今回一部引用させていただくのはこちら。
「ぬまゆさんインタビュー」No3 完木村真三氏の見解・岩上安身氏(内容書き出し)
内容書出には本当に頭が下がります。
重要部分の抜粋と分析をさせていただきます。
■
2012年01月11日
【都市部の「被曝症状」を既存知識に置き換える】「ラジカル」アレルギー仮説【挑戦!!】
・木村真三氏は立場と知恵のある方とお見受けします。
お立場があればそのように発言するのが一番無難でしょう。
一言で言えば、
『個人差はあるが
人によって微量放射線が「ストレス」として作用すれば、
ストレス障害が、
放射性物質の内部被曝によって代替される、』
と言う発言です。
何がストレスだ!!ではありません、
ストレス≒放射性物質、この証明だけで、
パラダイムをひっくり返す事ができます。
相手の言葉こそ、賢い人の言葉こそ、
論理に破綻がない分、ひっくり返す事ができるのです
【個人的感想】
■あれ、・・・何でこんな説になってるんでしょう??
「放射性」を否定していたのに・・・
「物質」の害で攻めていたのに。
自説の積み重ねで導かれたわけで、
「転向」とか「変節」したわけじゃないし
大事なのはエビデンスだし、
放射性はただの「きっかけ」だし。
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ではみんな楽しくハッピーさんの抜粋部分を小さく表記します。
「ぬまゆさんインタビュー」No3 完木村真三氏の見解・岩上安身氏(内容書き出し)
ストレスを試しに「放射性セシウム(内部被曝)」に入れ替えると、ラジカル・アレルギー仮説に早変わりします。
その証明は末尾で。
木村:
まず考えられるのはストレスによる自己免疫低疾患が大きいのかなと考えますね。
歯茎とか、爪とか、その、歯が抜け落ちる。まぁ、歯が抜けたり爪がはがれるというような話、髪の毛が抜けるというのは自己免疫系疾患の炎症反応の一種であろうと、
で、紅斑もそれに付随するもので、皮膚の炎症が起きるから紅斑が広がっていくというように考えます。
その自己免疫系疾患の原因として考えられるものはストレスであろうと。
そのストレスというものは放射線に対する恐怖というものが、時間をおいて、すぐに出てくる訳ですよね。
で、人間の体というのは、その補償効果というので、タイムラグがあるわけですよ。
タイムラグによって、発症する時間が、その極度のストレスを受けた後に出てくるのですね。
で、ちょうど秋ぐらいからっていうのは、夏までの非常に強いストレスが、秋になって季節変動によったりして出てくる可能性が充分あると、いうふうに考えますが、それはストレスというのも一つの放射線原発事故の由来ですから。原発が原因ですから、これは、その、ある意味放射能ではなくて、
放射能ではないけれども、原発事故の被害者であるわけです。それは確かであると思います。
ただ、個体差がありますから、個体差によっては放射線の感受性が非常に強かったりする。
そういう場合にはそういう事が起きるかもしれない。それが内部被ばくによる影響が強かったかもしれないし、で、レントゲンとかそういうような健康診断を受けた事が無いような人ではないと思いますので、
外部被ばくはある程度はした事があると思うんですが、それになんら影響がなかったとしたら、内部被ばくの影響があるのかもしれない。岩上:これはまず最初にストレスという事、そちらの方が考えられるという事は
木村:やすい
岩上:考えやすいというのは、南相馬という土地の線量ではそこまで、
もし、放射線の急性の症状、あの、広島長崎の原爆投下後も入市被ばくというのがありました。
投下時にはいなかった。何日かたって入ってきた、で、残留放射線に被曝した。
そういう中で治療にあたっていた肥田舜太郎さんなんかの生々しいお話しを私も伺った事がありますが、髪の毛が抜けるというより取れると。
木村:そうです
岩上:毛根から全部ズルンッ!と。
木村:はい
岩上:取れてしまうとか、
ちょうど、この、沼内さんの言ったケースに相当するかのようなですね、お話しがあるわけですね。
そして、残留放射線の影響ではないかとの仮説もたて得るんですけれども、
まず最初に木村先生、そちらよりもストレスの方がっていうのは、これは線量の違いですか?
