洛北に曼殊院というお寺がある。
北野天満宮と縁の深い、天台宗のお寺である。
夜の曼殊院は、アクセスが悪く夜間拝観でも人は少ない。
ここのお庭は紅葉は盛りを過ぎていたが
その圧倒的な空間のクオリティと枯山水、
静寂と孤独は、幸せと言わずしてなんと言おう。
門の紅葉は、そうだ京都行こうにも採用された
見事なもので、
そのすぐそばの弁天宮の紅葉は、静寂で
独り占めをした。
さて、曼殊院は陛下や、皇太子殿下も参詣された名跡だ。
その庭は、紅葉を放っておいても、ぞくぞくする。
自分のあとに人はおらず、とじまりの音が響く。
回廊を独り歩き、
庭の借景に驚嘆し、
思わず立ち止まり、時間を忘れてみた。
もしも、下旬で旬を過ぎてしまい
紅葉に当たらなかった人は、曼殊院
と、青蓮院がお勧めだ。
ちなみに青蓮院の将軍塚(山ノ上)では、青不動が公開中で
夜景はここからのもの。
青不動は前回は二時間待ちで、連れを諦めさせたが、
先週はは、人もなく眺められた
人の心は移ろいやすい。
これ程の芸術を、近くで拝めるチャンスは少ない、
ちなみに、曼殊院の黄不動も有名だが、既に摸刻しか拝めない。
個人的には、青蓮院のライトアップは、
余り好みではないが、女性には高い人気を誇るライトアップである。

Posted at 2014/11/22 20:03:22 | |
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