返答なども出来ずについつい書いてしまいました。
この記事は、
ぞくぞく調査中について書いています。
■気を悪くしたらごめんなさい。
言葉は選ぶんですけど、時間を端折るのでちょっと心配です。
とは言っても、弘(2型)さんの記事の内容が重要であって、
<むしろ感謝です^^>
弘(2型)さんの意見を尊重しつつ
逆に困った課題がでている事を感じました。
逆にこれだけの事があれば、
「自分が推進派だったらこう攻めるだろうけど」
と言う話です。
そしていい話の裏には、
よくない話も埋もれているという事です
■弘(2型)さんのトラバ先を見ると、東電の調査がいよいよ
4号機プールの詳細調査になるそうです^^
楽しみ。^^燃料は「すべて」無事だといいなと思います。
■自分は4号機は、燃料が一部露出して、そこに水がかかって
水蒸気爆発した説を唱えてます。
耐震についても最近、天井クレーンやら100トンクラス以上の錘を
5Fなどから取り外したことでようやく耐震を回復したと思っています。
低重心の大切さはみんからユーザなら良くご存知の方が多いと思います。
現場は、素晴らしい段取りです。
まずは耐震を回復させる、そのために上階の重量物を除去する。
(言うのは簡単ですけどクレーンやさんの事を
考えると物凄く大変だったと思います
重機やさんやレンタルやさんは、
被曝地には本気貸したがらないです。
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■で、多分・・・今度は安全を言い続けていた人の
反撃が始まるんだと思うんだよね。
(頭の中では燃料損傷がなかったことにしときます)
散々デマ言いやがって!!
とか、
賠償しろ!!とか。
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■でもね、・・・もう一度当時の資料をあさって欲しい。
今なら残っているから。
例えば
日本原子力学会誌2011年6月号
これが反原発派の巣窟だと思う人はいないはず。
結構まじめに分析しているんですよね。
■
もちろん彼らだって4号機については謎だった。
上部が露出したかどうか、によって爆発の種類が異なってくる。
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■弘(2型)さんがダクト関係のところから、ダクトが原因じゃないのかな
って書いてくれたPDF、実は何度かみています。
でも防爆とか、色々な工場や、拙い経験とかをあわせると
(もちろん爆発なんて遭遇したことも見たこともないですよ)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_111110_01-j.pdf
ダクトのへしゃげ方から言うと、たったあれだけのダクトのつぶれ具合で
耐震Aクラス(コンクリート50cm)の壁を破壊できるとはどうしても思えない。
自分は爆発は複数回あったと思います。
そのうちの一つがダクトの爆発だったと思うんです。
空調ダクトなんて薄物のぺらぺらで、2ミリ厚とかです、
何かあるとあっという間にぶっつぶれます。
極端にいえばダンパーを一瞬で閉じるだけで全滅したりします。
粉塵爆発とかでも、ボロンボロンになります
少なくとも、こんなボロンボロンになるような爆発はダクトが主因だとか言うのは
ちょっと東電舐めすぎだと思います。
轟爆があった、
って相当な威力の水素爆発になってしまいます。
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■でもここにはからくりがあって、
東電はダクトから水素が出ただろうとしか書いていません。
原子力学会ですら、「これどうなってんの東電?」って聞かれる状態だという事です。
耐震性をまず確保して、やっとその「村人からの疑問に答えられる状態になった」
と言うのが今の実情だと思うんですよね。
■オペフロ、今はもちろん近づけますし、作業しています。
ですけど4号機、1次的に人が近づけなくなったんですよね。
水で洗い流せる程度の汚染だけどすごくきつい物があった
そんな推定をしています。
16日には近づこうとして近づけなかった。
17日には恐ろしいことに、あんな状態の建屋に侵入して?
