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ちょこば(旧chocovanilla)のブログ一覧

2011年03月24日 イイね!

ヨウ素の吸収率

■ヨウ素は子供や赤ちゃんに危険といわれていて、自分も危険だって言ってました。
やっと見つけた。
吸収率算定数字として検算予定(昨日エントリー)
という事で、下記条件で計算してみたいと思います。

1ヶ月で水道から20Lの水分を取ると仮定します。
水道に含まれるヨウ素は、とりあえず23日の210ベクレル/キロとします。
影響を受ける0.038ミリシーベルトは、累積値と仮定します。

そうすると1年では
0.038×20×12=9.12ミリシーベルトの内部被曝があるわけです。
外部被曝に換算すると約10倍の影響なので91.2ミリシーベルトとなりました。

下との比較を見ると、総被曝量の大体12分の一を、赤ん坊は実際に蓄積するとも言えそうです。
資料を調べていけば、もう少し、実際の影響率が出てくるかもしれません。
どちらにしろ、乳幼児にヨウ素の入った水を飲ますことは非常にリスキーといわざるを得ません。

実際には濃度が変化し、環境変数も変化します。
微積を使わない素人検算では怪しい面があるのを十分承知の上で
引き続きの検証をしていきたいと思います。


【参考】引用【前回との比較(政府は2テンポ遅い)】
■ベクレルをシーベルトに直さないと分かりません。
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON
こちらの力を借ります。
210ベクレル/キロで飲用では
4.62マイクロシーベルト/キロ=0.00462ミリシーベルト
【上記は累積値なのでなんともいえませんが、子供には吸収しやすいようです】

■1キロ水を飲ますごとに4.62マイクロ、コンスタントに被爆します。
外部被爆換算で46.2マイクロ(内部の10倍)
ここで赤ちゃんは100倍程度の影響を受けるとすると、(チェルノブイリ、前エントリー参照)
外部被爆換算で4620μシーベルト、1ヶ月に20キロミルク用の水を飲むとして、
月当たり92.4ミリ(外部換算)、1.1シーベルト年間被爆ペース。
計算訂正外部換算で10でかけるべきところを10で割ってしまいました。

★検証→上記の場合、で水の場合、変数で12分の1をかけてやるとほぼ同じ数字となりました、
これは総外部被曝量(推定15mm)を100がけしたために(幼児補正)このような事が起きたと推察されます。か、チェルノブイリの15ミリというのは内部被曝量の推定だったのか?
こちらも引き続きの検証が必要でしょう。


参考URL
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110323-OYT1T00944.htm
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/issue/20110323-OYT8T00975.htm


引用
今回検出された放射性ヨウ素の値は、一般の基準である水1キロ・グラム当たり300ベクレルには達していないが、乳児の基準である100ベクレルは超えたものだ。

 笠井篤・元日本原子力研究所研究室長によると、水1キロ・グラム当たり210ベクレルという値は、1年余り飲んでも影響が出る心配はない。東京都の指示通り、乳児については摂取を控えた方がよいが、入浴や洗髪に使っても体内に取り込まれる心配はなく、通常通りに使用して問題ないという。

 放射性物質の人体への影響に詳しい石榑(いしぐれ)信人・名古屋大医学部保健学科教授(放射線防護学)によると、国際放射線防護委員会(ICRP)の計算では、1キロ・グラムあたり210ベクレルの水を1リットル飲むことで乳児が受ける放射線の量は約0・038ミリ・シーベルト、母親が1リットル飲むことで母乳を介して乳児が受ける量は約0・012ミリ・シーベルトであり、短期間摂取をするだけでは健康に害が出る数値ではない。「これから空間的、時間的にどう変動するのか注意深く監視していく必要がある」と話す。

引用終わり
Posted at 2011/03/24 14:28:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝 | 日記
2011年03月24日 イイね!

