この記事は、
「「即」なライフ(←平たく言うと、「自給自足」)」は、原子力大事故の局面では、理論上、どういうことになるか?について書いています。
2011年12月27日
除染をしなかったので食物汚染が進みます、除染を否定した人は喜んでいい。
の続きです。
予言でも何でもなく当たり前の事ですけど、
除染の遅れが農地汚染を招く
と警告してました
手遅れの悔しさと、敗北の怨念が
折り重なっています。
■実は、過激だったり挑戦的な事を言う時は、
そのうち布石として、戻ってくるネタが多いです。
「やりすぎかな?」と思いつつ、ブチ上げるのは、
後出しになるのが嫌だからです。
「実は私は分かっていました」とか聞くと、
じゃあさっさと言えよ?って思いません??
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■
日本人は、今回の災害に対する直視ができていません。
周りで、「みんな死んじゃうよ」とか
「安全だから目を開けなくていい」
とか言われて、じゃあ、「怖いから手を引っ張って」
目を開けた方がいいよ、
甘い事を言っている人達はたいてい変質者だし(苦笑)
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■そんな今回のテーマは
農地汚染と水系汚染です。
■農林水産省によって、農地汚染データが出たということで一応収集してきました。
「農地土壌の放射性物質濃度分布図」の作成について
なんかちょっと不安定なPDFページで
自分のパソコンはフリーズしまわりましたが、データをキャプチャーしました。
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■<その1>農地汚染編
分かる事:農産物については引き続き
さようなら福島・・・あと那須
平米当たりのと、/kg辺りの係数は
/kgの数字の65倍が、代替平米換算です。
日本の農地は除染能力が高いので、
周りの汚れを農地が吸い取ってしまいます。
(1960年ころのデータで実証済み)
■救いはすぐには出てこないので、
300年くらいかけて、人々の体を染めていきます。
多分順応して、放射能災害のときには
福島県民の死亡率が有意に低いという事態を予想します。
順応できない少数の人は死に絶えていくでしょう・・・。
緑地域は既に「30000bq/㎡クラス」に達しようとしています。
でも、驚くほどの事じゃなくて・・・
水色じゃなかった土地が水色になった程度なので、予想どおりです^^
もともと沈降データではこんな状態なので、
現時点では土地がつかむ能力が高いので、
セシウムとの戦いは低レベルだが超長期戦になる
(総量が多いため)
という現状と言えるでしょう。
■現実の作物の数字は何とも言えませんけど
(予想より少ないので数十bq/kg程度が中心かと)
「ナロジチ基準」的には安心です・・・。
■不満はあるでしょうが住んでらっしゃる方がいて、
少なくとも地元がいいと言っている以上は
はい、そうですかとしか言えません。
■いずれにしても福島は厳しい状況が続きます。
「復興を裏返すと」、「埋め合わせはしない」という意味でもあります。
土着傾向の強い土地柄ですから、
最後は「淘汰」を経て打ち勝つと思います。
蟲毒みたいなものが為されているだけの事・・・です。
■難しい判断ですが、上流部中心に、
やはり、水系汚染が進んでいると言えると思います
またその辺りについての資料もありましたが
その件はのちほど再び特集します。
今回はたまたま福島が一人負け状態ですが、
原子力災害でここまで影響が小さい事はむしろ奇跡です。
3号機爆発時に、風と強烈な低気圧の影響で、
汚染がアメリカ方面に吹き飛ばされたのは今もってありがたいことです。
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食物汚染 | 日記
Posted at
2012/03/24 17:09:06