今日もショートバージョンで(文章は、画像は以前のもの中心で)
■ここ数日地震が相次いでいますね。
とはいってもマグニチュード的にはいずれも余震的なもので
活断層や火山も決して活発ではありません。
ただ、どれもこれも東西の動きなのがちょっと気になりますね。
■三宅島や先日の淡路島、宮城県沖いずれもストレスはかかりやすい場所です。
だから地震が起こったからどうのこうのということはないんです。
■ただ日本の活断層というのはいくつもの力がかかっていて
決して一本筋じゃないんです。
■そしてそこに隠れているのが、海溝の凸凹
一口に海溝といっても、決して一本筋の溝じゃないんですよね。
それは地震の起こり方でもくっきり傾向が出ます。
■何が言いたいかというと地震は阿弥陀くじ、つまり確率的だけど
必ずプレートの移動と動き分の地震はどこかであるということなんです。
そして地球は流体に浮いた柔らかい皮、だということ。
硬い島があればしわがよって谷ができる。
まるでブレーキホースのような関係です。

鳴門や明石はそのことを私たちに教えてくれているのかもしれませんね。
■火山と地震が難しいのも、
火山・・・押し込まれて岩盤が溶融、マグマが発生
地震・・・押された反発でプレートが跳ね返り、それに伴う活断層の地震(正断層)
押されてずれる地震(逆断層)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E6%96%AD%E5%B1%A4#.E9.80.86.E6.96.AD.E5.B1.A4
いろんなパターンがあるということです。
地震は火山の噴火にとってはきっかけに過ぎなくて、
たとえば地震でプレートの圧力が弱れば、体積が縮んで結果
噴火したりってこともあるわけです。
■結局は、日本海溝系と、南海トラフ系は
関係はあるけれどつながっているわけじゃありません。
でも南海トラフ系は、北極海を経て実は大西洋までつながってますし
日本海溝系は小笠原を経て、マリアナ、オーストラリアの方までつながってます。
世界的な二つの地殻運動が交わるのが、
日本のフォッサマグナと思ったらいいかと思います。
■つまりどちらがどちらというわけではないのですが
相互に干渉しあい、邪魔しあう中で、割れ目同士が盛り上がって
太平洋の中に日本列島が形成された。そしてその巨大なパワーは
近くを溶かし、マグマを生み日本を地熱豊かな土地とした。
■その二つの影響が近くに及ぶのが神戸-新潟の活断層群
と捕らえるのが一番わかりやすいのかなと思います。
■東日本大震災でひとつの賽は振られました。
そして全国で散発的に起こる地震は
阿弥陀くじでの次の地震でのステップです。
だから圧力がかかったり変わったりすると、
ある方向の断層の「どれか」が動きます。
「どれか」が動くことで別の断層に力がかかって
平行および交わる方向の強いほうの断層が
また動きます。
■私たちの人生の中で言えば、そのひとつの地震のゴール
が東海南海東南海地震だと思えばいいのかなと思います。
ただ、南海トラフは、褶曲が多く、100-150年に一度しか同時に動かない。
東海は動きにくいので数百年に一度動く
(日本海溝や相模トラフに押さえつけられている)
そう考えると後10-30年程度は「活断層の時代」、あと南海系が動いたとしても
しばらくは活断層の時代が続くと思ってもいいかと思います。
■いつどこでどんな地震があるかわからない、
ちょっと困った時代ですよね。
そして活断層は、目立つ動きのある断層であって

研究されていないだけで日本は活断層だらけだということです^^;
地震が起こることで、地震の研究は進みます。
ですから地震とは興味深く面白いものです。
それがゆえに、犠牲者は少なくあってほしいなあと思います。
基本備えがあれば日本の場合は
地震そのもので命を失うことはめったにありません。
そういう意味では、私たちは稀有な時代に生きているとも言えるのかもしれませんね。
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東海地震 | 日記
Posted at
2013/04/18 12:20:42