■さまよえる湖ロプノールとは一体何者なのだろう?
古のローラン王国を支え、
そしてタクラマカンにおける隊商の基地であり
■未だに崑崙山脈系の、湧水を集める
タクラマカン砂漠の「底」である。
■ここにはゴールとしてのロプノールがあり
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■そして2つの大河がある。
タリム川と、孔雀江である。
タリム川、孔雀江は、いずれも天山山脈を水源とし
西方より流れる。
特に孔雀江はボステン湖と言う巨大な湖を発し
ロプノールを目指し、そして
消滅する。
しかしロプノールの一部はいまだに水を
集め、わずかながら、オアシスを持っている
とも言える。しかしその塩分は既にオアシスである事を否定する。
■その、古の楼蘭王国は
5世紀ごろに衰退したと言われる。
理由は次の通り
1)塩分の凝縮(塩害)
2)孔雀河の流路変更
(天井川化して、流路が蛇行し、蒸発が激しくなった?)
3)乾燥化、温暖化
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■その、孔雀江の流れが、如何に断流するのかを
克明に記録した
ブログがある。
是非目を通して頂きたい。
■ロプノールの底は干からび
塩田がある様に、ミネラルが析出している。

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■尚、ヘディンが来た当初はダムを作ろうとして、ロプノールが偶然復活した
と言うのが真実であるらしい。
いずれにしても、タクラマカンに海は無く、
最後は干上がって、ミネラルが析出してしまう…。
■つまり天山山脈の水が、干上がっていく、
或いは大雨や、雪の際の水分が、地中のミネラルとくっつきながら
塩田の様に析出の中で凝縮されているのが
現代におけるロプノールと言う存在である。
■ちなみに核実験盛んななりしころにはすでに湖としては無かったらしい。
■またこの辺りは、冬は寒く、雪が降る。

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■とは言えその降雨量はごく少なく
わずかに年間数十ミリの世界でも最も
乾燥した地帯である。
対して乾燥量は年間3000mm近くになると言う。
■なお、現在水が回復傾向にあるそうだが、
これは一見緑化の話になっているが

当然嘘っぱちであり、実際には氷河が解けつつあるから
と言われている。

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■いずれにしても川の流れは、乾燥の中で徐々に干からびていって
そして凝縮された水となって、流れは止まり、断流する。

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その際に上流からの水は、FPを溶かしつつも、最後に凝縮し
析出し、濃縮されて、地上に顔を出す。
■あるいはFPを含んだ泥は、
泥封どころか、ロプノール付近で凝縮され
そして砂になり、拡散する。
■その濃いPMは、砂嵐と共に拡散するが
タクラマカン=タリム盆地であり、微粒子は盆地の中を
左右して回る事が多い。
そのPM2.5の濃さは、世界でも有数の土地である。

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■つまりタクラマカンの様な高温低湿な砂漠では
水による除染効果は、下流において泥封どころか
露出する為に、却って環境循環を高めてしまう。
そして、線量が高い土地は、内部被ばく量も高い
また、灌漑における、毛細管現象は
地中に入ったミネラル成分=放射能もまぎれている
を引き出し、これまた地上に結晶化させる。
■アラル海で問題になった、ミネラル成分の話も
問題となる。
■日本の場合は海に流れれば、後は泥封され、底魚からしか戻ってこない。
しかし…、ウイグルの場合は
流れた先が乾燥してしまい、

容易に戻ってきてしまう。
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■日本でも似たような場所があった、南相馬の黒い粉
つまり河原で沸いた、藍藻や珪藻が、乾燥して粉となった。
原因となったのは、落ち葉であり、土砂の露出であった。
謎の黒い砂カテゴリー
この地域では除染が難航し、海における汚染が進行している。
重金属やセシウムがたまりやすい場所は分かっています。
■
セシウムは重金属として動きます。。
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■ウイグルでは実に46回もの核実験で
そのうちの10回以上が、ダーティーボムを含む
地上核実験でした。
そもそもの量的条件が全く違います。
盆地ですから微粒子の移動も悪く
それはPM2.5でのデータにも色濃く表れます。

更に、雨が降った時、その放射性物質たちは、洗浄の様に再生産され

そしてまた、乾燥により凝縮され、宙に舞うのです。
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■その条件は空中核爆発で、影響が限定的で
多雨な日本の原爆被爆とは比較にならず、
その為ウイグルは世界最大、最悪の、被曝地であると言えるでしょう
逆にいえば…閉鎖的環境において
原爆数十発で、環境は決定的に
破壊される、と言えるのかもしれません。
2013年01月24日
【広島長崎はなぜ安全に暮らせる様に?】FPの恐ろしさを今こそ語ろう【その2】
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■だからこそ、福島が広島原発の何倍であろうとも
動ずる必要はありません。
皮肉にもウイグルには
中国の国家的犯罪による、世界最悪の
被曝地が、最悪の条件で存在しているからです
そこには、バグフィルタも、スクラバーも存在しません。
■
しかし、反原発派は
ウイグルの存在を無視し続けています。
自分たちの主張にとって都合が悪いからです。
せめて正々堂々と、主張すべき事を主張し
おかしい事はおかしいと言うべきでしょう。
その論理的破たんを決定づけたのが、
瓦礫処理に対する彼らの浅はかな態度でした
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■
故に反原発派は今日も嘘をつきながら
「日本の原発だけ」を止める事を
主張しているのです。
しかし同時にFPの循環と濃縮は
決して無力ではありません。
故に、初期における除染を徹底しなければ
=フレコンバック除染しなければ
いけない事を今回の震災は
実証して見せたと言えるでしょう。
そして砂漠、砂塵、そう言った物が
どうやら放射能被害と密接にリンクしている事が
今浮かび上がっています。
イラクの劣化ウラン弾も重金属+高温揮発の条件を満たします。
線量とは微粒子分布のマーカーに過ぎず、
FPもしくはFPダーティーボムの循環は、
今もウイグルの人々を苦しめ続けており
その被害は、怒りと同時に「同じ目」に合わせると言う
テロリズムな復讐心として
イスラムでは広がりつつあります。
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■もう一つ、ウイグルの悲劇には
泥砂漠と北東風がありますが、次のエントリーで
フォローしたいと思います。
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核拡散とテロと実被害 | 日記
Posted at
2013/01/25 20:33:05