昨日の続きです。一応昨日の過程をまとめて起きます。
何をどういうように悩んでいるかを見える化しておきますね。
【念の為】
これは個人ブログですので、そこを否定するなら全否定だろうと言う人も
いらっしゃるかと思いますが、概念論について突き詰めるつもりはありません。
一応筋道を立てて論理だててはいますので、間違っていたら直しますし
見えないものが出てきたら修正しますし、新しいデータが出れば整合性を取ります。
モデルができていて、それに合わないからデータを否定する、
それは主張であって、意味がありません。
データが無いと騒いでいたのはそういうことです。
答え合わせは重要です^^
では、モデル→仮想結果→検証→修正を行っていきます。
今は検証の工程ですね。
マクロモデル検証判断
福島の汚染◎(セシウム、ヨウ素)
福島の汚染(ダーティーボム)△見直し
関東の汚染(セシウム)△ 見直し
関東の汚染(ヨウ素)○
関東の汚染(希ガス)新規検討
ミクロモデル(15日)
福島の汚染◎
福島の汚染(ダーティボム)△見直し
関東の汚染(セシウム)△ 見直し
関東の汚染(ヨウ素)○
関東の汚染(希ガス)新規検討
ミクロモデル(21日)
関東の汚染(セシウム)△ 見直し
ミクロモデル(全体)
関東の汚染(セシウム)△ 見直し
東日本の汚染(セシウム)△ 見直し
【心配】
セシウム汚染の深刻化、広範化
15日プルーム通過範囲では
希ガス成分やダーティーボム成分の精査必要
【修正手段】
追加データ拾い・・・骨折れそう(苦笑)
■マクロモデルは、修正で問題ない。
と言うか全体的には、
過去のミクロ理論の修正をするだけで
全容から見れば、実証データに合わせてモデルを修正するのは当たり前の事
と言うかここで修正するのが学問的に大事。
ヨウ素系は修正は余りいらない
15日以降は無視できるレベルだと言う事が想像がつく。
雨で落下している分は補正すればよい事。
セシウム系に関しては
15日の影響が減って、
21日の影響が増えて
(多分それ以外にもじわじわ降っているぽいのが頭が痛い)
15日の総量が減ったわけでは無いから、15日の意味合いが変化する。
一言で言えば、結果は変わらないので、
(
公的データを使用しているので変える必要は無い)
これは
関東には「悪い話」。
15日のプルームの経路だけではないのだから。
後燃料プールが水漏れ起して、万が一また「ダーティーボム」が起きると
西風の無い今の気象条件では汚染は関東を覆う可能性が高い、
と言う嫌な話も出てくる。
一言で言えば、危険性は増してしまったと言う事。
何故なら
★線量で見える汚染(15日)が、→
プルーム経路
見えない汚染で、→
ダーティーボム「残骸」
もちろん
見える汚染(セシウム)もあるけど
ぶっちゃけもう余り見えない。(α線源見えない、セシウムの上積がある、ヨウ素崩壊した)
データ
※ここはどちらかと言うと、ダーティーボム悲観派?である猛走峠さんの意見が
ダーティーボム楽観派?である私の意見よりも優勢だと言う事です。
劣化ウランについては、弘(2型)さんの指摘があったので、そこから気付いて
UF6の点は訂正した(フッ酸)
ウラン238についてはずっと言って来たとおり、健康被害が出るとしたら
劣化ウラン(UF6)型ではなく、ウラン鉱山型(U238)
飛散量についてのデータが無いのが辛い。
分析センター的には希ガスしかきていなそう(これは仮説に近い)
なのですが
★少ししか見えない汚染(21日他)が、(線量少々)
見える汚染になった(セシウム暫定基準突破)と言う論理だから
これは悪い話。
★全国的に見ても、セシウム汚染はもっと広範囲で!
更には、ホットスポット散在が日本でも既に出ていると言う事
(いわゆるチェルノブイリのようなホルスタインの模様のような汚染)
WSPEEDIのヨウ素モデルの、何処かに点在している、と思われる。
■端的にいえば、放射線が高かったのは15日で間違いないし
その経路にも破綻は無いが
実際のセシウム汚染は、もっと低濃度と言われたプルームによっても
引き起こされているし、これからも引き起こされる可能性がある。
■但し、SPEEDIにしろ、WSPEEDIにしろ、↑
ヨウ素モデルしか発表されていない。
セシウム中心のプルームは今も少しずつ出ているし、
パージと雨で今後も濃度が高まる危険がある。
ただ、ヨウ素等が減衰していて、線量異常では見えないと思う。
(殆ど見えないプルームになる)
物凄くタチが悪い話なんですよね・・・
簡略化して、見えるかと思っていたら
「見えていた線量」には別の悪影響があって、
「見えていた結果」は、もっと「地味な線量」が原因です。
モデル修正して、ミクロモデルから立て直さないと
注水中止と一緒で収まりが付かないのも馬鹿らしいし。
■注水中断云々は、以前書いたとおり、結果オーライでいいと思う。
止めてない、と言うなら、それは結果的には◎です。
ただ、組織人としてなら、もし命令を無視していれば大事ですから、
吉田所長も「黙ってたけどそんな馬鹿な命令、無視したわ、あれ」と言った訳で
一人で泥をかぶったっという所でしょう。
止めていたか、止めていないかはパラメータの分析から何れ分かりますから、
所長の逆切れで、騒動が治まったという、
なんとも収まりのつかない話になりました。
欧米的にはマニュアル逸脱で、所長の立場にも影響しますが
腹くくったんでしょうね。
では投稿を忘れていたので投稿します。