2011年03月27日
■昨日、1号機で高濃度汚染が出て(390万ベクレル)、
数字が悪い2,3号にもっと悪い事が起きていないか?と言いました。
■やはり2,3号は大変な事になっていると見ていい様です。
1週間以上圧力容器の圧がかからないと言う事はどこからか駄々漏れなのです。
3号で同じ水が出ていなければ、2号は圧力容器に損傷があった可能性も出てきます。
予断は全く許しません。
また2号は格納容器の一部で爆発が起きています。現実的には圧力容器で、配管の損傷があり
もれ出た水素が格納容器内で爆発を起こし、結果的に格納容器外に原子炉の燃料がとけ切った水が
もれ出ていると思われます。
また2号は圧力計がしばしばマイナス圧を示しています。何か大変な事が起きている
と言う心配が現実味を帯びてきました。
一つだけ喜んでいいのは、日本の原子力格納容器は素晴らしい性能があると言う事です。
少なくとも水素爆発、最悪水蒸気爆発をこの容器はしのぎきったのです。
一部損傷でもれ出てはいるのですが。
http://www.47news.jp/47topics/e/202652.php
引用)
2号機の水からは、半減期が53分と短い放射性ヨウ素が、1立方センチ当たり29億ベクレルという極めて高い濃度で検出された。原子炉から配管を経由してたまったと考えられるという。経産省の西山英彦(にしやま・ひでひこ)官房審議官(保安院担当)は「かなり大きい。見たくないようなひどい数字だ」と説明した。
原発の放水口付近で26日に採取した海水からは、法令で定める濃度限度の約1850倍の放射性ヨウ素が検出された。25日の測定では約1250倍で、濃度はさらに上昇した
引用終)
■これはもう、燃料棒が崩壊していて、その強烈な放射性物質を含んだ水がボロボロに流れ出ている事を示します。ちなみに、立方センチ辺りに更に数値が変わりました。リッター1キロとして、いや実際には重たいドロドロのあやしい物質とは思うので、500CC1キロにしましょうか。
そうすると29億×500=14500億ベクレル/キロ=1兆4500億ベクレル
100万から兆に数値が上がりました。
まあ半減期53分だそうですので、すぐに下がるともいえますが、
、で、セシウムは?プルトニウムは?と聞くのは間違いでしょうか。
■3号機の水はプルトニウムは計らなかったそうです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210327006.html
計らなくて正解です。パニックになりますので。
引用しましょうか、見なかったことにします^^;
引用)
プルトニウム239は、ウラン燃料棒が燃焼した後の使用済み核燃料や3号機で行われているプルサーマル発電の燃料棒に含まれている放射性物質です。半減期が約2万4000年と長く、がんなどの深刻な放射線障害を引き起こす可能性があります。1号機から3号機のたまり水は、原子炉から漏れたという見方が強く、たまり水からプルトニウムが検出された場合は、原子炉内の燃料棒が激しく損傷していることを示すことになります。原子力安全・保安院は、これまで必要性が薄いとして調査していませんでしたが、今後の状況次第で調査する考えを示しました。
引用終)
■しかも、この水残留熱を持っていませんか?炉心の核燃料の水なのですから。
しかも核燃料には核分裂後、プルトニウムが沸いているはず。
プルトニウム汚染をどうするかも現実になろうとしています。
■でもどうして急に漏れ出したのか?
