Sat.2011.10.08 原発・放射能
1号機配管の水素充満と、地震予測
↑カレイドスコープ
水素充満と地震予測が一緒になっているのは、
どうなのかとつい思ってしまいますが^^;
現場作業員から見た1号機と言うのがちょっと興味を引きました。
自分のエントリーだとこの辺かな・・・
2011年09月24日
【原理のおさらい】1号機の配管に水素の巻
2011年09月25日
実は簡単な、水素の作り方【説明しておきます】
>と言う訳で、
1号機で水素が湧いているのは至極当然で
密閉していれば窒素で追い出せない
(比重の問題)
ので配管からは追い出せないわけです
と言っていましたが・・・
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■そのあとどうなったのか放置でしたので、
探っていたら、ちょっと怪しいカレイドスコープで面白い情報がありました。
現場のツイートっぽい情報ですね。(引用部は末尾転載)
下は概要と(その感想)
1)窒素置換・・・しかないでしょうね。(それ以外に方法は無い)
(爆発か、駄々漏れか、です、だだ漏れ以外の選択肢はない)
前後の弁から窒素を押し込むと言う戦法だったんですね。
2)あと、安増とか、防爆ですか(火花でドッカーンは洒落ならない)
安増じゃダメなんでしょうね・・・
3)工場立地法の、緑地基準違反(しゃあないでしょ)
飛散しないようにして除染しないと意味ない(むしろ撒き散らしてる)
4)ガンマ線核種しか調べてない。(アルファは調べてないかやっぱり)
5)プルトは出ているはず(ベクレル低いから見えにくいんですよねー)
6)自宅マイカー一時帰宅(マイカー?!!、洗車><)
7)木が被曝(呼吸と多孔質ね・・・)
現場の生のいい情報です。
自分にとっては同時に、ある程度予想済みのため
だからどうしたと言う話ではあります。
(決定的証拠ではないと言う意味です)
一言で言えば、水素(64%とか)の窒素置換ですが、
言葉だけを見ると前後のバルブ止めて窒素を押し込みまくって、
水素の割合を下げて(1%以下)、切断ですか・・・
(ここで何故切断かが良く分からない、
配管フローからの切断ではないかと、
で窒素つめまくって、バルブあけてボンって押し出すのかなと)
で、バルブが持つかなと。
こえー、マジ怖い。
無事終わったんでしょうかね・・・??
>
コントロールは効いていないが、
「超」危機的状況ではない。
と言う見解の裏付けになります。
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カレイドスコープには苦言を申上げると、
しかし、ここまで詰めておきながら
地震予知に舵を切ってしまうのはどうなのだろう?
もう1つ言えば情報を使いきれていませんが、
それは業界の問題もあると思います。
まあ、大地震は起きてもおかしくないし
起きなくてもおかしくない。
でも木を切らないと線量が下がらない、
とか、そういう事を考えると
除染にとっては単純な話ではないんですよね。
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ここからはカレイドスコープには関係ありません。
情報が溢れてきているので
ある程度把握できる人間は原発の現状を把握できます。
でもね、だから、たかがブログで(されどブログで)
それを、自分がこうすべきだと思うから(例えば反原発)
都合のいい情報を出す、と言うのは
批判すべきマスコミと変わんないんじゃないのかな。
それは推進派側も一緒。と言うかそれ以下。
(情報すら出しやがらない)
例えば、自民党がそこに気づいて行動できなかったのは
首を絞めていることだと気づいたらいいんじゃないだろうか。
個人的には原子力技術への思い入れこそありますが、
仕事上、利害があるわけではないので、
原子力関連陣営の自殺行為については、止める事はできません。
と、言うか、事故の後の対応で失われた信頼は
取り返しがつかないんじゃないだろうか?
