2011年12月13日
【カリウム恒常性との関わり】セシウムに放射性物質の意味を持たせるとすれば
の続きです。
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■人の体内には沢山の放射性物質があります。

カリウム40はベータ線とガンマ線を1秒に4000や3000個もガンガン出しています。
■
カリウムがそんなに放射線を出していて、線種も似ていて
そしたら、セシウムが紛れたっていいんじゃない?
ところがセシウムによる健康被害めいた物が多数発生する。
共通するのは「低カリウム血症」でも分かるとおり、
カリウムに関連する病態ばかり。
また、
2011年12月12日
セシウムの機序と極めて類似するステロイド病態
を通じて、カリウムの排泄にステロイドが大きく関わっている
という事をお話しました。
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■そこで、セシウム族を洗えば、それでいいでしょうとも思うんですが
セシウムの濃縮するベクレルと、(一日摂取量の約200倍)、
カリウム40の持つベクレルのいい均衡っぷりをみていると
恒常性機能の一つとして、
カリウムが一定割合で出すβかγ線を
ヒモに吊るした鈴のように鳴らして、
カリウムの全体量を測っている
そんな生体センサが人の体についていたら
一番説明がつくのに、という話をしています。
■そんな都合のいいセンサーは発見されていませんが
もしそう言うセンサーがあれば、
或いはセンサー的なフィードバック機構があれば、
放射性物質を取り込むことによる
センサーの誤作動で
内分泌系がむちゃくちゃになる
というのが、セシウムや放射性物質の害じゃないか
という話ができるのだと思います。
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■実はセシウムの体内量を色々と調査していました。
なかなか無かったんですがありました。
セシウム
拡大すると、微量ですが、体内にはセシウム133がしっかり少量あります。
ですがカリウムと置き換えると2週間以内にねずみは全滅しました(苦笑)
あれれ、無害だよね^^;どうも武田教授が知ってるのはこっちっぽい。
毒があって、過敏性があって、
1日0.03mg摂取していて、6mg全身にあります・・・
6/0.03=200倍
■セシウムが体内に200倍蓄積するのはどうやら常識だったみたい。
という事はこういったグラフも妥当だったといえるし、
量が増えても排出能力は一向に増えないし、細胞内と外に
セシウムはどうも常駐している。
■実際セシウム137のグラフも、似たような蓄積を表しているし
■セシウム族が嫌な蓄積をするのは当たり前の事の様だ。
これで分かる事は3つ
1)バックグラウンドのセシウムは存在している
2)体内6mgの時点では人は無害で暮らせる
3)
ベクレルの世界で原子数を出すと、意外と割合が低い
ちょっと悔しいな
■
2011年12月07日
【衝撃的実験結果】セシウムは心臓に、全身に悪いです【ラット実験考察編】
で分かるとおり、
塩化セシウム10mgは、かなりの有害物質で、
心臓などの組織を壊してしまう。
でも、例えば
仮に1日100bqとって、細胞外に70倍で=7000bq
更に倍のセシウム族(133、134)がいたとして・・・
それが細胞外にいて欲しい濃度になるかどうか、
普段の濃度とどれくらい違うのか調べてみた。
細かい計算方法は省くが、0.000028%に相当した。
セシウムは普段からたんまりと細胞外で悪さをしている、のだ。
■塩化セシウムの実験はそのセシウムのバックグラウンドあっての物である。
塩化セシウムが猛毒である事は事実。(実験されている)
塩化セシウムの害が、チェルノブイリの病気と
かぶる病態が多いのも事実。
しかし、取り込まれた原子炉由来の放射性物質だけでは
量的に足りないのだ。
■じゃあ、500や1000bq食べても死なないよね。
それは違う、と勘がささやく。
それとも放射線の害?