情況の悪化が見られ始めた。(政府資料による確認)

再追記
※良く考えると高温、高圧系なので、フランジやジョイントはないと思われる。配管なら弱点は溶接箇所とバルブでしょうか?
(再追記終)
※圧力容器損傷について、誤解を招きかねないので捕捉です。
「圧力容器系」の損傷があれば(配管とか、バルブ、ジョイント、フランジ含めて)、
格納容器系に中のものが漏出するので、「圧力容器損傷」にくくってます。
「圧力容器本体」の損傷は、なかなか起きないと思います。
「ガソリンタンク本体」に問題なくても、ホースに問題があれば燃料漏れを起こします。
でも今回は、密閉容器の中なので、圧力しか分からない。
ということで一緒くたになっているのが現状です。
また分析の中で、時間的と、放射性物質の漏出量的に
どうも「容器自体に異常はない」。(容器自体に異常あれば、もう爆発や大規模漏出したと思う)
これ自体は由々しき事ですが、また同時に良いことでもあります。
誤解を防ぐ為に訂正するのも一苦労なので、取敢えず注意点対応します。
(追記終わり)

■考察を行ったので考察の結論をまず先に書きます。
圧力容器自体には損傷がない、と思われる。ただ、配管系にかなりガタが出てきている。
どちらにしろ、圧力容器から何らかの物が格納容器まで漏れていることは圧力データから推察される。
格納容器レベルでの危機管理が行われ、危険がある場合はベントされる。
それ以外にも何らかの形で、ガスが漏れ、ヨウ素、セシウムは拡散している。
そのレベルを押え、現地で、作業員が働ける環境が必要。

ある程度の冷却が完了すれば、周囲を塞げばいいが、冷却が失敗すると、制御不能=アウトオブコントロールなので、放射性物質放散は現状では考査されていない。=内部被曝対策急務!
電源等が回復し、物理的冷却が速やかに出来るようになるまでは、命を削る人海戦術で、冷やし続ける、原子炉との根競べ情況となった。日本の容器は想像以上に丈夫。今のところ容器に文句はない。
ただ、容器にも配管が付いているので、そういった継ぎ目や、配管のつなぎからの損傷が広がると、外部被曝レベルが一層上がる恐れがある。

また漏れている放射性物質は、エアロゾルを含んだガスなので、
遠隔地においても気象条件によって、ヨウ素やセシウム、場合によってはプルトニウムの検出値が
上下する確率が高い。風向きや放出条件によって、最終的には同心円状ではなく、まだらにホットスポットが誕生する可能性があるといえるのではないか?

■結果長期戦の見込が浮び上がった。いろんな情況がいろんな場所で出得る。
春になり風向き不安定。離れている人達も人事ではなく、
内部被曝防止の準備だけはしておいた方がいいと思われる。

では本文です。。。
■爆発の影響による大量の放射線については、
ハイパーレスキュー、消防、機動隊の働きによって、大分緩和されました。

しかし、その間に電源復旧を試みていますが、やはり、海水を帯びた電気系統は
相当な被害を受けており、放射線量もありなかなか、一進一退ならぬ二進一退が続いています。
現地にご家族がいる方のご心労、厚く厚く察し申し上げます。

■一方で、どうも情況はよくないようです。
手がつけられない中で、圧力容器、格納容器の情況がどうにもよくない事、
それらの(使用済みももちろんありますが)放射線の影響がじわじわと出てきている
そんな印象を持っています。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032407030010-n1.htm
サンケイのニュースですね。

引用)
福島第1原発の事故で、フランス・パリ大学のポール・ジョバン准教授(日本社会学)は24日付ルモンド紙のインタビューで、強い放射線にさらされながら事故現場に踏みとどまり、電源復旧などに取り組む作業員らに「死の危険」が迫っているとして、交代要員の派遣など増援が必要だと呼び掛けた。

