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2015年12月18日 イイね!

【試乗】Ford Focus 1.0 ECOBOOST

【試乗】Ford Focus 1.0 ECOBOOST帰国しました。












■FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST

FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

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FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

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Typ / Variante / Version: DYB M1DD16 5CGAMC

レンタカー屋の窓口で「フォーカス」と聞いたときは、先代のフォーカス・・・

(WRCを席捲したRSのベース車。ポスト・VWゴルフとして世界中で評価され、FIATはフォーカス対向車としてスティーロの開発に注力した)

・・・を思い浮かべて、少し心が踊ったのだが、残念(?)ながらモデルチェンジ後の現行モデル(2012~)だった。

この現行フォーカス(2012~)は

”2012年上半期に、単一車種として世界で一番売れた自動車”

だそうだ。




●エクステリア


FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト


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FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

ソツないケド退屈。

最近のフォードのデザインは、ヒュンダイ(と起亜。でもかなりヒュンダイ寄りかな)に近似している印象で、「韓国車コンプレックスでもあるのか?」と以前から思っていた。




●インテリア



硬めで長時間移動でも疲れないシートはとても良くできていた。
あえて言うと、もう少しだけ着座位置を下げたかった。



FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

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内装デザインもありがちで面白みは無いケド、良くまとまったデザインで、使いやすいと思う。





「イイね!」と思ったのはこのドリンクホルダー。
缶・ペットボトル・瓶のサイズに合わせて、スライドできる。


ウチのプジョー307SWのドリンクホルダーでモンスター缶(=細い)を良く、倒してしまう私には羨ましい仕様。

ただし、このドリンクホルダーに500mLペットボトルを立てると、シフト操作時に腕に干渉しまくるので、結局このドリンクホルダーは使わず、ペットボトルはドアポケットに転がしていた。





●パワートレイン(エンジン)

FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト

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排気量:999cc
タイプ:直列3気筒 DOHC 直噴ターボ
燃料:ガソリン
ボア×ストローク: 71.9×82
圧縮比:10:1
最高出力: 125ps (92kW) @ 6000rpm
最大トルク:200Nm@1400~4500rpm

1Lエンジンには3気筒って熱効率的にはイイんだよね。1気筒あたり333ccで。




一生懸命覗き見たケド、ターボチャージャーのメーカはわからなかった。


普通に走ってる分には加速性能にそれほど不満はナイんだケド・・・


高速安定性は高いが、アウトバーンをぶっ飛ばすには少しパワー不足。


160km/h: 巡航。スピード感ナシ。
180km/h: 少しスピード出してる感じ。不安感ナシ。
190km/h: 車速頭打ち。
下り坂では200~205km/h程度まで至る。



アウトバーンでは日本と逆で左車線がオーバーテイクレーン。(左ハンドル、右側通行なので)

190km/hで走行していて、左からオーバーテイクしていくのは、おおよそメルセデスのSやEクラス、BMWの5以上、AudiのA6以上、ポルシェなど。

「高級車=多気筒、ハイパワー」という価値観はオカシイという話もあったし、実際、特に日本の道路事情では高級車に絶対的なパワーは必要ナイと私も思う。

日本以上に欧州ではここ数年、高級車のダウンサイジングターボ化が進んでいるが・・・

・・・アウトバーンを思いっきり走ると、やっぱり「馬力=正義」なのだな、と痛感する。

高いお金出して買ったクルマが、格下のクルマを悠々と追い越し、置き去りに出来ないのって、富裕層にはストレスだと思う。
「Time is money.」。





排気音は小さい。
グオーンとか、グロロロとか、低い唸り声系(いかにも小排気量のダウンサイジングターボ系)。
3気筒のネガは余り感じなかった。


空力が見た目以上に良くないので、排気音が小さい分、高速域では風切り音が非常にデカい
(フォーカスと交換して夕方乗ったオペル・インシグニア

は高速域でも風切り音うるさくなかった)





停車中の空ぶかしは4000rpmでレブ・リミッターがかかる設定。

吹け上がり、針落ちは極めて遅い
ので、イナーシャの大きいフライホイールでの安定指向。
(だから、まあ、発進時のクラッチワークが難しいとかそういうことは一切ナイ)


