■TGF-βが造血幹細胞を眠らせている・・・
これは微量被曝における白血病の機序に大いに役立つ予感がしています。
結局は放射線にはならないんですけど・・・
JSTと東大、造血幹細胞の「冬眠」に神経細胞が関与することを発見
まだ1週間ほど前の発表ですので
ほやほやですが、
早速PDFを見つけてきました。
何とTGF-βは、
造血肝細胞と共に
白血病幹細胞も眠らせている
と言う研究です
つまり何らかの原因で
眠りから覚めた白血病幹細胞が
悪さをして、白血病が引き起こされると言うメカニズムです。
そして非ミエリン髄鞘シュワン細胞が
TNF-βを産生しているようですが
どうも・・・グリア細胞です。
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グリア・ニュ-ロン相互作用による神経系カリウムホメオスタシス維持機構の研究
高次脳機能維持には神経細胞内外のイオン環境の恒常性が保たれなくてはならない。神経活動はその物理的結果として、
神経細胞外に多量のカリウムイオンを浸出させる。この浸出したカリウムイオンを速やかに除去する機能があるはずである。神経興奮機構は下等動物から高等動物まで基本的には同じである事から、このカリウムイオン除去機構は低次から高次の神経系に普遍的に備わった機能であると考えられる。
最近我々は、イカ巨大神経標本を用いて、カリウムイオン除去機能は神経系の保持細胞であるグリア(シュワン)細胞の機能である事を明らかにした。脳体積の2/3を占めるグリア細胞は、神経成長、神経細胞への物質補給などこれまで知られている機能のほか、脳内のイオン環境の恒常性維持の中心的役割を演じている。本研究はこの機構をの解明の第一歩を踏み出すために計画された。
イカ巨大神経線維と周囲の保持細胞であるシュワン細胞系を用いた。単一巨大神経線維単離シュワン細胞のそれぞれの標本を研究目的に応じて使用した。
神経とシュワン細胞間の微小間隙カリウムホメオスタシスは少なくとも3種類のカリウムイオン除去過程によって保たれている事が判明した。このうち、速い2つの過程は神経に沿った拡散過程と、シュワン細胞を貫通する微小管内の拡散過程を反映したものと考えられる。このうち、2番目に速い過程は神経細胞の機械的延長や温度の上昇によって不可逆的に阻害される事から、この過程はシュワン細胞内の微小管構造の機械的安定性と強く関わっているものと想像される。3番目の遅い除去過程はシュワン細胞自身のイオン過程に関わっている事が判明した。
この過程にはカルシウムイオンの細胞内流入と、それによって活性化されるカリウム透過性の上昇が大きく関わっている。さらに、Na/Kポンプ、コリナ-ジック受容体の関与も示唆された。
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■グリアには内向きカリウム整流チャネルがあります。
2011年11月16日
東北大モデル(牛)のポイント。と内向きカリウムチャネルの重要性
■もう一つは
内向き整流性カリウムチャネルの構造と機能何と日本原子力研究所による出版のようで・・・がちがちのガードのPDFですが
興味深い内容が続いています。
内向きチャネルはそもそも、
心筋、骨格筋(横紋筋)、神経、グリア、血球、上皮(膀胱、腸管上皮など)
にあるそうで、濃縮部位ドンピシャです><
部位以外でもすい臓のインシュリンに関わっています。糖尿に関わります><
ちょっと衝撃的でした・・・
他の特徴を羅列しましょう
1)内向きチャネルは貫通部位が少ない
2)カリウムの平衡電位以下のものしか通さない
(細胞内マグネシウムがゲートの開け閉めに関係、
膜電位センサーではなく外向電流のブロックによる、あとポリミアンブロックもあるそうで)
3)細胞外のセシウムイオンによる特徴的な静電位依存性のブロックを受ける
■
出た、セシウム
カリウムのホメオスタシスに大きく関わるシュワン細胞、
どうもこの辺りにもセシウムが悪さをしていそうです。
ためしに誰か塩化セシウム133、
無害を証明するために飲んで欲しい・・・
と、言う訳で、詳しくはこれからの研究ですが・・・
なにやら怪しいので食べて応援はやめましょう^^;
セシウムさんが最近怖くてしょうがありません・・・><
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活性TGF-β | 日記
Posted at
2011/12/05 23:08:10