いや、放射線がそんな器用な芸当をする、とも思えないし
「低カリウム血症」で起きたり、偽アルドステロン症の症状の方が
よほど当てはまってくる。
■とは言っても、ベータ線やガンマ線を、
体が恒常性維持に役立ててる、なんて分かれば
結構、ノーベル賞ものだ。
ここまである程度分かっていたので、
トンデモと自嘲しながらまずは仮説を書きました。
2011年12月12日
【状況証拠による仮説】セシウムの電解質異常とステロイド【機序未確定】
半分は本当ですが、半分は嘘です。
セシウムの毒性で全て説けると思っていましたので
これはちょっとした敗北です。
嘘をついたって仕方ないし^^;
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■一つ分かったのは、
複合被曝仮説での主人公のフェリチン、は
(体内ホットスポット候補)
セシウム(バリウムも)を邪魔者として
きちんと振舞っています。
危険物質という認識は、人の体が持っています。

やっぱり危険だったんだー、というのが分かります。
少なくとも
「安全派のセシウムは安心」
は
大嘘です。
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■この辺りは・・・何が一体鍵なのか
「あたり」はつけてはいます。
心臓がもつ二つの物質と役割です。
■一つは内分泌系として作用する心臓です。
心房には何と、アルドステロン(鉱質ステロイド)抑制物質を出す能力があります。
内分泌能力です。
カリウムの流出を防ぐ機能とも言えるでしょう。
(心房と心室ではチャネルが一部違います、以前に帝人のお薬で登場)
■
そしてもう一つはアルツハイマーのお薬=アリセプトの機序で一躍有名になった
アセチルコリンです。
蛇毒などでは、アセチルコリンとカリウムの関わりも大きいんですよ
或いは第三の・・・となるかどうかはこれからの宿題です。
■ただ、明らかに強烈な毒性のある塩化セシウムが、
毒として働かない濃度でも、
セシウム137を含む放射性セシウムがある時に生体に変化が起きる
(このあたりは今までは無視しきってました)
この辺りは
ゴメリ大のパンダジェフスキー博士の研究では
そのような記述が見受けられます。
放射線衛生研究
■日本全体が、
短絡的に
放射線が悪いんだ。放射線自体が害を為すんだ
という事で思考停止していますが、
「セシウム137の出す放射線」をマーカーにする、
そのマーカーはカリウムの恒常性に関連する物だ
と考えて、読んでいくと
自ずとパンダジェフスキー博士の訴える病状が
多くはステロイドや、
低カリウム血症の典型的症状である事が
カリウムの毒性や、低カリウム血症、ステロイド関連の
エントリーから見えてくる
というのが現段階です。
(ここで、研究機序の論文などが
詰まったというところが正解なんですが(苦笑))
(但し、上記を解く場合は「セシウム133も敵である」が取れます。
既に論じてきたようにセシウム133は生体内で猛毒なので
厳密には取れませんが・・・
半減期で最悪物質は消える訳で、
福島にとっては、「ある程度」いい話に変わります。)
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■セシウムの機序は正直、結構手探りで書いてきました。
・(普通のも含む)セシウムの集中
・(普通のも含む)セシウムの毒性
(ベクレルレベルでたいしたこと無いだけで超猛毒です)
これはどうしても必要です。
幸いにもそこには確固たるエビデンスがありました。
毒物だからこそ、体は様々な防御を整えます。
そこにちょっと毛色が違う物(放射性セシウム)が入ることで、
類似項目で違う毒として作用する
セシウムの猛毒ぶりに、
これで、敵はつかんだ、
と思いましたが、
もう「一ひねり」ありそうです。
はっきり言って、
あれだけ放射性物質の
物質の害を強調した後だけに
非常にばつが悪いですが(苦笑)
毒性から追いかけたから、
チェルノブイリの害とストロイドの害の共通性も出ましたし
生化学的な害が、
結果としては起きている事は分かってきましたので
怪我の功名としたい(汗)
もう一ひねりで、チェルノブイリの害と
生化学的な害が
つながるのかなと
期待しつつも、証明は、
なかなか難しいのかもしれません。
■入り口(セシウムの性質と凝集)、
出口(生化学的な毒、不整脈にQT延長が紛れてるからくりが気になります)
は見えてきたので、その間を何とかつなぎたい物ですね・・・
状況証拠から、放射性セシウムの出すセシウムのマーカー化が
浮かび上がるのは当たり前の様な不思議なような。
放射性セシウムとその仲間たちは、
どうも破滅的な被害の輪に対する、
発射「スイッチ」を握っているようです。
なんにせよ、セシウムが毒と言う事に代わりはないので
摂取には気をつけなければいけないですし
セシウムの除去も徹底しなければいけない事実には
残念ながら変わりない・・・ようです><
Posted at 2011/12/13 21:08:56 | |
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