この記事は、
難しくて良くわからない?について書いています。
【追記】良く見ると…なんかこの方とそのお友達に
かなり批判的に思われているみたいですね。
…確かに性格が悪いのは否定しませんが、
今後…多分ご質問にも答えないと思います。
誤解を招いたり、曲解をされてまで、話をしたい訳じゃないんですよね。
別にこいつはアフォでいい訳で、「レアケースでこう意識してる」を
その前提を取っ払われてしまって一般論にされると言う前提だと
幾ら書いても話しても無駄ですし、つい、まじめに書いてみたんですけど
こんな事なら、やめておけばよかったな、とも思いました。
別にこの方法がベストであるとか書いた覚えもないんだけど
自分位の思慮であればいたしかたないんでしょうが
麻生さんとか安倍さんもこんな感じだったのかと、
【追記終】
■うーん、沢山質問を頂きましたが、
自分も記憶と記録を全部漁るのは、
別に…分かって頂きたい訳ではないので面倒なんですが、
すぐに出てくる物は並べておきますのでご参照に
と言うのも別に本を売る気でもないし
選挙に出る気もないし、
デモをする気もない…
ので、意見を合わせたい、訳じゃないんですよね。
通常生活なら笑顔でお断り、するのですが
答えられる範囲で答えようかと思います。
と言う訳でエントリーよりも
まじめに答えていきましょう。(苦笑)
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■1)放射能の核種と放射線の影響は別物です。
カリウムやセシウムや、核種によって体内の動きは違います。
そりゃ当然です。と言いますか安定セシウムや安定カリウムの蓄積が
すなわち放射性元素での動きでも当てはまりますよね。
ちなみにカリウムは体にまんべんなく溜まりません。
筋肉と血液、心筋に多くたまる、
安全派はまんべんないと嘘こいてますが、
そこがそもそもおかしいんですよね^^;
と言う訳でカリウムとセシウムはほぼ同じ場所にいます。
但し、細胞膜のカリウムチャネルと言う関門がありますが
そこを通過するスピードはセシウムが引っ掛かるせいで
約25%…なんだそうです。
寄ってセシウムは排出されにくい、と言う訳で
セシウムが溜まりやすい事は説明がつきますね。
カリウム40も同じベータ核種。カリウム40の影響は無くて
セシウムだけがあるんだと言う
危険派の主張はおかしいんじゃないのかな
とは思ってます。
一応計算も近似であれば可能です。
2011年12月11日
【1%】セシウムの凝縮からくりが分かってきた。【細胞内貯金?】
セシウムの凝縮過程と言うカテゴリーにまとめてみてます。
元の質問
放射線はその核種によって異なるというのが一般論でしょ?
体内に取り込まれたとき蓄積されるからということと、どこに蓄積されるのかということが問題なのだと思います。
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2)半減期が問題なんです。
半減期が違うと同じ1ベクレルでも原子や分子の個数が違うってことですね。
ヨウ素131なら8日間で半分に
セシウム137なら30年で半分。
ウラン238なら44億年で半分
つまり同じ1ベクレルでもヨウ素のはじける確率と
セシウムのはじける確率は全然違います。
あ、分子数が正解ですね(うわ、失礼致しました。)
分子量って書いてますね(打ち間違えてる)
原子数でもいいですけど。
100個のヨウ素がありました。8日後50個
100個のセシウムがありました。8日後ほぼ100個 30年後50個
100このウラン238がありました。8日後確実に100個 44億年後50個
でもベクレルは1秒に1個崩壊する個数です。
1ベクレルのセシウムは13億個のセシウムがあると言う訳です。
(比放射能という単位です)
半減期とベクレルと言うカテゴリーをご覧になればイメージがつくかもしれません^^
福島で漏れだしたのは数キロのセシウム137と言うのが
一応公式発表になります。
たった数キロを関東にばらまいて?このお騒ぎってことになりますが
半減期が長ければ、当然放射線も出さないので分からないって算段です。
つまり原子核の崩壊に合わせてベクレルを設定したのはいいけど
原子の個数は半減期によって全く持って違う。
これがベクレルの難しい所でもあり、
面白いところでもあります。^^
ちなみに一番吹き飛ばされた放射性元素はウラン238です。
44億年の半減期をもついわば普通のウランです。
イラクなどでどうもあんまりと言われる劣化ウランもウラン238です。
そしてそう言った核物質がボカっと飛び散る事を
「ダーティーボム」と言います。
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元の質問
1秒間に原子核が1個崩壊すると1 Bqであるから
ベクレルは放射能の量の単位
シーベルトは被曝による生物学的影響の大きさ(線量当量)の単位がシーベルト(単位記号:[Sv] ) である。
だそうです。
ウランの原子量は238であるから、1モルの質量は238g、これが理想気体になると0℃1気圧で22.4リットル、そのときの原子量は、6.02×10の23乗個 理想気体の状態方程式は、PV=nRT。
というのは高校化学で教わると思うのです。
分子量とは
「分子の相対的質量を表す次元のない量で,分子を構成する元素の原子量の総和である。」
と、解説されています。
「分子量が少ない」ではなくて「その物質に含まれる放射性分子の数が少ない」といいたいのでしょうか?
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3)ラジカルであったり活性酸素については1年あまり前がっつりこだわっ見てますので
ご参考に。
微量放射線≒ストレス
仰ってるのは急速にという意味のラジカルじゃないでしょうか??
