■細胞質遺伝、
これって母系遺伝そのものです。
ミトコンドリア以外も、細胞質に何らかの記憶機構があるのなら
それは母系で受け継がれていく物です。
■興味深いのはドイツ競馬
母系を軸として、近親をかけてかけて
血の限界に来ると異系の血を入れます。
細胞質は近親で固定できますが
DNAは近親をかけると疾病率が増える。
故に外から優れた男系の血を入れる
ドイツSライン、Aラインの話はしましたが
2011年12月11日
【阪神JF】ジョイドピープルとブエナビスタ【ドイツ血統Sライン】
ドイツ的優生学とは書くも恐ろしく、また面白い物でもあるのです、
ちなみにジョワド・・・カタカナ・・・横文字はわからん(笑)
■思うのはこの2つの遺伝が絡み合っていると仮定すると
母系集団の発想
女神崇拝
ミトコンドリア・イブ
この辺りに結びつく物があることです。
■かつて神は不死に近い一族であった。
と言う一文がありますが、きわめて優れた細胞質を持った一族がいた。
優秀な、ミトコンドリアを持ち、無限の細胞代謝を持っていたが
彼らはその血を出さないように近親を掛け合わせ、
やがて遺伝子=DNAが弱り「ほぼ絶滅」した。
しかし生き残りの一部が、男系を新しく取り入れ
DNAの劣性遺伝に落とし込むことで集団は存続した。
血友病、鎌型貧血などの伴性遺伝はその名残ではないか?
なんて考えると、ワクワクしますよね。
■また、母系をつなげると、完璧な細胞質といえど
減数分裂を繰り返していきますから、
劣化コピーでしかない。
あるいはテロメアが完全には受け継がれなかった。
つまり代を経て、その血は弱まっていったとする各地の神話は
遺伝に基づいていても問題がないわけです。
■恐らく人間の寿命は、他のサルたちと同様30~40くらいが寿命だったと思います。
13,4で生殖可能となり、そのサイクルかける2で衰えが生じる。
■また、遺伝子を多く残そうとすれば、
異系の血は入れすぎてはいけないはずです。
限界まで来た時に、異系を入れて、それをまた、種とする
この方法が一番細胞質とDNAを守る手段であったかと思いますし
逆にそこに、誤った遺伝子が入り込む隙があったのかもしれません。
■ヨーロッパ王家の血友病の多さは
血族を守るために近親婚を繰り返した、
その害の典型といえる物でしょう。
馬の世界なんかではそのエックス遺伝子に
強靭な心臓の遺伝子がある、と言いますから
悪い意味での資質の固定を行ってしまったと言えるかもしれません。
■その傾向を考えた時、日本では飛鳥、奈良時代を最後に
基本女系天皇は絶えます。
途中から男系重視に変わります。その一方で執拗なまでの
摂関家の母系導入がある訳で、血のバランスと言うのは恐ろしいものなのかもしれません。
■さて、バイスタンダー効果が生む、遺伝子の不安定性は
紛れもなく母系の血統の劣化基準となります。
そして土地や食べ物に依存する。
進化と対価は紙一重であり、実験であるわけです。
ミトコンドリアイブが持っていた(私たちが受け継いだ)、
長大な生命力と、遺伝子安定性を奪うこととなるでしょう
細胞質の面で女系の活力を奪いますから
その影響がなくなるまで(分裂ベースで30世代)
集団が耐えられるかどうかは(余裕で耐えられるとは思いますよ)
興味深いところです。
■女王卑弥呼の伝説
これも母系、アマテラス系の神話と照らすと面白いですね。
彼女がかたくなまでに守ろうとしたのは、
恐らく女系の血族の信仰だったのでしょうか?
細胞質遺伝を照らすと、ミトコンドリアイブは、
女王蜂的存在であり、各地の神話の根幹を成すもので
あったと思われます。
要するに可能性的には、ほぼ不老不死の、画期的な寿命と
成長曲線と、生命力を持った女性がいた、
と言うのは人間の生命力(寿命100年)と
照らし合わせて全く妥当だと思います。
DNA寿命ではなく、細胞質寿命による革命がかつて存在し
おぞましくも、壮絶な努力の元で、徐々に人と言う集団は
資質を固定し、集団を増やしてきたとすると、
神話上も、フロイトあたりの訳分らん心理学上も説明がつきます。
■外見はともかく(笑)
ミトコンドリアイブと言われた女性、あるいは母系は
画期的な細胞質と、細胞質遺伝、ミトコンドリアを持った
この母系でなければ意味がないと思わせる、女性であり
それ(やその子孫)をめぐって
男性や男系の幾多の戦争があった、
と考えますと、神話の根幹の一致性が
ちょっと納得できるような気がして
今後の研究に期待を抱いてみたくなるのでした。
Posted at 2012/02/24 09:17:11 | |
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バイスタンダー効果 | 日記