2022年12月04日
ワールドカップ
森保采配はいろいろ意見があるようですがwww
自分はマネジメント面からすごーーく勉強になって
また日本という土地柄も改めて分かって興味深いです。
とにかく老害にならないように頑張っていきたいと思います。
「老害スパイラル」ってやつね。
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基本ワールドカップに弱敵はいないのですが
今回は
ドイツ (凋落傾向もあるけど伝説の強豪)
コスタリカ(14年の8強で、前回じゃなかった)
※ナバスとかキャンベルとかいるじゃん
スペイン (ご存じ無敵艦隊)
クロアチア(前回準優勝国)
ブラジル?OR宿敵韓国
アルゼンチン?もしくはオランダ?
フランスとかイングランドとかのどれか
…日本の組み合わせは基本やばい相手ばかりなのです。
弱敵いなすぎ。
というか本当にすべてにおいて
日本は挑戦者過ぎるのです。
コスタリカが弱く見えるのは
「スペインやドイツと比べる」からです。
クロアチアなら疲れてるから何とかなる。
え?って感じですよね(苦笑)
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ビッグクラブで言えば
バイエルンミュンヘンとかシャルケとか
コパアメリカベスト4クラス
レアルもしくはバルセロナ
ミランクラス
コリンチャンスとバルセロナを足して二で割る
バルセロナ
プレミア(マンUやチェルシー)かパリサンジェルマンとか
そういうのにあたっていくわけです。
勿論日本人も多数出稼ぎしてますので
そのクラスの力はあるけど
でもやっぱりリーグトップの輩はやばい。
あんまり好きじゃないお隣でもソンフンミンのあのドリブル&パスは
もうワールドクラスじゃないですか。
マラドーナクラスのやばいプレーです。
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そういうのに総合力で挑む
或いは5人交代とVARを味方につけて
「システム」で挑むわけで、
そういう意味では毎回挑戦でありギャンブルである。
そしてコスタリカ戦こそが、中堅国になっていく日本にとって
今後引いて守られた時にどうするのかという
課題のある一戦でもあったのです。
強豪国との戦い方を得る中で
どうやって取りこぼしをなくしていくのか
中堅国が強豪国に勝つマネジメントをしながら
一方で中堅国が格上の戦いをするマネジメントに課題を残す。
(そしてそれは疑似であって
本当はコスタリカと日本はどうおまけをつけても同格程度)
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そして今回の森保采配の凄いところは
吉田であったり本田であったり
将来の日本監督候補、マネジメント候補に
職業マネジメントではなく「疑似プレイング」マネジメントの
優位性の可能性を強く与えたことだと思います。
今迄は「マネジメント手法」が先にあり
プレイングは劣等とされてきた流れがありました。
そしてその流れはまだ厳然としてあります。
一方で、マネジメント理論が、劇的に戦略的サッカーを
進めてきたこともまた事実です。
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つまりこれは、今、そしてかつての代表選手たちにこそ
未来を切り開くものなんですよね。
いぶし銀のボランチで、井原選手の陰に隠れがちだった
森保がJで成功し、そして代表キャリアで成功する。
その意味を守備陣ははっきりとわかっているはずです。
そして森保監督はどうも、勝利こそがそのすべての
プラスキーであることを誰よりもよく知っている節があります。
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更にワールドカップで
その実験的プロセスをやってのけた監督は
ほぼ皆無です。
それは「すべて結果」を求められるからだと思います。
つまり森保監督は、難敵なのをいいことに
どうもかなりギャンブルに出ていて
その中には従来的には禁じ手もあります。
ですが「選手の献身」が堅守に繋がり
堅守がオプション攻撃によって勝利に繋がり
そしてヒーローの裏手で
守備的選手の将来や監督・コーチ業が
切り開かれているんです。
後は謙虚にふるまえば
勝手に毀誉褒貶と名将の座が舞い降りてきます。
そして何はともあれサッカー協会における重鎮に
森保監督は登れることになります。
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このスパイラルが、
結束と結果を生み出すわけで
つまりこれはビジネスとしてみた時の
ベタに言えば
選手には巨大なオーシャン戦略なわけです。
特に守備的なMFやボランチ、DFにとってはね。
そして長友がブラボー(うざい)を連発して
ムードメーカーを「過度に」演出しているのも
恐らくですが多分に計算があってのことです。
それをガッツリさせる、
森保采配こそ恐ろしい。
そしてそれは「スター選手の監督業」を侵害する
きわめて危ないものでもあります。
(「森保監督はドーハ、J草創期メンバー」なので
その隙間を這い上がりましたけど。)
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本田選手はそれを理解しましたよね。
城選手も気づいたっぽいですが、もう手遅れですww。
逆を言えば森保監督はベテラン選手を
プレーヤー兼マネージャーとして入れています。
終わりが近いプレーヤーにとって
それは将来への布石で投資で、
大事な経験ですが
ボスがその後どうなるかで
この運命もまた替わるのです。
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正直森保監督は、謀将です。
人のだまし方を誰よりもよく知っています。
そしてそのだまし方を徹底することで
人を騙さなくてよくなることもよく知っています。
また、そういう意味で、ギャンブルにもかかわらず
煽られてなんぼを貫いてきたというのは
尊敬に値します。
何より素晴らしいのは
代表選手の引退後のキャリアを
これでもかと広げたことです。
代表の監督そのスタッフ、コーチ
Jの監督、そしてJリーグの理事…
それが老害に繋がることもありますが
マネジメントというものの醍醐味を
見られる機会はそうそうないので
自分は勉強になりました。
ありがとうございます。
Posted at 2022/12/04 10:44:15 | |
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