 同准教授は「少なくとも外部から応援の作業員を呼び寄せて緊急に(1人当たりの放射線)被ばく量を減らす必要がある」と、少人数の技術者や作業員に依存する態勢に異議を唱えた。
引用終)

■フランスは原子力発電3大大国のうちの一つ(米、日、仏)
核燃料リサイクルの絡みで対立もあるのですが、彼らの知識は日本を凌駕するものがあります。
個人的には・・・原子力という意味合いでのフランスは、最大のライバルだと思いますが、
今こんな情況ではそんなことは関係ありません。
記事自体は当たり前の内容なので引用しました。

今はこういう情況です。
***********************

■では一方、原子炉の情況は如何でしょう。
首相官邸のデータが、信頼性、情報量とも一番大きいです。
PDF、3Mありますので注意↓
http://www.kantei.go.jp/saigai/201103240800genpatsu.pdf

注水量:
2、58t
3:3927t
4:535t
共用:130t

以下は比較の為に過去の自コメのコピーを張付けます。

・最新は24日01:00です
・今回=21日4時のデータです。
・前回は20日15時現在の各危ない原子炉状況です

★前回
△1号機、通電待ち(容器が安定しているので2号機の後)
圧力容器A=1.87気圧 B=0.158気圧※訂正←1.58気圧が正解
格納容器1.7気圧
水位ー1.7m?
★今回
△1号機、通電待ち(容器が安定しているので2号機の後)
圧力容器A=1.9気圧 B=1.58気圧(ほぼそのまま)
格納容器1.6気圧(微減)
水位ー1.8m(微減)
★最新
★今回(24日AM1時)
▲1号機、通電待ち(容器が圧上がり、よくなくなってきている)
圧力容器A=4.1気圧 B=3.87気圧(増加傾向)
格納容器3.85気圧(増加)←良くない傾向
水位ー1.7m(微増)

状態悪化中。水温300度、圧力容器が持っていれば、
圧力を上げて、沸点を上げることで水位調整中。
情況は相当悪いが危機ではない。電源が間に合うか、どうか・・・。


★前回
▲2号機 通電、状況把握中 (圧力容器損傷見込)→電気復旧による冷却を優先 
圧力容器A=-0.1気圧(負圧は誤作動の恐れ)、B=-0.2気圧(負圧は誤作動の恐れ)
格納容器1.25気圧
想定:圧力容器損傷疑い
想像:とりあえず、電動系回復後。3号で水足すと制御不能になりかねないと分かったので、
リスクの低い電気系統復活を優先し、様子見でしょう。
水位-1.4m
★今回
▲2号機 通電、状況把握中 (圧力容器損傷見込)→電気復旧による冷却を優先 
圧力容器A=-0.18気圧(負圧は誤作動の恐れ)、B=+0.2気圧
格納容器1.2気圧(ほぼそのまま)
想定:圧力容器損傷疑い
想像:とりあえず、電動系回復後。3号で水足すと制御不能になりかねないと分かったので、
リスクの低い電気系統復活を優先し、様子見でしょう。(ほぼ変更無)
水位-1.35m(ほぼそのまま)
★最新(24日AM1時)
△2号機、通電待ち(圧力容器損傷見込)
圧力容器A=-0.25気圧 B=-0.25気圧(揃っているので負圧の疑い、負圧誤差等の恐れ)
格納容器1.05気圧(減)
水位ー1.2m(増えている)
使用済みプール52度

・状況はそのまま保っている、が、圧力容器の圧はもう上がらない><
沸点が低い事を考えると、今は1号機よりかまし。
格納容器圧も低いので、放散レベルは悪くはないはず。


