2020年11月29日
【統計トリック】実効再生産数のウソとホント
急に自粛が叫ばれだしました。
キーワードは「年末年始」である事は言うまでもありません。
つじつまを合わせるために、
という意味では
合理的ですね。
さて、その中で言われているのが増加率、
即ち実効再生産数が2を超えて急拡大というやつです。
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さて、実効再生産数の大多数は
夜のお酒を伴う会食で出現する事は
よく知られています。
一言で言えば「マスクせずにくだを巻いて笑う」
という行為が、飛沫感染を招きやすいという
ものすごくどうでもいいというか
当たり前の話です。
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ですがこの数字は過去の検査によって発覚する患者数
即ち「統計データ」に基づいています。
つまりは、検査に行かないと出ないわけです。
それには心当たりが必要です。
「GOTO」は検査に行くきっかけであって
実はGOTOを解さない感染の方が多かったりします。
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ん?と思われる方もいるかもしれません。
ただ、熱が出たからコロナかな?
検査しに病院へ行くか感染のリスクがあるけど
なんてアホはいません。
だって、自粛してるんだからかかるわけがない。
(心理的トリック)
→潜伏コロニー化
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つまり「潜伏コロニー」が
GOTOを通じて「報告者」に伝染する
事によって、実効再生産数が増えるというのが
今のGOTOの基本だったりします。
逆を言えば、コロナは悪的な空気が漂えば
検査にいく人は減ります。
ここが実効再生産数が
読みきれないポイントです。
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気づいたでしょうか?
「検査数のキャパシティ」
「病床のキャパシティ」
これらは検査数の「コントロール」に
左右されることが多いのです。
よく考えて下さい。
①「GOTO」で旅行先にウイルスを媒介する
不潔者が、ふだんのくらしでウイルスを媒介しないのか?
②「GOTO」で旅行先にウイルスを媒介する
不潔者が、2週間以内にウイルスの感染がある環境に
どのように顔を出していたか?
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実は大差あるわけがないのです。
「GOTO」でウイルスを媒介する人は
ウイルスのいる環境に旅行前に顔を出し
感染した状態のまま旅行してウイルスを広げた。
地元でウイルスをばらまいたか
旅先でばらまいたかの違いです。
GOTOがウイルスの「拡散」に影響したとして
それが、GOTOがなければ
患者が増えなかったニダ。
そんなわけはないというお話です。
旅行に出なければ、
家族内でうつしあっているだけですし
そんなフルアクティブな人は
友人にうつしたというだけだったりします。
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そもそも実行再生産数は
検査によって「明らかになった結果」であり
それに基づいて予測を立ててますが
どのようなグラフなのか(関数計算)によって
その想定は天と地ほど違ってきます。
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じゃあ、何が実効再生産数を上げるのでしょう?
それはウイルス媒介者(悪質な拡散者)が
ウイルスのいないコロニーに侵入した場合です。
連休のあと、実効再生産数が上がるのは
当たり前であり自然であるとすらいえます。
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つまり、「GOTO」で患者が増えたように見えるのは
「結果」であり「見える化」である
という冷徹な事実が明らかになってきます。
そこにはGOTOでかかっちゃったかもと
いう思い込み(バイアス)
が大きく影響しているんです。
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つまり、GOTOで患者が増えたとすれば
「すでにヤバい地域がある」(東京大阪兵庫)
「密度の薄い地域にヤバい地域から人が来る」(京都)
GOTOのあとは自粛を呼びかけ
「コロニーを見える化し」「追跡する必要がある」
という衛生学上のロジックが
現状であると言えます。
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まあ、その点でいえば
・住民投票で
「選挙運動コロニー」を育成した大阪府
・「東京GOTO」とはしゃいでいた東京都
そこへの通勤地域
というのを早急につぶさないとまずいんだなあ
というのが諮問されることは
凄ーく当たり前のセオリーになります。
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とはいえ、
収入が無いとコロナの死亡率は飛躍的に伸びるのは
これまた、アメリカなどの統計情報で明らかですし
スラム、などはやはり、
消毒コスト、防護衣コスト等から
悲惨な状況になります。
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実効再生産数が、統計情報から出る
過去の検査データ結果であると言う事を考えれば
「今は程々」の状況で
これが倍々ゲームになれば
また医療崩壊の可能性が出る
というのが、明々白々な状況です。
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実効再生産数的には
「GOTO」で見える化しているので
そろそろブレーキだねえという現状ですから、
つまりその実情は
GOTOがあろうがなかろうが
感染が増えていると言う事は増えたと言う事です。
個人的には、この勢いで
東京大阪がGOTO禁止になれば…
予算をより多く使えて
ラッキーなのかもしれません。
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とにかく日本の場合は
「集団正義による感染のハイリスク化」が
とかく変動しているように思います。
つまり、「感染リスク」と
「感染による社会的リスク」が
別々に存在していると言えるでしょう。
統計的に解析できる人は
その辺で気分や心構えがそこまで上下しませんが
そういう人ばかりではないので
「感染による社会的リスク」のいわばねつ造が
これから形作られていくことになります。
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この手法は「CO2詐欺」なんかにもよく使われます。
この辺りあいまいにすると
「宗教」と「科学」がごっちゃになって
「共産主義アカデミー」化しちゃいます。
コロナはそういう意味では悪い事ばかりではなくて
「夏風邪」の正体は、越冬ならぬ越夏しているウイルスだと
分かりましたし、因子があるにしろランダムに重症化するから
そういう意味では
風邪の研究が進んだのは悪くないのかもしれません。
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コロナ | 日記
Posted at
2020/11/29 09:00:23
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