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2015年06月23日 イイね!

【試乗】ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 前編

【試乗】ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 前編本日は愛知に極めて近い、三重県に日帰り出張なう。


先日、高校の友人、skmodeのクルマ、

アバルト 595 コンペティツィオーネ

を試乗させて頂いた。





※高画質写真集(スマホだとうまく見れないかも)

PHOTOHITO スライドショー「ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142)


■ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 前編



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クルマ好き・・・特に「Tipo愛読者」、「エンスー」と呼ばれる/自称するヒトたちには、「アバルト」の名前、サソリのバッチを神格化している方も多いと思う。

※↑「エンスー」=「熱狂者」のハズが、今は「旧車フェチ(特に、ラテン車+英国車限定)」的な意味合いに変わってきているので、ここでは後者の意味で使用。
この誤用もあまり気に入らないのだが、言葉というものは数学や物理と違って、時代とともに定義が異なるものだと思うし、その時代・その時代の多数派の使い方・解釈を尊重すべきと考えている。




↑Click!

私もクルマ好きだし、特に中学生のときはフェラリスタ、その後はランチア(ストラトス、037、038、インテグラーレ・・・)の熱狂的なファンだったのだが・・・・

・・・・どういうワケか、「アバルト」の記号性、サソリのエンブレムに昔から思い入れがナイ。


フィアットに関してはもっと・・・・で、フェラーリやランチア、アルファロメオ、マセラティらがフィアットに吸収(アルファロメオは1986年、マセラティが1993年。多感な時期だった)されてきた歴史に、子ども心になんとなく萎えてた。
大人になった今となっては、フィアットが吸収したからこそ、フェラーリやランチアが存続できていることはわかっているのだが・・・。


アバルトも元々はチューニング屋、レース屋だったのが1971年にフィアットに買収されてフィアットのレース部門を担うようになったんだよね。





●エクステリア



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・・・で、特にFIAT 500やアバルトを色眼鏡で見ることのない私(いや、コレも一種の色眼鏡か・・・)なのだが、チンクが再登場したとき、世間の盛り上がりっぷり・好評価に反して、実は結構萎えてた。


今のフィアット500のデザインを「現代風のアレンジも・・・」という評価も見かけるが、個人的には、昔のチンクを模倣しただけのデザイン(ある意味懐古趣味)で、「再解釈」「新提案」、すなわち

「自動車の歴史を前に進めようという意思」

が盛り込まれていることを感じることができなかった。




BMW MINI、VW ニュー・ビートル、スバル R1(元ネタ:スバルR360とする)、ホンダN ONE(元ネタ:N360とする)、S660(元ネタ:ビート)・・・

・・・などにはきちんと「再解釈」「新提案」が盛り込まれていると思うのだが、500は「前に進む意思」を感じることのできないデザインというか・・・。

(ニュー・ビートルも見方によっては懐古趣味だとは思うのだが、ペーター・シュライヤーの現代的でロジカルな線/面構成などがやはりテクノだと思う)



・・・もっとも、コレは私の偏った思想による評価で、むしろ「変わらない」ことを評価するクルマ好きも大勢いると思う。そして、それはそれで正しいのだろう。



更に残念なことに、以上のような理由で、雑誌やWEBでの新チンクの写真を見てガッカリしていたにも関わらず、実際にストリートで見かける500にはそこそこ目を奪われてしまう・・・・という現実が

「旧チンクをベースに仕立てれば、マトモなプロダクトデザイナーなら誰でもできてしまいそうなデザイン」

だと思うのに、やっぱり、ヴィッツやフィットやマーチなど日本のコンパクトカーや、その他軽自動車より遥かにデザイン・コンシャスに見える。

・・・悔しいというか、情けないと思いをしたもんだ。
ガンバレ、日本の自動車メーカ。




↑Click!

skmodeの所有する、このアバルト 595 コンペティツィオーネは、500のホットモデルの位置付けで、ディテールなど500とは異なるし、カッティングシートなども595の標準仕様からskmodeがカスタマイズしているので、いわゆる500や595の評価はできないが・・・

595の色場号676「Grigio Campovolo」というこのグレー色はステキだなあ。
つや消しではなく、ツヤアリなのだが、重たすぎないグレー。





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595はリアビューがとても好き。

リアビューに関しては、旧500をベースに、「再解釈」「新提案」を感じることもできる。


個人的にはディフューザー部よりも、どこまで空力的に貢献しているかは不明だが、997 GT3なんかでも見る、リアバンパー両サイドの、リアタイヤハウス内の空気抜き穴がツボ。


レガシィB4でも妻に叱られるのを覚悟の上でリアバンパーに穴施工したなあ・・・。

(開けてみて、中に隔壁があってあんまし意味ないことに気づいたが・・・)




・・・エクステリアでかなり長文となってしまったので、インテリアと「運転してみて」は後編に



●試乗記関連目次はこちら
●クルマ写真 関連目次はこちら
Posted at 2015/06/23 12:38:14 | コメント(0) | トラックバック(2) | 試乗記 | クルマ
2015年06月20日 イイね!

