2013年06月02日 18
【お隣の国の原発さん】技術が無くなるとこうなっちゃうんだよ…
の続きです。
(今回は、かなりどぎつく偏見混じりです^^;)
■日経ビジネスの宣伝メールにて
モジュール化の欠点が書かれていました。
そりゃそうです。「文系の頭」だけでモジュール化したら、
そうなるにきまってます。
日経ビジネスが推すモノづくりが大抵失敗に終わるのは…つまりそういう事じゃないかと^^;
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■結局は設計が「
設計の概念を問われる」と言う時代に
責任分担をすると、「
結局抜け落ちた技術が悪さをする」と言う事が起きます。
モジュール化は、
高価な設計人員をハブる(リストラする)為の物ですから
当たり前っちゃ当たり前で、
そんなレゴな発想でモノを作るなんて、愚かしいもいい所です。
■一つの基準で複数の物を検討するには
本来設計が「高度化」しないといけません。
なのに高々材料の5%の部品を、価格を下げる為に基準を下げる
そういう暴挙を繰り返して、信頼性(のブランディング)を
少しずつ損ねている日本の会社。
そこを見透かして、VWグループが罠を仕掛けて
既に成功しつつあるのは、以前特集した通り。
2013年05月29日
【VWの日本戦略】ブランディングと大量生産と差別戦略【天声○語に似てる気も】
■実は
VWの戦略の一番恐ろしいのは、
設計戦略が正しい正しくないにかかわらず(いい悪いの概念)
運転する人間の「快適」=好き嫌い
に訴えかける戦略が為されていて、
その理由として値段の高さが作用する
(実際はVWのボッタくり利益なんですが…)
と言う、「乗った人間を陥れる仕掛け」
を徹底している事にあります。
■「良い悪い」で勝負する気が無いんです。
もっとあざとくて、
あなたの「快適こそが善」なのですよ
『快楽こそが正義だ』とささやく所です。
『不便なのはあなたが優れている証拠』
『高いのもあなたが選ばれている証拠』
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■さすがは
ナチズムを作り上げた国、と言うのは思います。
ちょこば的偏見に基けば、
人の歪んだ感情を褒めあげて、価値観に作り上げる。
私の目線からは(ベルケナウやアウシュビッツに行ったこともある)
狂気の芸術こそがナチズムで、独善の快楽と言う悪魔的囁きを
平気で表現する国なんだなあと感心します。
それゆえに環境などでも過度に建前を掲げるのは
独善の快楽の方向が歪めば、大変な事をしでかす
と言うちょっとした反省があるのか無いのか?
たまに自らの罠にはまって自爆しますけどね(笑)
■ホントにアウシュビッツの能率性には舌を巻きます。
日本人には無理ですよ、あれ…
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■見た目の効果に興味を持ちすぎて、
信頼の本質を見失って
重箱の隅をつつく事に労力をかける事
これが本当のガラパゴスだったりするのですが
技術の本質って何でしょう?
設計の本質って何でしょう?
個人的には
改善に伴うデメリットの評価と統合
にあるように思います。
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■SUS、や合金に関して様々な資料を持ってその優位性と
欠点を本エントリーでは特集しています。
その狙いの一つは、『錆って何?』
『電位はいかなるときに発生するの??』
『物質自体が持つ力とは何?』
そう言った事を少しでも定量化できると面白いし
分かりやすいかな?と言う事です。
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■すなわちモノづくりとは実は、
『モノの概念を考える』と言うことであって
その概念において
『重要でないしょうもない』物は
1/10でも1/100でも値を下げればいい訳です。
■逆を言えば
、「1/10で出来ますか?」、「ハイ!!!」とは
『重要そうに見えるけど、本当はしょうもないもんだからそんなもんだわ』
『ソレでもいいっすご主人様、バレちゃいましたね』
と言うなんか夢も希望も無いどぎつい話で
とりあえず訳も分からずに今の購買系は
重要度を考えずに、サル芝居を持ちかけているという時代だと言えます。
もちろん仕事という観点からは、言われるがままに1/10を抑えつけて
成功すれば万々歳です。それに成功した人が
成功して出世して行くのは当然の事。
それが数字の厳しさです。
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■でもね
…、本当に設計観点を検証してるの?
