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2010年08月13日 イイね!

【ECU】【技術】バルブ流量特性

ブログエントリ

【書籍】【ECU】F1速報 創刊20周年特別編集 F1MEMORIES 1990-2010(感想続編)
【ECU】Throttle Plate Opening Angleとスロットル開度の関係
【ECU】続 Throttle Plate Opening Angleとスロットル開度の関係

の続き。


チェロさんに、「スロットル開度と断面積はそうですが,通過する空気量との関係はどうなるんでしょう?」というコメントを頂き、「ああ、そうか・・・」と気づいた。

流体力学の連続の式は Q = A1v1 = A2v2

Q:流量、A:断面積、v:流速

で、考え方によっては、バタ弁を絞っても、流速が変化するだけで流量はリニアに変化しない可能性がある。



で、コントロールバルブ(制御弁)系のメーカサイトをいろいろ調べてみると、バルブ流量特性というものがあった。




※このグラフのY軸・X軸のパラメータ名称はメーカによって異なるけど、今回の論点からは「制御指令」「流量」が適切ぽい。


バタフライ弁は、おおよそイコールパーセント(制御指令値とバルブ開度がリニアで、流量との関係はリニアじゃない)らしく、そのカーブは先のブログエントリ「【ECU】続 Throttle Plate Opening Angleとスロットル開度の関係 」で理論的に求めた吸気経路断面積と近似している模様。


で、コントロールバルブには、アンプ側でリニア/イコールコンディションを選べるものが結構あるようだ。
アンプで、制御指令に対して流量がリニアになるようバルブ開度を調整してくれる模様。
流量を監視しながらフィードバック制御するものもあると思うが、おおよそのものは単純にイコールパーセントのカーブを補正するよう制御量を調整しているだけっぽい。


ECU→コントロールアンプ→スロットルバタフライ

という流れであれば、バタ弁の「イコールパーセント」のノンリニアを流量をコントロールアンプで吸収してリニアにされている可能性がある。

RomRaiderでは「Throttle Plate Opening Angle」とワザワザ「弁」「角度」と言っているので、やっぱりBL・BPレガシィのスロットルバタフライはイコールパーセントっぽいが、これはRomRaiderというサードパーティー製ツールによる項目名称なので、果たして???



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●自動車技術関連関連目次はこちら
Posted at 2010/08/13 10:03:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | レガシィB4 OpenECU | 日記
2010年08月13日 イイね!

【技術】【ECU】続 Throttle Plate Opening Angleとスロットル開度の関係

昨日のブログエントリ

【書籍】【ECU】F1速報 創刊20周年特別編集 F1MEMORIES 1990-2010(感想続編)
【ECU】Throttle Plate Opening Angleとスロットル開度の関係

を整理してみる。


Throttle Plate Opening Angle[%]と吸気流路面積がリニアでない可能性・・・・については、文章だけではわかりづらかったので、概念図を書いてみた。

スロットルバタフライのThrottle Plate Opening Angle[%]と、吸気流路面積の関係概念図

この概念に基づいて、理論値を計算してみた。

バタ弁角度[°] = ( Throttle Plate Opening Angle[%] ÷ 100 ) × 90
吸気流路面積[%] = 100 - ( 100 × cos( RADIANS( バタ弁角度 ) ) )
※RADIANSはコサイン計算を[°]で行うための変換

スロットルバタフライのThrottle Plate Opening Angle[%]と、吸気流路面積の理論計算値

これをグラフ化すると

スロットルバタフライのThrottle Plate Opening Angle[%]と、吸気流路面積の関係をグラフ化

おおお。
リニアリティないな。

確かに、ホンダの白井氏は、「低開度領域が敏感すぎて・・・」とコメントしていたが、このグラフ(なんか間違ってる?)で見ると、逆に低開度域が鈍感すぎるように見える。


理論上の計算がこれで合ってるとすると、このリニアリティのなさをDBWマップで補正すべき・・・ということになるが、


●純正ROMのDBWマップ(mistbahn作 DBW_Editorのスクリーンショット)




↑このように、純正ROMでは、Throttle Plate Opening Angle[%]と、吸気流路面積の関係のリニアリティのなさを補正するどころか、増長させている。

もっとも、DBWはThrottle Plate Opening Angle[%]と、吸気流路面積の関係を補正することだけを目的としているわけではなく、燃費や、ターボラグのフィーリング解消(純正ROMを見ると余計にターボラグを感じてしまいそうなカーブだが・・・)、その他諸々を目的としているハズなので、純正ROMにおけるカーブの意味はわからないんだけども。


●mistbahn ROMのDBWマップ(mistbahn作 DBW_Editorのスクリーンショット)



↑現在の私のROMのDBWのカーブ。
バタ弁のことを考えると、更にこのカーブの谷の部分が山となるようにもってくる必要がありそうだが・・・・?ホントだろうか?


非DBW、つまりスロットル by ケーブルの車両では、Accelrator Pedal AngleとThrottle Plate Opening Angleのカーブは理論上リニアなわけで(つまりその他のリニアリティのなさは一切吸収されない)、それで長年成り立ってきているのだから、この件についてあんまし一生懸命考えるのも野暮な気もする。
結局、このあたりになってくると、ちょっと派手めにカーブを書き換えたROMをいくつか用意し、体感で好みのものを選ぶべきなのかも。


※ブログエントリ「【ECU】バルブ流量特性」によりバルブと流量の関係をアップしました。




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Posted at 2010/08/13 03:38:56 | コメント(1) | トラックバック(1) | レガシィB4 OpenECU | 日記

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「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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