★前回
▲3号機 外部放水で格納容器の圧力下がる為放水継続→格納容器圧力減少
圧力容器A=1.2気圧、B1.6気圧
格納容器4:30=3.4気圧(異常)、16:00=2.9気圧
水位-1.65か-2m(東電の人が本当の水位といわれ、わからないといったのが気になります)
★今回
▲3号機(※、格納容器危機脱出!!)
圧力容器A=1.2気圧、B1.6気圧
格納容器4:30=3.4気圧(異常)、16:00=2.9気圧 NEW!!4:00=1.6気圧(祝復帰!)
水位-1.65か-1.95m(東電の人が本当の水位といわれ、わからないといったのが気になります)
累積3742t注水
★最新(24日AM1:00)
△3号機、通電待ち(容器が安定しているので2号機の後)
圧力容器A=-0.97気圧 B=0.41気圧(ほぼそのまま)
格納容器1.0気圧(微減)23日9時、
▲24日AM1時:計測不能=ダウンスケール←・・・・一体??????????
水位ー1.8m、-2.3m(減)

一言で言えば状態不明、圧力容器損傷疑い、下部は負圧、上部加圧のアンバランスな状態
水位は減っているので、冷えた訳じゃなかろう・・・
格納容器が最後の砦。格納容器に全てがかかっています。
多分ドライベントのやりすぎで、格納容器に散水したした際に、冷却されて負圧と思われる。
悪くはない、悪くはないが、どうしようもない。
散水で水が溜まればいいが建屋に穴が開けば、最悪に近い扉がまた開くと思われる。
或いは格納容器下部に既に穴があり、外からの海水が冷却をしているのか?
電源が回復してから状態がわかるだろうが、いわば仮死状態にして、寝かしていると思われる。

○4号機 とりあえず、少量の散水で、3号で対策方法は実証できたので後回し
(累積255T注水)→535t注水。
※パスカルと気圧は微妙(2%程度)に違いますが、ほぼ同じで換算しています。

■まとめ▲
状態悪化中。
1号の悪化が目に付く。2号は一定の効果を挙げている。多分も漏れてるけれど、
容器本体というよりは配管系の小穴だと思う。
政府の言うとおり漏れていないならなおよし!
(政府は圧力容器本体の損傷を言っているだけだと思う)

3号機は状態不明。取敢えず、冷えたようだ。外側は。中は加熱している気がする。
燃料はどの程度の、溶融レベルかどうか。
でも中に水を入れれば、蒸気で圧が高まる。圧力容器化配管に穴があって気密は駄目っぽいし。
圧力容器レベルではなく、格納容器で最悪の事態を阻止する方針と見てよいだろう。
日本のIHI製の格納容器なので、相当耐えるはず。長期戦の構え。

結論↑22日の「但し、時間がたてば、また状態の悪化可能性が高い。」の状態。
冷やすのを優先しており、放射性物質の放散阻止は、「不満あり」
でも、冷やさない事には始まらないので、放射性物質放散を選ばざるを得ない。

■電源の復旧と冷却機能の再開が急務だが、内部がそれに耐えうる状態で
未だいるのかが少し分からない。
圧力容器自体の損傷ではなく、格納容器内の配管系の何処かで、破断が発生し、
圧力容器の蒸気が格納容器内に漏れやすくなっている為、
結局は格納容器レベルでの危機管理を行っている、という推察をしているが、
詳しい状態説明は無い。(そんなことを説明すれば危機レベルが格上げだろう)


Posted at 2011/03/24 13:34:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 原発情況 | 日記
2011年03月24日 イイね!

放射線量を可視化する(その4)-SPEEDI、内部被爆モデル(原子力安全委員会)

■ようやく「放射線量」の見える化が出てきました。
原子力安全委員会では、内部被爆の可能性を発表し、
どこの地域にどのように汚染が広まったかを明らかにしました。

■本エントリーは内部被爆ではなく、放射線量の把握としてカテゴライズします。
「何故か?」分かりやすい事と、ヨウ素合計だから。
本当はセシウムも入れて欲しいですが、健康に対する影響が
ヨウ素の場合、年齢によって異なっているので、この計算結果でいいと思います。