【試乗】BMW i3 (I01) 後編

【試乗】BMW i3 (I01) 後編ブログエントリ:「【試乗】BMW i3 (I01) 前編

の続き。

「運転してみて」編。








■BMW i3 (I01) 後編

●パワートレイン



↑パワートレインはi-MiEVのようにリアに配置されているのだが、全く見る/写真を撮ることができなかった。

リアのハッチバックを開けて、フロアをめくっても、見えるようになっていない。

地面に寝そべって、リアバンパー底からのぞけば、ひょっとすると見えるのかも知れないケド、夜で暗かったし、コンビニの駐車場だったのでヤメといた。




↑Click!

↑haji.家で充電中の図。

AC200Vがあれば、特に追加施工をしなくとも、借りた充電器を取付/充電できるらしい。




↑外出先での急速充電用には、右後部座席の後ろに、モロ「給油口」的な充電ポートがあった。



●モータの特性

(BMW公式サイトから引用)

型式: P250
種類: 交流同期電動機(IPMね)
定格出力: 75.0(←????)
最高出力: 125[kW](170[ps])@5200[rpm]
最大トルク: 250[Nm]@100~4800[rpm]



↑ i3のモータのトルク・出力特性図。

「定トルクモータ」のトルクカーブ、出力カーブってだいたいこういう形なのだが、ちょっと良くわからない点がいくつか・・・。


基本的に「定トルクモータ」って基底回転数(※ここでは4800[rpm])以上は、「定出力領域」なので、出力[kW]は、4800~8000[rpm]で横一文字となるのだが・・・
この図では4800[rpm]から上は垂れ下がっている。

4800~8000[rpm]が定出力領域だと「仮定」すると、4800→8000[rpm]間は、回転数に反比例してトルクは垂れ下がるのだが、

定出力=75[kW]で計算すると、トルクは89.6[Nm]@8000[rpm]。
定出力=125[kW]で計算すると、トルクは149.2[Nm]@8000[rpm]。

でも、トルク・出力特性図からは約125[Nm]@8000[rpm] ぐらいの感じなので、75[kW]も125[kW]も不正解。

線図どうり、105[kW]@8000[rpm]で計算すると、確かに125[Nm]@8000[rpm] なので、やっぱり4800~8000[rpm]は線図どうり、出力が垂れ下がるんだろう。
珍しい特性だなあ・・・。



イマイチがわからんのが「定格出力:75」。

単位も書き忘れてあるが、おそらく75[kW]なんだろう。

定格が75[kW]とすると、149.3[Nm]@4800[rpm]、137.8[Nm]@5200[rpm]なので、線図や「最高出力」「最大トルク」とは全く異なる値となる。


・・・ということは、

最高出力: 125[kW](170[ps])@5200[rpm]
最大トルク: 250[Nm]@100~4800[rpm]
線図

は、過負荷の特性か。


過負荷は連続運転時間に限度があるので、そう記載すべきなのだが、産業用モータと違って、自動車では加減速が頻繁にあって、最高速トライでもしない限り、最大出力や最大トルクを連続させないから良いのかな?




●加速

モータの特性上、低速回転から最大トルクを発揮するので、発進時(極低速)からの加速はスゴい!

クルマも比較的軽い(1260[kg])し、リアエンジンの後輪駆動でリアにトラクションがかかるので、かなりパンチの効いた加速が可能。




●減速

※メカブレーキとの絡みがあるから後述。





●足回りとかボディとか





155/70R19!
ホイールは5J。

大径ホイールに、極細タイヤ。
二輪車のようだ。

「転がり抵抗軽減」と、あとは「パワートレインのダウンスピーディング」なのかな?





↑フロントサス。(リアはカメラを挿入する隙間がなく撮影できず。暗かったし)

・・・ダンパーが車高調に見えるのだが???


諸元表によると、
フロントがマクファーソンストラット。
リアはマルチリンクらしい。



フワフワしない硬めの足なのだが、いわゆるBMW的な味付けとは少し異なる。


BMWって、歴代3シリーズなどでも、とにかく剛性感を強く打ち出して、

「ドーンと重いケドガッシリしたボディを、硬い足でシッカリ支える」

という味付けがなされている・・・と思っているのだが、i3はもっと、軽快というか、レスポンスの良いキビキビした気持ちのよいステアリングを楽しめる。

(・・・いや、3シリーズ

なんかも運転していてかなり楽しいのだが)


仮に、3シリーズあたりと同じ固有振動数(共振周波数)を狙ったとしても、車重が70%ぐらいなので、バネレートも70%ぐらいに下げられる。
ステアリングのシャープさって、サスペンションの理論本では固有振動数で語られることが多いケド、さすがに同じ固有振動数だとしても、車重もバネレートも70%だと、乗り味は変わるだろうなあ。




i3もS660

なんかと同じく、EPS(電動パワステ)に全く違和感がナイ。

適度に重く、タイトに動く。キモチ良い。


最近の「マジメに作ったクルマ」のEPSは本当に良くなったと思う。



運転してみる前は、i3も背の高いクルマなので、先日のアルト・ターボRS

試乗のような、「重心高」による怖さを感じるのかな?