いずれにしても、そういう情報戦争を
双方が仕掛ける中で、
その狭間で誰が迷惑するか?は
しっかり考えて欲しいものです。
双方が事実は後でわかると言って
言いたい事を言って
脅すのはやめて下さい。
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【追記】水素がどうなるだろうか、という事については
ゲッツさんのコメントの返事に、簡単な予想を書いています。
>おはようございます。
自分みたいに福島原発マニアをしていれば分かるのですが、何を言いたいかさっぱり分からない報道だったので突っ込んでみました^^;
酸素がいなくなっているのは窒素パージの影響なので、いい事もあるんですけど、そこに触れると、じゃあ酸素はどこに行ったの、と言われますので触れていないみたい。
冷温停止が駄々漏れなのが怖いです。
建屋カバーを作れば、外からも見えませんし、でもあれ何がしたいのかちょっと分からないです。
冬になると西風が吹くので、その隙に冷温停止を宣言して、ふゆのあいだにもうちょっとよくなるかな?と言うところが本音だと思います。
発表したと言うことは多分爆発の可能性があるんだと思います^^;
2011/09/25 08:36:53
■一言で言えば、爆発の可能性があるから発表して
対策を進めているという事でしょう。
どうも難航しているようですね。
ちょっと気が重いです。
ちなみに2号3号は1号に比べて格納容器内の放射線量が低いので、
同様の事態が起きる可能性は低いと思います。
同じように水素のたまっている配管があるという自体はありえますけれどね。
【追記終】
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以下カレイドスコープの引用より
福島第一原発で収束作業にあたっている原発作業員、ハッピーさんのツィートから。
@Happy20790から時系列で抜粋。上から下へ古いツィート順。各日付をクリックしてください。
9月28日
ただいまっ(^O^)今日も無事でしたよ。1号機の水素単体測定終わりました!発表したかなぁ…?水素単体濃度を測定するのはあまりポピュラーじゃないみたいで専門業者が来てました。
結果は可燃性ガス100%中の約60%が水素みたいです。
9月28日
続き1:やっぱり4%どころの話じゃないぞっ(*_*)もんじゅのナトリウムじゃないけど、空気に触れてもヤバいよ。
置換や大気解放も無理だから対象配管切断部の前後の隔離弁を使って窒素で押し込むしか方法がないかも…。隔離弁がしっかり気密を保れればいいけど…。
9月28日
続き2:いずれにしても100%安全じゃないとなぁ…。事故後、収束に向けて今まで色々やったけど一番厄介な作業かも。いま原発を誘致してる町や市や県の自治体は福島浜通りや現場の現状を足を運んで実際にしっかり見てほしい。
9月28日
続き3:様々な事情があるにせよ、特に原発稼働を賛成している自治体は!絶対安全なんてないし、人類の考える対応策じゃ今のところ太刀打ち出来ないこの現実を!事故が起きた後の町の現実を!故郷を奪われた人の生活の今を!
9月28日
続き4:今この現状を見てから、その報告を町人、市民、県民に伝えた上でもう一度考えて欲しい。この福島の現実は原発のある地域にいつ起きてもおかしくないって事を踏まえた上で本当にあなたの地域に原発必要なのか判断して欲しい。
9月28日
@hanayoizakura バンヮ(^O^)確かに間違えば可能性は大ありでし。間違えないようにオイラ達も真剣に取り組まなきゃ。
9月28日
発表あったみたいでし。水素は63%で残りは窒素だって。ん~…。
9月29日
ただいまっ(^O^)今日は久しぶりに暑かったぁ(>_<)1号機の水素対策作業の予定だったけど、出来なかったでし。やっぱり簡単にはいかないよ。今週はないかも…。もっと色々検討しないと…。2号機3号機も同様に調査、検討、対策に時間かかりそうだし…。
9月29日
続き1:昨日3号機にロボット入って線量測定したけど、ガス処理配管のつなぎ込み予定の近傍バルブの線量が190mSv/hでそれ以外の施工場所の雰囲気 線量も300~400mSv/h。1号機も遮蔽に相当な作業員をかけたけど、2,3号機はもっとかかるはずだし水素対策までやるとなると…。
9月30日
ただいまっ(^O^)
今日もマイカー一時帰宅たくさんいたよ。1号機は今日も手付かず状態。今まで準備した機材なんかを絶縁タイプや妨爆型にしたり
電動工 具はアースをつけろとの指示がきた。まずは物を揃えて今まで準備した物の対策。あぁ、また後戻り作業で作業員が大量被曝しちゃうよ。
9月30日
続き1:昔のような景色になるにはまだまだ先の感じがする。ライフラインもまだまだだし…病院なんかも…。まだまだやらなきゃいけない事いっぱいあるのに…。町の除染だってオイラは町主体でやる気持ちはわかるけど間違ってると思う。
9月30日
続き2:ニュースなんかで見るけど装備はしてないし、
家なんかただ洗い流してるだけだし…。洗い流しても全て流れるわけじゃないし、汚染が飛散しないように封じ込め(固めて)てから除去するなんてやってないし…。
9月30日
続き3:
外部被曝対策も大切だけど、まずは汚染(放射性物質)が飛ばないようにしないと吸い込んで内部被曝しちゃう。そっちの方が大切だと思うんだ。今日初めて1F構内でプルトニウムが検出されたって文科省から発表あったけど遅過ぎだよ。