それがこちら
朝日新聞の報道
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230465.html
原子力安全委員会の発表(PDF)
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf

■これで、過去のエントリー
放射線の火砕流はあった?なかった?(その2)で
「北西と南南西に、比較的強い汚染がある」と主張していた事が裏付けられました。

■歪なのが気になっていましたが、海にも汚染域がありますね。
気になるのは、ヨウ素、セシウムの各成分が、現在どの地域に「いつ」「どのように」蓄積しだしているか、何もデータがありません。

全体の蓄積レベルの桁が一桁だけ上がり、
セシウム汚染が、ヨウ素と現在の同じ水準に達した時、汚染地域は居住禁止区域へと進化します。
その可能性は否めません。

■問題はこれが水素爆発のものか、継続的放射能漏れなのか、
はたまた、まさかとは思いますがガンマ線のチェレンコフ光線でも出たのかがさっぱり分からない。
歪な分布の理由を説明する気もないようですが。

■但し、この図にはヨウ素しかありません。
一言で言えば、
「ここの地域に住んでいる子供、乳幼児は、将来重篤な健康被害が出る確率がほかの地域に比べて格段に高くなる可能性があることは認めざるを得ない」という事です。

■こんなに汚染が高ければ、色の付いている所は外出するだけで被曝です・・・
逃げれないです。もう逃げたくっても。クルマも、土も、エアダストも何もかも、放射能を帯びています。
カウンターを当てれば確実に除染対象です。
自衛隊員はそんな中、20キロ圏外はただのマスクをつけて活動していますが、
きっと住民共々見殺しにする気なのでしょう。

■見殺し政府が、皆殺し政府にならない事を祈りつつ、このエントリーを閉じたいと思います。
そしてこういった対応が、各国の日本政府観に既に不信を与え深刻な影響を与え始める事だけは、
避け得ないと感じています。
2011年03月23日 イイね!

2007年に東北大教授に「予知」されていた東日本大震災

■2007年に、今回の地震が予知されていた事はご存知ですか?
私は、宮城沖が危ないと騒がれていた去年に知りました。
うろ覚えだったので1500年に一度の地震だと思っていましたが。

■東北大学箕浦教授により。1100年前の貞観地震の全容が明らかになったのです。
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi16/mm16-45.html

そこにはこう書かれています。
引用)
波堆積物の周期性と堆積物年代測定結果から、津波による海水の溯上が800年から1100年に1度発生していると 推定されました。貞観津波の襲来から既に1100年余の時が経ており、津波による堆積作用の周期性を考慮するならば、 仙台湾沖で巨大な津波が発生する可能性が懸念されます。
 伝承や文献記録の内容が全て真実であるとは限りません。しかしながら、1100年余の時を経て語り継がれた 仙台平員長野での災害の発生は、幸運にも、津波の科学的研究を通してその正当性が実証されました。こうした 破壊的な災害には、数世代を経ても、あるいは遭遇しないかもしれません。
 しかし、海岸域の開発が急速に進みつつある現在、津波災害への憂いを常に自覚しなくてはなりません。 歴史上の事件と同様、津波の災害も繰り返すのです。

引用終)

