■ちょっと気になる記事が出ていました。
読売新聞です。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110324-OYT1T00611.htm
引用
東日本巨大地震を引き起こした地殻の破壊が茨城県沖で止まったのは、フィリピン海プレート(岩板)によるものであることが、海洋研究開発機構の調査でわかった。
 地殻の破壊は、宮城県沖から北と南へそれぞれ進んでいったが、南下していった破壊は、茨城県沖と房総沖の境にある同プレートの北東端でちょうど止まったとしている。
 一般に、余震の発生領域は、地震を引き起こした地殻の破壊が起きた領域とほぼ同じであると考えられている。同機構がこれまでの探査で分かっていた茨城県沖の地下構造と、余震の発生領域を比較した結果、余震の発生領域の南限がフィリピン海プレートの北東端に一致していることが判明。同プレートの北東端が、地殻破壊の房総半島沖への南下を食い止めたとみている。
 日本列島の太平洋沖合では、東日本をのせた北米プレートに太平洋プレートが沈み込む一方、西日本をのせたユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込んでいる。
 しかし、関東地方では地殻構造が複雑で、北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートが沈み込む3重構造。茨城県沖は太平洋プレートの上にのるプレートが、北米プレートからフィリピン海プレートに代わる場所にあたっている。
引用終

茨城県沖のフィリピン海プレートでプレートのずれは止まりました。
■要するにフィリピン海プレートに、今回の地震の余震になるべき、圧力がかかりだしています。
(最大M7.5以上の力)
フィリピン海プレートは駿河トラフに直接関るプレートです。
これは非常に良くないです。箱根や、富士山に力が直接かかります。
マグマの生産量が増えれば、100年単位のスパンで火山活動の活発化が確実です。
更にはその先にある駿河トラフにも力がかかります。
実は東日本大震災の一代前貞観地震の折は、
貞観地震の前に富士山が活発化して、貞観噴火などを起こしています。
箱根もかなり活動量のある火山なので、地震に関係なく噴火する可能性はあるのです。
ちなみにここからは自コメコピーをお届けします。
貞観地震の20年後に、東南海地震が起きて大被害を出しています。
歴史は繰り返すのでしょうか・・・
20日頃東海地震の噂で持ちきりになりましたが
20年以内に発生する確率が非常に高く、30年以内にほぼ間違いなく発生すると思います。
************************************
chocovanilla
2011/03/20 12:55:12
一部略
★さて、地震雲についてちょっとだけ安心していただきたく。
■地震雲発生メカニズムは確固たる研究エビデンスがありません。
但し、地磁気異常はすでに指摘されていますね
■地震雲については、関連はありません。
何故なら、地震雲(回数大)→地震(回数小)だから。
逆に言えば、大地震の際にはかなりの確率で地震雲があります。
■但し、岩盤にストレスが、一時的にしろかかっている場合が多いのだそうです。
だから摩擦による電子の放出があるとか、ないとか。
■岩盤ストレスは月の重力にも寄ります。
今はほぼ満月、ストレスがかかっています。
★安心出来るのか?
■安心は出来ません。しかし、確約もない。
■ストレスがかかっているからと言って、必ず、岩盤さんがぶちぎれるわけではない。
■しかしストレスはかかっているし、ストレスが取れた後で暴れだすかもしれない。
■東海地震887年、仁和南海地震と同時発生、
■貞観地震869年(東日本大震災の一つ前1100年前)
■20年内の発生が懸念・・(いつ起きてもおかしくはないと思う)
30年レベルではほぼ確実な発生だと思います。
■但し、東海地震の発生リスクは、もともとそれくらい危険な地震のはず。
但しリスクの上昇は否めません。
■仮免許のドライバーがいつ本免許を取って公道に出てくるか・・・な状態です。
■備えと、心構えが大事です。今日明日発生する確率は焦る必要は無いとおもいます。
以下、自コメントのコピペです
■東海地震については、スイッチのひとつは押されたと思いますが、
それが直接東海地震になるわけではありません。
今回の岩盤割れ(大震災)はあまりに大きい規模の為、
本来であれば、東海地震で割れるべき岩盤の一部を余震でぶっ壊した!
と言うのが今回の地震に対する危惧です。
だから直接的関係はありません・・・が、
余震として分かり易いものの一部を今回の大震災は破壊しました。
よって東海地震は予測が難しくなった事は間違いありません。
(今回の1100年に一度の貞観地震スリップは東北大学教授による2007年の発表であり、
恐らく東海地震モデルに組み入れられていない、逆に言えば3年前に今回の地震は予知されています。
怪しげな俗説ではなく、論文として)
広義の岩盤ストレスで言えば、周期的な東海地震がなぜか前回の南海地震で発生しなかったのは、
(これは少し異例な事でその為東海地震は予測可能な地震としてピックアップされたのです)
今回の震災ストレスが解消されていなかったから、と言う仮説が成り立つのです。
と言うわけで、若干計算は異なりますが、なぜか起るはずの東海地震を押し留める「東海地震を阻んでいたもの」が今回の震災で消えました。
「東海地震は来るべきででもいつ来るかわからない」と言う、当初の前提条件が、くしくも出現しています。
東海地震は、研究当初の危機的な条件をついに整えたのです。!!!!
よって東海地震自体の持つストレスを考えれば、「東海地震がいつ起ってもおかしくありません」
東海地震自体の岩盤ストレスによってね。
(繰り返しますがその意味で、静岡富士山下地震は東海地震の余震ではありません