ICについては
単純にして、何かあれば閉まる様
指令が出ていることが分かってきました。
2系統あるようですね。(A、B)
■地震の後は交流電源が立ち上がります。
フェールセーフで主蒸気弁は閉じてしまいます。
(主蒸気弁はICとは関係ないわけじゃないですが
一応無関係です)
地震直後のICの
動きを見てみましょう(貼付画像)
どうもマニュアルに基づいて、ICで冷やしていた(3回)
最後に作動したのは17時30分です。
ところが、津波が来た時は冷やしていたか不明(多分冷やしていない)
津波で、直流(盤機能喪失)、交流電源喪失・・・
先のエントリーでこのように書きました。
一方ICのバルブにはこのような特徴があります。
■()内は通常時のバルブの開閉
1.MO1、2.4(開)
MO3(閉) 起動時3弁(開)
2.MO1,4(開)→AC電源喪失で動作不能
3.MO2(開),3(閉)(DC隔離系)電源喪失で動作不能
4.DC電源喪失時、隔離(閉)論理回路作動
そのとき各動作電源が生きていれば(閉)、死んでいればそのまま
どちらにしろどれかバルブが閉じたら動きません。
津波直後、
直流電源は機能喪失なので、電源自体は生きていたのかもしれません。
しかし、4によれば電源が生きていると、バルブは閉じます。
■一言で言えば、
ICが働いていたのか、定かでないという事です。
1号機のICは実際に働いていたかは別として、
少なくとも報告書では、
電源喪失後に働いていなかったとしてもおかしくない。
という事が書かれています。
(実際には少なくとも1系統は動作していたと思います、
ただコントロールからは外れていたのでしょう)
実際の動作は突き詰める必要がありますが
どうもそんな情況であったという事はわかりました。
パッシブのシステムが電源喪失時にはクローズなんですね・・・
■みた感じ、
設計としてはちょっと悪いんじゃないのかなと感じてしまいました。
非常に難しい状態ではあるのですが・・・
それとも隔離論理回路は、違う動きをするのでしょうか。
当初の想定以上に悪い(可能性のある)状態だった事は
わかったのでちょっとびっくりしています。
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事故発生当初 | 日記
Posted at
2011/06/16 18:18:59