マスコミがなんか100%の化学みたいな寝ぼけたこと言ってるよ。
結局、安定した化学反応や、物理法則が継続的に為されるには、ラボのような安定した継続環境が必要なんだよ。
トラブルっていうのはその真逆。
なぜうまくいくのかは、慎重を期して計算を精緻にしなければいけないけど、うまくいかない理由は、少々手を抜いても問題ない。
水が入るようになったのは、穴が開いて圧力が下がったから。圧力鍋がバカ鍋になったからなんだよね。
その蒸気が出たのが3月15辺りな訳。そして人が近づき続けるために、レスキューが放水したのさ。
でも鍋の蓋までは飛んでいかなくて、水蒸気やスプレーがある程度、蓋をしたから日本は助かった、って訳。
簡単でしょ(苦笑)
それを経験で知っているかどうか、なだけのお話で、こういうトラブルには誤差が付き物。変に計算であわせようとすると、頓珍漢になる。
当たり前の事を当たり前に考えて、勝手に計算でパニクる事を避けるために、統計で補足する、原発は高度な化学議論どころかローテクの塊だからね(苦笑)
化学式や反応環境はうまく成り立たせるために必要であって、うまくいかないときに、手当てができるかどうか?は、そんなのでいいんかい、って事が多い。
トラブるの際には北朝鮮の様に内ゲバをしている暇はないんだよ?
いつどこで正しい知識が必要なのか、これの見極めが一番大事なんだよね。逆に、こんなのでいいのとういうような間違った環境で、正しいプロセスが起きるときもある。
今回の話はだからなんなのの典型だよね。
高度な化学議論とやらはものすごく時間と手間がかかって、だから、この世にはプロセス屋さんがいる。計算されちゃえば後は判断して単純化するだけ、なんですよね。
だからこそ、化学式を出しても仕方がないわけで、ぼかす、或いはフェイクで方向性を間違えないようにするには、統計の目と大局観が必要なんだよ。
水が入る時間こそが危険時間で、何度も繰り返し続けたのは大正解。チェルノブイリと福島の差はそこなんだよね。因みに高度な化学議論だけで動かないのが再処理の難しさ。棄てるにしても同様だよね。なんとか動く欠陥機械は後が面倒なんだ。
Posted at 2013/12/14 06:06:00 | |
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原発事故の対応 | 日記