暫くは平和そうかな？

大阪都構想は、上手に否決されたと思います。
既得権益を減らすべきという意見と、
橋下氏は退場、するの？という意見と
うまく両立したんじゃないでしょうか?

その一方では、ブサヨさんが橋下憎しで湧いてましたが(苦笑)
大体の構図は浮き彫りになりました。
大阪民国が奈落に落ちるのも一興ではありましたが。

どちらにしろ、生活保護含めて大阪は
破綻体質なので、堺を取り込めない時点で
破綻確定です。
平成の大合併でも市域の拡大においては
失敗していましたから、
借金を大阪市ではなく、大阪府で賄おう
という企みは挫折したんですよね。

そういう意味で今回のキーマンは
売国奴の噂も名高い二階氏でした。

橋下氏が大阪ではなく国に固執した時点で
実は大阪維新は軸がぶれました。

大阪には困ったことに、東京よりも
中韓と組もうという風土があり、
実際にはアジアタウン化と、
富裕層の離脱という問題があり、
大阪市は大企業の本社移転もあり
その地位を大きく落としていて
これは実は経済問題だったりします。

要するに政令指定都市の特権を維持したまま
大阪府財政になれば、旨味があるわけで
この構図は大阪ならではです。
(一般の都府県では、
政令指定都市外は低価値そのものです。)

尤も橋下氏の政治生命をぶったぎったのは
詐欺師臭のする江田氏でしたが、
ウチゲバにはあまり興味はありません。

表面よりもなかなか裏が面白いですが
少なくとも住民投票熱が避けられたという意味で
よかったとは思います。

結局余剰人員の有効利用やリストラもなく
役所を同じくしても、人件費の出費は変わりませんよね？
つまり短期的に盛り上がっても意味はないわけです。

つまりは朝三暮四ではなく、朝六晩一にすれば
劇的に良くなる。だから、六を先にくれ
というのが橋下維新の旨味であって、
後で苦しくなるのは自明の理で
しかも公務員にそれをやっても、意味はないんですけど
でも、前倒しの欲は人にはありますからね。

無駄を減らすための手段の都構想が
目的になってしまったわけで
しかもその都構想には、宗教や外国人自治区の夢が
詰まっているとすれば、今あせってやる必要はなく、
憲法の改正の方が余程危急だと思います。