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2011年11月04日
ホットパーティクルと飛散物の問題
でも取り上げたホットパーティクル問題。
で、ガンダーセン動画でこんなシーンがあります。
■まあ、飛んできてるだろうよ、と思っていましたが・・・
2011年12月03日
4号機は水蒸気爆発が南面の壁を破壊した恐れが強い・・・
で心配したように、
4号機プール付近で水蒸気爆発していて、
プルトニウムを含む、燃料棒の一部が揮発して
そのプルームが、関東を襲ったとなると、
非常に困ります。

当然、呼吸器系の障害についてです。
■不幸中の幸いは、計画停電と言う外出禁止令を
あらかじめ出したことですが、
2011年05月14日
【初めてのトラバ】3月15日と政府の動き
■まあ、脱出禁止令だった気もしますね。
とにもかくにも、その辺りが、最終章ダーティーボムにつながっていきます。
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■こちらは弘(2型)さんの頂き物で、
日経ビジネスじゃなかった。失敬。
■プルームの大半は2号機だったと言う意見、実は変わりません。
ただし2号機の、汚染蒸気が噴出して汚染したのは、
浪江、伊達、福島、地域で
後は①については2号機の推量が突沸でなくなっていますから
説明がつきます。
①は2号機突沸
②は2号機ドライベント
③はダーティーボム
④はダーティーボム&2号機混合
⑤は2号機白煙以降
どうもそんなコラボだったようなのです。
■日本分析センターの結果を見たときに
自分は大変な動揺をしたのですが、
2011年05月26日
【新資料】しっかり考える必要がある【よく分からない><】
その時、たまり水の成分を分析しています。
汚染が薄いのですが、核燃料自体は安定していたように思います。
直結するかどうかも分かりませんけど。
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■現段階で有力なのは
溶融しかけの核燃料に冷水が大量にかかって、水蒸気爆発をした
とするのがもっとも分かりやすいように思います。
郡山等については2号機の白煙も関係するかもしれません。
ただし、プルトニウムの分布からは非常に狭い方向性が明らかです。
少なくとも、関東の3月15日第二波は、
ダーティーボムで
それは4号機由来である、
その事を一度考えなくてはいけないようです。
憂鬱な話ですが・・・
あと・・・セシウムはやはり海水注入後大量発生しています。
塩化セシウムの形態をとって、
多くは排出されたと想像されます。
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★4号溜まり水(使用済) 0.5mSv/h
コバルト58(71日):0.27
モリブデン99(66h):1
テクネチウム99m:0.65
ルテニウム106(370日):3.3
テルル129(70分):26
テルル129m(34日):13
テルル132(3日):14
ヨウ素131:360
ヨウ素132(2H):13
セシウム134:31
セシウム136:3.7
セシウム137:32
ランタン140:0.74
暫定合計498.66
【結果】極々微量が再臨界をした恐れがある。ただ、その量はスプーン一杯どころか
耳かき一杯にも満たない、量であり、水さえかけていれば問題はない。
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参考
2011年06月16日
【頂き物から】3月15日の構内放射線の動き【土壌汚染の絡み】
■15日プルームの主成分についても、2号機としたり、
3号機のダーティーボムの名残としたり、ブレは認めます。
分からないんですよね。
ただ、今回のグラフを見るとどうも2号機の要素も強いわけです。
2号機は格納容器を燃料が突き破っているのはほぼ確実なので
そのあたりを過去のエントリーから引っ張りましょう。
データ上は16日(1時頃)に突き破ったのではないかという推定をしています。
それまで、14日以降は溶けてドロドロになって、
どんどんガスを出していた可能性があります。
パラメータからはそのように見てよいようです。
もう一つ面白いのがそのように考えると、
チャイナシンドロームで
炉心を次々と突破していく時に
非常に高い放射線が出た、という可能性が出ることです(15日深夜)
そのあたりの絡みはBWRの炉心破壊のメカニズムとして、今後研究されるかと存じます。

炉内の漏洩があった後で、燃料がドロドロに溶けて、再臨界(JCO)が発生し
時間差を持って放射線量が上がっているようですね。
■
2号機の燃料棒の揮発が、もしかすると15日のプルームがキセノン等であったという原因
この可能性も実は未だに棄て切れません。
注水条件の確認作業が必要ですけどね。
そう考えるとシリーズ3月15日で、悩んだ悩みがあっけなく解消します。
逆に言えば
「2号機で燃料の揮発」という恐ろしい事が起きた可能性が
この仮説では発生します。成分的にはありえますしね。
細かい水位やパラメータが分かれば事実確認に近づけますが、
さすがに現況では断言は難しいです
初期においては「炉の爆発」に一番近かったのは2号機ではないか、とも思うのですが
如何でしょうね?
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1)
2011年04月06日 【検証】2号機で何が起きて、どんな事が最終的に起ったのか
■今回も使用するのは官邸のデータと報告書です。(PDF148P)
http://www.kantei.go.jp/saigai/201104051900genpatsu.pdf
非常に興味深い、記述やデータが書かれており、私達も若干の想像が可能と言える物です。
では下で、分析と共に記載していますが、先に検証の結果から得られた【推論】を記載します。
【推論】
1)2号機は恐らく突沸、により一気に水位を失った
2)全炉心が露出、溶解(高圧水及び蒸気の為、もともとの温度が高かった)
3)一部は底にたまり、崩壊燃料大量かつ空焚きになった為再臨界始まる。
4)海水大量投入するも、再臨界止まらず(冷えるのは上部のみ、燃料塊の内部で再臨界)
5)圧力容器の底に穴が開く【16日1:00頃】(水が落ちていくので、結果的にマイナス圧になる)
6)3時間後、3センチ圧の格納容器金属部分に穴が開く
(メルトダウン、チャイナシンドローム発生)
7)コンクリート部分で核燃料受止める(厚が200+100センチ)
8)サプレッションルーム破壊時の亀裂や、或いは電気ケーブル/配管、ラック用のトレンチなどを経て
漏出、地震による亀裂から浸透、砕石を経て海に流入
9)汚染水は、再臨界の燃料の上に、原子炉の水が落下し流れたもの。と推定される
2)
2011年05月18日 14日における2号機の激動
過去のエントリーよりデータを引っ張ります。
【読売14日報道に重要証拠?】3月15日の関東を襲った主成分【謎々は続く】
参考:
■14日の2号機データの推移(官邸データによる)
日付:時間:圧力容器:水位:格納容器
3/14:10:30/56.5気圧/3800/4.6気圧
3/14/12:30/61.9気圧/2950/4.65気圧
3/14/13:25/冷却機能喪失を発表(対政府)
3/14/16:34/海水注水開始
3/14/17:12/74気圧/不明/不明
3/14/18:06/逃し安全弁開放し、水位-1500からー1100に回復?
(意味不明、開放したら水位下がる、逃し弁は、圧力容器?格納容器?格納容器か?)
3/14/18:22/水位-3700(16分で-2600減った)、圧力容器自体の損傷の恐れ
3/14/19:03/6.3気圧/水位?/4気圧
3/14/22:40/4.3/-700/4.3気圧
22:50格納容器、圧力異常上昇
3/14/23:54/6.5/??/7.5