先日 2017.10.31 の鈴鹿南コース。
マシンがエンジン・足回りともに戦闘力UPしたので、大幅に自己ベストは更新できたものの、自分のドライビングのスキルの低さ、センスの無さには例によって失望した。
2年ぶりで走り方を忘れていたこともあり、今回はログをさらさらっと眺めて終わるのではなく、久々に真面目にじっくり解析した。
エネルギーと時間の必要な作業なので、2~3回に分けてブログアップする。
■2015.07.21の赤い~のん!?さんの走りとの比較・研究(過去実施)
2015.07.21 に、鈴鹿南コースで、赤い~のん!?さんにmistbahn号を運転してもらい、ほぼ同条件(マシン、コースコンディション)での比較分析をさせて頂いたことがある↓。
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.1」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.2 mistbahn 車載動画 1:06.762」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.3 赤い~のん!?さん 車載動画 1:04.164」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.4 走行ログ分析 1~2コーナー」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.5 走行ログ分析 3~4コーナー~S字1つ目」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.6 走行ログ分析 S字」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.7 アドバンコーナー」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.8 ヘアピンコーナー」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.9 シケイン」
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿南コース 2015.07.21 part.10 最終コーナー、と総評」
・・・このときは
・真夏で気温が高かった
・たぶん路面コンディションも悪く、タイムの出ない日だった(私はいつもの2秒以上落ち)
・mistbahn号はまだノーマルエンジン
・mistbahn号はまだV Pro制御ですらなく、純正ECUのmistbahn製ROM制御
・mistbahn号の車高調はまだBLITZ ZZ-Rで、後で振り返って失敗だったφ19リアスタビ入り
・・・という、今回(2017.10.31)と比較すると、かなりの悪条件。
mistbahnはこの日、1分6秒762 と不甲斐ないタイム(いつもの2秒落ち)だったのだが、
同条件で赤い~のん!?さんは 1分4秒台を大量生産し、同日のmistbahnより2.5秒も速い 1分04秒164 を記録された。
(ラップタイムが1分程度のミニコースでの2.5秒差って相当だよなあ・・・)
■2017.10.31のmistbahnと、2015.07.21の赤い~のん!?さんの比較動画
前述のように、
2015.07.21は、気温、コースコンディション、マシンスペックの全てが悪条件だったので、できれば今のmistbahn号での速いドライバーによるドライビングと比較したいのだが・・・・
ナイものはナイので、
悪条件だった2015.07.21の赤い~のん!?さんの走りと比較分析させて頂くことに。
以下、比較用に合成した動画。
※合成には「VSDC Free Video Editor」というフリーソフトを使用。
タイム計測開始点となるメインストレートのコントロールライン通過タイミングが同一となるよう、2つの動画の時間軸を調整した。
2015.07.21の赤い~のん!?さん動画はラップタイム2~2.5秒ほどの悪条件だったため、
ウデの差はmistbahnに対して2秒以上である赤い~のん!?さんのラップタイムが
今回2017.10.31のmistbahnのタイムに近似していており、結果的に動画の合成には好条件となった。
(※ラップの後半につれて走っている場所が変わっていったりせず、ほとんど同期している)
■メインストレート~1コーナー~2コーナー
メインストレートの加速は
E07AR2_0 + V Pro >
ノーマルE07A + V Pro >>>
ノーマルE07A + 純正ECU(mistbahn製ROM)
ノーマルエンジン+V Proに対して、鈴鹿南では直線が短いので鈴鹿フルほどのゲインは稼ぐことができないが、
やっぱり得しているなぁ。
ノーマルエンジンではメインストレートで3速9200rpm(※純正タコメータだと9500rpm表示)でサージングしていたので、4速にシフトアップが必要だったが、
E07A改R2_0では10000rpmまで使えるので(※多用、常用はしたくない)、メインストレートは3速のままで走りきっている。
