■世の方にどうしても分かって頂きたい事、
それは猛走峠さんが端緒を作り、そこから自分が仕事柄閃いた
フレコンバッグ除染です。

フレコンバッグ(内袋付)=大量購入で輸入品なら2~4000円(1立米)を生かして、
汚染された落ち葉をかき集めて、
私達の水源を守ろうと言うお願いです。
■食べ物の汚染も心配ですが、動物も、人間も、植物も、
皆山の落ち葉やそれを分解した栄養の恵みを受けて暮らしています。
里山って学びましたよね?
日本の森林の多くは、もちろん針葉樹林も多いですが、
豊かな自然に基づいて、広葉樹林、そしてきれいな紅葉が見られますよね?
腐葉土でも分かるとおりそう言う葉っぱは、とてもたくさんの栄養を含んでいて
スポンジのように水を含んで、私達の命の水となっています。
■その水源はどうなりましたか?

10kベクレル/㎡以上、つまり1m*1mで10000ベクレル以上の汚染となって、
落ち葉がその上下を覆っています。
そんな汚染地が、奥羽山脈沿いにたくさんあります。
つまり
水源が汚染されてしまっているんです。
■
2011年11月21日
水源汚染、水系汚染がさりげなく証明された件 他
でも触れていますが、
今その落ち葉に含まれた水が、段々と地中に染込んで
やがて湧き水となって、あるいはそのまま小さな流れとなって、
やがて田畑を潤し、家畜の口に入り、そして私たちもその水で生活します。
最終的には海に行って、プランクトンや魚たちの栄養になる。
人間は日に2Lもの水を飲むって言われています。
もしそのお水が汚れたら、
どんなに放射性物質を取り込むまいと思ったって
難しい話です。お水には水分が含まれますので、
要は野菜やお肉も汚れてしまうって言う意味で
水源地が汚染されるのはとっても怖い話だってことを分かってください。
■
除染はいらない派、
何十兆かけても、除染をしなければいけない派、
いろんな方がいらっしゃいますね。
でも、レントゲン検査はともかく、バリウムの検査でもたくさん被曝したりします。

30年後などの「晩発的影響」はともかく、医療を中心に様々な放射線を
私たちは日頃から受けている、と言う事を思い出してください。
■つまり、「放射線」よりも、まずは気にしなきゃいけないのは、
要は放射性物質を体が取り込んでしまう、「内部被曝」って事は
分かって頂けるかと思います。
■しかし、皆さんが忘れている事があります。
それは放射性物質は崩壊して別の物質になる=放射線を出す、と言う事です。
「勝手に壊れてなくなってしまう」それが放射性物質です。
はじけてなくなるBB弾のようなものです。
■今皆さんが恐れているセシウム137、その半減期は30年、
30年後は半分、60年後は4分の1、90年後は8分の1、
120年後は16分の1、150年後は32分の1、そして180年後は64分の1、
210年後には128分の1です。
だから200年待てば1/100。
この数字はとても大事です。
■ここで日本の汚染をもう一度確かめてみましょう。
一番高い地域(飯館村)などは
3000k以上 300万ベクレル/平米 以上です。
高い濃度のお米(1200とか1600ベクレル)が出た、
福島市の大波地区は 300k-600kです。
30万~60万ベクレル以上です。こういうところの除染は簡単じゃありません。
200年経ったって、万(飯館村)や千(大波地区)の単位で、
放射性セシウムが残るかもしれません。
■なぜ「かも」なのか、
それは、ある時は稲藁に、あるときはお米に、あるときは洪水で河に
そう、移動していってしまう可能性が強いからです。
もう一つは原発事故ではセシウム137と134が出てきますが、
セシウム134は2年で半減します。
それは裏返せば、セシウム134は物凄く放射線を出すと言う意味でもあるんですが、
時間の違いがあるにしろ、
セシウム、つまり放射性物質は
「捕まえてしまえば、袋の中で勝手にいなくなってくれる」
■だから、放射性物質を、安い土嚢代わりの、フレコンバッグ(内袋付)に入れてしまって、
水がなるべく入ってこないように、そして漏れないように、確保していく、
それだけで、水源が守られる 上に
今置き場は決まっていませんけど、運ぶためのバッグですから
場所が決まれば運んでいけます。
運べなくたって、200年待てば100分の1、
肥沃な土のタイムカプセルにすれば、いいのではないか、
また、猛走峠さんいわく、「道路整備で落ち葉集め」があると、
それを利用すれば、既存の働き手をつかって「除染」が出来る。
要は安上がりなんです。
そして何よりもこのフレコンバッグの方法は
一時期高い放射線の出た、
腐葉土業者さんが使っていた方法です。(BY猛走峠さん)
実績のある合理的な方法です。
■でも、このまま行けば、
汚染された水はどんどん山に染込んでいきます
200年で1/100と言う事は、汚染された水は
200年経たないと浄化されないんです。
山の土やいろんな物に付着して、やがて私達の生活圏に降りてきます。
畑に水を入れるだけで、
やがてその畑は放射線を出す畑になってしまうかもしれない。
だからフレコンバッグ除染を、
一刻も早く、進めて欲しいと願っています。
遅れれば遅れるほど、水を通じて汚染が広がります。
■そしてもう一つ、
放射性物質を捕まえなきゃいけない理由は
「セシウムの害」です。
既に何度かお話していますが、
改めてお伝えしたいと思っています。
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フレコンバッグ除染 | 日記
Posted at
2011/11/27 16:02:23