最大トルク:200Nm@1400~4500rpm
という諸元だケド、私は運転していて4500rpm~がパワーバンドに感じた。





●ドライブトレイン(トランスミッション)

FF。6MT。


FORD FOCUS 1.0 ECOBOOST フォード・フォーカス・エコブースト


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シフト操作はストレスなく行える。シフトレバーのストロークはやや大きめ。




フットレストの位置が奥過ぎて、左足ブレーキを行うには、一旦、「よっこいしょ」とクラッチペダルを避ける必要があるので、左足ブレーキ向けではナイ



6MTのギア比の設定は微妙だケド、こう設定するしかないのかな?

街乗りでは、ほとんど1速、2速しか使わない。
1速も2速もあんまりローギヤードじゃないので、幅広いレンジで使えるが、加速が鈍い。

なので、街乗りしていると、「6速もあるんだからファイナル(=0.61)もっと高めに設定しろよ」と思うんだケド・・・

でも、アウトバーンで190km/hで走っていると、やっぱり6速まで使う。
厳密には5速高回転でも190km/hはたぶんカバーしているケド、燃費を考えるとやっぱり6速で、この変速比・最終減速比の設定になるのかな。





●ボディとか足回りとかステアリングとか

イマドキのクルマはみんなそうだケド、剛性感はシッカリある。






足は、固有振動数の低い感じ。

車重に対しては比較的、バネレートが低いような・・・。

昔のゴルフ3あたりのように、ドッシリした足なんだケド、ハーシュネスはキレイに往なすし、ブレーキング時の初期の荷重移動、コーナリング時の初期の横G発生に対しては、かなり柔らかさを感じる。

「落ち着きが無い」というほどではナイのだが、ハードブレーキングには適さない足で、あまり好みではナイ。
(夕方乗り換えたオペル・インシグニア

の方が遥かに好みの足だった)

非線形バネなのかな?

初期応答に対して柔らかめのバネを、ダンパーの減衰でゆっくり動かしてる感じ。
(合ってるかわからないケド)




パワステは軽い。もっと重めの方が好み(夕方から乗り換えたインシグニアのパワステはイケてた)。

ステアリングマシンではない。
結構なアンダーステア。ベタベタにFF特性。

アウトバーンの合流や脱出で、80km/h~100km/hで、少しでもステアリングを切ると、もうフロントからスライド音が聞こえる

タイヤがプアなのもあると思う。






タイヤはグッドイヤーのVector 4Seasonsという、夏タイヤとスタッドレスの間ぐらいの特性で、グリップ力は低そうだし、ブロック横剛性も低そうだ。
205/55R16。





で、先のブログエントリで報告したように、右リアタイヤがバーストした。

翌日は取引先さんのレンタカーも似たようなバーストをして、こちらは縁石とは言えないような低い縁石に接触したときにバーストしたそうなので、私も気付かずにそういったシチュエーションで小傷が付いていたのかも。

ドイツには低い縁石が多いんだケド、タクシーなんかを見ていると結構乗り上げているので、なんだか考えこんでしまう。

ニュルンベルクのレンタカー屋でクルマを交換するときに、「良くあることだ」と言われたのが、単に「気にしないで」という意味なのか、本当に良くあるのかは不明。





●総評

中庸。

悪いクルマじゃないんだケド(少なくともトヨタなんかのこのクラスのクルマよりは好き)、夕方乗り換えたインシグニア があまりに足回り・ハンドリング・加速性能ともに優れていたので、フォーカスの印象は一気に霞んでしまった。

世界の自動車メーカに強く意識された先々代フォーカス、先代フォーカスと乗り比べてみたい。




●試乗記関連目次はこちら
●クルマ写真 関連目次はこちら
Posted at 2015/12/18 18:15:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2015年12月07日 イイね!

