
■2回しか強力なプルームは来なかった。
このことは関東の歴史を大きく替えたといってよい。
幸いにして、東京は中~低程度の汚染で落ち着き、
雨によりその汚染は下水処理及び海へと移動している。
■同時に民間、及び県等によって、ホットスポット探しがようやくに本格化した。
これは民間のホットスポット推定が大まかにおいて正しい事を意味する。
TokyoianBlogと言う所がある。ここのホットスポット情報は秀逸であり、
先日の千葉県の調査を裏付けた。
(魚拓?を貼付)
■残念ながら、被曝とは「している、していない」の二元論ではない。
そういった意味では文系的論法を用いる諸先生方には登場頂く意味がない。
薄くしているか、厚くしているか、
まあ・・・多かれ少なかれ髪の毛は生えている頭のような物だ。
生えていないと思うところにも産毛は生えているので、
思わぬところにほくろと黒い太い毛が生えていたりと
なかなかにグロテスクな話なのだ(苦笑)
■尚、海がどうしても大事だ、一切の環境汚染を許せないと言う人は
雨水タンクに庭の土を入れて、ヤカンで煮詰めて、
ポカリ粉を混ぜて飲んでください。
海に行かずに体に溜め込むことが出来ます。
私は「日本人」の体への蓄積をまず嫌がりますので、
そこはもう宗教観の違いに通じる物でしょう。
放射性物質は容易には消えないので、押付け合いになる。
集めてドラム缶に入れるか、
大気や海に流すか、
陸地に蓄積させるか、
人を含む生き物が取り込むか
これしか選択はありません。
大地と海を守りたければ、高濃度汚染帯に、色々な作物を植えて食べて、
とにかく人間に生物濃縮させて、排泄物は減容して個々人か管理し、
最後はぶった切って、減容してドラム缶で埋葬すれば
放射性物質管理から言えば、
それが筋です。
(アメリカの原子力事故でドラム缶埋葬の例があります)
そういったシビアな問題だとご理解願いたいと思います。
合理的な管理が出来ない(指示がない)以上、
そういった利己的な判断のみしか身を守る手段はありません
と言う訳で、
学識者が私みたいな極論を言う訳にいかず
「合理的な管理をして欲しい」と訴えている事を
理解しない人がちょっと多い様にも思います。
■さて、心配していた3月15日のプルームは日本分析センターの核種分析によって
燃料棒由来の「放射性ガス」である事が浮かび上がった。
■要するに、セシウムなどの継続的ホットスポット汚染は
このグラフによって3月21日由来であると、ほぼ確定しました。
同様の調査が複数あれば言うに越した事はありませんが、
ない以上、ある程度は推計である事をご容赦下さい。
■また、幸いにしてホットスポットの調査が進み、
帯状の汚染が明らかになってきました。
ポイントは、
常磐線沿いです。
最後は江東、葛飾を経て海に出ているようです。
本当はもう少しホットスポットの情報が欲しいのですが、やむをえない所でしょう。
■今回のこういった汚染は一重に気象条件によってもたらされた物です。
私は足柄、静岡の汚染にすら繋がる物と考えています。
■15日については、風のマジック、プルームの交点を主張の軸としましたが、
3月21日のプルームは、低気圧と前線、こちらの解析で解き明かしていきます。
その検証となる物が、台風崩れの閉塞低気圧にありました。
もちろん原子炉の状態にも触れていきます。
と言う訳で、その検証の続きはお昼をお待ちくださいませ。
Posted at 2011/06/09 09:30:31 | |
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シリーズ3月21日 | 日記