その一つのサインが錆びであり、
それが故に今金属は出来るだけ使わないようになっている
プラスチックに変換して、
車は今やプラスチックだらけ。
樹脂は軽いから万歳。
・・・危険な兆候だったりしてね。
百歩譲って車は10年持てばいいからいいだろう。
それは一理あります。
でもそれは一歩下にさがるブランディングなんですよね…。
それを繰り返した
日本車は、巧妙にまねをされて
既に「韓国車が遜色ない」なんて
デマを流すレベルになっているという事です。
(追記:方向性自体を批判するつもりはないです
日本車はそれだけ便利で使い勝手がいいです
ですが、キャッチアップやマネされやすい
概念ではあるんです。携帯やテレビで
基本技術を某国に盗まれて
どれだけ痛い目を見た事でしょう…)
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■金属破壊には色々ありますが
疲労による破壊、
分子破壊による破壊
そして腐食による破壊。
粘りがあり、しかしその粘りの代償は、長期間の
脆性の発露と破壊です。
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■孔食や隙間腐食が起きるという事は、
「
厳密には応力を消せてませんよ」
と言うのが全てです。
何らかの条件で、「何かの応力が集中し、逃げてませんよ。」
それは合金のホンの弱みに集中し、
一度亀裂が生じると、一気にその破壊を進めるからです。
粒界腐食も
孔食、隙間腐食も
応力腐食も
共通するのは何らかの動きが皮膜を突き破ると、…
何故皮膜が破られるのか、分子レベルで
皮膜に応力が集中する、からと言うのは、これはもう
『腐食の特性上』明らか、なんですよね。
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■
皮肉にも孔食などに対する
レベルが総合的に高くなればなるほど
万が一その破局が起きれば、
破壊的な応力の集中が起きているという事です。
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■シビアな事を言えば設計ミスがあれば
改善がデメリットを生みだしていれば、
強力な応力を、特定部品に負担をかけ
そこをめがけて力が集中し…
腐食と相まって亀裂が生じ、破局を起こす事がある。
しょうもないプラントならいいのですが、
もしシビアなプラント(機械)であれば、
取返しのつかない破壊を招く事もあるんです。
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■故に安易な妥協が許されない
溶接がこの世には存在していて
それこそが、常識ではありえない応力のかかる
軍事機器や原子力プラントには欠かせない。
日本が兵器を作れば凄い物が、なんて絵空事は
原子力プラントの出来を見れば、実はよーく分かるんですよね(笑)
日本が原子力プラントにこだわった訳は
「原爆」なんていうブラフ以上に
失われた、自衛の武器を作る基本技術だから
と考えるのがごくごく普通で、
原子力をホイホイ捨てるような国に
軍事技術を作る意味は無くて、
ドイツは軍需産業を既に再確立したから
原子力を捨ててる、という恐ろしい話もまた事実。
フランスがミラージュ戦闘機
ドイツ&イギリスがユーロファイターハリケーンを設計製作する。
全く一緒にするのは、さすがに語弊がありますけど
原子力プラントの技術や設計、溶接技術関係は
すなわち軍事機密に通じなくもない(厳密には違うけどね)
ガワについてはバカでかいから、
そういう意味ではそこそこの技術で出来るけどね
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■腐食に話を戻しましょう。
腐食の原因それは電位としての応力=電気の仕業の時もあります。
(しらせや海中脚は電気防食で対抗します)

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■そして原子炉の様な放射能の問題上
長期間メンテフリーを強いられる場所で発生する腐食は
≒設計の改善点か
≒取付の改善点か、
≒溶接そのものの改善点がある、
強引なのは承知しつつ、多いのはこの三択なんです。
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■つまり溶接の欠陥とされる腐食は
溶接の欠陥と直結するのが正しいかと言えば、ある面では正しいのですが