・・・と少し心配していた。(三菱iなんかも、とにかく重心高によりコケそうで怖かった)

しかし、全く問題なかった。

むしろ低重心感があるぐらい。



そもそも、ルーフはカーボンだし、バッテリーは床下だし、パワートレインの搭載位置も極めて低いので、一見、背が高いケド、かなり低重心。

そして、「そこらへんの軽自動車」や「そこらへんのコンパクトハッチ」と違って、足が硬めでシッカリしているので、ロールが小さい。

更に、シートのホールド製も良いし、着座位置も低めだから・・・・

・・・本当に、i3、とても良くできていて運転が楽しい。







↑フロント・ブレーキ。



↑リア・ブレーキ。


フロントブレーキはベンチレーテッド・ディスク。


リアもBMW公式サイトの諸元では

「主ブレーキ形式(前/後): ベンチレーテッド・ディスク」

と書かれているのだが、そうは見えないなあ・・・・。


そもそも、回生での制動比率高いし、ベンチレーテッドディスクって必要なのかなあ?(メカブレーキの放熱の必要性?)
少しでもバネ下を軽くする方がベターにも思えるんだケド、素人考えなんだろうなあ。

プリウスなんかも「フロントは」ベンチレーテッドディスクだからなあ。



いや、ちょっと待て。

BMW公式サイトの諸元表の

主ブレーキ形式(前/後): ベンチレーテッド・ディスク

って、

前:ベンチレーテッド
後:ディスク

って意味?
いや、それだと

主ブレーキ形式(前/後): ベンチレーテッド・ディスク/ディスク

と書くべきだよな。




アクセルオフ時の回生制動は結構ガツンと効く。(でも変な違和感はなく、すぐ慣れる)


・・・で、減速時に回生音が「キュルキュル」言う。

トヨタはハイブリッド車で、徹底的にこの回生音を消すよう努力していたが、BMWはそのあたり大らかなのだな。
個人的にはそんなに不快な音だとも思わないし、テクノな感じでOKだと思う。



どこまでが回生で、どこまでがメカブレーキによる制動か、全くわからない、上等な協調制御だという印象。




ガツンとハードブレーキングしてみると、前荷重となる。

パワートレイン、後ろにあるし、もっと後ろが沈んだり、4輪で制動して車体がまっすぐに下に沈むかな?・・・と期待したのだが、残念ながら前荷重。

でも、沈み方が、

(↑↓) →進行方向

ではなく、

(→↘) →進行方向

(※わかりにくい表現だが、フロントサスが、下に沈む感じではなく、制動時に慣性により車両全体の重量が、進行方向にドーンと前方向にかかるイメージ)

フェンダー内補強を追加したりして、前後方向の剛性が上がったクルマの動き。

i3はBMW特有のドーンとしたボディ剛性感をゴリ押しした演出ではナイが、キチンと剛性があることを感じられる。




ちなみに加速時はある程度リアが沈む。
BMWは「後輪駆動感の演出」のために、ほとんどのモデルで意図的にリアの沈みこみを大きくしてると思われるが、i3もその方向性。
でもリアにモータがあるにも関わらず、他のBMWほど過剰演出ではナイかも。




●まとめ



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「前編」にも書いたように、このi3はhaji.が「モニター試乗」してる車両で、haji.がオーナーってワケじゃないから、そんなに遠慮せずにレビューできるんよね。

でも、見た目も好みだし、運転していてもとても楽しいクルマだった。
かなり気に入った。


できればワインディングなんかも試乗してみたいと思えた。


最近は日本のメーカ、日本の産業を応援しているので、海外製品がこんなにイケてると困るのだが・・・。


haji.くん、そしてhaji.くんにi3貸してるBMWジャパンさん、ありがとうございましたm(u_u)m



●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2015/06/20 21:20:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2015年06月20日 イイね!

【試乗】BMW i3 (I01) 前編

【試乗】BMW i3 (I01) 前編先日、

ブログエントリ:「【プチオフ】haji.'s Model Car Collection 2015

をUPしたが、メインイベントは、haji.が2ヶ月間のモニター試乗に当選したBMW i3の試乗
(モニター開始後、3~4日目ぐらいの借りたてホヤホヤ)


例によって、写真点数が多いので、前編/後編に分けます。


※高解像度の写真集(PHOTOHITO)はこちら


■BMW i3 (I01)

BMW i3

↑Click!

※レンジエクステンダーEV(エンジン付)ではなく、純粋なEV仕様。


●エクステリア



↑Click!




↑Click!

i3のエクステリア・デザインは好き。

デザインそのものがモロにツボというよりは、デザイン・コンセプトが好き。


SF調というか・・・

「重戦機エルガイム」的というか・・・

それこそhaji.の好きなルイジ・コラーニを連想したり・・・





・・・シトロエンが得意とするデザインの方向性だとも思う。(※ホンダがコンセプトモデルでチャレンジして良く失敗する方向性でもある。ホンダの場合、もっと直線基調を多用。)

i3自体のデザインもステキだが、シトロエンの方がカッコ良く仕上げると思うので、シトロエンにデザインしてみて欲しい。

PSAのクルマは一時期ほとんどBMW製のエンジンになったので、i3のスキン違いだってアリでは?・・・と妄想したいところだが、BMWとPSAの協力体制って終わっちゃったんだっけ?