木村:そうです
線量の違いと、南相馬でも、僕はその、3月の28日に浪江町から相馬の方に、
国道6号線が使えないんで県道の、何号線だったかな?
35号線15号線か、そんなところを通って行く時、そこでもう分断されていて、裏道を通って行った時に
3月28日の時点で、150マイクロシーベルト/hの場所があったわけですよ。
だからそういう地域の近くに住んでいたら、それは、ありうる可能性は十分ありますよね。
岩上:あ、そうですか。
木村:だから、それは浪江町に近いか、そうでないか、住んでいる場所によって一概には言えないんで分からないんですが、たとえば原の町の方にお住まいであれば、それはかなり線量が低いんで、
それは後天的に、ストレスによる影響が大きいんではないかと、いうふうな考えはしますよね。
岩上:
ストレスってそれほど大きな影響を与えるものなのかと、これが我々にはピンとこないんですね。
ストレスは僕らも現代社会に生きているからそれはあります。僕の髪の毛もストレスで抜けたのかもしれない、だけど、も、それにしてもですね、ま、僕の髪の毛を見て悲劇的な抜け方かどうかっていうのは人によって別れると思いますけれども、喜劇的なデータかもしれませんがw、
いずれにしてもストレスを受けているという実感はありますが、でも、全身の症状がね、たとえば歯がボロボロ抜けてしまう、しかも短期間に、そういうことが、想像がつかないんですね、及びもつかない。
それから、そんな状態だと、精神的にちょっとおかしくなってしまうんじゃないかという気もするんですよ。
でも、とってもしっかりとした受け答えをされる、すっごく冷静で理性的な方なんですよ。
そこをもうすこし、しっかりと、自己免疫疾患のくだりも含めてメカニズムをご説明していただけますか。
木村:
そのメカニズムまでは多分説明はできないと思うんですよ。
それは、あの、ただ、そのストレスというものは、私には、岩上さんは非常に強い方だと思うんですよ。
強い人間からは分からないんですよ。
岩上:個体差が相当あるという事
木村:
そうなんですよ。だから、ウサギだって飼い主がいなかったら寂しさで死んでしまうという話があるじゃないですか。同じ事が人間にあってもおかしくないじゃないですか。
それだけストレスというものは大きいわけですよ。だから、メカニズムまでどうこうはきちんと聞いていないし分からないし、ご本人を目の前にしてみていないわけですから言えないんですが、
そのストレスというものが、かなり大きいのではないか。特に感受性が強いと、女性の方が感受性が強いんですよね。これは、いい意味でも悪い意味でも感受性が強い。
その感受性が強いので自己抑制がなかなか、コントロールがつきにくいというのも女性の特徴なんですね。で、そういう特徴を含めたうえでストレスというものは妥当ではないかと、いうふうに考えました。
岩上;
なるほど、あと、自己免疫疾患が起きると、そして自己免疫疾患が出来ると、歯とか爪と髪を、そういうものを異物としてうけとると、これは、
木村:
それは、免疫低下によって感染症が拡大すると、やはり、免疫が不活化します。
不活化するけれども、それは、手当たりしだいに攻撃を始めるわけですよ。
そうしたら、それは今まで自分の体を、自分の体として認識していたものが認識しなくなって、これを外敵としてしまう可能性が非常に高いんですね。
そういう自己免疫疾患というのは、例えばリウマチであったり、あとIgA腎症,イムノグロブリンA(免疫グロブリンA 英: Immunoglobulin A, IgA)という抗体があるんですが、それは扁桃帯から出来るんですがね、扁桃で出来て、それが大量に作られると、今度は腎臓を攻撃するんですよね。
で、はい、それで自己免疫系疾患というものが出てきたり、様々な病気が出てくる訳ですよ。