ある面ではそんな事はなく
加工なのか、施工なのか、取付なのか、アースなのか、はたまた設計なのか
「何らかの応力負荷のバランスが悪い」
と言う冷然たる事実を表します。
逆に言えば金属は、
私達に人の仕業のミス、もしくは改善点を
『教えてくれる』存在なんです。
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■
金属の代わりに樹脂を増やし、どんどん置き換える。
一見理にかなっていますし、軽量化には貢献します。
車においてはむしろ有用面が多いでしょう。
逆を言えば
設計力をどぶに捨てている事でもあります。
ちょこっとゼロ戦の話をすれば
パラダイムを変えて、非力なエンジン、で空戦性能と燃費を稼ぐ
そして合金性能で、軽量化する。
それは素晴らしい設計力ですが、もし次のパラダイム変換が起きれば
無になる設計力でもあります≒ガラパゴス。
高燃費のエンジンで長躯して、奇襲をかけるゼロ戦スタイルは
レーダーと重武装で無力化してしまいます。
それを支えたアメリカの技術はエンジンの強力化と
燃費を無視できる資源力でした。
2013年05月07日
【己を高める為に】実は放射脳じゃ無い人間こそ外国に出るべきなんだけどね
>
例えばゼロ戦と言うより熟練パイロットの質で
一時的に、制空権で劣勢に立ちますが
地道に装甲を増やし、重火器を増やし、そして圧倒的工業力で
ハードスペックを一気に向上して行きます。
(ハード勝負の耐久合戦に持ち込んだ訳です)
逆にゼロ戦が得意とした無灯火、低空長躯攻撃については、
レーダーでこれをまるっきり無効化します。
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■という訳で、設計面からすればまた別の問題なんですけど
原発でしばしば起きる溶接の問題点や
設計技術、設計思想と言うのは、
日本の海上防衛力に大きく携わっている訳で
車におけるカイゼンや、民生技術力とは
またちょっと毛色の違った、技術だったりします。
例えば一時三菱のパジェロは世界を股にかけましたが
その昔三菱ジープという車を三菱がライセンス生産していたのはご存知ですよね。
三菱キャタピラーも同様。
軍事ノウハウのグレードダウンとそこからの改善は民生品でも
素晴らしい性能を発揮します。
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■何にせよ、
真似をする、作る
技術を磨く、図面からノウハウを盗む
日本だってその昔は、どこかの隣国とちょっと似た様な事をしています。
それをサルまねと言うのか、工夫と言うのか
自分は判断がつきません。
でも
、一つの設計力じゃないのかな?とは思いますし
高く評価したかったりして。
何故ソフトバンクの孫の親父が
『日本の原発は危険で韓国の原発は素晴らしい』
にだ
と言ったのか想起すれば、
何故反原発派が、かたくなに原発業界の破壊を試みて
何故かオスプレイ反対派と被るのか?
何故沖縄をギャースカ騒ぐのか
何故マスコミと共同して、200,000人人数詐称デモを行うのか?
未実用の太陽光をギャースカ騒いで、中韓ソーラを広めるのか
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■彼らはある意味ものすごーく日本破壊だけには熱心なんですよ(笑)
目的は、
社稷の破壊(天皇制の壊滅)=敗戦の再現
じゃないのかな?って思います。
ひょっとするともうちょっとすると
国威掲揚を橋下さんと組んでやるかもしれない。
(彼も恐い位皇室への敬意を言いません)
戦争で日本が負けると思うと、多分嬉しくてしょうがない奴らが
心の底から民族浄化を望む、レイバー支援スパイなどが
残念ながら日本には一杯いる予感すらします。
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■ちょいと私見と偏見と、無理やりの要素も満載してますが(半ばわざと)
同意はいりません。
でも皇室を敬愛する必要は自由ではあるのですが、
色々な個人の方の好き嫌いは別として、
皇室を守る、なくさない、壊させないためにはどうすればよいか=社稷
それだけはしっかり考えないといけないなと思います。
1.社稷
2.国益
3.自分達の生活
4.地球環境(建前)
という優先順位を考えれば、
意外とシンプルに日本の進む道は見えるかと個人的には思います。
もちろん
自分達の生活を富ませる事が、国益に繋がり社稷を守る
それも
平時においてはごく当たり前で当然の事ではあります。