答えは簡単、冷却を真水に変えたからです。
真水が塩の塊や、塩が取り込んでいた素敵な放射性物質を溶かします。
それらの塊が小さい穴をふさいでいたのが、水がどんどん漏れ出しました。
このままいくと、冷却する限り原子炉の水がほとんど出てきます。
一言で言うと、冷却すればするほど海に放射性物質を垂れ流します。
ただ、蒸気や爆発の危険は薄まりますから、
太平洋の自浄能力にすべてを託す事になるでしょう。
■光が一つだけ見えています。
日本にとっては明るく、世界にとっては悪夢ですが割り切って、真水で冷却を続ければ、核燃料は崩壊してスラリーとなり水に溶け込んでいる素敵な状態なので
2から3年続ければ段々と炉の水がもれ出て
ほとんど海に流す事ができます。
2,3号機限定で、(2号機はほぼ確定、3号機は未確定)
全く喜べないですが、それ以外に被害をとどめる方法を知りません。
■但しチェルノブイリに汚染範囲、量は少なくとも並んでしまいそうです・・・
この水が流れ出したら、日本は漁業における発言力を失う事になるでしょう><
缶詰さよなら><になりそうです。
いわしさよなら><生シラスさよなら><秋刀魚さよなら><
書いていて悲しい・・
■追記
検査を抜き取り検査などにして海産物の放射性物質の検査をしっかりして欲しい。
もし出た場合は国がある程度保障して、漁師の人が困らないようにして欲しい。
恐いのは今検討されている野菜みたいに、安全基準の単位を上げてごまかす事。
漏れているんだから、出た場合は、食べない
出ない場合は大丈夫と言う形にして、明確化しないと全部恐いって話になる。
単位ごまかして「大丈夫」にしたら、困っている人のために食べようと言う人も食べないよ
魚は厳しくする位にして、安心を呼びかけて欲しい。
太平洋は広いから、拡散は結構しっかりされると思う。
炉心から出た水はフィルターにかけて、なるべく物質自体が流れないようにする。
そういった方針を早く体系立てて欲しい。
**************************************
■26日の心配
1号機でも高濃度汚染
(アサヒコム)
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260185.html
■時間が今ちょっとないので詳しくは触れないが、数値上、1号機は圧力容器周りの損傷がないはず
もし、報道が本当であれば、2号、3号の状態が想定より悪いと言う話になる。
(圧力配管周り損傷の条件が同じなら、1、2,3ほぼ同じ数字のはずだが、
1、と2,3は異なる様相を見せている)
■少し漏れただけならいいが、今のまま行くと、タービン建屋作業内が不可能となり、
電源復旧しても電気で冷やせなくなる。
■その場合、コンクリートで分厚く埋める「石棺」が唯一の解決策となるが、
そうなれば福島第一原発の周り30キロは当分人が居住する事ができないだろう。
■そういう事態を避ける為にも、命をかけて作業している人達の無事と成功を祈りたい。
Posted at 2011/03/27 14:42:17 | |
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放射線量(実測に基づく) | 日記
2011年03月27日
■阪神大震災の話に朝触れました。
あの件はボランティアを浮き彫りにしたもの。
冷たい一言を言いましょう・・・ボランティアーは金持ちだ♪
ええっそれはいくらなんでも、って思うでしょう。?
でも、移動費、ご飯、宿泊、を自前でいられる人ってどれだけいるんでしょう?
1ヶ月ボランティアで10万以上持ち出し!!
お金持ちでしょう?
働かないでもお金がくる仕組みが無くてはボランティアは出来ないんです。
■ですから、ボランティアは「お金持ち」か、「やせ我慢」か、「ヒモ」です。
この3択以外にありえない。
■だからボランティア組織の人もそうです。
普段はどこからかお金をもらって生活しているのです。
10年に一度の地震のために「私たちを税金か何かで買ってください」という事です。
それが行き過ぎると「ユニセフ」に募金の65%?を渡しての頃のお金で生活するという
「日本ユニセフ」のような営利組織が生まれます。
■つまり組織を常設させれば、人が必要、つまり経費が必要。
お金は経費に流れていくのです。
ギャンブル組織のJRAや宝くじに経費が必要なのと同じです。
広義の意味で言えば「日本ユニセフ」は何も起こらなければ「ヒモ」なのです
だから普段は海外の悲惨さを、アグネスとか言う3軒の豪邸を持つ人が宣伝しているわけです
(黒柳哲子さんは、世界のユニセフの大使です、間違えないように)
■言いすぎだという人もきっと多いと思います。
でも被災地でないのは何でしょう??
