2022年12月06日
まずは日本代表の熱戦に敬意と感謝を。
(負けてしまいましたが)
クロアチアもやはりいいチームでしたね。
前回準優勝のチームは伊達ではなく
勢いや戦術を超えた部分の課題が
また見えた一戦ではなかったでしょうか。
勿論勝つに越したことはなかったと思いますが
これほどの成果と反省をワールドカップそのもので
同時に得られたことは
そしてその攻撃メンバーの大半が
次回のワールドカップに間に合う事も相まって
日本にとって長い目で見れば素晴らしい成果でした。
集中と選択をすれば
やはり集中していないところは薄くなります。
PKの練習よりも勝ち切る覚悟。
それでも勝てないときにPKがさらに生きています。
それをクロアチアから学べたのです。
タレントが豊富で規律もある程度ある
旧ユーゴサッカー
(オシムやザッケローニ、
ストイコビッチなどクロアチアやセルビア等の
旧ユーゴ圏から日本は多大なことを学んでいます。)
かの国がユーゴであれば…と思わなくもないですが
ユーゴという国そのものが無理な民族融合によって作られた
国でもありました。
いずれにしても日本のポゼッションおよび対ポゼッションサッカーは
東欧から多くを学んでいます。
その道は間違いではなかったという意味でも
今回のワールドカップが素晴らしいサッカーであった
上にさらに目指すべきその先がある…
六分の勝ちこそが最も尊い
とも言えるんですよね。
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一方で本当に人の心が興味深いワールドカップでした。
思いあがった日本人(一般人の一部)の集団意識
幻想をがなり立てて酔いしれるマスコミ。
あっという間の掌返し
これほど色んな人の人間性を垣間見せた
ワールドカップはなかったのではないでしょうか?
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とはいえPKでの競合での負けは
壁がより薄くなったことを感じさせます。
8強の壁を越えれば
実は4強も準決勝も同じ壁ですからね。
つまりすでに壁はないのです。
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何よりも4年後を見据えたメンバーで臨めた
今回のワールドカップは
結果的に采配の妙で決勝トーナメントに行けたことで
ある意味では続いていくことになります。
そして最後にベテランの強さ
試合巧者であることを見せつけたクロアチアとの対決で
あったことは良い方向に導くはずで
また、今回のPKは技術の無さとかチーム批判ではなく
相手のキーパーをたたえるべきです。
嫌だったら国籍をとある半島にでも変えた方が
あるいは幸せかもしれませんよ?
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個人的にも書いたことの通りになって
あんまりうれしくはないのですが納得はしています。
>というか本当にすべてにおいて
日本は挑戦者過ぎるのです。
コスタリカが弱く見えるのは
「スペインやドイツと比べる」からです。
クロアチアなら疲れてるから何とかなる。
え?って感じですよね(苦笑)
戦前に書いた甲斐がありました。
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ワールドカップにおいて
実はルールの改訂を一番うまく生かしたのが日本でした。
何気にパラダイムが変わったとも言えます。
いわばゲームチェンジャーの役割を果たしたのです。
だからこそアドバンテージを生かすなら今という意味では
今は最大のチャンスでした。
同時にこれで大成功した場合日本は
その先の改善が成功者の罠となってうまくいかなくなりがちです。
成功体験に縛られますからね。
釜本ジャパンの後の低迷期は
そういった背景もあるのです。
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敗北は一見失意の底です。
しかし失意の底でこそ見える景色はまた美しいものでもあります。
夜明け前は暗いものですが
明けない夜はありません。
運とは最後の一瞬を分ける何かでしかありません。
運を呼び寄せる技術は
見ることも難しいものです。
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禍福は糾える縄の如し。
ですが禍を避けることもまた可能です。
それが成長に繋がることは
長い目で見れば一目瞭然で
日本は時々予選グループステージを突破する国から
組み合わせが悪くても
連続して自力で突破しうる国となったのです。
人を育てるという方向性からすれば
それはとても素晴らしいことかと思うのです。
勝ち馬に乗って威張る為からすれば許しがたいのでしょうけどね。
Posted at 2022/12/06 12:36:35 | |
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