ご心配は当たったわけです。
逆に言えば、これほどしっかりした方の学術的研究により的中した初めての地震となりました。
対策は全く持って間に合わなかったのですが。


■津波の被害予想もぴたりと今回の地震に当てはまりました。怖いくらいに。
南相馬や相馬が壊滅した理由も分かります。



引用)
被災した国府はどこにあったのでしょうか。貞観の地震津波に関する言い伝えや逸話などを各地で見聞しますが、その実体についての信頼に足る歴史的記述は意外に希です。正史の記録にある城下を陸奥多賀国府の館と読みとれるものの、その地理的位置に関しては諸説があります。これまで主流とされてきた現在の多賀城市とする説に対して、多くの歴史的記述を背景として異論を侍した渡邊偉夫氏は、岩沼の「武隈の館」をその場所とする解釈を提唱しています。
 現在ではそれぞれ仙台平野の北部と南部に位置しており、いずれにしても1100年ほど前に仙台平野に津波が押し寄せたことに変わりはありません。平野が氾濫して青海原が出現したとする記述は、膨大な量の海水の溯上により仙台平野が広範囲に水没した様子を暗示しています。
 この津波災害に関わる伝承・記録は、東北地方から房総半島にかけての太平洋沿岸の広い範囲に及んでおり、知られ得る限り最大級であったと考えられます。東北日本で近代的観測が始まって以来、最大級の津波の場合で、海岸より2㎞に満たない海水の陸上溯上距離です。歴史資料が示す平野の水没は、貞観津波が常識を越えてはるか内陸部まで溯上したことを示唆します。貞観の津波は、説明の及ばない自然現象なのでしょうか。
 海岸平野では急速な市街化が進み、海岸域にまで開発が及んでいます。 こうした状況にあって未曾有の津波襲来が予想されるならば、我々はその時期と規模を理解することが 急務であると認識しなければなりません。貞観津波の解明は、破局的自然現象としての津波の科学的理解 に貢献するのみならず、地域の防災上極めて重要となります。
引用終)

■地震学は歴史学でもある。その慧眼には敬意を示さざるを得ません。
そして望んでいた防災の前に、このような悲劇が起きた事、それが何よりも残念な事だと思います。
Posted at 2011/03/23 19:31:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 東日本大震災 | その他
2011年03月23日 イイね!

政府の対応は2テンポ遅い><

■何故こんなブログのテーマをを書いているか。
一つは自分の為、もう一つはデータは出ているのに、対応が遅いから。
特に政府の。保安院は保安院で動揺してばかり。
自分がその立場でも青ざめるとは思いますが、何もそれを国民にさらさなくても・・・
冷静にと思ってもついつい語気が荒くなってしまいます。
枝野さんも、安全ですを繰り返しすぎ、その癖突っこまれると逃げの言葉を打つ。
そういった回答を求める報道がすごく悲しい・・・

■その一つがセシウム

■内部被爆は
そんな事を言っていたら、高濃度セシウムの土地が見つかった。
多分ダッシュ村の方。飯館村で高濃度のセシウム137汚染
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230215.html
これどうするのさ、と思うが事態はこれほど単純じゃない。

■問題はここ
以下引用)
同省によると、20日午後0時40分に飯舘村で採った土1キロあたりから、セシウムが16万3千ベクレル、ヨウ素が117万ベクレル検出された。19日午前11時40分に同じ場所から採った土と比べ、セシウムで約6倍、ヨウ素で約4倍高くなった。

 このほか、約45キロ離れた川俣町で19日に採った土からセシウム8690ベクレル、ヨウ素8万5400ベクレル、約25キロ離れた南相馬市でもセシウム4040ベクレル、ヨウ素3万5800ベクレルを検出した。
引用終わり)

★19日から2日の間でセシウムが6倍になったのだと。
また北西方向。そしてベクレルに単位が変わった。μシーベルト換算はしてもらえなそうだ。
もっともマイクロシーベルトは、最終的な換算値ではあるが、よろしからぬ事態には間違いはない。
この時一体何があったのか、私達には説明がありません。
それより地元には何か説明したのでしょうか?何も予期できないのでしょうか?

