■モデルが思ったより綺麗に出ました。
ICRPはカリウムチャネルを理解してますね。
そうでなければ、あのグラフは作れません。
■まずはグラフをごらん頂きます。
大分近似してきました。
■10bq

■1bq

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■
からくりは、
細胞内セシウムを足す事でした^^;
そりゃそうです、体内蓄積量なのですから(汗)
セシウムの
カリウムチャネル通過率は共に20%としました。
15%前後でも構いませんが
グラフの近似的には妥当かと思います。
透過率15%

ちなみに15%モデルの方が若干数字は上がります。
■濃縮初期においては、高カリウム血症と細胞は誤認しそうですが
さあどうなんでしょうね。(実際の塩化セシウムの実験では、
ラットは低カリウム血症を発症し諸症状を発現しました)
・今のところの思い付きでは、セシウムイオン同士で、
細胞内外の均衡は取れる、と思います。
但し、セシウムの質量(135~137)は、カリウム(39後半)、カルシウム(40)
とかなり違いますので、セシウムが1個入り込むと、カリウム3個分の
浸透圧を奪うのではないかと考えています。
但し、カリウムの98%は細胞内にいる訳で、言うほど影響はないはずです。
細胞外における影響の方が大きいと思いますが
その量の見える化は今後の宿題です
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■尚排出割合は、
約1%と言うのがグラフの近似からのデータとなりました。
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■このように近似モデルから推定できる事は
筋肉、神経組織に到達した場合、
1)セシウムの排出能力は
著しく低い(細胞外の1%程度)
2)細胞外における濃縮は平均摂取量の約70倍程度である
3)その量は、かなり量に比例的であって、
但し量が増えれば、徐々に濃縮倍率は下がる可能性がある
4)細胞内セシウムは、低濃度では特に害を及ぼすとは思わないが、
一方でセシウムの排出の妨げと言う意味では非常に大きな役割を果たす。
■あんまりうれしい話ではないです・・・
低カリウム血症の発症条件を探るのが次の目的になります。
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参考:
2011年12月10日
【セシウム濃縮プロセス】ICRP近似グラフの作成実験【近似モデル】
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セシウムの凝縮過程 | 日記
Posted at
2011/12/11 23:37:06