「家」、「お金」、「仕事」、失われた「生活インフラ」「宿泊設備」
これを持たずに人が乗り込む事は、
これらの資源を逆に被災者から奪う事なのです。
だから阪神大震災以降、ボランティアは軽視される傾向が出ました。
■しかも、災害地では自衛隊と、ボランティアはコンペティター(競争者)です。
思想的にも、対極な人が集まってきます。(左と右)
自衛隊の目的は、自衛隊を受け入れてもらうことと
ボランティアの目的は自衛隊を不要とすることです。
(個人では善意の方が多いですが、そういう目的の人も必ずもぐりこみます)
だから、自民党は自衛隊を優先し、ボランティアを軽視しました。
それどころか物を送るのも、腐るからといって邪魔した。
■そんな情況で東日本大震災は起こりました。
今必要なのは、まさしく
「家」「お金」「仕事」「休むところ」「インフラ」「温泉等の娯楽」
人は「被災者自体」がいるのです。無いのは仕事であり、帰る家です。
ずばり必要なのはお金です。お金なのです。
そして物なのです、生活必需品なのです
■だからボランティアに行くお金があれば、移動費と宿泊費をまとめて募金してください。
東京で往復3万、宿泊4万、食費は救援物資でしょうから無料、計7万
3人がお金にすれば、一人の雇用が生まれます。
日本全国で60万人がそういった募金をすれば20万人+家族が1ヶ月しのげるお金が出せる。
お金持ちの人よろしくお願いします
■復興を仕事にすれば、避難者の人が暮らせます。
ボランティアが必要なのは復興が軌道に乗って、元の仕事に戻った時です。
■でもそうなると、後はいいね!!といってボランティアは来ません。
仕事に戻れば復興に動く人は減るのです。
でも、そんな時のボランティアをしても、ありがとうって言ってくれる快感が味わえないし
常駐ボランティア(ヒモ)もお金が集まらなくて儲からない
■ボランティアだって目的があるんですもの、
政治活動や、今で言うシュウカツのネタとか。
或いは、「見聞きをすごい」と言ってもらうために危険なところに
堂々と入るためのボランティアですから、
働きに行くんじゃ無しに、見聞きしに言っている。
■そうじゃないボランティアの人はやせ我慢。
そう人もいます、でも今はお金の方が必要、
■だから言います。必要なのはゼニとモノ
お金のある人は諭吉を、無い人は漱石を、子供の方はジャリ銭お願いします。
募金先はコンビニで十分です。
そのお金が人々を一番救うのです。
■本当のボランティアの人、
もうちょっとしたら、やせ我慢で行って下さい
でも阪神大震災のように隣町じゃないのです。
間違っても宿泊施設の無料占領ではなく、
お金を伴った支援をお願いしたい物です。
■追記
現地の人自身がボランティアをして、代償に生活費を受給できるシステムを作ってほしい。
そうすれば、家族が大丈夫な人は積極的の(有償)ボランティアが出来る。
それと医療職を始めとした(有償)ボランティアのシステム化と、
それに対する十分な手当てがあれば恐らく、復興のスピードは飛躍的に上がる。
役所はその辺りを柔軟に出来るようにして欲しいし、そのお金を募金で広く集められれば
みんな、やせ我慢ばかりの復興でなくてもいいし、
税金や日本ユニセフみたいな募金金額の中抜きもなくなるはず。
■阪神大震災の際は、大阪には学校が沢山ありますから、
途中からちょろっとボランティアが可能でした。
でも怪我は出来ないので、たいした作業も出来ず、お風呂とトイレが供給できるわけでもなく
日帰りですから大した時間いられません。
あれは電車止まった所から1日歩けば入れる神戸だったから可能なんです。
卒業待ちの学生などは就職難ではないので、ボランティア行かれた方も結構いらっしゃいました。
今回のエントリーについては阪神の際はという反論はあると思います。
でも阪神とは条件も規模も違います。別物です。
一緒にすると、ヒモボランティアの格好のカモです。
Posted at 2011/03/27 13:01:26 | |
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東日本大震災 | その他
2011年03月27日
私は阪神大震災も被災と被災で無い境にいた。
要するに被災はしなかったが、少しで歩けば被災地には入れた。
本当の被災地には入れなかった。無かったのは援助でなく、物と物流と、そして家とお風呂だった。
今回の地震の対応はあまりにひどい。本当にひどい。
よりによって最悪の手を打った。関東に縁者がいて、東北から眺めた震災は
本当に、あの政府の対応のひどさを浮き彫りにする。
政治信条に立ち入る気は全く無い。