↑Click!

ツッコミを入れたいところとしては前後フェンダーの、タイヤハウスのアーチ部に、よく欧州車の日本仕様で見かけるモール状のモノ(オーバーフェンダー?)が付いているのがダサい

以前に、「車検適合のために必要」と聞いたことがあるんだケド、本当かなあ?

上の写真はフロントだが、リアのツラウチっぷりはカッコ悪く(ウチの307SWなんかも酷い)、ワイトレ化をしたくなる。
リアに関して言うと、タイヤハウスの縁取りのモールっぽいものが車検適合用とはにわかに信じがたい。






↑サイドステップのフロントタイヤ側



↑サイドステップのリアタイヤ側


未来的なデザイン、先進的な方向性のクルマだケド、素人目には空力にスゴく意欲的なアプローチを採っているようには見えないが、実際のところ、どうなんだろう?







車室内へのアクセスは観音開き。ちょっと楽しい。
このあたりも、シトロエン「C-Metisse」なんかを連想。(※RX-8のことも一応連想)


リアドアの「ドアっぽくない」デザインは巧みだと思うし、リアドアの取っ手の位置なんかも、最初は戸惑うものの、一度教えてもらえばとても使いやすい。

haji.が

ピラーレスサッシュレスにする必要はなかったのでは?」

とツッコんでいた。
私もピラーレスは嫌い(剛性面でのデメリットが大きすぎるため)で、同意なのだが、改めて写真を見てみると、ギリギリ許せるサイズの開口に思えてきたし、良いピラーの配置がイメージできず、i3にはコレが自然に思えてきた。

「ピラーレス」と誤解して↑書いてました。。。(haji.くんから「ピラーレスではなくサッシュレス」の御指摘頂きました)
サッシュレスにする必要は全くナイと私も同感です。




●インテリア



↑このシート、かなり好み

コンパクトハッチのシートって、無駄にボッテリと分厚く、重く着座位置が高く、ホールド製が著しく低い(※ベンチシートなど)モノが多いが、i3のシートは真逆。

スリム、軽量感アリ、座った感じの着座位置の高さも気にならない(シートレールも適切だが、座面の薄さも有効?)で、ホールド製も悪くナイ。

少し高価めのイマドキのデザイン・オフィスチェア的。

機能的で、ファブリックの質感なんかも「ベタな高級車観」を無視して、軽量化と両立する方向性に潔くフッているように思う。
とても知的なイメージ。






ダッシュボードまわり、インパネ、ドアトリムなんかも同じ方向性。

重厚さを潔く捨てて、

「軽量です」「樹脂多用してます」

というメッセージを強く前に出した造り
で、変に化粧せずに樹脂を樹脂として素直に見せることで、逆に安っぽくなく、スマート/知的な印象




BMWって、高級車というジャンルの中では特にインテリアがダメなメーカのイメージがあるが、古典的な高級車の価値観を捨てることで、i3のインテリアはとてもイケてると思う。
世のBMW購買層にコレがウケるかはわからんが・・・。


もっとも、このインテリアデザインの方向性も、シトロエンがスゴく得意とする方向性なので、インテリアに関しても同じコンセプトのシトロエン版を見てみたい。


繰り返し本ブログでステキさを謳ってきた、シトロエンC4ピカソ

には世界観があり(※特に内装)、「クルマ」というものに対する価値観を変えてくれる、クルマからの「提案」があった
が、BMW i3にも同様の「世界観」「ライフスタイルの提案」があると思う。



↑※参考: シトロエンC4ピカソ(初代)のインテリア





↑シフトレバー(?)

・・・パワートレインのSTART/STOP、P、D、N、Rのモード切替をするレバーは、センターコンソールではなく、ステアリングの右横に付いている。

写真の銀色の「d」状の部分を上下にクイッと操作することで切替をするのだが・・・・

・・・このHMIはスゴくわかりづらかった。

使ってみるとシンプルなのだが、それでも、操作時にいちいち「えーと・・・」と悩んだ。

個人的にはイケてないインターフェースだと思う。





シフトレバー(?)はともかく・・・

ステアリングホイールのチルト、テレスコ操作や、シートの前後・リクライニングが全て「電動ではなく手動」なのも、軽量化へのコダワリ、割り切り感があって◎。

同じ電気自動車でもテスラ・モデルS

は電気自動車色を強くアピールする意味合いで(あとは1000万円クラスの高級車として)、あらゆるものを電動化していた。

対してi3はあくまでメカが主役
パワートレインは原動機ではなく電動機なのだが、EVアピールに「電動」という観念・概念をゴリ押ししていない
むしろ、低燃費化のために徹底した軽量化を優先させており、必要のない電動化は極力省いている。

「パネルPCに車両がぶら下がっているイメージのテスラ」(←それでも足回りとかクルマとしての機能はスゴく高度に熟成されている!)とは世界観が真逆。
面白い。





・・・i3は別にhaji.の所有車ではナイし、運転させて頂いたとは言え、酷評してもたぶん怒られないと思うのだが、酷評どころか、素晴らしく好印象だった。


ブログエントリ:「【試乗】BMW i3 (I01) 後編」(「運転してみて」編)
に続く!