【試乗】Honda NSX (NA1)

【試乗】Honda NSX (NA1)相変わらずの出張中。

目論んでいたデコール走行会@鈴鹿フルも、海外出張が重なってしまったので申し込みしなかった。
年末(12/27)は鈴鹿南、ビジター枠で走るつもり。





先日、ホンダ・オートテラスに中古車を見に行ってきた。


「何シテル?」に書いたように、いわゆるホンダ直系の中古車ディーラーなのだが、


N ONEカップレースに出走していて、今年のシリーズ・チャンピオンを獲得したり(オメデトウございます!)・・・

営業さんも以前はS2000、今はEKでサーキットを走ってる方だったり・・・・

ミッションとかデフのオーバーホールなんかもやってるお店だったり・・・・


・・・で、いろいろと会話が弾み+噛み合い、とても楽しかった。




ダメ元で訊いてみて、昔から強い憧れをもっているNSXの試乗をさせて頂くことができた。
本当にありがとうございますm(u_u)m



■Honda NSX (NA1) AT

Honda NSX (NA1)

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随分前に「上がりのクルマ」というブログ連載をしたことがあって、その

完結編「その28 B4の次に乗りたいクルマ」

で、私は

・ビート
・NSX
・ポルシェ(911かケイマン)
・GCインプレッサ

を挙げた。(その後、ビートのオーナーにはなることができた!)


上述の4台のうち、唯一乗ったことがなかったのがNSX。



●エクステリア

Honda NSX (NA1)

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Honda NSX (NA1)

Honda NSX (NA1)

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Honda NSX (NA1)

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「上がりのクルマ、その28 B4の次に乗りたいクルマ」 にも書いたように、NSXが登場した頃は、退屈で凡庸なデザインに見えたんだケド(←目が腐ってた)、年齢を重ねていくごとに、このデザインにスゴく魅せられていった。

私にとって、ひとつの究極形、完成形と思えるデザインと思えるようになって、もう随分長い年月が経つが、全く色褪せない。


特に初期のリトラクタブル・ヘッドライトのデザインが好き(※リトラクタブル・ヘッドライトというモノは基本的に好きではナイのだが、NSXの場合、それ前提でデザインされているので、リトラじゃなくなってからのデザインには無理を感じる)。


Honda NSX (NA1)




●インテリア

Honda NSX (NA1)

インテリア・デザインは、当時にしては良くまとまった、飽きのこないモダンなものだと思うんだケド、「まとまり過ぎ」で、「スーパーカーとしての何か」を感じることができない


Honda NSX (NA1)

AT仕様車で、分厚いレザーシートのラグジュアリー仕様だった。


このシートの座り心地なんかは「重役」っぽくて良いんだケド、残念なことに、着座位置が高い。
(すすきので、「重役室」という強烈な名前のソープランドを見かけたのを思い出した)


ヒップポイントの高さ=アイポイントの高さ。

目線に対して、ダッシュボード位置がとても低く・・・
・・・結果として、とても視界が良く、フロントの車幅感覚がつかみやすいのだが、「非日常感」が薄い。


私の持論なのだが、実際の車高以上に、アイポイントとダッシュボード位置の関係は、体感上の車高に大きく影響する。
(ダッシュボードに対して目線が低ければ良いってもんじゃないケド、このクルマの場合は・・・)


せっかくベタベタに低いクルマなのに、少なくともスタティックな状態では目線高さのせいでそれを感じ取りにくい。





●エンジン、ドライブトレイン

Honda NSX (NA1) C30A

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C30A!

V6、3.0L、DOHC VTEC・・・・である。



良い意味でも悪い意味でも、VTECによるローカム→ハイカムの切り替わりでのエンジン特性の違いが極端

4000rpmあたりをスレッショルドとして、ローカム→ハイカムに切り替わるのだが、切り替わり時に「引っ掛かり」もあるので、切り替わった途端、急にワープ航法に入り、強いGを感じる。

「良い意味」では、これを「味」とみなし、「面白いエンジン」と位置づけることもできるケド、NSX試乗の直前に、FD2シビック・タイプRでK20A完成形を体験した後だったこともあり、C30Aは

 ・まだ拙かった頃のVTEC

 ・ヤリ過ぎ感アリ

 ・これじゃ戦闘力ナイのでは?