でも、役人を含めてあの人たちが、関東に東北に今何をもたらしているのかよく考えてほしい。
そんな怒りのエントリーです。
■阪神大震災
あれは大きな経験でした、川を越えれば次々と町の損害は大きくなり、
逆に大阪に近づくと、何事も無く、傍観する事のできるという、
絶妙なゾーンで地震に遭いました。
これほどまでに、当事者と傍観者の境というものを
知ることの出来る機会を得た事は大きかったです。
■例えば、今ボランティア担当大臣をしている人
阪神大震災の時、わざわざ現地で自衛隊反対のビラを配りました。
だから兵庫よりになればなるほど、あの方は蛇蝎の如く嫌われる傾向があります。
大阪の選挙区では人気があります。
ですが私には、あの件以来、その人がかつて代表を務めていたピースボートとやらが
偽善団体にしか見えなくなりました。
■地震と言うのは残酷なもので、
「崇高な理想をもっともらしい顔で言う人」が如何に残酷で、意地悪かを浮き彫りにします。
阪神震災の時当時の社会党の首相は、自衛隊の出動をためらいました。
伊丹の自衛隊は出動できず、その間に多くの人が建物の下で、蒸し焼きになって
死んでいきました。
長期政権の保守系の知事は無事を伝えた後で行方不明となり、同じく人を見殺しにして
大いに晩節を汚して去る事になりました。
昔で言う保守も革新も無く、
こういう時に理想にこだわる人は、やはり自分の理想の事しか考えていません。
■マスコミだってそうです。
公的テレビは地震の直後、全国に向けて壊滅したはずの神戸近辺の支局と連絡を取り
物は落ちたけど「被害は小さい」と言い切り、安心して親に連絡して(迷惑がられた)
二度寝した私は、起きてみて話が180度変わっていて唖然としました。
*****************************
■東日本大震災はどうだったでしょう。
これは天災でありますが、明らかに人災です
津波警報で50センチの津波と報道していたテレビは、
ある瞬間「大津波警報で、10M以上で、到達している可能性がある」
と切り替え、生中継で、車が流れる風景を空撮しだしました。
地震の10分後に停電していたら、死者はもう数十%増えたでしょう。
結果、大津波警報は成功だったといいました。本当に?
■政府は、宅急便やローリーを許可制にして制限する事により
物資の輸送の息の根を止め、多くの人の健康を損ない
薬を不足させ、沢山の人口を減らす事によってCO2削減に成功しました。
そしてその結果を、関東の店頭の買占めのせいにしました。
何故一般車はともかく、物流とローリーをストップしたのか??
こういうときは「法律にあわないドラム缶」でもいいから燃料がほしいのに。
ガソリンも物資も来なかったのは、
役人と組んで、許可を持たない車の動きをすべて阻止したからです。
ローリーが来ない→帰りのガソリンが来なければ、物流業者が来るわけ無いでしょう?
言われましたよ。「帰りの燃料が確保できるならチャーターで14万で片道行く事ができる。」
これが現状です。彼らは嫌味を言っているわけでなく、
「燃料不足で組織だって行動できない以上、普段の10倍のコストで丸がかえしてほしい」
と懇願しているのです。
1000キロ無給油の車がどれだけある?
戻った関東の燃料も無いのに物流が働くわけが無い。
政府の無能が被害を拡大した、という事だけは確かで、
ボランティア気分の大臣共は、阪神大震災から結局何も学んでいない。
■結局
東北の物資は、北海道から、青森、秋田、八戸を経て下道で運ばれたのです。
北海道の方も本当にがんばっている
東北各地は人口の問題で物流基地としてはそこまで大きくない。台数も少ない。
その地域は物資不足になりながら、物を被災地に回しました。
でもガソリンが無いのです。インフラも各地被災しました。みんな家族もいる。
民間中心に支援物資は先細りになりました。
山積みになった物資は何処かの倉庫に留まり
何人もの人が瓦礫の下で無くなり、避難所や病院で凍え死にしました。
それが現実です。
*****************************
■関東の買占め
あれは筋が違う。
関東こそ物をまず運ぶべき。支援物資が来なかったのは物流の問題。
関東でものがあふれれば、購入した上で支援物資に回るから
経済活動に大きな良い影響がある。
先に阪神の時の大阪の反応を揶揄した。でも経済から見れば違う一面がある。
地震があっても、大阪は気にせず元気だから、物が回った。
被災地の隣の商都が元気が無ければ、すべては終わる。
物流は隣の商都が元気でこそ、現実化する。復興する。
今回被災地の隣の関東は逆に物が無くなり、お葬式な気分で経済的に落ち込んだ。
計画経済や自粛経済を誘導する今の政府は、
共産主義的で閉鎖的で、人民政府的で、北朝鮮的に映る。
