香港はもうダメですね。
ある程度の自由の基で金融都市として生きるか、
或いは今度はイギリスではなく中共の植民都市に
なるかの選択肢しかありません。
人の心はすごく脆いものです。
ホンのちょっと、脅したり透かしたりすれば
殆どの人は裏切り、密告し、ヒトを殺します。
そしてやがてその事に痛痒を
感じなくなってしまいます。
この中で過度に自由と平等を叫ぶヒトも
また異常者に等しい。
彼らが自由と平等を(表面上)成し遂げたとき
死刑祭りが始まり、やがて彼らは殺しあって
自壊していきます。
ここに、自由と平等のパラドックスがあるのです。
かつてアウシュビッツビルケナウを
訪れたことがありますが
そこで感じたのは美しいくらいの合理性でした。
なんの無駄もなくヒトを殺しその遺品を利用する
仕組みがそこにはありました。
これは、ドイツらしいが
ドイツ人のやることではない、
と感じたのを覚えています。
果たして現代、ゾンダーコマンドと言われる
選抜されたユダヤ人がその任務を請け負っていたことが
分かってきました。
(わかっていたけど証拠が出てきた)
一部の心ある?ゾンダーコマンドは
やがて反乱を試みて
勿論密告で一網打尽にされます。
なぜならゾンダーコマンドの家族は処分されており
それを恥としたものが反乱を試みましたが、
己が第一なものには何のメリットもなかったからです。
尚、最終的には、
ゾンダーコマンドは全員処分されました。
よって細かいノウハウが残らず、
ドイツ人はその責任をヒトラーとナチスに
押しつけることに成功します。
これは大量虐殺の成功例なのです。
しかし、その手法は主にビルケナウを「解放」した
ソ連と共産党支配に吸収され
延々と脈々と生き続けているのです。
(勿論ユダヤも吸収しパレスチナ支配に大きな
力を果たしたのです。)
つまり、共産党は大量虐殺の
いわば後継者です。
スターリン、毛沢東、金政権、ポル・ポト
これらは、ナチスドイツを成功体験としたのです。
まあ、ナチスには社会主義の文言がついてます。
さて、中国は香港を料理にかかっています。
民主化勢力をばらし、密告させ、
相互監視し
彼等の手で自壊させるのです。
非道ではありません。
これは心理学上常套なのです。
しかし、それを己が納得するかどうかは
別の問題です。
この辺は難しくて、
頭で理解した人は、心での理解があまりできません。
逆にこんなの許せない、理解できない、という人は
コマンドとしての十分な素養があります。
密告の旨味、裏切りの快楽を
成功体験として心に刻み込むと
素晴らしい兵隊が出来上がります。
また、転向者も非常に有用です。
転向者ほど有用なものはおらず、
心の折り方を彼らはよーくしっています。
厳密には心を折るためだけに
彼らは協力してくれるのです。
じゃあ使いこなせば?なんて
考えがちですが、操作者こそ一番壊れやすいのです。
ここにもパラドックスがあり、
恐怖主義と統治は、つまり
コマンドと転向者によって回っていく
という帰結が見られるのです。
これが中共流に言えば(文化)大革命です。
社会を内部から食いつくし
飛蝗の様にくいちぎって破壊し尽くすのは
あの国既に何度もやっているんですよね。
対抗者のアメリカ自体も
今は人種差別なの、男女差別なの
そういう分子を大革命的に送られています。
実は中国の超大国化は
そういった面の悪影響が多く
それを生かして侵略が行われます。
気づいた方も多いと思いますが
元々はアメリカの戦略ですよね。
イラン革命、アフガン内戦
そこからの軍事攻撃と侵略。
中国は一時的に膨張しているにすぎず
そしてバブルを無理矢理潰さずに回しています。
それをごまかすには、莫大な投資をして
中国がそこから搾取する仕組みが必要なのです。
(実は日本はかつてのその成功国、でもあるのです。)
そこから読みとかれる解は、
軍事行動には至らず、
軍事行動の危険で牽制することです。
さて、元々香港は中国にとって
埋伏の毒です。言うなれば
日本が絶対に許さなかったことです
(都市の割譲)
毒を以て毒を制すのは、
ごくごく当たり前の行動です。
そもそも中国の指導層は気づいたのです。
責任を負わせる段になれば
習近平を殺し批判すればいいと、
そして習近平は祭り上げられます。
よく考えてください、
習近平は国体ではないのです。
創始者でもない。だから都合が悪くなれば
替えが利くのです。
つまり習近平は、本人の意志に関係なく
横死したくなければ、拡大し続ける
中国を体現するしかないのです。
(本人も拡大すれば旨味を吸えます)
アメリカのハゲ鷹は
それすらも投機対象ですが
その件は話が逸れるのでまたすることと致します。
香港についてはそんな状況ですね。
Posted at 2021/07/11 08:37:20 | |
トラックバック(0) |
中国は超大国になる | 日記