今使っているのは、医学用語のラジカル、ですね。
但し複雑なホルモン系(HO-1、やステロイド)にも絡んでくる分野ですし
放射線があるからこうなる、という観点じゃあないです。
ちなみに急性放射線障害については、既に法医研がラクトフェリンの研究で
2.鉄や銅などの金属をトラップし、ヒドロキシラジカルの発生を阻止する
と言及していますから、嘘でも何でもありません。
但し恒常性の一つとしてカリウム40(天然の放射性物質)を体が感知して
ホルモン制御をしている、と考えると
放射線による活性酸素や、ラジカルの発生は、「酸化ストレス」等に
変換されて体に察知され、情報処理されている可能性がある、と言うのが
今現在の研究の流れ、になります。
この辺りは画期的な研究が分かれば、また論文なり報道があると思います。
つまり、
微量放射線は体にとって珍しくもなんともなくて
問題はその量が平常時比何%になるかじゃないのかな?
それを言いたいのですけど、今回はこの辺りで…
元の質問
>2.放射線によりラジカルが発生する(論文あり)と
ラジカルという言葉は、化学では、急速反応と訳しています。ラジカル反応という使い方ですね。
放射線障害は、ラジカルではなくて長い時間を掛けて発生するというのが一般論のはずです。
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4)放射性物質は水に溶ける?溶けない?
これは
実は結果論です。
(今回初めて詳しく分かった様な物です)
残り具合を測ると(今残っている物は)
水にはほとんど「溶けていない」、と言う事です。
とはいってもセシウムなどは反応性が高く、塩化セシウムや色んなものに化けます。
で、どこにあるかと言えばダムの底などに残る。
泥や、有機物とくっついて沈んでしまう。
原理的には塩化カリウムみたいに、
もうちょっと溶けてもいいのかなと思ったのですが
逆に溶けた物はすぐ水に溶けて、
水に乗って海に流れるので、希釈されるかと思ったのですが
最初期は結構溶けていたから、東京の水道水でも
放射能が出た、と考えれば分かりやすいと思います。
一度泥とかに結び付けると、もう泥と一緒に行動する様です。
だから、今土とかに転がっている放射能は「溶けにくい」と
と言えるでしょうね。
但し水が煮詰まって結晶化した場合は
溶ける可能性は十分あります。
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元の質問
>3.あんまり水には溶けません。
ということは少しは溶解するということですか?
水は、中性子の減速材として使われているといわれています。
重水炉とか軽水炉とかは、その減速材として使われている例でしょう?
通常の燃料棒は、放射線素材を撒き散らさないのですが、メルトダウンするとそれらが露出するというお話はいろいろなところに書いてあります。
>被害が殆ど出ないだろう、という自分の意見はあくまで仮説、強制する気はありませんので
>一つのお話としてみてもらえれば十分です。
原子物理学に詳しいなら、そして医療的分野に詳しくて、何らかの誘導をするために迂回した解説をしているというなら、私が口を挟む余地はありません。
ですが、化学的分野の書き込みには、学術的に見て疑問の点が散見されると、私は思うのです。
私の勘違いであれば、あるいは私の無知の所以であればそのようにご指摘いただければ幸いです。
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■無知とか学術的にというのは、…あんまり関係ないんですよね。
これだけマニアックに勉強した人はあんまりいないかと…
一応、時間があればバックボーンの資料も引っ張りだせますが
政府の代理人とかじゃないんだし^^;ここがあそこがって言われると
「見なくていいよー別に」ってすぐにいってしまう性格の悪さは
お許しください…^^;
今は全体のバランスで、見直していますので
1年半前なら、ミクロの分野でものすごく細かく
組み立てていますが、今やっているのはマクロでの総括ですので
非常にアバウトな話になります。
ちなみに水にさえつけておけば、(ある程度厚みがあれば)
放射線は殆ど遮蔽されます。
もちろん中性子以外の、β線もアルファ線もガンマ線も、です
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■何故ハイパーレスキューが、死の覚悟をして水をかけに行ったのか?
1)ダーティーボムを防ぐ為
2)水をかけて放射線量を下げる為
3)水がかかることで除染をする為
つまりはこういう事をしに行った、と言う訳です。
もちろん、水の無いプールやへったプールに
水をかける為…でもあるんですけどね。
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■ちなみに最もヤバかったのは3月18日前後
首相官邸がデータ駄々漏れでしたので…ね
ちなみに4号機には水が入ってました。偶然の産物とは言え
もし4号機のプールがやられたら、
人自体が近付けなくなっていた確率が高い。
2011年11月26日
3月18日頃の戦い
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■じゃあ、原子炉は?って言われちゃうんですが
あっちは東電の吉田所長などが、死ぬ気で死守したので
文句のつけようがありません。
結果的には
イメージですが…
最悪-100万点の筈が-1500点で済んだようなもので
チェルノブイリで-60万点位じゃないでしょうか^^;
ちなみにウイグルで-300万点位。
一応マイナス5~10万点位は覚悟したんですが、
いい意味でカラ振りでしたね^^
原発反対派の人達は、大変な汚染をした、と言い張りますが
結果が良かったので、安全派に
「大変な汚染で、死人が出る証明をしろ」
と嫌がらせをされまくっている訳です。
何故危険かは騒げますが…
どうして危険じゃ無く過ごせているかには
誰も考えが及ばないようです。
でも、FPが安全だからとか、
危険だからとかじゃなくて、
何で日本が危機を逃れたか?を考えないと
次には生かせない、と思うんですよ。
FP軽視は、(原子力の)現場にとって
間違い無く迷惑な話…なんですから。