彼らの個性が透けて見える。
(※自民党がどうのではなく、今の政府があまりにひどすぎる、
政治的な話がしたいのではなく、地震の経験を生かすどころか殺す方向の今の政府に唖然としている)
インフラや物流の息の根を止めた上で、何が買占めをするなだ。
そして何処かの北の国のように、外国のせいにでもするのだろうか。
そして、祭りでも何でも自粛させて経済を落ち込ませるな。
お祭りの際に、募金箱でもおいておくほうがよほど有意義だと思う。
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■燃料と、物の関係
せめて戻った先の物資と、燃料が無ければ物流は滞る。
関東が燃料不足に陥れば、当然関東にも物は来ない。帰りの燃料が無いから。
関東の物流も細ったのに、日本海物流網を切り捨てた現状で、
東北にどうやって荷物が届くのか、燃料が届くのか。
よく考えてほしい。何をすべきだったか、何をとめるべきでなかったか。
人の体で言えば
凍傷すなわちひどい凍傷の手(東北)に向かって、手袋も薬も渡さずに
腕を縛り、血液を止め、心拍を抑える薬をうち、
「心臓がバクバク言うのが悪いのだ」(関東の買占)と文句をいい
頭(北海道)から、舐めてどうにかしてやってください・・・
足(九州)や腹(関西)の物を届けてください。
これが今回、政府とやらがやった事です。反省する様子も無いようです。
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Posted at 2011/03/27 08:51:15 | |
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東日本大震災 | その他
2011年03月26日
■焦るとろくな事はありません。
1気圧と10気圧を間違えるなど、あってはならないミスです。
心配した3号機は取敢えずは大丈夫そうです。
見にくいので間違えた文面は消しました。
とりあえず本日のデータは時間が出来たら検証予定
http://www.kantei.go.jp/saigai/201103261400genpatsu.pdf
http://www.kantei.go.jp/saigai/201103261100genpatsu.pdf
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■先ほどテレビを見ていたら、ヨウ素の吸収率は1割~4割だそうです。
放射性物質としては吸収しやすい方なのでしょう。
海水汚染と一号機汚染水漏出の可能性(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011032690122318.html?ref=rank
1号機でも高濃度汚染
(アサヒコム)
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260185.html
■時間が今ちょっとないので詳しくは触れないが、数値上、1号機は圧力容器周りの損傷がないはず
もし、報道が本当であれば、2号、3号の状態が想定より悪いと言う話になる。
(圧力配管周り損傷の条件が同じなら、1、2,3ほぼ同じ数字のはずだが、
1、と2,3は異なる様相を見せている)
■少し漏れただけならいいが、今のまま行くと、タービン建屋作業内が不可能となり、
電源復旧しても電気で冷やせなくなる。
■その場合、コンクリートで分厚く埋める「石棺」が唯一の解決策となるが、
そうなれば福島第一原発の周り30キロは当分人が居住する事ができないだろう。
■そういう事態を避ける為にも、命をかけて作業している人達の無事と成功を祈りたい。
***************************
■追記もんじゅの噂・・・ ><
※事故ではなく、トラブルだが、タチが悪すぎる。
JAEAは何やってるんですか?もんじゅはトラブルメーカーとしてどうしようもないのに。
・・・もんじゅはうまく行くなら夢の増殖炉だけど現実は仕組的にヤバいから止めて欲しい。
まずはとりあえず止まるようになってから。・・・
ナトリウム冷却は現実的じゃないと思う。
現段階では一応噂です。
http://2r.ldblog.jp/archives/4367597.html
Posted at 2011/03/26 14:07:51 | |
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原発情況 | その他
2011年03月26日
■「彼ら」とは、誰なのか?
