まずは本題から。
本震は横ずれで縦ズレではなかったようですね。
地震の破壊力は、
データ上はそれなりですが、
日本の耐震設計には縦揺れの概念が
抜けています。
(但し横揺れに強いと言うことは
縦揺れにも強かったりします)
世界的に見れば
変態紳士的に耐震設計なんですけどね。
免震で怪しいのはそこなんですよね。
ゴムはどうしても、圧縮よりは引っ張りに
強いですから、
恐らく…関東直下の時に
真価が問われることに
なります。
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基本的には昭和56年以前の建築物は
耐震が不足しています
(旧耐震)
さて、何度か触れてますが、
この地震は中央構造線系です。
南海トラフとの関連があり、
道後温泉の湯がかれると
南海地震が起きます。
もちろん枯れるとは限らないのですが
南海地震の前後に中央構造線に巨大な力がかかる。
(逆に言えば中央構造線が動かないと
南海地震はより巨大化する)
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似た様な関係にフォッサマグナと、東海地震が有ります。
一部中央構造線も関わっているので
(諏訪なんかはその辺りの分岐点でもあります)
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一方で、地震学的には今回の破壊力は
新記録とまでは行きません。
クローズアップされるから
何だか大事件の様に驚愕しますが
日本の大地震は…
何と言うのか、やはりタイトルホルダー
(新潟中越や岩手県南部)
の強烈さは群を抜きます。
阪神でも言えたんですけど
やっぱり旧耐震の建築物は崩壊率が非常に高いです。
ここ数年で校舎関係は旧耐震でも
ダンパー取り付け等で
耐震力が大きくなっていますので
阪神の様に学校ごと崩壊しそう
とかそういう事は少なかったように思います。
つまり、表面の被害は大きいですが
それなりに耐震への備えは進歩していますし
自治体の備蓄の放逐もありますから
素人の出番は今のところ少ないと言えるでしょう。
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と言う訳で諏訪の桜をどうぞ。
(桜を見に行ったわけではなかったのですが…)
それにしても見事な桜の数々でした。
道すら適当だったのに…
よりどりみどり
満開の桜吹雪
何だか申し訳ない様な…
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偶然の産物があったとしても
全ては四則演算、万物の法則を基に動きます。
自然を恐れるだけではなく、知ることで備え
動じずにより危機に対応できます。
地震が巨大化しているのは
あまり正しくなく、観測網の強化によって
今まで見えなかった記録が見えてきた
という側面が強いです。
ゲリラ豪雨などで雨が増えたように思われても
実はゲリラ豪雨は、以前からあったけど
観測が出来なかっただけ、というのに
似ている様にも思います。
Posted at 2016/04/18 22:29:56 | |
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中央構造線 | 日記