のところは、発熱体としては 238Pu の優秀性が際立っている)。 英語版Wikipedia アイソトープ電池参照のこと。
近年の事件 [編集]2006年11月にイギリスで発生した、元ロシア連邦保安庁 (FSB) 情報部員アレクサンドル・リトビネンコの不審死事件で、ポロニウム210が被害者の尿から検出されたことが明らかになった(死因は体内被曝による多臓器不全と推測され、暗殺その他の謀略死の可能性が広く指摘されている。なお、事件の詳細は同氏の項参照)。
また、ロシア運輸省は航空機から基準値を超える放射線を検出したと発表したが、その後の調査で基準値の範囲内であると判明した。
ポロニウム210は99.99876%アルファ崩壊のみで崩壊し、崩壊過程でガンマ線の放射を0.00123%しか伴わない[3](殆どのアルファ崩壊はガンマ線の放射を伴う)。一方、アルファ線は紙一枚で遮断される。このため、容器に入ったポロニウム210(が微量仕込まれた食品等)を、容器ごとガンマ線計測により検出することは不可能である。
この点でポロニウム210はアルファ崩壊元素の中でも特徴的であり、この事件に利用された背景であると考えられよう。
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半減期とベクレル | 日記
Posted at
2011/10/14 11:25:44