■19日に何があったか。ハイパーレスキューの散水。
18日に、政府データを見て、動揺した事があるが、どうもこの散水は余程の事情の中で
行われたのだと思う。巷の報道どおりの事情ごときで、ハイパーレスキューが涙ぐむだろうか。

■処分をちらつかせ、自分たちは高みの見物。
そんな大臣やらが今の日本のトップというのはなんともやるせない気がします。
少なくともなんら役に立っていない経済産業大臣は(脅迫という成果がありますが)
人として問題だと思う。人の動かし方をしらなすぎる。

ひどいよ。
*************************

■もう一つが、赤ん坊の内部被爆。
ヨウ素の特性は前々から説明してきた、詳しくはヨウ素とセシウム、の下りで記載してます。
前日データで、東京にもヨウ素とセシウムが浮いていた。

で、赤ん坊には飲ますな?
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110323k0000e040074000c.html
100倍以上の濃縮があることを市民に告げているの?大体水ないでしょ?ミネラルウォーターとか。
それも自己責任で、飲んだら警告を無視した事になるの。

■多分政府の人達はとことん護身を考えているのだと思う。

引用以下
食品衛生法に基づく暫定規制値で、放射性ヨウ素が水道水1キログラム当たり100ベクレルを超える場合は乳児の飲用に使わないよう求めているが、210ベクレルが検出された。都は同浄水場が水道水を供給している23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹5市の全域に対し、水道水で粉ミルクを溶かしたり、乳児に飲ませないよう呼びかけている。一般向けの基準(300ベクレル)は下回っている。

 都は「代替の水が確保できない場合は飲んでも差し支えないレベル」と説明している。
引用終わり

■他人事ですよね?

**********************
■ベクレルをシーベルトに直さないと分かりません。
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON
こちらの力を借ります。
210ベクレル/キロで
4.62マイクロシーベルト/キロ
内部被爆なので値が高いです。

■1キロ水を飲ますごとに4.62マイクロ、コンスタントに被爆します。
外部被爆換算で46.2マイクロ(内部の10倍)
ここで赤ちゃんは100倍程度の影響を受けるとすると、(前エントリー参照)
外部被爆換算で4620μシーベルト、1ヶ月に20キロミルク用の水を飲むとして、
92.4ミリ(外部換算)、1.1シーベルト年間被爆ペース。
計算訂正外部換算で10でかけるべきところを10で割ってしまいました。

■この計算あってるかどうかも分からないです。
内部被爆は1/10という、経済産業省の指標と
赤ちゃんの100倍のチェルノブイリのバイアスをかけただけ。

■幼い子に死ねって言ってるようなものに聞こえるのは私だけでしょうか。
「出来るだけ飲まないように」で全ての責任が回避できるのでしょうか・・・

■そういう危険に対するデータ管理がなっていない。
私よりデータ分析の遅い、政府なら意味ないと思う。

■政府が意図する少子化対策はこういうことなのかもしれません・・・。

※注意、
1)内部化被爆を外部被爆の10倍とする。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/22/1303995_2213.pdf
PDFなので重いです。ご注意下さい。

2)赤ん坊は大人の約100倍の影響を受ける。(訂正><)
↑間違い (正解)取り込んだヨウ素は甲状腺に100倍濃縮される。3歳以下は16歳以上と比較して20倍
40歳以降に比べたら100倍くらいの差がある可能性は有ります。データ無いけど。
(訂正終わり)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09030107/03.gif

大人の影響は(誤)1/100、(正)微量ですが。←(表現おかしい。訂正予定)
現在の水準が続けば、チェルノブイリの事を笑っていられない情況です。
Posted at 2011/03/23 19:08:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 原発事故の対応 | その他

プロフィール

「サイトカインによる死者続出とか結構共通点があるんだよね。GIGAZINE人類史上最悪の伝染病「1918年インフルエンザ」に関する10の誤解
https://gigazine.net/news/20200330-10-misconceptions-about-1918-flu/
何シテル?   04/01 12:44
chocovanilla改め「ちょこば」です。(短くしただけ) チョコラ+バニラの二匹が発祥だが彼らは登場しません。ドライブブログかなと思っていたのですが、原...
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2018/02/02 08:15:15

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日産 ADバン 日産 ADバン
日産 ADエキスパートに乗っています。(単身往復マシン) 足回りカッチカチで楽しいです。
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