■「謙虚であれ、正直であれ」
ミスを人間したときは、結局この2点が大事だ。と思う。
但し、言い訳どころか相談が通じない人については、徹底的に防衛する。
これが交渉のセオリーだ。
■だから逆手にとって、味方のふりをして、大事なキーワードを聞き出す。
これも交渉のセオリーだ。
そのために本当の味方になるときも必要だ。
■政府は一体どうなのだろう。
「自民が悪くても関係ない」といえる器が現在の民主党にはない。
必殺技は「自民が、東電が」だ。
背負う気がないなら政権など継がなければいいのに。
利権だけのウハウハ世界を夢見ていたのだろうな。
埋蔵金をザックザック掘り出して、ばら撒きながら賄賂をもらう。
■そういえば小沢さんそのものじゃないか?
「小沢さんみたいにお金持ちになれるぅ。
接待とか紙袋もらっちゃって。」
そんな時代は終わってしまいました。残念。
■東電も上が逃げ回っているから現場の所長はない腹をくくる。
でも現場の所長が、腹を切っても何も解決はしないのだ。
こんな所で追い討ちをしても始まらない。今は確か似そうだ
無限に放射線許容量が上がる現場なんてごめん蒙る
しかし、肝心の汚水処理は丸投げ。
私だったら思い切って反逆するが、吉田所長はそうはしない。
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■現場が様々な困難にいる中、突然訳の分からない約束を
東電の清水社長が行った。
工程表「しっかり守る」=福島原発、9カ月内に冷温停止-東電社長
今行う事は、手を尽くす事だ。これは建設のプロジェクトではない。
不眠不休で人材を入れれば解決する事でもない。
どうしてこの期に及んでも謙虚になれないのだろう。
頭悪いんだろうか?
■こういえば、誰も責めないだろうに。
というか、
何故これだけのことが言えないのだろう???
まずは福島第一発電所の事故に伴い、ご迷惑をお掛けし、避難を強いている皆様方に
改めてお詫び申上げます。お腹立ちの点も多々あるかと存じますが、
私共の言葉をまずは聞いて頂きたく存じます。
現在の情況は1号機のメルトダウンが明らかになりました。
旧来、放射線量、水量を元に1号機の燃料損傷率は70%と推定しておりましたが
現状は想定以上に厳しい数値となっております。
ご不快とは存じますが、正確な数字を把握しお伝えできなかった事を
ここに深くお詫び申上げます。
現在福島第一発電所の方は所長の吉田が指揮を行っております。
現場の吉田(所長)ではなく、私に責任があるということを申し上げます。
私はコストカッターとして、安くて安心できる電気をと思い努力してきた。
しかし、災害の想定を間違え、私たちとしては予想し難い位の大津波で
このようなご迷惑を与えてしまった。
深く深く陳謝する。
確かに、津波に関しては数百年に一度の大津波の可能性を指摘されていた。
ただ、福島第一発電所は最も古い物で40年、残りの年数にかけるコストとしては
電気料金に跳ね返る部分もあり、アセスメントしつつも対策に踏み切れなかったという面もある。
経営判断として申し訳ないと思っています。
私に関しては、報酬を返上する。
しかし、ご批判もあるだろうが、社員の給料や老後の年金についてはご配慮を頂きたい。
もちろん社員や、労働組合とも交渉を行い、理解を得ようと努力している所だ。
工程に関しては適宜努力はしております。しかし計器類の狂いもあり
情況の変化もあり、対応としては、現在冷温停止まで9が月の予定で
現場は死に物狂いで、協力業者のご協力を頂いて進めております。
現在は予定の変更は考えておりませんが、変更をお願いする際は
私の方で再度説明とお願いをさせて頂くかもしれません。
ご批判もあろうかと思いますが、見守って頂きたくお願い申し上げます。
そして
原発以外でも現場にいる社員は本当に一生懸命やっています。
私一人が頭を下げて住むことではないとは存じますが、どうか皆様のご協力を頂きたい。
電気がどうしてもこの震災の影響で足りません。私共も必死の努力を行いますが
どうか皆様のご協力を頂きたく、お願いを申上げる次第です。
たったこれだけの事実と決意
を喋るだけでいいのに。
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■正直東電の清水社長が分からない。
元はいい人だったのだろう。土下座をする姿勢からはそのように感じられる。
しかし権力を持つと豹変してしまうのだろう。
だから、操りやすい。豹変が一番おろかだ。
どれくらいの権限を与えると、どのようになるか、
それが会長からは手に取るようにわかる「いい駒」だ。
そして色々首根っこを掴まれている。
ただ、今の日本で出世が出来る人はそういうことが出来る人でもある。
■もう一つ言おう、確か青山繁春さんが、「工程表は現場にOKを取らなかった」と言った。
素人と、現場を知らない図面屋が、勝手に作ったと言う事だ。
しかし「表」「数字」を作ると、その数字は勝手に走り出す。
1号機は冷温停止に2ヶ月でもいいのだ。代わりに3号機は8ヶ月かかるかもしれない。
そういったことは真摯に説明すれば、みんな分かってくれるはず。
でも肝心の社内がそんな事を理解できない。
仮にも社長として、調達として名を馳せたなら、その匙加減がわかるはず。
協力業者に頭を下げるべきではないだろうか。
■これでできなかったらどうするのか?早期にできたとしても
本当は出来るのに隠してたと言われるだろう。
■中には真摯に説明しても理解しようとしない人もいる。
そんな人は現場監督として動員すればいい。
やってもらおうじゃないの。
■直江兼続の有名な話
ある百姓の家族が上杉家の侍に間違って切られてしまった。
そこで兼続は詫びて、誠を尽くしたが
家族に合わせろと言って妥結をしない。
そこで兼続は、閻魔様へのお手紙を書いて
あの世に送ってあげたそうだ。
■いい話ではないが、直江は武将としても好きではないが
交渉については、いい心がけをしていたのだと思う。
誠を尽くして、返って来ない相手には何を言われても動じない。
ネゴシエーターならそうするのが普通だと思うのだが・・・?