●試乗記関連目次はこちら
●クルマ写真 関連目次はこちら
Posted at 2015/06/20 17:29:46 | コメント(2) | トラックバック(1) | 試乗記 | クルマ
2015年05月23日 イイね!

【試乗】Mazda Roadster (ND5RC) 6EC-AT

【試乗】Mazda Roadster (ND5RC)  6EC-AT横須賀~宇都宮の1週間の出張から昨夜帰阪し、今日は休日出社。


帰り道にあるマツダのディーラーの前を通るとき、

「発売されたてのNDロードスター、試乗は無理でも、実車を見れたら良いな」

とのぞいてみたら、試乗車があった!(ただしAT)。


S660試乗のときのホンダDラーの残念な若い営業とは正反対で、マツダのDラーの営業マンも、とても若い方(まだ1~2年生って印象)だったが、とても感じが良かった。
土曜の閉店前の、おそらくお疲れであろう時間のアポ無し訪問にも関わらず、とても明るく親切で、いろいろ話にも付き合ってくれた。




今回は短評なのでホッとしてください。



■Mazda Roadster (ND5RC) 6EC-AT



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●エクステリア



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この形が発表されてから、いろんな方のブログやツイートを眺めてきたが、本当にアンチが少なくて、圧倒的に評価の高いエクステリア。

実車を見ても、素晴らしかったが、写真とは結構印象が違った。

サイドビューは、ホイールハウスのデカさと小さいタイヤがアンバランスで、隙間が大きいのがブサイクだったが、些細な問題だと思う。




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これまで公開されてきた写真で見ると、スリムながら大胆で丹精なライン・・・という印象だったが、実車を間近で見ると、かなりボリューム感があり、押しの強いデザインだった。

ロードスターは歴代、イギリス車を強く意識したデザインで、このND5RCロードスターもテールランプ、テール周辺の意匠など、Jaguar F-TYPEのモロパクリなのだが・・・

・・・でも、大胆なボリューム感と、際立ったエッジ・・・から、まるでクリス・バングルの手が入ってるかのような印象を受けた。


クラシカルなFRフォルムに、アヴァンギャルドな味付けを加えているあたり、本当にバングルデザインのZ4を連想した。

クラシカルとアヴァンギャルドの同居・・・は個人的には好きなテーマ。



●インテリア



マツダは大昔からインテリアデザインをうまくまとめるメーカなので、このND5RCロードスターも良くまとまっているし、運転していて適度なコックピット感もあるのだが・・・

・・・でも、インテリアデザインは先代のNCロードスターの方がセンス良かったと思う。

ちょっとゴテゴテしてしまった印象。


内装デザインは、個人的に、

 ND5RCロードスター >> S660

で、

 ロータス・エリーゼCR(フェーズ3) >>>> ND5RCロードスター




シートはアンコが結構柔らかく、座ると腰・背中がズーンと沈む。

コレはコレで、体にフィットして座り心地は悪くナイのだが、スポーツカーとしてのホールド性は低い
そして、上質な感じはなく、ちょっと安っぽい

S660(比較的シッカリしていて、かつ質も高いシート)とは対照的。

イイのだ、シートなんて好きなモノに交換すれば。



ステアリングの握り心地、EPS(電動パワステ)の出来は、

 S660 >> ND5RCロードスター。

でも、S660の出来が良すぎるだけで、ND5RCロードスターのステアリングホイールの握り心地や、電動パワステもイマドキのクルマにしては変な味付けがなく、とても素直で良いと思う。


ただし、その「素直」路線で言うと、 

 ロータス・エリーゼCR(フェーズ3) >> ND5RCロードスター

だなあ。

ND5RCとエリーゼCRって、本当に思想、方向性が近いと思うので、エリーゼCRとの比較がわかりやすい。

エリーゼは所詮イギリス車なので、造りが雑な部分もあるらしいケド、マン・マシン・インターフェースや走りに関しては本当に丁寧に煮詰めて造られている印象。

ND5RCロードスターも、ステアリングやペダルタッチなどひとつひとつ、「味付けなく、素直に!」という思想・方向性に思えるが、ちょっと雑というか、煮詰めきれてない印象で、そのあたり、エリーゼCRは本当に素晴らしかったと思う。





↑各ニュースソース、雑誌媒体ではあまり紹介されていないように思うが、ボンネットの両サイド・・・
・・・というか、ボンネットとフェンダーの境目が、かなりエッジの効いた盛り上がり方となっている。

これはロータス・エリーゼのモロパクリだと思うのだが、ロードスターというクルマはNAの頃から、イギリス車のパロディがコンセプトなので、それで良いのだとも思う。

個人的には、ロードスターに限らず、マツダは昔からデザインのパクリが多いと思うが、パクリ方が秀逸で、きちんと消化して自分のデザインに昇華している印象。
ここんとこ(アテンザ、アクセラ、デミオなど)、その消化っぷりが本当に洗練されて、元ネタを完全に凌駕して、オリジナリティを発揮してきたと思う。


で、このエリーゼ・パクリのフェンダー処理なのだが、運転中、モロに視界に入り、ちょっとヤル気にさせる。



●エンジン、ドライブトレーン



↑Click!