水が入っていることを確認しています。(動画を公開しました)
4号機に日本の浮沈が懸かっていたことは
当時の情報からも垣間見えます。
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■まずは村の要望だろうが何だろうが
疑問点の確認は素晴らしくいいことだと思います。
もちろん燃料棒が「全て」無事であれば
これほど嬉しいことはありません
でも、それでもし安心してしまうような人がいるなら
日本には原子力を持つ資格なんて本当にないって話です。
だから燃料棒に損傷がなくても自分は痛くないし、
(ソース原子力学会だし)
じゃあ原子力は安全だって短絡的に思うのなら、
どうしようもないって事。
耐震Aの、あんながっちりした建物が
隣から入ってきた水素ガスで、しかもダクト起点で
ボロボロになってしまうとすれば、それこそ謎は深まります。
水素ちょっとシューって入れて、火をつければ
あんなにボロボロに爆発して
人も近づけなくなるんだったら
日本の原発のセキュリティ的にどうなのと思うんです。
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■原子炉停止なんて何にも安全じゃないって言う話です。
だからやっぱり気になるんです。
そこまで都合のいい奇跡があるにしろなかったにしろ
4号機はボロボロで耐力壁の大半を失って、(厚さ50cmの壁)
天井クレーンとかを、全て取り外したんです。
■15日の夕方には実際こんなプルームが来てしまったし
リスクマネジメントとか、エンジニアリング観点から言うと
結果はアバウトですが割れているので、
「病因」が軽ければ軽いほど、
原発の安全システムの不十分性を示す物です
燃料の一部に破損があるなら、水対策をすればいいだけです
もし燃料が無傷なら、燃料に損傷もないのに
動いてもいない
4号機はボロンボロンになったという事です。
それは原因が究明されない限り
原発の新しい不安点の出現だって
言うことを、噛み砕くと、
燃料が無傷だから、といわれると不安症な自分は
却って困るんだけどと思わざるを得ないのです。
■燃料プールは、ほぼ無事ですがゴミだらけとされています。
■何より、マスコミ発表まで東電は何故したんでしょう?
小型の水蒸気爆発を匂わさなきゃいけない損傷が
発生したことは紛れもなくて
それがダクトからの水素であるなら、
原発の排気システムには明らかに問題があり
全ての原発を直さなくてはいけないという事です。
こっちの原因のほうが、
はるかに対策は簡単なんです。
水入れときゃ安全なんですから・・・
だからやっぱり東電がどういう話をするのか、良く分かりません。
多分
原子力学会もどういうつもりかな?と
思ってるんじゃないかと思いますよ。
そしてそれに対して東電が1年間まともな
回答や調査をしなかった(できなかった)
のも事実です。
自分は素直に喜べないので、燃料の一部損傷を希望したい物です。
(回収は大変ですけど、最後に吸い取ればいいでしょうかと。)
自分は容認派の旗を降ろしたとは言っても
でも多分原発は今年の夏稼動すると思うんですよね。
燃料の1%の鞘に「損傷」があったということであれば
何気に一番原発の安全性が担保されると思っています。
その問題性については東電も、
原子力村も気づいていると思います。
恐らく「燃料の損傷」を確かめるために、
カメラを詳細で入れるのだと思います。
【追記】参考になる意見の方を見つけました。
福島原発4号機 爆発の経緯(3)
これを見て驚くのは、
このダクトが一般のビルなどの空調ダクトとほとんど同レベルの代物だということである。使用されている鉄板は厚めかとも見えるが、まさかこんなものが設備されているとは想像もしなかった。まあ3号機の壊れ方の激しさ、4号機の内部の写真を見ると、建屋外部の排気設備と同等レベルの設備を施していたとしても、程度の差こそあれダメージを負った可能性が高そうだから、この程度で問題なかったのかもしれない。
4号機原子炉建屋の爆発の経緯は、結局東電が当初推測した通り、3号機側から4号機側に水素が流入し、その結果4号機が水素爆発を起こしたということだろう。
この東電の調査結果からわかるのは、
この3,4号機で排気筒を共用した排気処理系は、原子炉建屋内での水素爆発等で排気筒内の圧力が爆発的に上昇するような事態をまったく考慮していなかったということだ。
そのような事態を想定していたなら、建屋外の排気設備の一部を、建屋内の排気設備よりも強度を低く設計しておき、爆発的圧力が加わったときはその部分がブローアウトして、建屋内設備を守るように設計しているはずである。もっともそのような事態を想定していたなら、はじめから排気筒を共用するなどという設計を採用することなどありえないだろう。
排気筒やら、中央制御室やらを共用するという不自然な設計を承認するという決断が、どこから出てきたのか不可解である。あえてややこしい道を選択して、事態をややこしい方向にもっていくことに、何も疑問を持たなかったのだろうか?
福島第一原発は、お粗末なエンジニアリングの見本として、長く語り継がれることになりそうだ。
【ダクトで水素爆発でもいいですけど】
・多分原発のほとんどの排気系統はお粗末なんですよ。
・4号機ボロンボロンの遠因がなんであろうと、排気系統がなってないなんて
原発に関して言えば致命傷もいいところです。
・自分が東電であれば、ジルコ鞘管+水素による水素爆発にします。
メルトダウン前に水が入ったでケリをつけると思いますが、
そうはならないという事は技術的要因があるんだろうなと想像します。
【追記終】