9月30日
続き4:プルは他の核種と比べ重いからそんなに飛んでないと判断したのか、予測しててわざと発表遅らせたのかわからないけど、もっと早く調査しなきゃいけなかった。プルトニウムが一番遠く飛んでいったのは45km飛んでる、もっと調査すればまだ飛んでるかも。
9月30日
続き5:それなのに20km圏外解除って有り得ない。除染時の測定だって
γ線核種のみでα線核種やβ線核種は測定してない。この対策も今の除染計画に入ってるのかなぁ?入ってなければ絶対にダメだと思う。
10月4日
ただいまっ(^O^)
まだ喉痛いけど楽になってきた。今日は現場行く前にJヴィレッジにある病院に寄って薬貰ってきた。前からあるんだけど行ったのは初め て。ここは保険証もお金もいらなかったよ。先生は東京電力病院の人だって言ってた。東京電力病院なんて初めて聞いたでし。
10月4日
続き1:でっかい病院みたい、東電て何でもやってるのかなぁ?ここ最近の現場の方は1号機はカバーリングとガス処理の工事。
ガス処理の原子炉建屋側はまだ配管内の水素対策でまだ進んでないよ。
10月4日
続き2:切断箇所の前後のベントラインとドレンラインを使って
窒素置換するのは決まったんだけどね。
切断条件は1%未満だって…。下がるかなぁ…。タービン側の仕事は順調に進んでるよ。カバーリングも壁が出来て今週末か来週には屋根がつきそうだよ。
10月4日
今日はなんかちっちゃい地震がいつもより多い気が…。11日前後にまた余震くるのかなぁ…。それは置いといて、今日初めて現場で気付いたんだけど、4号機に向かう坂道の途中の松が枯れてたんだ(@_@)秋だなぁ…?違う違う松は枯れないぞ(>_<)
10月4日
続き1:オイラのフォロワーさんが4月頃に「現場の木は枯れて茶色になってませんか」って質問があって、その頃見たときは枯れてなかったんだけど。いつから枯れたのかわかんないんだ。その一体全部じゃなくて一部なんだけど…。やっぱ放射性物質の影響だよなぁ。
10月4日
続き2:その木があるのは3号機から300m位のとこなんだ。東電はその松の葉っぱ集めて核種分析してくれないかなぁ?あと木の事で言うと、
汚染水処理設備タンク設置で野鳥の森の伐採や構内の森が伐採でなくなってるって前にいっぱいつぶやいたんだけど…。
10月4日
続き3:
どうもその伐採が工場立地法とか森林法とかの届け出を東電がしてないらしくて問題になってるみたい。いまでも相当なくなって整地されてるけど…。
10月4日
続き4:あと木関連だと1Fの構外西側に定検時に使ってた作業員の駐車場があるんだけどアスファルトの汚染は下がってるんだけど線量が全然下がんないんだ。どうも松の木に付着した放射性物質が影響してるんだって。
10月4日
続き5:高圧洗浄しても下がらないから全部切んないとダメなんだろうな。相当量あるけど…。あと20km圏内の松とか杉とかも同じだと思うんだけど…。
多分家の近くに山とか森とかある地域はいくら家の廻りを除染しても線量下がらないんじゃないかなぁ。
10月4日
続き6:国や自治体は除染活動も大事だけどもっと調査や検討、研究して計画的に除染しないとダメだよ。行き当たりばったりじゃいつまでも除染終わらないよ。
その除染にも莫大な予算が計上されてるけど、政府はちゃんと全てかかった経費(使い道)を公表して欲しい。
10月4日
続き7:この除染にかかったお金は絶対に利権が絡んじゃダメだから国民が見張らなきゃ。復興にかかるお金は全てだけど…。
21時間前
ただいまっ(^O^)今日もマイカー一時帰宅たくさんいたなぁ。作業の方は今日は朝から秋晴れだけど突風が吹いてて作業大丈夫かなぁって思いながら現場行ってみた。そしたらやっぱり風強くて1号機のカバーリングの天井つけるはずだったけど中止になっちゃいました。
21時間前
続き1:4号機のオペフロも風凄くて予定の作業半分でした。1号機の水素対策もまだもうちょっとかかりそうです。秋冬の浜通りは突風が吹くのは例年と同じだけど…、今年は全然違う感じがしてる。
ハッピーさんの除染についての貴重な情報もありました。
原発敷地内では、木々もとてつもなく被曝しているので、すべての木を切り倒して撤去しなければ空間線量は下がらないようです。
水素爆発の危険性があるといっても、すでに圧力容器も格納容器も破損していて、原子炉にあった核燃料と私たちが吸っている空気と、直接つながってしまっているので、周辺に拡散されて、3月12日、3月14日の大爆発のようなことにはならないと思います。
ただ、配管内に閉じ込められていた水素を、酸素と反応を起こさない窒素で押し出すのですから、実質的にドライベントです。
東電は、ここが本当は大切なところなのに、相変わらず発表しないようだし、新聞記者の坊やたちも質問しないようです。
当初は水素ガスの濃度さえも分らなかったくらいですから、今でも実際に、どれくらいの量の水素が溜まっているのか把握できてないはずです。
しかし、万一、小規模だとしても水素爆発が不可避となった場合は、作業員は退避しなくてはなりませんから、冷却が中断してしまうことも考えられます。
他の2号機、3号機も同じような状態にあるはずですから、やはり今でも、非常事態であることには変わりありません。
(ここまで引用)
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