今回は日本に特徴的なザル検疫が
なぜパンデミックに致命的なのか
書きたいと思います。
ここ、将来の教科書に載りますよ。?
簡単なことで、パンデミックの発祥が
1人なのか10人なのかで、その広がり方は
全く違うからです。
どういうことかというと、そうですね、
仮に実効再生産数が2である場合、
一人が二人にうつすと言うことになります。
潜伏期間は大体二週間なので
個人差はありますが、
一人辺りが1~3人うつして
平均が2といったところでしょう。
実際にはスプレッダーの和を通じて
広がるので、実効再生産数が
低い人たちが自粛してもあんまり意味がない
と言うことがわかります。
逆に実効再生産数は
1以下には下がりにくいのが当たり前なのです。
大事なのは一定数に達するまでの時間です。
変な言い方、ウエーい系スプレッダーに
到達するまでの時間が早くなりますし
で一番簡単な再生産数2で処理します。
1→2→4→8→16→32→64→128
10→20→40→80→160→320→640→1280
差は縮まるわけないんですよね。
当たり前ですが10倍です。
つまり初期侵入が10倍だと…
そのパンデミックは10倍です。
さて、イギリスの変異種は
再生産数が最大0.4高い、
感染力が1.5倍と言われているので、
現在の日本の対策だと
再生産数は1.5
さて、その勢いをあとは時間が支配します。
コロナの感染は大体二週間以内にピークを迎えます。
これは発症直前の感染がピークになるからです。
入院患者や無症状者はもう少し長くなりますから
大体二週間が平均と見込まれます。
大事なのは、ザル検疫で患者が10倍入った場合
1の場合の5クールと
10の場合の3クールとはほぼ同じなことがわかります。
2の場合でみてみると
1→2→4→8→16→32→64→128
10→20→40→80→160→320→640→1280
つまりワンクール2週間とすれば約1ヶ月、
早くパンデミックが出現します。
追記
1.5ですと
1→1.5→2.25→約5→7.5→11
10→15→22.5→約50→
ワンクール2週間として5クール
なんと約2ヶ月早くなっちゃいます。
ザル検疫は
つまり国民の頑張りを、
帳消しにする効果があるんです。
ここが台湾との差ですね。
【追記終わり】
しかし、抜け道だらけなのです…。
あれ、アジアザルです。
香港もザルですが、香港は
イギリスの直行便在りましたよね?
TPPに絡むので、なんとも言いがたいですが
(反対気味なので別にいいんですけどね)
日本はどうもザルなのを止める気は、
まだあんまりないんですよね。
中国も大丈夫なんでしょう(ため息)
但し悪いことばかりでもなく、
春節で中国人再来!は
恐らく避けられるでしょう。
チャイニーズgotoが確かに
gotoの上乗せで予定されてましたからね(苦笑)
ま、とにかく、ビジネスもあるんですが、
相変わらずと言うか、11月から12月は
特にノーガードで
ザルザルなんですよね。
という訳で、初期侵入人数と隔離、検疫修正による
すり抜け初期侵入人数
そして、再生産数
これによって、実はパンデミックの波は
ある程度予測可能なのです。
今、日本の再生産数が落ちきらないのは
gotoのせいではなく、
政策のせいなので、一応これでも
敢えて黙ってたんですが…
12月になって急速に
患者数が延びているのは
アジアンビジネス系流入があるから、でもあり
当然そこを経由して欧州ビジネスマンも
入ってきています。
テレビ放送で一生懸命
日本人が悪いをPRしていますが、
あまりにも目に余ります。
勿論ある程度は黙ってますよ?
しかし、これ以上下げるのは
もう経済をクラッシュさせるしかない部分が…。
と言うか、結果論から言うと
菅政権はコロナ促進を政策の根幹に
据えてしまったことがわかります(苦笑)
これでも日本人が悪いのです。
gotoが悪いと言われちゃいます。
やればやるほど、どや顔のユリ婆ぁですね(苦笑)
二階に配慮するのは、わからなくもないですが
結果的にあんまりです…。
Gotoを悪者にして、落としてから
中国人をいれよう!って密約は
まぁ分からなくはないですが、
高くつきすぎです。
飲食店への罰則規定でどうだろう?
って、順序がおかしいのです。
こー言うことを、繰り返していけば
人心はやはり失われるもの…。
と言うか、第一波は中国人観光客が中心で
初期侵入者が
多かったものの、彼らの多くは帰りました。
旅行者だったからです。今回の問題は
しかし在留資格や、国民は帰ってくるのです。
そして家族がいます。
それだけに、侵入者以上に
しっかりとスクリーニングをしないと
と言うことなのですが、
これはあくまで結果論です。
但し、言いたいのは
よいとか、悪いとかではなく、
再生産数の高いウイルスが、
沢山の母数入っていた、
と言うだけの話です。
この波は押さえ込むにしても
緩やかにしかなりません。
そしてその後には、ザル検疫次第では
ちと苦しい状況が生まれます。
まぁでも、春節緩和は奇しくも
(欲張りすぎた)二階マジックにより
その前段階で自滅で阻止されました、
これは、もしかすると
朗報…なんですよね。(乾いた笑い)
但し、安倍政権に比べると菅政権の
コロナ対策は、むしろかなり促進策を繰り返すので
被害が多く出るかなぁと思います。
来年の秋冬も要注意。
(安倍さんは改憲を望んでいましたが、
菅さんはそこを望んでないなぁと言うことが
実は透けてたりして)
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コロナ | 日記
Posted at
2020/12/27 21:39:59