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2017年04月11日

【書籍】Racecar engineering Mar 2017, Vol27 No3

【書籍】Racecar engineering Mar 2017, Vol27 No3 土日に、たか@さん。にお借りしている「黄姫」のシート交換・ハーネス取付、フロントブレーキパッド交換の作業をしてから、クルマを動かしていなかったので、念のために、昨夜の帰宅後、黄姫を近所の「裏山」でドライブしてみた。

重心とトレッドの関係の重要性についての認識はあったが・・・

ワイドボディ、ワイドトレッドって、こんなに違うんだ!と衝撃を受けた。
サス・セッティングの巧みさもあって、私のビートよりも遥かに低重心感がアリ、路面に吸い付くように走る、曲がるのだな・・・。


エンジンも元気で、速さと怖さとシャシーの安心感と・・・矛盾が同居しながらも、目鱗、かなり感銘を受けた。


==


2月のUK出張時に、先日ブログアップした


ブログエントリ: 「【書籍】RACE TECH, MARCH 2017 No.196

【書籍】RACE TECH, MARCH 2017 No.196


と合わせて、ロンドン・ヒースロー空港で購入したレース業界の技術専門誌、

Racecar engineering June 2017, Vol27 No3

もご紹介する。



昨年(2016年)の5~6月のUK出張で購入した、

ブログエントリ: 「【書籍】Racecar engineering June 2016, Vol26 No6



の最新号。


月刊誌だと思っていたのだが、昨年6月の号が「Vol26 No6」で今号が「Vol27 No3」ってことは、どういうペースでリリースされているのかイマイチ、良くわからない。
「Vol26」「Vol27」が年次で、「No」が月次だと考えると、一応辻褄は合うか・・・。



この雑誌は、昨秋に、「洋雑誌のマガジンワールド」に一年分の定期購読を申し込んだのだが、なかなか届かないので、問い合わせたところ

"イギリスの出版元直送の初号開始は商品説明欄にも記載がございますが、発注後数か月先の号からとなります
■----------------------------------------------------------■
  【ご購読期間】
 雑誌名 Racecar Engineering (UK)/レースカーエンジニアリング (イギリス自動車雑誌 定期購読 1280円x12冊 )/新規  
    2017年4月号 ~2018年3月号
初号は3月中旬発売で4月中にお届けされる予定です。
■---------------------------------------------------------■
"


とメール返信を頂いた。

確かに、商品説明欄に記載がある。

(なのでUKで買ってきた)



■Racecar engineering June 2017, Vol27 No3





●目次ページ



↑目次のページからしてコレだよ。カッコ良すぎない??

WECのアウディのLMP1マシンのPU部。(アウディ、WEC撤退発表したよね・・・)

120度 V6エンジンのVバンク内に配置されたギャレットのターボチャージャーがイカツイ!




↑Racecar engineering のWEBサイトに、このエンジン単体の写真もある。



ツインスクロールなのか、ただのツインエントリーなのかは、調べたケド、ソースがなかった。

HTT(Honeywell Turbo Technology) の 2016年ル・マンについてのニュースリリースを読むと、
Variable geometry turbochargers (VNT)
だそうだ。

レーシングエンジンでVGターボが成り立つのはAudi R18がディーゼルエンジン(=排気温度がガソリンエンジンより低い)だから成り立つのかな?





●IMSA DPI - MAZDA RT24-P



今号は、表紙に「American dream」っていう、ちょっと気恥ずかしいキャッチコピーを打ち出しているように、かなりアメリカのレースシーンに重点を置いた特集号。

巻頭特集はマツダ RT24-P

「DPI」 って、私は「解像度?」と思ってしまうのだが、「Daytona Prototype International」 の略称だそうだ。

DPIは、現在、シャシーはLMP2規格に合わせたものとしているそうな。



スペック欄に、

"Wheels: Motegi Technomesh / Forged alminium"

と書かれているので、「もてぎテクノメッシュ・・・とは?」と思い、ググってみると、Google先生が紹介してきたのは、下記ページ。

「テクノメッシュ」


実際はMOTEGI WHEELS というメーカ 製のホイールなのかな?