エンジン型式: P5-VPR[RS]
種類: 水冷直列4気筒16バルブ
燃料供給装置: 直噴
総排気量: 1496[cc]
ボア×ストローク: 74.5×85.8 (ロングストロークだなあ・・・)
圧縮比: 13 (結構ハイコンプ・・・は、スカイアクティブの真骨頂か)
最高出力: 96[kW](131[ps])@7000[rpm]
最大トルク: 150[Nm](15.3[kgfm])@4800[rpm]


スカイアクティブになったとは言え、基本的には歴代のロードスターのエンジンの方向性を引き継いているのかな?という印象。

S660はパワーはあったが、排気音はどうしようもなかった(ターボだし)。



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ND5RCは↑ノーマル・マフラーでも、NAらしい気持ちの良いサウンドで、線は細いケド、気持よく回る


でも、タコメータの変化、車速メータを見ていると、あんまし速くナイ
もちろん加速Gもあまり感じることができない
だからといって、特に不満はなく、気持ち良いのでコレで良いと思う(問題は飽きないか・・・だな)。


NCロードスターのときは、

「線は細くてパワーのないエンジンだけど、レブまで回して、シフトアップする・・・という作法をクルマから要求されることで、クルマとの対話が成立する」

という印象を抱いた。

ND5RCロードスターでもNCと方向性は同じだが、スカイアクティブがイケてるのか、上まできっちり回さず、ある程度ズボラ運転でも、そこそこ走る。


空吹かししたときの、回転上昇、針落ちは、鋭くナイが、モッサリし過ぎているワケでもナイ。
「可もなく不可もなし」。




1.5L NAということで、ここでも、ロータス・エリーゼCR(=1.6L)と近い。

HMIなんかはロータス・エリーゼCRの方が良く煮詰めてあって完成度が高いという印象だが、エンジンはND5RCロードスターの方がフィーリングが良いと思う

エリーゼに、この程度(スカイアクティブ)のエンジンが載っていればイイのになあ・・・と思う。


いずれにしても、先代までのロードスターが「2L NA FRオープンカー」というジャンルで、サーキットでは同じクラスとは思えないほど、S2000(エンジン=F20C)には大きく離され続けてきたワケだが(BRZ、86のFA20も、ホンダのK20AやF20Cと比較するとタコすぎる)・・・

・・・ホンダの直4NAと較べると、やはりこのスカイアクティブもプアなのだが、2L NAから1.5Lに格下げしたことで、直接比較はされなくなるのかな?


まあ、パワーはともかく、軽く回って、気持ち良く走れるエンジンではある・・・・
・・・が、悶絶はできないか。



6MTではなくAT試乗は残念だったが、パドルシフトでの切り替えも使いやすく、切り替わり動作も素直で良かった。




●ステアリングとか足回りとかボディとか?



タイヤはアドバン・スポーツ。


クルマの軽さを売りにしていることと、先代NCロードスターからテイストを継承していること・・・

・・・で、運転していて、とにかく「軽い」「軽快」に感じる。(演出もあると思う)

クルマから剛性感アピールがナイのも、先代NCロードスターと同じ。

街乗りしていてもなかなか楽しい。
重心位置が低いので運転が楽しい。怖くない。



ただ・・・・

・・・前述のように、イマイチ、煮詰められた感じはナイ



足に落ち着きがナイ。
たぶんバネレートはかなり低いんだろう。

落ち着きはナイが、ロールやピッチングが特に大きいという印象はない(重心低いからかな?)。


「とにかく軽く作ることで、いたずらに高いバネレートにしない」
・・・というのは、ロータスと同じ思想で、それはそれでOKだと思うのだが、個人的にはバネよりも減衰が低すぎて、あまりに足に落ち着きがナイ印象。

やはりここも、ロータス・エリーゼCRと較べて、煮詰められてないと思う。




上り坂のキツめのコーナリングをちょっとシッカリ走らせてみたのだが、意外とアンダーステア気味だった。

上り坂でフロント荷重が確保できていないから・・・というのも支配的なんだろうが、あんましグイグイ曲がる印象ではなく、どちらかというと前が逃げ気味な印象。

まあ、コレはコレでネガティブな印象は皆無で、これぐらいの方がサーキットではシッカリ踏めるハズ。



足回り+ボディで言うと、

 S660 >>> ND5RCロードスター

 ロータス・エリーゼCR >>> ND5RCロードスター

かなあ。


S660は、AD08Rのグリップに耐える、硬い足だケド、ハーシュネスは少ない(=ボディ剛性が高いから足が良く動いてる?)と思う。

エリーゼCRは、ND5RCロードスターと同じ路線だが、もっと熟成されていて、本当に無駄のない素直な動きだと思う。



裏を返すと、ND5RCロードスターは、この2車種と異なり、サーキットで走るには、

1) ハイグリップタイヤへの換装が必要。

2) アドバン・スポーツでも落ち着かない足だから、ハイグリップタイヤに合わせてバネレートをUP、減衰をUPした車高調が必要

3) ボディ補強は必要となる?