「クルブシ被曝」の彼らです。(約2名)
非常に残酷な話ですが、
彼らの動向が、福島第一の炉心に溜まっている放射性物質の特性を明らかにするからです。
そして、今飛んでいたり、今後出てくるであろう、放射性ガスの性質も明らかになります
■彼ら二人ともが無事回復して、「10年後も何も問題なければ」
日本には健康問題はそこまで起きないでしょう。
ですから、彼らには二人とも、是非永劫健康でいて頂きたいというのが偽らざる心情です。
■外国のメディアについてはどちらかと言えば、野次馬的な印象を持っています。
チェルノブイリの時の日本のようなものです。
ただ、この事は恐らく報道規制物と見て、取敢えず、サイトと本文の引用を図ります。
■ウォールストリートジャーナル日本版報道
http://jp.wsj.com/Japan/node_209930
(引用)
採取した水から1立方センチメートル当たり約380万ベクレルの放射能を持つ放射性物質が検出されたと発表した。原子炉の冷却水の約1万倍の濃度。ヨウ素131やセシウム137などで、溶融した核燃料の一部が漏れ出した可能性がある。
被曝作業員の放射線量、推定2~6シーベルト―命に別条なし
東京電力福島第1原子力発電所の3号機で足を中心に被曝した作業員2人の放射線量は2~6シーベルトとみられることが分かった。25日に両作業員を検査した千葉市の放射線医学総合研究所が発表した。
被曝した作業員らは25日に千葉県の専門施設に移動した
国内メディアによると、作業員らが緊急作業時に皮膚に受けることが許容される放射線の上限は労働安全衛生法で1シーベルトとされており、今回はこれを大幅に超えている。国際放射線防護委員会によると、全身に被曝した場合、3~5シーベルト程度で半数の人が死亡するという。
ただし、放射線医学総合研究所によると、今回はくるぶしから下だけの被曝であるため生命に影響はないという。今はほとんど症状が出ていないが数日後にやけどの症状が出ると予想されるという。この2人とともに作業していたもう1人の作業員は、靴に水が入らなかったため健康状態に問題ない。
被曝の原因となった3号機のタービン建屋の水たまりについて、経済産業省の原子力安全・保安院は25日午後、原子炉の水が流れ出していた可能性が高いとの見方を明らかにしている。1号機でも高い濃度の放射性物質が見つかっており内部での作業ができなくなっている。3号機の水には1時間当たり400ミリシーベルトの放射線が含まれていた。ガンマ線が1立方センチメートル当たり約390万ベクレルと通常時に比べ1万倍だった。1号機でも同380万ベクレルだった。
一方、両施設で原子炉に海水ではなく真水を注入する作業は25日進展した。東京電力は12日から海水を注入していたが、長期間にわたって海水を使い続けると原子炉に悪影響が大きいため早期に真水への転換を目指していた。
(引用終)
■皮肉
ついに足元なら2~6シーベルトでも、日本人は健康になりました。
ナノの世界に住んでいた私たちは、μどころか、ミリも飛び越え、
全身被曝でもないとはいえ、ついにこの世界を克服したようです。
追記)
・・・煽っても仕方ないから正直に話しますと、
このレベルになると被曝量的にJCO事故に近づいてしまいます。
死にはしないけど・・・と言う危ないレベルです
くるぶしなので、多臓器不全は起こしづらいですが、
やはり長期的に見れば体に悪くないことは自明です。
他にも病院に運ばれた人達のその後の消息が、
今回の事故では何もなくて怖いです・・・
無事なら無事って報道してほしいものです。
******************************
【備考】シーベルトレベルの被曝と言えばJCO事故が有名です。
しかし、核分裂臨界を起こした事故なので、今回と絡めてはいけません。
レベルが全く違います。
(今回は臨界をしていません、臨界では無く残存物の残留熱です)
■高度放射線を浴びると何が起きるか、が露骨に現れました。
単位は最大16シーベルトとありえない数字です(手作り臨界なので仕方ない)
反原発の方だとは思いますが、分析について特に反論はありませんので、URL置いておきます。
http://www.nuketext.org/jco.html
【ググるな危険!】
JCOに関して、うかつにググると、ショッキングなサイトや、画像が出現する時があります。
反原発や反原子力の人達は、平気でそういったものを載せ、恐怖をあおります。
遺された方のお気持ちを考えると、そういう事をするのは道義に反します。
エベレストを持って、高尾山登山を批判するようなものでしょうか?
JCO事故は、放射能事故のエベレストです。
それくらい、ありえない最低のそして最悪の原子力事故でした。
■一言
・原発を安全に壊す為には作れないといけない。
・大停電と引換に今全部止めたって、ゴミ処理は続く。
・CO2の約束を振りまいた日本に、いまさら逃げ場はない。
・これから資源は益々上がる。高いコストの石油(オイルサンド)に回帰し、このまま行くと
今CO2を垂れ流している、米中が削減余地が大きく、日本は落ちぶれるだけ
・CO2量の縛りは、即ち経済規模の縛り、安易な原発反対は日本の地盤沈下を招くだけ。
********************
おまけ(ふと思い出して探してみた)
――--、..,
:::::::,-‐、,‐、ヽ.
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、
/. ` ' ● ' ニ 、
ニ __l___ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ _ | i < 戦わなきゃ!現実と!
|( ̄`' )/ / ,.. \____________
`ー---―' / '(__ )
====( i)==::::/
:/ ヽ:::i
Posted at 2011/03/26 13:22:37 | |
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原発情況 | その他