「もてぎ」なんて名前だケド、どうも栃木県ではなくアメリカにあるようだ。





↑このテの写真を「ドン!」と使うのは、auto sportなんかもやってくれるが、良いもんだ。


エンジンは

Mazda MZ-2.0T
1988cc
ボア×ストローク: 90×78
馬力: 600bhp
最高回転数 8500rpm
ターボチャージャー: ギャレット

などと書かれている・・・・・


・・・・が、記事のページとページの間に、





AER(Advanced Engine Reserch)社の広告が1ページ挿入されており、マツダのレースエンジンはAERが企画・設計・製造・テスト・開発・・・をしたような紹介がなされている。


で、この広告ページをめくると、MAZDA RT24-P の記事の続きに、 "2-litre turbo developed by AER (Mazda)" と文中にチラリと触れられており、広告を裏付けている。





IMSA DPIでは、WECでスタンダードとされているコスワースの電装系を採用しているチームがほとんどだが、マツダは Life Racing のソフトウェアと、MoTeCのハードウェアを組み合わせて使用・・・という独自路線を・・・、と紹介されている。




↑で、そのLife Racing。 先日紹介した、「RACE TECH, MARCH 2017 No.196」誌にも広告が載っていたが、本誌にも、ドーンと広告が。

最近、力を入れているメーカなのかな?

日本のフルコンにこういう雰囲気の筐体って見かけないケド、コスワースもマクラーレンもLifeも、UKのECU屋さんは、こういう見た目の筐体が多いなあ・・・。




●IMSA DPI - AERODYNAMICS

IMSA DPIが、LMP2と同じ?近い?マシン・レギュレーションに設定されたものの、WECは4月開幕で、IMSAは1月開幕のため、実質的に、IMSAの開幕戦が、新LMP2レギュレーションに基づく、各チームの空力デザインのお披露目の場となったそうな。

で、刷新されたレギュレーションで、定石がナイため、各チーム、それぞれの空力アプローチを採っているが、同じコンストラクターでも、IMSA DPIとLMP2ではそれぞれアプローチが違う・・・・的な紹介記事(・・・だと思う、たぶん。。。。)。



↑レベリオン・オレカ・LMP2




↑(上から)ダラーラ・キャデラック / ダラーラ・P2 / リジェ・ニッサン / WEC仕様のリジェ




↑(上から)マツダ DPi(カッコイイ) / ライリー・マルチマチック・チーム





●GTE - PORSCHE 911 RSR



「RRをやめて、ミッドシップになったケド、怒った目で見ないで!」という記事。

ポルシェ 911 RSR LM-GTE。







●TECHNOLOGY - AEROBYTES



BMW 1シリーズの、耐久レース車両の、風洞を使ったテスト。

空力の記事って、CFDのスクリーンショットを貼り付けて、「なんとなく」紹介しているモノが多いのだが、この記事では、元のレース車両に対して、あれこれ空力処理を加えた場合の、

・ CD
・ -CL
・ -CLf
・ -CLr
・ %front
・ -L/D (エル・バイ・ディー、空力効率、揚抗比)

をそれぞれ定量的なデータとして掲載している。

これは珍しい。




例えば、フロント・スポイラーの側板は小さい/大きい、どちらが良いの?・・・とか。(=L/Dは側板が小さい方がベター)

例えば、ヘッドライトの周囲の隙間をテープで塞ぐとどうなるの?・・・とか。(=L/Dが改善)

例えば、フロントのベロを長くするとどうなるの?・・・とか。(=過激にL/Dが改善)



・・・・この記事、ステキだ。

日本のチューニング誌や、パーツメーカーとかも、ここまで、きちんと定量化してくれたらイイのに・・・。



とりあえず、隙間を塞いだり、ベロを長くするのがいかに効果的か・・・がわかったので、私のビートも「エンジンが直って、E07A改でサーキットのデータをある程度採ってから」、空力的アプローチを真似てみたい。

===


・・・・「Racecar engineering」誌、相変わらず、安定の面白さ。




●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
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Posted at 2017/04/11 21:31:16

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この記事へのコメント

2017年4月11日 22:24
古いランエボのオプションパーツはCD/CL出してましたね。最近はあまり聞かない気がします。

ビートの馬力だと空力と重さのバランスを見極めるのが難しくて楽しくもありますね。グッドスマイル ビートなど見れば見るほどいいバランスと思います

コメントへの返答
2017年4月12日 15:08
VOLTEXなんかは雑誌企画などで、たまにですが、比較的、ちゃんとテストしたデータを提示されているのを見たことがあります。
(ガーニーフラップ有/無とか)