・・・という当たり前の手順が必要
に思えた。

要は「イジってナンボ」「イジる余地・楽しみがある」・・・と。






ブレーキは、限界時にどんだけ効くのか?とか、熱に対してどうか?とかはわからないが、タッチ、フィーリングは良かった。




●総評



↑Click!

S660とは、走りの面で、多くの方向性が異なると思う。
ドッシリ、剛性感アリ、パワフル、モータースポーツ即戦力・・・で、シッカリ熟成されているのはS660。


ちなみに、世間のデザインの評価が ND5RCロードスター > S660 なのは理解できるが、両方を生で見た上で、個人的にはS660のデザインの方が心惹かれる。


クルマの思想、方向性は明らかにエリーゼCR。
エンジンはエリーゼCRよりステキだと思うが、全体に煮詰められておらず、少しバタつく。

でも、価格はエリーゼの半分ほどなので、コストパフォーマンス面ではND5RCは非常に魅力的。

もちろん、ND5RCを街乗り用途とされる、女子やご年輩も多いと思うが、ポスト・エリーゼとして、ND5RCにいろいろ手を入れてサーキットに出てくる方も増えそうだ。
楽しみ。




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2015/05/24 01:07:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2015年04月26日 イイね!

【試乗】Suzuki ALTO TURBO RS (HA36S) 後編

【試乗】Suzuki ALTO TURBO RS (HA36S) 後編ブログエントリ: 「【試乗】Suzuki ALTO TURBO RS (HA36S) 前編」 の続き。

「走ってみて」編。









■Suzuki ALTO TURBO RS (HA36S) 後編




●エンジン+ドライブトレイン



エンジン型式:R06A型
種類: 直列3気筒インタークーラーターボ
弁機構: DOHC12バルブVVT
ボア×ストローク: 64.0×68.2
総排気量: 658[cc]
圧縮比: 9.1
燃料供給装置: EPI(電子制御燃料噴射装置)
最高出力: 47[kW](64[ps])@6000[rpm]
最大トルク: 98[Nm](10.0[kg・m])@3000[rpm]
使用燃料: 無鉛レギュラーガソリン




↑コレも、S660と同じく、真ん中のデカいダクトはインタークーラか何かの熱交換器の冷却用で、吸気ダクトは左。
最近のクルマのエンジンにしては吸気ダクト形状はコンベンショナル。




↑エンジン手前、エンジンとバンパーの間の下方にターボチャージャーが見える。

コレもS660と同じく「レギュラーガソリン」なのがポイントだな。
ハイオクにすればノッキングマージンは十分にあるので、ブーストアップ余地は十分なのだろう。




↑ECUは三菱電機。



エンジンはいつものスズキのターボ。

線は細いが、切れ味は鋭い感じで、ロングストロークなのに、上までストレスなく速く回る。
S660のような低中速での太いトルクの演出はナイが、スズキらしくOK。

「演出がナイ」というより、パワーバンド自体、狭い気がする。4500か5000rpmより上をキープしないと速さを保てない気がする。
コレはコレで、操る楽しさに繋がるので個人的にはアリだが(※ただし、後述するAGSとの関係が問題になる)。




音は「ジャー」系の直3ターボの線の細い芯のない雑味。
少なくともノーマルの排気系だとプアな音なので、マフラー交換は必須。

・・・というか、最近の軽ターボ、どれもこれも、本当に排気管径、細いなあ・・・。




エンジンのレスポンスが良いだけに、AMT(あるいは「ロボタイズドMT」「セミオートマ」)の「AGS」に対する慣れが必要。



すぐにエンジン回転数がレッドゾーンに到達するので、きちんとタイミングを合わせてAGSをシフトアップしないといけないのだが、操作に慣れずにもたもたしていると、自動ではシフトアップしてくれず、レブリミット部で回転数が頭打ちした状態でホールドされる。

「自動でシフトアップされない」のは「余計なことされない」ので好ましいと思えるし、レブってブローせずに頭打ちしてくれる・・・そして、燃料カット的なフェールセーフで急にガツンとロックしたりしないのは、「賢い」と思うし、好ましいと思う。
(個人的には「燃料カット」という制御は、いきなりガツンとロックしたような状態になるので、危ないと思うし、エンジンにも優しくないと思うので、アルトのコレは本当に好ましい)


でも、じゃあ、AGS自体の出来が良いか?と言われると微妙な感じ。

初期のセレスピード(アルファ147とか)のようなシフトアップ時の長いトルク切れはナイのだが、やはりDCTVW・AudiのDSG・SトロニックポルシェのPDK三菱のツインクラッチSSTBMWのM-DCTなどなど。リコールまみれとなったホンダのi-DCDはパドルで操作したことがナイので評価対象から外す)と較べるとシフトチェンジがキレイではナイ。


だからと言って、非DCT・・・つまり、シングルクラッチのAMTが機構としてダメなのか?というと、個人的にはDCTのクラッチのクロスフェード的な使い方による、クラッチ寿命と交換クラッチの価格などを連想してしまい、なんだかなあ・・・と考えてしまうので、シングルクラッチはシングルクラッチでわかって使えばむしろアリなのでは?・・・と昔から思っている。

コスト面から考えても、シングルクラッチのAMTの熟成、普及が進むと良いな、と考えている。


DCTがLuk(ホンダ・i-DCD)、ゲトラグ(三菱・ツインクラッチSST)など欧州サプライヤをアテにしないと成り立たない観点からも、国産のAMT技術が前進すると良いな、と思う(日本はCVT偏重だからAMT/DCTが遅れてる)。

以前、社用車で使っていた三菱ふそう・キャンターのDuonicのDCTのクラッチASSYはEXEDY、クラッチ板そのものはEXEDY子会社のダイナックス製だったが、コレの出来は酷かった。
頑張れニッポン!


