mEq/L ⇔ mmol/L の単位変換
臨床検査値(Na、K、Cl)の単位変換を行うのに調べたときの私のメモです。
mEqはミリ当量と呼ばれる単位です。
当量(Equivalent, Eq)は
1 Eq = 1 mol / イオン価数
と表されます。
ナトリウムイオン(Na: 原子量23、厳密には22.98976928)の場合は、1価の陽イオンなので
1 mEq/L = 1 mmol/L = 23 mg/L
カルシウムイオン(Ca: 原子量40、厳密には40.078)の場合は、2価の陽イオンなので
1 mEq/L = 0.5 mmol/L = 20 mg/L
なお、mmol/LはSI単位であり、mEq/Lは慣用的な単位です。
2010年1月21日
mEq/L と mmol/L
輸液や電解質を勉強しているとmEqやmmolという単位が出てきます。この計算がわからないという研修医がいましたので,変換の考え方を書いておきます。
mmolというのはミリモルで1/1000モルのこと,mEqというのは1/1000Eq(当量)のことです。1価のイオン(Na,K,Cl)であればmmolとmEqは同じ。2価(Ca,Mg)であれば1/2mmolです。
mEq=mmol/イオン価ですので2価のイオンの場合には,1mEq=(1/2)×mmolです。mg/Lへの換算に関しては,分子量がわかれば計算できます。Naの分子量は23ですので,1mEq/L=1mmol/L=23mg/Lです。Caは原子量40で計算して,1mEq/L=0.5mmol/L=20mg/Lです。
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一方のメルクマニュアルの抜粋
を最下部に記します。
カリウムは一価のイオン
70kg=3500mモル
50kだと2500mモル
19×0.25カリウムの原子数は19(1モル=19g)
5G ? ちょ、メルクマニュアル、全体量は間違ってやがる(笑)
流動カリウム量がこのくらいなのかもしれません。
【追記】
間違いは自分だった!!
カリウムの原子量は約40*2.5=100G
メルクマニュアル大正解!!
【追記終】
欲しいのは血中の値、
4ミリEQ=4ミリモル/L
10の-3乗 モル×4倍
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2011年11月15日
セシウム蓄積考察【東北大の牛】&高カリウム食品は産地に注意
2)1グラム辺りのベクレル
2011年10月20日
比放射能と近似式
比放射能計算で、ウィキからはセシウム137が、13.6億個/1ベクレル辺り
=1.36*10の9乗
比放射能は比放射能(ベクレル/g)3.2×10の12乗
・セシウム134
比放射能(ベクレル/g) 4.8×10の13乗
134g=4.8*10の13乗*134 ベクレル=6*10の23個
1ベクレル辺りの個数は、134グラムのときのベクレルで割ってやればいいので
約1.03*10の8乗
何が言いたいかというと、6×10の23乗が1モルである。
1ミリモルは1÷10の3乗
1ミリモルは6×10の20乗個
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これで、血中30ベクレルがモル(要するに原子個数)で分かる。
ちなみに30=3×10の1乗である。
30ベクレルで
セシウム137ベース:4.08*10の10乗個
セシウム134ベース:3.09*10の9乗個
カリウム血中全量4ミリモル=24*10の20乗個
セシウムの蓄積は急ではないのだ。
微量にちょっとずつちょっとずつ貯まっていく。
そしてその手前には腸肝サイクルがある。
厳密には東北大の牛の場合、散々蓄積して
カリウムのように血液飽和が落ち着くのが、
セシウム30ベクレルという意味です
(要するに蓄積状況的に半ば手遅れ)
でも、まあ30ベクレル以上が血中に入れば
血中からセシウムは
体内に凝縮されだすということになります。
悪い言い方をすると、
何ベクレルでも体にはたまります。
ただ、30ベクレル/Lの血液汚染で
筋肉、心筋、肝臓汚染が顕著なのですから
そこに数字を挙げるのはやはり30ベクレル/L
以上の汚染は必要でしょう。
そういう意味では、
私が設定する
危険値は50ベクレル摂取/日
完全危険値は200ベクレル/日
位じゃないかという読みもあります。
メタルスライム単独は大して怖くない。ギラぐらいは唱えるけど。
(放射線ね)

弘(2型さん)より拝借
でも集まってキングスライムになると大変

そういえばグーグル画像で拾ってきたけど
メタルキングに写っているのは自分じゃないよ・・・
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カリウムは,最も豊富な細胞内陽イオンであるが,体内総カリウムのわずか2%程度だけが細胞外に存在する。細胞内カリウムのほとんどは筋細胞内に含まれるので,体内の総カリウム量は除脂肪体重に概ね比例する。平均的な70kgの成人は約3500mEqのカリウムを有する
カリウムを細胞内外へ移動させる因子の不在下では(水分と電解質代謝: 細胞内移動を参照 ),血漿カリウム濃度は体内総カリウム量と密接に相関している。血漿pHが一定であると仮定すれば,血漿カリウム濃度が4mEq/Lから3mEq/Lに減少すると,カリウムの不足量は全体で100〜200mEqとなる。血漿カリウム濃度が3mEq/L未満に低下すればカリウムの不足量は計200〜400mEqである。
インスリンはカリウムを細胞内に移動させるので,インスリン高値は血漿カリウム濃度を低下させる。糖尿病性ケトアシドーシスにみられるようにインスリンが低値になると,カリウムが細胞外へ移動して血漿カリウム濃度が上昇し,これは体内総カリウム量が不足していてもときに生じる。βアドレナリン作動薬,特に選択的β2作動薬はカリウムを細胞内に移動させるが,β遮断薬やα作動薬は恐らくはカリウムを細胞外へ移動させる。
食事からのカリウム摂取量は,正常では40〜150mEq/日と多様である。定常状態では,便中への排泄量は通常は摂取量のほぼ10%である。尿中排泄はカリウム平衡に寄与している。カリウム摂取が増加(1日に150mEqを上回るカリウムを摂取)すると,その後の数時間で過剰なカリウムの約50%が尿中に排泄される。残りのほとんどは細胞内区画に運ばれ,血漿カリウム濃度の上昇は最低限にとどめられる。カリウムの摂取増加が持続すれば,カリウム刺激性のアルドステロン分泌によって腎臓からのカリウム排泄が亢進する;アルドステロンはカリウム排泄を促す。さらに,便からのカリウム吸収はある程度調節を受けるとみうけられ,慢性的なカリウム過剰では50%低下することもある。
カリウム摂取が減少すると,血漿カリウム濃度の大幅な変動に対する予備としての機能を細胞内カリウムが再び果たす。腎臓でのカリウム保持は食事性カリウムの減少に応じて比較的緩徐に進み,腎臓のナトリウム保持能と比べてはるかに効率が悪い。したがって,カリウム欠乏はしばしば臨床的に問題となる。尿中カリウム排泄量が10mEq/日であれば,ほぼ最大限のカリウム保持が腎臓で行われていることを表し,著明なカリウム欠乏が示唆される。
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カリウム40 | 日記
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2011/11/19 15:09:08