ビートはパワーナイから特にロードラッグでいきたいですよね。

・グリルの不要な凹凸を塞ぐ
・カナードを付けるなら水平に付ける
・できれば床下をちゃんとしたい(大変ですが)
2017年4月12日 2:22
ドライブスピードでも空力パーツが良い仕事をしていると思いますわ
コメントへの返答
2017年4月12日 15:10
「ドライブスピード」で画像検索すると

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89&safe=off&rlz=1C1NHXL_jaJP722JP722&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwji5-DJoJ7TAhVET7wKHbKeAYIQ_AUICCgB&biw=2090&bih=1043

仮面ライダーしか出てこないのですが・・・

フルチューン?のAZ-1に乗っているようですね。

(合ってます?)
2017年4月12日 8:18
申し訳無い事にMAZDAのIMSA挑戦を知りませんでした;;

中々「鼓動」を感じさせるデザインでいいじゃないスカ!

#「怒りで見ないで」も最高ですww
コメントへの返答
2017年4月12日 15:13
世良耕太氏のブログ(わかりやすくて面白いです)で紹介されていたので、頭の片隅にはありましたが・・・・

私もIMSAは

NISSAN IMSA GTO 300ZX

あたりで記憶止まっています 笑


911のMR化は日本だけじゃなく世界中で避難されているんですね。

個人的には別にイイじゃんと思いますし、そもそもポルシェも911という記号性から脱却して、違う名前のスーパーカーにすればイイのに・・・とも思いますが、営業戦略上のあれやこれやがあるんでしょうね。
2017年4月12日 16:05
ゆういっつあんも空力大好きなんで面白かったですー\(◎o◎)/

911RSRのエンジンルーム、何にも入ってないみたいですね~
いろいろ探したんですが、エンジンの絵が見つかりませんでした。
この雑誌にも無かったかな?
コメントへの返答
2017年4月12日 16:40
こういった切り口の、定量化データ付の特集がフォーミュラやプロトタイプでもあると楽しいですが、そこは各チームの大事なデータなので、なかなか公開してくれへんのでしょうね。

風洞の導入費や使用費、かなり高額でしょうし。


RSRのエンジン絵は本誌にもありませんでした。
スペックはある程度書いてありましたが・・・。
2017年4月12日 16:42
911GT1でミッドシップ911やってるんだから目くじら立てなくても…と思いますがその後ボクスターケイマンブランドが出来上がったので今更ながら批判されてるんですかね。特にそれぞれのオーナーさんから。

下面はエンジンルーム前まではプラダンで塞いじゃうのが安価軽量ですよ。うまく作ると取付け部が千切れるくらいにはダウンフォースかかります
コメントへの返答
2017年4月12日 17:04
911GT1、カッコイイんですよね!!!

涙目の996は好きじゃなかったんですが、GT1にガツンとヤラれて・・・

シュトゥットガルトのポルシェ博物館で実物を見ることができてうれしかったです。

http://minkara.carview.co.jp/userid/242406/blog/37096789/

昔買った、ポルシェのムック本では911GT1のロードゴーイングバージョンが、カレラGTだと読んだことがあります。


底面プラダン、ちらほらやってる方、いますね!

今、お借りしている「黄姫」も、フロントバンパー底はプラダンです。

しばらくは黄姫を堪能しますが、早く自分のビートを復活させて手を入れたいです!
2017年4月13日 22:58
うふふ 言葉が足りませんでしたわね
黄姫の安定感は空力から来ているのでは?と思ったものですから
コメントへの返答
2017年4月13日 23:47
ああ、空力もあると思います。

バンパーひとつとっても・・・

http://minkara.carview.co.jp/userid/242406/blog/36117453/

↑昔、フロントバンパーのロードラッグ化の加工を考えてみたのですが、RSマッハ形状に辿り着くんですよね。

他にも黄姫は空力処理もてんこ盛りなので、無関係じゃないと思います!
2017年4月15日 23:22
おもしろそうな雑誌ですね!

DPIはLMP2のモノコックを使って、お顔は各自動車メーカーのデザインスキームでどうぞってレギュレーション、FIAやACOのLMP2より上手いですよね。しかもWECのLMP2は今年はオレカしか走らないというワンメイク化で残念な感じですし。
コメントへの返答
2017年4月17日 0:25
やーまちゃんさんが絶対好きなハズです。

DPI、全然詳しくなかったのですが、面白そうです。

日本のスーパーGTは興行的にしかたないとして、日本にも近い規格のレースがあれば良いのに・・・・とは思いますが、成り立ちませんよね。。。

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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