だから、ストレスによって腎臓病にまでなってしまう。さまざまな状況があっておかしくないわけですよね、だから、炎症応答反応を見たうえで、炎症が起きてそこまで出てきているんだろうなと、話を想像したんで、それで自己免疫系疾患の可能性が高いなというふうに踏んだわけなんですよ。
岩上:私は母親がですね、膠原病で全身性エリテマトーデス(SLE)でですね、いわゆる自己免疫疾患、
かなり長患いをしました、もう亡くなりましたけれど、あの、だったんで、それは大変な病気だというのは、分かるような気がするんですが、それがストレスによってもたらされるとなると、とてもストレスは、
じゃぁ「ニコニコ笑って明るく過ごせばいいんですよ」と、よくそういう事を言ってらっしゃる方いますよね、
ああいう事で回避できるようなレベルでは、
木村:
あれも一概には「ダメ」だと否定はできないんですよ。ただ、それは・・・・
その現場を見て現場の方々の気持ちになったら僕は言えないんで、心底言える言葉じゃないんですが、認識して、それをストレスと思わなければ勝ちなんですが、それを思ってしまうのが人間な訳じゃないですか。
岩上:そうですね。
木村:だから、それを思ってしまう事を少しでも軽減させるには、
まずデータを明らかにしていって、自分で判断する材料を提供するというのが一番大切なことじゃないですか。ま、私がこれまでやってきたのはそういう仕事なんですが、それはある意味、実はこの内部被ばくの方でもカウンセリングをしながらという事でやっているんですよね。
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■元々ストレス発言はあの山下先生から頂いたもの。
ストレスが大事なんだ、笑っていれば、放射能は来ない。
あれは誤解されていますが、多分「山下教授の良心」であった訳です。
意地の悪い私はその言葉をひっくり返してみた。
放射能はストレスボーナスである
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■ストレス・・・がどのような形で現れるのか、
ストレス蛋白のメタロチオネイン&亜鉛コンビについては実は以前から登場している。
2011年10月21日
メタロチオネインの復習【代謝経路を捜査せよ】
実は鉄に反応する。
そしてヘム鉄を鉄に分解するのは・・・HO-1
2011年09月30日
【エビオス奇譚3】エビオスが複合被曝に絡む?【エビオスマニアさん発見】
引用部より
● 作用のしくみについて
ミネラル含有酵母の放射線防護作用のしくみについては今後の研究課題であるが、推察されることの一つとしては、これらのミネラル含有酵母が放射線によって発生する活性酸素類を消去して生体の損傷を防いでいる可能性が上げられる。
また、
ミネラル含有酵母中の亜鉛、銅などは、メタロチオネイン*14やヘムオキシゲナーゼ-1*15などの抗酸化酵素を誘導する。また酵母に含まれるβ-グルカン*16は免疫賦活作用*17があり、これらの作用によって放射線障害を防護しているとも考えられる。
スーパーオキシド消去活性の高い酵母が、30日生存率向上に効果的で、放射線被ばくにより生じる酸化的ストレスの制御に重要な役割を果たしているものと考えられるが、詳しい防御機構は今後明らかにする必要がある。
プレス発表
平成18年3月24日
独立行政法人 放射線医学総合研究所
ミネラル含有熱処理酵母に放射線防護効果を確認、被ばく後投与でも。放医研・体質研究会の研究チームがマウス実験で実証 放射線被ばく障害の治療剤に展開
■
そう、エビオス奇譚で明らかになったのは
放射線が(酸化)ストレスとしてはたらいて、
ビール酵母=エビオスが免疫を賦活して、
当時はノーマークだったHO-1を誘導する。
そして放射線を浴びてもネズミが死なない!!!
そう、気づかずにHO-1も既出でした。
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■ストレスの結果として酸化ストレスが発生するのか?
