■ゴミの問題、も半年以上のお付合いになりました。
自分はあんまり、重要視してないのですが
それこそお子さんとかがいたら気になりますよね…。
■まあ何と言うのか、
ご飯と一緒で
入ってきた物は、
出ていくか身につくか、おならになるかです
間食のベクレルが致命傷かどうか?
キットカット一本で肥満になると言う話が
喩えとしては参考になるかもしれません。
■おならにたとえれば、
お父さんのおならか、アイドルのおならかで争っている様な物で
「どっちもおなら」まあ害はない。と言うのが自分の立場です。
■幸い、北九州の事でご質問を頂いたので
やる気をちょこっと取り戻す事ができました。
で、情報頂いた(市の)サイトをじっくり確認しました。
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■細かいデータは既に認識したんですけど
まとめていくのは休養明けになりそうです。
例えばブレンド比率とかを、一つずつ確認して
総量を把握しないと、
サンプルのベクレルはまだ役に立ちません^^;
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■まずは北九州のゴミ行政は、本当に素晴らしいです。

装置が凄くいいんですよ。
同じプラントの町川崎がボロボロなのに比べると際立ちます。
誇りを持っていいレベルです。
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■特に素晴らしいのが日明
湿式をも備えた排ガス設備は最強と言えるでしょう。
まさに鉄壁。
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■ついで皇后崎
ここは乾式ですが、発電システムが素晴らしい。

ただ、最後に湿式がない。
合格レベルではあるものの、ちょっと不満です。
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■ここで乾式と湿式ですが、「乾式」(バグフィルタ)は必須です。
「湿式」はプラスアルファの設備。
人間で言えばまさしくシャワーです。最後にシャワーをさっと浴びる。
この設備があるかないかは、
今回の汚染が「10万」倍とかになった時に、
全く違ってきます。
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■ちなみに乾式のレベルでは日明と皇后崎は同等です。
つまりは十分な性能があると言えるでしょうね。
(乾式がしっかり働いているので湿式はあまり役に立ってない)
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■つまり「乾式」だけでもとりあえずは十分な性能を発揮する
と言う事です。但し乾式の場合、フィルタでこし取りますので
その手前で如何に冷やすかが重要です。
地元の方のお気持ちを無視すれば
とても「いいデータ」で
実験は成功した(全く問題ない)と言えるでしょう。
調べたくなった気持ちはよく分かります。
でも問題あるかないか、じゃないですよね?
安全な事は分かったけどこんな事の為に
トラック(1台30万とか)でゴミを運ぶのっておかしいんじゃない
と思って頂ければ幸いです。
でも、自分が環境省のお役人だったらやってしまうかもしれない(汗)
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■一方…ちょっと気になるのが、新門司工場。
問題はないんです。うん。
投入量が少ないですから、今回はね。

シャフト炉は構造が単純で、リサイクルに向くので最近増えてきてます。
島田も同じです。

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■問題は1700度と言う温度。
ダイオキシン低減にはてきめんなのですが…
元々のゴミ→主灰からは皆蒸発してしまいます。
あ、ちなみに新門司はセシウム134が出てませんが
検出限界の問題です。
気になるのは量にもよるんですけど、
薄いんですよ。
もっと濃い方が「
取れてる」と言う事です。
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■島田(シャフト炉)のデータを並べますが
恐い位に溶融飛灰にしか出ません。
技術の高さを感じますが
一方で…シャフト炉の場合、セシウムがとりきれているのかどうか
疑問に感じる事があります。
乾式→湿式の2段構えにすれば問題ない事は
ほぼ既に明らかです。
スラグやメタル(再利用)からセシウムが出ないのも
リサイクルの観点からは悪い話じゃありません。
また、処理水からも出ていないので
■
反対派が反対するほどは
セシウムが漏れている可能性は皆無です。
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■とは言え、
岩手や宮城のゴミは野焼きしても
大丈夫なレベルで、
元々100ベクレル以下は埋めたっていいレベルです。
ただ、
今後千や万ベクレルのゴミが出てきたときに
割合は大きな差となって出てきます。
100円で消費税が5円ですが
10000円なら500円、
百万なら五万円です。
今は10円とか5円なので
消費税切り捨ての世界ですが
ここでデータを取らないと
と環境省は考えているんだと思います。
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■そうなると気持ち(意識)の問題ですから
「風評被害」の話に近くなるのかもしれませんね。
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■実は
一番大きな問題点は、
98だろうが99.99だろうが
「ほとんど全て」がキャッチされると言う事です。
岩手や宮城のゴミごとき(ごときが正しいのか??)
残りカスが煙突から漂っても何ら問題はありません。
人間はガスでやられる程ヤワじゃないですし
お子様がいてもそういう点は安心していいんですが
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■98とか、99.99とかはどうやって「密封しているの」と言う事です。
ジップロックで冷凍できる訳でもなし、
「ゴミ処理場」から「埋め立て地」までの
密封と詰め替え
こそが実は大きな問題です。
後は
焼却場の中で働く人の健康管理です。
もちろん焼却場を直す人もです。
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■そういう訳で、ゴミ処理場の性能に関らず
もっと極端にいえば放射性物質であろうとなかろうと
ゴミ捨て場までの道路の粉じんが、
一番危険だと言う事です。
江東区の下水処理場周りが、そう言った粉じん等で
一時期空間線量が上がったのではないか?
という形跡がありましたしね。
■そこはもう
機械の性能じゃなくて
「ゴミ行政」の取組みそのものが問われると言えるでしょう。
結局最後は「人」なんです
集めた灰を誰かが「はなさか爺」の様に撒いた瞬間
努力は水の泡になると言う事です^^;
■
そういう意味では反対運動は、
技術的には全く意味がないですが、
「作業する人」の意識改革には
とても意味がある事が分かります。
だから北九州は「注目されたこと」で
皮肉にもより安全になった筈です^^
むしろ自信を持っていいかと思いますよ
Posted at 2012/12/06 12:09:20 | |
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瓦礫運搬問題 | 日記