
長かったミュンヘン滞在も今日まで。
今回の1週間滞在は、レンタカーとしてパサート・ヴァリアント・クラスを予約した(複数人の100Lクラスのスーツケースも積むので)んだケド、
メルセデス・ベンツE200を貸してもらえた。
4代目Eクラス、セダンで言うところのW212のステーションワゴン版(S212)のベースモデル。
4代目Eクラス(W212/S212)の中でもフェイスリフト後、後期型。(フェイスリフト前と全然デザインが異なる)
つい最近、モデルチェンジしてS213になったケド、借りた車両(S212)は走行距離100km程度のほぼ新車、2016年発売分。
(シュトゥットガルトまで片道240kmを往復したり、結構たくさん移動したので、返却時走行距離はかなりの走行距離になってしまうケド)
1週間、700km以上を乗ったとは言え、ドイツに同行しているお客様を乗せての運転がほとんどで、極めてお行儀良く丁寧に運転しているので、走行性能に関して十分な評価ができたとは思わないケド、レビューしとく。
例によって写真点数が多いので前後編の二回に分けて。
■Mercedes-Benz E200 S212

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●エクステリア

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ここ数年のメルセデスのデザインは好き。
1980年代から1990年代前半のブルーノ・サッコの四角いデザインが好きだった。
巷では評価が高かったのかもしれないケド、私は丸目四灯の1990年代後半~2009年ぐらいまでの世代のデザインが好きになれなかった(今も好きじゃない)。
クーペ系はそれはそれで結構好きなのだが、セダンは特に全体フォルムと顔のチグハグ感が好きになれない。
2010年頃からの四角いデザインになってから、再び、メルセデスのデザインを好ましいと思うように。
・・・・なのだが、EクラスだけはW212/S212前期型の「四角目四灯」が好きになれなかった。
W212/S212系のフェイスリフト後の後期型(今回借りたヤツ)は、ガラリとデザインが代わり、グッとモダンになって、かなり好みな顔になった。
このE200の顔も好き。
スバルはフェイスリフトでガラリと顔を変えてだいたい失敗するのだが(「とってつけた」感が・・・)、メルセデスは「フェイスリフト」「マイナーチェンジ」とは言えないような変更っぷりをうまくやってのけた。

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ここ数年のモダンなメルセデスのデザインは好きなのだが・・・・、
歴代のモデルと同様に、ラインナップの中で、Eクラスはあまり好きになれない。
なんか「間延びした感じ」がするのだ。
長いサイドビューに対して、ある意味メルセデスらしい「実直さ」はあるのかもしれないのだが、全体フォルムとかプレスラインなどに工夫が見られず、本当に「間延び」感が強いと思う。
特にステーションワゴンはEクラスの中でも残念なフォルムかなあ。

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テールランプも工夫がなくて残念。
現行のCクラスなんかの、小さいテールランプ↓
はとてもモダンで知的なイメージで好きなので、
Eクラスのコンサバっぷりが個人的には本当に残念だケド、ターゲットユーザはコンサバ層なので正解なんだろうなあ・・・。
・・・と、まとめると
「最近のメルセデスのデザインは好きだケド、歴代Eクラスは残念」
となるのだが、それでもやっぱりなかなか乗る機会のないプレミアムなモデルで、
ステータス感もあるので、毎回乗るのがウレシク、
同行しているお客様方や、ビジネスでの付き合いがあるドイツ人たちにもネタで
「オレのメルセデス(笑)でお送りしますよ♪」
的な会話を頻繁にした(←アカンやつ)。
でも、
「オレ、メルセデスに乗ってるし♪」と気が大きくなって「オラオラ運転」をする・・・・という定番の心理状態には陥らなかった。
むしろ、「他所者」なので、路上でオロオロすることが多く、Eクラスに乗っているのに、古いAクラスや、VW、ヴィッツなどにクラクション鳴らされて
「ゴメンナサイ!」という場面が多かった。
(ドイツ人、イラチなのかすぐにクラクション鳴らします)
●インテリア

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メルセデスの内装って、スベスベな質感のツヤ消し黒なイメージがあったんだケド、ウッドを使った内装だった。
これもコンサバ層がターゲットのEクラスだからなのか、たまたまなのかは不明。
自分のメルセデス先入観とは異なるのだケド、コレはコレで、
コンサバながら本当に完成されたデザインで、質感は本当に素晴らしいと思う。
ステアリングホイールの形状、タッチも良い。
↑「時計厨」(←表現が古い)が喜びそうなアナログ時計が付いているが、
運転席からは見にくい・・・というか、そもそも存在を忘れがちなので、
ナビやインパネに現在時刻が表示されていないことに不満を覚える場面が多かった。
ちなみに、後述するが、ナビはタッチパネルではない(メルセデスの哲学で前屈み操作は事故の元らしい)。
あと、
高級車のクセに、バックモニタが付いていない。
車体が大きく、車幅・車長が把握しづらいため、駐車時などバックモニタがナイのは結構苦痛。

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インパネのデザインもコンサバだケド、見やすいしクオリティは高い。
ただし、イマドキの欧州でのレンタカーは、もっと安価なクルマでも、ナビ本体とは別にインパネ中央にも、簡易ナビ機能があり、「何km先左折」とか「ここは時速130km/h制限区間」とか、最低限の情報が表示されるのが非常に便利なのだが、このEクラスには存在しなかった。
(表示設定を見つけることができなかっただけかもしれないが)
ウッディで質感が高く、手触りの良いセンターコンソール。
なんと、高級車のクセにドリンクホルダーがナイのが不満。
(高級車じゃないのかも。。。)
モンスターとかレッドブルを飲みながらの運転が多かったのでとても不満。
センターコンソールの手前(写真の左端の黒くて丸いツマミ)が、ナビの操作用のジョグダイアル。
最初は使い方がわからず戸惑うが、すぐに慣れるし、
慣れると確かに運転中の操作などもしやすく、
「前屈みなど姿勢を崩すことなく手元操作するのが安全」
というメルセデスの思想には同意。
シートにはちゃんとシートヒータがあり(腰痛持ちの私には本当に有り難い)、適度に硬いケド座り心地が良く、シュトゥットガルトまでの片道230~240kmの往復日帰りも快適だった。
シートはフル電動ではなく、電動+手動での前後スライドなので、イマドキの高級車のように、ポジションのプリセット・リロードなどの機能はナイ。
E200はEクラスの中でもベースグレードなのでやっぱり高級車じゃナイのだろうか?
センターコンソールの黒いレザー蓋の収納の質感や使い勝手が良い感じ。
P/N/D/Rなどの切り換えをどこでするのか、最初全然わからず、だいぶ探してから、ステアリングホイール奥に、ウインカーレバーのごとくレバーで存在するのを確認した。
ドイツ人たちと話をしていて、ドイツ人的にも
「メルセデスの操作系はワケがわからん」らしい。
確かにワケがわからなくて、最初は腹立たしいのだが、
このシフトレバーも、ステアリングホイールから手を離さずに操作でき、目線移動も最低限なので、安全思想からなのかも??
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イマイチ、
「ホンマに高級車なの?」と思う部分が多いE200だケド、Eクラスではベースグレードだから仕方がないのかな?
現行へのモデルチェンジ前の日本での価格は知らないケド、おそらく700万円台前半だと思う。
私にとっては十分に高級車の部類なのだが・・・
(でもステータス感アリ)
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「走ってみて」編に続く。
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Posted at 2016/06/18 15:47:47 | |
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