その答えは明らかです。発生します。
2011年06月25日
メタロチオネイン【重金属除去】と放射性物質の内部被曝
↓下記のページではストレス反応の際に、金属イオンに変化があることと
その対処にMTが絡んでいるという可能性を示すものと言う論文です。
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メタロチオネインを介したストレス応答―生体防御システム ... - 日本薬学会メタロチオネインにはいくつかの種類があり、亜鉛、銅他、重金属ではカドミウム、水銀、あと活性酸素も回収しているようです。
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■ストレスは、酸化ストレスを生み出す。・・・日本薬学会(エビデンス)
■放射線は酸化ストレスを生み出す。・・・放医研(エビデンス)
★結論1:ストレスも放射線も酸化ストレスを生み出す。
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■体内にはラジカルセンサーが存在する(ROS)
2012年01月10日
【予想通り】ラジカルセンサーは存在する(ROS&APO)
2012年01月11日
【都市部の「被曝症状」を既存知識に置き換える】「ラジカル」アレルギー仮説【挑戦!!】
カリウム40、セシウム族に共通のβ線はラジカル発生源である。

■セシウムは体内に集中する。その比率は150~200倍
セシウムのおさらいはこちら
2011年12月05日
【本当に知って欲しい事】セシウムの毒性の目次【生化学的な毒】
★結論2、セシウムは細胞内外に大量に蓄積し、ラジカル源=β線源として作用する。
セシウムの蓄積傾向のために、カリウム40のバックグラウンド値を大きく左右する。
(筋肉レベルで1.5から2倍などのラジカル産生となる)
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■
これらに対しビール酵母は、メタロチオネインやHO-1を誘導する・・・放医研(エビデンス)
上記の結論1,2を元に、セシウム族はカリウム恒常性を著しく乱すものと仮定できた。
2011年12月13日
【カリウム恒常性との関わり】セシウムに放射性物質の意味を持たせるとすれば
★結論3:放射性セシウムなどはカリウム恒常性を著しく乱す。
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で、ここが仮説です
■後はその発症にアレルギーがあればいい、目をつけたのが、HO-1つながりの
PM(微小浮遊因子)です。ホットパーティクルは体内に取り込まれて、
マクロファージ捕食の上ウイルス処理されてしまう、(免疫系に目をつけられる)
放射性セシウムなどは、ラジカル産生をするため
一般の金属原子よりもはるかに少ない量で、免疫系に目をつけられると言うわけです
2012年01月11日
【都市部の「被曝症状」を既存知識に置き換える】「ラジカル」アレルギー仮説【挑戦!!】
PM、DEPの悪影響(論文キャプチャーは下に記載)
微小粒子は微小ゆえに体に取り込まれてしまいます。そしてさまざまな悪さをします。
集まる場所は、マクロファージ捕食でリンパ節です。
(被曝症状にちょっとそっくりですね)
自律神経にも異常を及ぼします。
交感神経亢進は悪い方向に働きますし、不整脈も出ます。
免疫系にも影響を及ぼします。
ガンも遺伝子障害性による示唆があります。
一様な判断は困難です。
粒子成分の関連は、あまりないようですが(証明されていない)
粒径は小さいほうが悪いようです
アレルギー、虚血性心疾患で感度が高まります
ガス状との共存関係は未研究
このように多くの項目が、被曝症状とされるものと一致します。
PMが放射性物質であるとは思えませんしね。
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■そんな訳でとりあえず「ぬまゆ」さんをはじめとする
被曝(をきっかけとしたアレルギー)の機序は
2012年01月13日
【突然死】ラジカルアレルギー仮説で考えられる事【狼少年的防衛破綻】
として考えています。
ストレス≒放射性物質内部被曝、
政府の絶対的な自信はここにあるのだと思います。
それだけにストレス神経症が重なると症状は悪化します。
「確かに笑って前向きに、過ごせば大丈夫なんですよ」
とは全く本当の話の訳ですが、
人によっては笑っていても、
超絶ストレスが物理変換された酸化ストレスが体にかかったり
肺からのホットパーティクルを通じて
ストレス物質(放射性セシウム)自体を、
ウイルス、撲滅認定しますので、
例えば「セシウムアレルギー」を起こしてしまいます。
「低量セシウム中毒発症」としてもいいかもしれませんね。
何故ならセシウムは体内にはある程度あるけれども、元が毒だから
セシウム
1)カリウム恒常性を失ってみたり、
2)抗炎症ホルモン(ステロイド)やHO-1の暴走を招いてみたり
3)PM(微小浮遊粒子)の害をHO-1で阻止できず急死してみたり
するのは、損だと思います。
申し訳ないですが、日本の推進派の頭脳的トップは、
多分山下教授もこういった研究結果を
すでに知っている、と思います。
知った上で、ぬけぬけと「ストレスだ」と
言い切っていると思います。
私の説も、所詮、論文の集積上は起こりうるし
大きな矛盾はないが、個別の例での実際の証拠はあるかと
いわれれば見つけるのは困難です。
それとも、山下教授サイドで
ぬけぬけと放射線の害はストレスだと発表するのか?
β線のラジカルはきっかけに過ぎないと言い切るのか、
そこは今後の注目としたいと思います。
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ラジカルアレルギー仮説 | 日記
Posted at
2012/01/13 20:14:30