中国への対抗と均衡が必要なのは、
中国がオワコンだからではない。
中国はどうやっても巨大化し超大国になる
というのが自分の結論だ。
中国と日本は
ロシアとスウェーデンのような関係になると思う。
一言で言えば極めてやりづらい立場だよね。
最近重工業を手放しすぎている分
日本の方が不利なんだけどね。
冷静に見れば日本の
アベノミクス景気は終了した。
何処にも上手く行く要素はない。
株価急落の中で円を上げれば
外貨は一斉に流出する。
その逆がアベノミクス景気なんだから、
当たり前のこと。
でも日本は低金利が続けば
国債の利子が減って、困らなくなる。
但しそれは一時しのぎで
つまりは公務員をリストラしないと
国はつぶれると言うことなんだけど
要するに少し楽になった分
少し追い詰められたわけ、
公務員が憎いとかなんとかじゃなく
それはお金の流れであって、それが理解できないなら
運営や、経営には携わっちゃいけない。
マイナス金利のタイミングは、結果論から言えば
遅すぎたって言えるよね。
但しそれは結果論だから、
黒田さんや安倍さんが間違っていた訳じゃなく
官邸サイドはもう一二か月くらい早くしたかったと
思うけど、そのときは甘利さんも健在だったから
難しかったと思うしね。
見えたのは、やっぱり実態経済は既にバブル崩壊してた。
特に中国って事かな?
実態の伴わない金融景気を
バブル、と言うことに
バブル崩壊から20年が経っても
気づかない人が多い。
イエレンおばちゃんの弱気で気付かれたってだけで
逆を言えば、暴走不動産王トランプにはたぶん未来はない。
アメリカ国民もそのお花畑には定評があるから
見守るしかないけどね。
株式市場含め金融市場は、未来のお金の
先取りである。
マクロ経済の基礎中の基礎なのに
みんなその事を忘れてしまう。
どんなに未来の切符を買っても
開けたとき空っぽで線路がなければ
電車は来ない。
少ない電車だから皆プレミアムをつけて買うけど、
来なければ紙屑になるんだ。
中国が超大国になり、我が物顔に歩き回る未来は
世界から見て明らかな退化、なんだよね。
その絶望が見えているから
見え出したから、今世界は恐慌の体を来しているんだ。
その中で生き残りそうな国の
通貨はどうしても買われやすい。
でも不自然に買われれば
やっぱり実体経済は被害を受けるんだよね。
その為の内部留保の時間が、
アベノミクスと、アベノミクス景気なんだ。
結局、なにも惑う必要なんかなくて
お決まりのブロック経済と、
先物上昇を狙った戦争は
普通に起きる。
さて、円高、資源安で問われるのは
労働賃金と税金だ。
労働賃金はジワっと増えて
円高になったから、オーバーフローする。
プラス好景気の体感がないのは
控除や税金が増えたからだ。
つまり国の負荷の分
日本の輸出産業はたち行かなくなる。
貿易赤字はまた拡大するけど、見た目は
円高で相殺される。
つまりは金を稼がずに、
金を中で回すけど、そこに消費税がかかる。
つまりは日本の金回りは何処かで焼き付く
国がそれを借金で回したのが
失われた二十年で雇用をごまかすために
公務員的なものを増やした。
ギリシャ化だよね(苦笑)
それは悪いこととは言い切れないけど
彼らがマイナス金利で家をたて、キリギリスを謳歌すると
日本人のモチベーションは大いに下がる。
だって、マクロから言えば彼らは
寄生虫だもの。
上級国民だよね?
さらにその雇用に、なぜか
外国人枠や、B枠があって世襲されてたりしないよね?
要するに上級国民になって、すみ続けて、
差別を連呼する集団がいて
(マッチポンプ)
優先的に生活保護を得られる、
何てことになってれば
地方財政が良くなるわけはないよね?
二重行政よりも余程ゆゆしき問題かも?
要するに、外国からしっかり稼いで、
その中で回転率をあげるのが経済で、
無理矢理回せなくはないけど、
空回りさせてると、その内焼き付いて
クラッシュする。
勿論回しているうちに、
復活すれば、一息つけるんだけどね。
つまりは、実体経済が
悪くなれば、フルーツバスケット的取り合いが起きる。
今回の場合は、マイナス金利によってお金の総量と
その流れが垣間みえちゃった。
日本のお金は実態経済じゃなく、
よりジャンクな社会の運転資金に回ってる。
勘違いしないでほしいのは
安倍さんが悪い訳じゃなく
そのお金が中国の経済発展等になっていたのは
昔から明らかで、
その金で大きくなった
中国は、今度は自分の銀行を(AIIB)を作って
それをひとつの利権にしようとした。
でも実態は粗製乱造。
発展したことにしないと世界の利回りが低下する。
その無理ももうそろそろ限界だよね。
世界には今、ただただ
巨大な損が積み上がっていて
マイナス金利の日本の日銀のちょっとしたギブアップすら
もうリスクには感じない。
残念ながら見えてきたのは、
世界同時恐慌の足音って事かな?
しかも、債権化とCDSのせいで
既に富めるものが損をしなくなってる。
つまり、金融市場の落差を吸収する仕組みすらない。
そういうわけで、金融市場は、
これからどんづまりと、そのなかでの借金踏み倒しで
中国は、どうやっても、巨大化し超大国になる。
もし平和的な指導者ならその中で金融市場を強化すれば
盟主になれるはずだけど、
(と、オバカ、じゃないやオバマは思ってたのかも)
金ぺーさんは有能だけど。そこまでの器じゃない。
最近欲望をコントロールできなくなってきてる。
この中で日本がとるべき道は
実体経済に金を落とし続けること、だ。
幸い日本は金融経済化が進んで
実体経済が矮小化しつつある。
勿論民意がその方向に向くかどうかは知らない。
言えることは中国には力を示す以外
おとなしくさせる方法はない。
(だから将軍様はミサイルを作る(苦笑))
皮肉にも媚びる日本は侵略対象だが、
強い日本は、アメリカよりも寧ろ中国の
戦略的パートナーに適している。
その辺りがたまにアメリカの気に障るのは
ちょっと仕方のないことなんだけどね(苦笑)
いずれにしろ再認識されただけで
中国の実体経済の不調も、金融市場の行き詰まりも
見えていたはずだ。
ただ、見る術がないから、確かめるには、
時間が必要で、マイナス金利はその一つの契機になった。
バブルは弾けるのが遅ければ遅いほど
被害が拡大する。
一足早く、アベノミクスが終わり、日本銀行が
勝負から降りたことは、世界経済の一婁の望みを
一寸だけ絶ちきったらしい(笑)
それは日本にとってはそこまで悪いことではない。
Posted at 2016/02/11 18:18:53 | |
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