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■逆に言えば「
共産党が社稷」の国や
「
反日1000年が社稷」の国もあります。
『
将軍様が社稷』の国もあります。
そもそも社稷が全く異なる国が
微妙な軍事バランスで成り立っている火薬庫がアジアな訳で
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■EUにおいて社稷のある英国が孤高を保ち
社稷の無い諸国が経済共同体で、新しい社稷を作る
(ローマ帝国の再現)
もちろんベルギーやら、ノルウェーやら王室がある所もありますけど
以下に
「甘い理想で日本の社稷を破壊するか」という偏見で見ると
何となくこいつらは売国奴なんだろうなあ、ってわかりますし、
彼らは国益を口にしても、皇室への敬意について
口にする事はありません。
政治家、な筈なんですけどね
(普通の国民はある程度好きにすりゃいいと思いますけど…)
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■いずれにしても二次大戦の不思議とは
『社稷を守る』為の自己犠牲が、
『社稷』を守る事に結び付かなかった事にあって
(結果的に平和憲法、象徴天皇制を持って社稷が守られた)
もっと厳密に言えば、
国益が社稷を食った結果
国益どころか社稷まで危機にさらされた戦いです。
騙されようが嵌められようが、それが残された事実です。
その狭間で、苦悩して、結局国益に逆らいきれず
責を負って死んでいった板挟み人生が
東条英機ですが、国益と社稷はしばしば
危機において対立します。
その事によって
社稷は辛うじて守られました。
ですが、それを許しがたい勢力が隣国にいる、という事です。
そして自国にもそれを許さない、いつか潰してやると
息巻いている人達がいます。
しかし、不思議なのは『社稷』を守るのを優先しそうな人が
或いは、半島を憎んでいそうな人たちが
たまに、反原発とかに物凄く熱心にこだわる事です。
技術は車だけだと思っているのか?
半島の人達を舐めきっているのかは謎ですけれど、
極めて冷静に見てらっしゃる人もいらっしゃいます。
自分はちょっと「もったいない」なとも思うんです。
でも、もちろんそんな金を動かす権限も能力もないのは
全く否定しません(汗)
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■確かに軍事や軍事技術という
金食い虫を養うのには非常に手間と金がかかります。
(別に軍事技術を最優先しろなんてつもりはないです)。
ですが、単純な損得だけが、
本当の損得なのかどうか、はともかくとして
そう言った事も含めた経営観点が大事なのであって
恐らく自民等ハト派という物自体が
マスコミのヨイショも相まって
日本の国益を損ね続けてきたのかなあと思うと、残念でなりません。
そして選挙権も無い頃、色々な教育の中で
自民党のハト派が一番バランスがいいと思い込んでいた時代もありました。
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■でも、その時期に恐ろしい位の国富が失われました。
そしてそれは、政界に還流されて政争に湯水のように使われました。
そして失われた国益は、将来めでたく?社稷を脅かす可能性があります。
面白い事に国益が社稷を守るとは言い切れませんが
スパイによって失われた国益は確実に社稷を脅かします。
中国史で言えば
岳飛を失った南宋が、やがてモンゴル帝国に蹂躙された様に
一方の春秋戦国の趙が藺相如と廉頗のいるうちは負けなかったように
中国は良く歴史を研究している、と思います。
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■という訳で、
軍事技術よりの視点で
応力と錆と、技術の話
そしてその
業界を潰そうとする不思議なスパイたちの話
怪しげな歴史との符合、気のせいであればいいなとは思います。
でも、神風は一度吹いちゃいました、
原発事故の折に放射能をぶっ飛ばしてます。
幸運は続けば続くほど、その幸運が無い時の穴も大きくなります。
何だかんだで、今の日本は少し回り出してはいますけれど
こういう時だからこそ、技術を見直すチャンスなんじゃないのかなあと
私は思わざるを得ないです。
自分の非才でどこまで気が配れるかは分からないし
日本がそれを出来る環境だとは…期待しちゃないけど
でも個人のブログだから許されるかとは思います。