シフトダウンは、シフトダウン後にレブってしまうような回転数だと操作しても「ピピピピ」とエラー音が出て、シフトダウン出来ない。コレもまあ「賢い」んだろう。



前述のように、エンジンのレスポンスが良くでもパワーバンドが狭いので、結構頻繁にAGSのシフトアップ・シフトダウンの操作が必要となる。

なので、タコメータはもっと見やすい方が良いし、シフトインジケータなどがダッシュ上もしくはメータフード上に欲しいところ。



●ボディとか足回りとか



ワインディングのタイトなコーナーで、常にアンダーが出る「自在にアンダーを出せる」とも表現できる)が、それはそれと理解して運転すれば扱い難いワケではナイ

ただ、あまりにフロントタイヤのグリップレベルがプアなので、履いているタイヤはエコタイヤか何かかと思って乗っていたのだが、試乗を終えて確認したらBS RE050Aだった

RE050A、以前乗っていたレガシィB4(BL5A)の標準タイヤとして使っていたときは、グリップ→スライド、スライド→グリップの以降が極めて唐突で、特にスライド→グリップが唐突過ぎるのが問題で、グリップ回復時にステアリングの向きにクルマが飛んでいく傾向にあった。

その経験から、BS(特にRE050)がとても苦手になったのだが、今回、アルト・ターボRSを試乗してみて、RE-050でたくさんアンダーステアを誘発しても、そういう唐突さは感じなかった。




アンダーステアだとか何だとかよりも、とにかく、座面・座高・クルマの重心が高いことが酷く怖かった。
コーナーのたびに横転しそうな感覚で「怖ぇ~っ!」と。

コレは昔、ハイゼットで箕面の峠で横転したトラウマなのか、あるいは現在、世界でも有数の低重心なビートに乗っているからなのか、あるいは誰が乗ってもこの重心高は怖いのか?

ロールがそこそこ大きいこと、シートのホールド性が低いのも怖い要因なんだろうなあ・・・。

いろんな価値観があるので、アルトでサーキットに行くのもステキだと思うが、私はこの重心高が怖すぎるので、サーキット車、スポーツ走行用途車には選ぶことはできないなあ・・。





ボディの剛性「感」は高かった。
昔のスズキのボディは酷かったが、スイフト/SX4以降、本当に改善されたと思う。



↑ホイール、個人的にはダサいと思う。

強めにブレーキングすると、モロに前荷重になるが、ボディのヨレてる感はなく、剛体としてのボディが一塊で、前にグッと荷重がかかる感覚。
(クラウンなんかの船酔いするようなピッチングではなく、良い意味で「前荷重」を与えることのできるダイブ

加速時は、若干リアが沈むが、ブレーキング時ほどの沈み量はない。





ここからの私の推察なのだが、伸び側や縮み側の減衰がどうとかじゃなく、


・もちろん制動Gの方が加速Gより大きいワケだが、それは置いておいて・・・

・前足も後ろ足もバネレートは低い

・フロントヘビー
 ↓
・結果、制動時のダイブは大きいが、加速時のリア沈みは小さい



というメカニズム?

いずれにしても、加速時にリア荷重になってもFF車にメリットはナイし、アンダーな足なのでブレーキングでシッカリと前荷重を稼げるのは良いと思う

ただ、スポーツドライビングにはもっとシッカリとした足が欲しいところだが・・・
・・・でも、このKYBのバネでもアンダーが出ているワケなので、RE050Aに対してより踏ん張る足をもってきても、アンダーが強くなるだけか・・・


670kgという、最近の軽自動車としては驚異的な軽さが話題になっているが、重心が高すぎて、個人的には軽さのメリットを全く感じることができなかった。
せっかく軽くても、重心高のせいで、ピッチングもロールもデカい。
特に前述のように、コーナリング時の「転けそう」な感じは恐怖。


私は「軽量化ヲタ」だが、「軽い」よりも大事なことがあることを「体感」としてこのアルト・ターボRSに教えてもらえた。
やはり、「低重心化の鬼」クリスチャン・ロリオーの思想が大事。



●まとめ

「1秒足らず」で好きになれなかったアルト・ターボRSだが、ワインディングをシッカリ走ってみても、個人的には響くモノがなかった。

このベース車両が、キャドカーズさんのフルチューンで、どう化けるかが楽しみ。
まずはこの仕様でセントラルを走らせてみるとのこと(怖いなあ・・・)

キャドカーズさん、貴重な試乗機会を頂き、誠にありがとうございましたm(u_u)m




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2015/04/26 21:06:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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