↑
4速にシフトアップする赤い~のん!?さんと、
3速ホールドの2017.10.31のmistbahn。
この時点でエンジンと制御の差で既に車速に4km/hの差があるのがわかる。
シフトアップ時のタイムロスもなければ、1コーナー進入時に、赤い~のん!?さんみたいに速く正確な 4→3→2速 のマシンガンシフトができないので、
3→2速のシフトダウンだけで済んでいるのもアドバンテージ。
(チートだし、ドラテク向上しないアプローチだが・・・)
車速ログだけを眺めていると、
2017.10.31 mistbahnは、1~2コーナーをひとつのコーナーと捉えているかのようなアプローチで、1コーナーのボトムスピードの高さはステキなのだが・・・
・・・残念ながら鈴鹿南の1~2コーナーは、鈴鹿フルコースの1~2コーナーのようなタイプの「1つのコーナー」と捉えるような複合コーナーではなく、シケイン的な右旋回+左旋回のコーナー。
2017.010.31 mistbahnの1コーナーへの減速のメリハリがない。
2015年の鈴鹿南ではストレートエンドでのブレーキングでフロントタイヤがロックし、フラットスポットを量産したトラウマから、優しいブレーキングとなっている。
(このログは1枠目のものだが、2枠目、3枠目と徐々にブレーキングは強めていった)
↑ストレートでの車速は
2017.10.31 mistbahnが遥かに伸びている(100km/hぐらい)
にもかかわらず、1コーナー進入前のシフトダウンポイントでは既に赤い~のん!?さんよりも6km/hも低い車速となっている。
いかに、手前からダラっとした減速をしているかが良くわかる。
対して、
赤い~のん!?さんは短くギュッと高い制動Gを発生させて、すぐにリリースされている。
↑結果、
2017.10.31 mistbahnは前荷重が足りず(リアウイングの効果もある)、1コーナーで車体の向きを変えるのが遅い。
赤い~のん!?さんは1コーナー立ち上がりではキレイに向きが変わっており、既にステアリングを戻し、2コーナーへのアプローチ準備に入っているが、
2017.10.31 mistbahn はまだクルマの向きが変わっておらず、ステアリングもまだ右に切った状態。
ダサい。。。
↑2コーナーからの立ち上がり姿勢は、
2017.10.31 mistbahn、車速は若干低いものの、案外イケている。
(1~2コーナー間をアクセル全開でできずに、一旦減速した結果か)
■バックストレート~3+4コーナー
鈴鹿南の2~3コーナー間のストレートって、「バックストレート」って言うんだな・・・。
あんまり「バックストレート」とか「裏ストレート」って位置じゃないと思うんだケド、こないだの南のブリーフィングでコースオフィシャルの方が「バックストレート」って言っていた。
↑
2コーナーのボトムスピードが絶望的(しかも位置も悪い)な 2017.10.31 mistbahnだが、
エンジンパワーにアドバンテージがあるので3コーナー手前では車速が追いついている。
(でも、タイムは車速の積分なので、バックストレートでの2017.10.31のタイムロスはデカい)
↑
4速にシフトアップする赤い~のん!?さんと、
3速ホールドの2017.10.31のmistbahn。
ここでも車速に7km/hの差が!
メインストレートと同様に、4速へのシフトアップ時のタイムロスもなければ、3コーナー進入時に、赤い~のん!?さんみたいに速く正確な 4→3→2速 のマシンガンシフトができないので、
3→2速のシフトダウンだけで済んでいるのもアドバンテージ。
(チートだし、ドラテク向上しないアプローチだが・・・)
1コーナーと同様に、
3~4コーナーも、車速ログだけを眺めていると、 2017.10.31 mistbahnは完璧に思える。
コーナー奥まで高い車速を維持しており、でも3~4コーナーでのボトムスピードは高い。
・・・・だが、1コーナーと全く同じで、3+4コーナーも、前荷重不足で車体の向きを曲げることができずに、4コーナー後のS字へのアプローチがグダグダになっている。
1コーナー同様、3コーナーでも2015年の鈴鹿南ではストレートエンドでのブレーキングでフロントタイヤがロックし、フラットスポットを量産したトラウマから、優しいブレーキングとなっている。
(過去のmistbahn号は特に左フロントがすぐにロック→フラットスポットのできる傾向にあったが、左回りの3コーナーは特に毎回ロックしていた)
↑4コーナーへ。
mistbahnは向きが変わっていないし、ステアリングの舵角が大きい。
↑4コーナーからの立ち上がり。
一見、
mistbahnは既にS字に向けてアプローチしているように見えるが、そうではなく、
4コーナーをオーバーシュートしており、ステアリングはまだ大きく左に切った状態でラインを立て直そうとジタバタしている。
「こう走りたい」というイメージはあるので2枠目、3枠目と徐々にアジャストはしたものの、イメージどうりになかなか走れない。。。
続く。
●サーキット走行 関連目次はこちら
Posted at 2017/11/04 15:47:36 | |
トラックバック(1) |
サーキット | クルマ