がんは免疫病ーー食事、喫煙、ストレスで、発がん。活性酸素が自然放射線の千倍もDNAを損傷しているが、それだけでは発がんしない
ハイ富江先生その通りです。
>浴びる放射線強度(積算ではない)が、細胞修復能力と、免疫力を越えると、それ以上は、放射線強度に比例して、発がん率が増えますが、それ以下の放射線強度では、免疫力を高めて病気への耐力が増すホルミシス効果すら観測されています。
免疫力(免疫細胞の活性度)は、食事と喫煙でほぼ決まっているようですが、ストレス、恐怖、絶望で大きく減じ、その逆に生き甲斐、やる気、笑い、で増進するようです。
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過去の紹介記事から、DNA損傷と修復能力の定量的なデータを、再度ご紹介します。
(2011年03月29日「全ての影響が除去されるわけではないが、DNA切断は一日以内に修復」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51935408.html )
放医研の島田義也ら.医療被曝と発がんリスク.公衆衛生,73(12),922-926, 2009、に依れば
http://trustrad.sixcore.jp/dna_repair_ct.html
リンパ球で、3mGyの線量で生じるDNAの2本鎖切断が検出可能で、線量と細胞内のDNA2本鎖切断の数は比例し、実効線量で15mSv、照射直後に、一つの細胞あたり0.2カ所のDNA2本鎖切断が生じる様です。
活性酸素は、細胞一つあたり一日に百万回ものDNA損傷を起こし、二重鎖切断は、0.1回起きますが、自然放射線では、細胞1万個に1回しか、二重鎖切断が起きない様です。
>DNAが損傷したことが検知できなければ、修復できません。放医研のHPに依れば、http://trustrad.sixcore.jp/fix_brake.html DNA損傷センサーはp53タンパクらしい、と考えられている様です。
p53がDNA損傷を検知すると、1)細胞周期を停止させ、2)DNA損傷を修復し、3)修復不可能と判断した場合は細胞死(アポトーシス)がおこると考えられている、様です。
当然、修復能力には限界があり、それは細胞欠落症状と呼ばれ、(短時間に)150mGy以上の被曝で、精子の減少が観測されることがある、とのことです。
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富江先生ありがとうございます^^
精緻でもミクロ、先生の分析が大好きです^^(意地悪だなあ)。
DNAが先に損傷する、
その考えをひっくり返すのがバイスタンダーです。
ホルミシスを是認し、富江先生の説を是認しても、
被曝の害は一切揺るがなくなります。もちろんホルミシスもあっていいんです。
遺伝的不安定性は細胞質由来、しかもラジカル由来の遺伝の不安定性です。
つまり・・・活性酸素の損傷具合を倍加すると言うのが、
内部被曝の脅威なのであって、
富江先生は、内部被曝が如何に恐ろしいかを説いているのです(笑)
>
活性酸素は、細胞一つあたり一日に百万回ものDNA損傷を起こし、二重鎖切断は、0.1回起きますが、自然放射線では、細胞1万個に1回しか、二重鎖切断が起きない様です。
■そっかそっか^^
こういうことですねー。
■放射性物質は、
例えば体液循環のセシウムは
筋肉、心筋、神経細胞に集中します。
参照:メルクマニュアル
ヨウ素は甲状腺に集中します。
重金属認識された、放射性物質は、
金属蛋白である
フェリチンや、メタロチオネインに取込まれて
肝臓やすい臓と言った細胞分裂の激しい細胞に
バイスタンダー効果を仕掛けます。
或いはセシウムについては、
ミトコンドリアフェリチンに取込まれて
ミトコンドリア自体に刺激を与えることもあるようです。
■このように、私は従来低放射線被曝はありえないと言い続けてきました。
彼らの主張はDNAの直接損傷と言う、はっきり言って馬鹿そのものの主張だったからです。
しかしチェルノブイリの症例を見るに何らかの機序が必要です。
そこで、体内ホットスポットを考え、
更にはその影響を論議しました
どうやら「体内ラジカルホットスポット」+「バイスタンダー」が本命でしょう。
後は富江先生の主張で十分です。
P53がいろんな意味で関わっているのも同様で
バイスタンダーでも既に指摘されています。

P53の作るTP53 意味深ですよね?
■但しホルミシスが、
ラジカルに拠るP53損傷による手当てとは思っていません。
ホルミシスはラジウム泉入浴と言う
たかが外部被曝でも励起されるものであり
ラジカルが賛成するメディエーター(運び屋)を
一時的に増やすことで
慢性的なラジカル増産を伴わずに、
ラジカルスカベンジャー機能を発揮する
もちろん広い意味での適応応答の一部に
ホルミシスがあると考えるのが自然でしょうね。
このように、
推進派や御用学者は、関係ないケースについて
熱っぽく語っているだけで、
決して嘘を言っているわけではないのです。
今回の場合も、
危険なのはラジカルだ!!
=それ内部被曝ですよー
と言うありがたいお話を下さっています。
変なたとえをすれば稲博士も
ステロイドで足が速くなる、
と一般人に向けて宣伝しているだけで
困ったことに彼らには悪気はないのです。
科学者は医者じゃないので
副作用なんて知ったことじゃないと言う
そういう意味合いでもありますけどね。
■そんな訳で、次はちょっとトンデモが入りますが
有力なラジカルスカベンジャーDMSOで、
遺伝的不安定性が抑制することが既に分かっています
直接取り入れられるものではありませんが、
興味がある方もいると思いますので
特集してみたいと思います。
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バイスタンダー効果 | 日記
Posted at
2012/03/04 22:51:02