ちょっと前の寄り道の話。
江戸の神社は…自分から言わせれば風情がない。
けど、悪い訳でもなくって
多分いわゆる「テイスト」(味付け)が違う。
一言で言えば神様より人が主役。
江戸という町が「出てきた人が多かった」から
もあるんだと思う。
味や風格が出てくるのには
あと数百年位あればきっといい感じになるんじゃないかな?
本殿も…ちょっと謎
習合が盛んなころの要素もちょっと残っているのかもね。
もちろん昔は傍の御寺と一緒だった訳なんだけどね
神祐地の森は必ずしも古くなきゃいけない訳ではない。
ひっそりとしながらも、どうもこの森と社の方が
神社の肝だったりしてね。
杜が全てに勝る訳じゃないけど
杜は水や空気を浄化すると言うのを日本人は悟っていた節がある。
循環社会が全てに勝る訳ではなく
燃料も少なく、エネルギーも限られ
食糧も確保しづらい中で
循環世界を選ばざるを得なかった、という所もある。
実際には余り循環を過剰にすると
「プリオン」じゃないけど、毒性の蓄積が
突然ある日、大災害になる事はよくあったりする。
飢饉、や日照り、或いはじゃがいもの大全滅とか
大冷害とか
私達は外国から多くの収奪をしているから
エネルギーにも困らず、食糧にも困らない。
それはそれで森林資源の価値を
大きく下げてしまったんだけど…
人の高齢化と共に
沢山の神社もやがて森に埋もれて行くけれど
でもその中で神社と神祐地の森を少しでも
残す事は凄く大事なこと、だと思う。
自分の場合はバランスを保つために
特に神と人の間にある
存在に凄くお世話になるから、
なんだろうけどね。
Posted at 2015/11/18 21:49:34 | |
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