と、ネガティブに思える部分もあった(でも、やっぱり、うれしかったし、楽しく試乗した)。





空ぶかしだと6500rpmあたり(だったかな?)でリミットが効くように設定されており、それ以上回すことができなかった。

ちなみに、意外なことに、空ぶかし時の針落ちは結構遅かった。(FD2シビック・タイプR 6MTのフラホのイナーシャが小さくて、異様に吹け上がりと針落ちが速いので、その直後の試乗だと、かなりノンビリに感じる)





たぶんノーマルのマフラーだと思うんだケド(良く、歳月、保ってるよね!)、排気音は意外と低く、唸るようなドスの効いた音。





●ステアリングとかボディとか



タイヤはフロントにBSのRE-050A(※私の嫌いな銘柄)、リアにBSのS001という、別銘柄を履かせていた。


ストロークしていない感じのサスペンションなのだが、ハーシュネスはシッカリいなしており、乗り心地は良いと思う





強めのブレーキングをすると、制動においてリアタイヤがかなり仕事をしているのを感じることができ、これは「MRならでは」のステキで気持ちの良い所。




FD2シビック・タイプRを試乗した直後だと、ボディ剛性「感」は感じないケド、昔のホンダ車の「ペーパーカー」感、「いろはす」感はなかった。

軽量感と、適度な剛性感のバランスが良いと思えた(これはDC5とか、CLアコード・ユーロRなんかと似た感想)。


パワステが重いのと、結構アンダーステアで、タイトコーナーの新入時は、ターンイン時に「エイッ」と向きを変えてやる必要がある。

これは私の好みと一致しており、運転していて楽しかった。






●総評



古さを感じた。

「こんなもんか」・・・とも。



世代差、時代差があるので、NSXの直前に試乗した、FD2シビック・タイプRのK20Aの方が完成度が高く、戦闘力のあるエンジンだと思えた。

ボディ剛性やフットワークも、FD2シビック・タイプRの方が上で、ノーマルで一緒にサーキットを走ったらNSXは勝てないんだろうな・・・・と思った。



NSXの方向性で、本当にサーキットで楽しいのはきっと、ロータス・エリーゼ(Phase3しか知らない)に、定番チューンでK20Aを載せたものなんじゃないかと思う。



ポルシェ911(997カレラ)のような、圧倒的なリアのトラクションや速さもナイ。



でも・・・

それでも私は理屈抜きでNSXが好き。



私がお金持ちなら、他のクルマを選ばずに、NSXをベース車として、エンジンから何から何まで手を入れてUPDATEしたい。
(そんなお金、ナイんだケド・・・。NSX価格どんどん高騰してるし)



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Posted at 2015/12/08 01:03:27 | コメント(10) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2015年11月05日 イイね!

【試乗】【UK】Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

【試乗】【UK】Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflexまだ、

「ミュンヘンのストリートで撮影したクルマたち編」
「ミュンヘン空港のAudiショールーム編」
「ミルトン・キーンズで撮影したクルマたち編」

など残ってるケド、永遠に先送りになってしまうのもアレなので、UKでレンタルした、ボクスホール・インシグニアの試乗レビューを先にブログアップしとく。

「先に」・・・と言っても1ヶ月以上前のレンタカーだケド(感想は忘れないようにEvernoteに書いていた)。


ロンドン・ヒースロー空港でレンタルして、ミルトン・キーンズに行って帰ってきた。



Vauxhall(ボクスホール)。

※「ヴォクスホール」と書かれることもあるケド、検索ヒット数は「ボクスホール」の方が多い。
※「ボグゾール」と書かれることもあるケド、検索ヒット数は更に少ない。

今はボクスホール=OPEL(オペル)のUK名みたいな位置付け。

元々は別会社だケド、GMに買収されてから、オペルのエンブレム違いのクルマを販売するメーカ(?)になっているようだ。



■Vauxhall Insignia 2.0CDTi Ecoflex

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

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2.0 CDTI(ディーゼルターボ)。
6MT。

ただし、2.0 CDTi EcoFlexには130HPと160HPが存在するが、コレがそのどちらかは不明。



●エクステリア

2008年(もう7年も前かぁ・・・)に、

ブログエントリ: 「【カーデザイン】類似商品にご注意ください

というのをブログアップしたケド、レガシィ(BL・BPのD型以降の後期型)と酷似したデザイン。(※インシグニアの方が後)

フロントはまとまってはいるものの、「なんだかなあ・・・・」と思ったりもするケド、


Vauxhall Insignia 2.0 CDTI Ecoflex

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イマドキのスポーツセダン(走りはレクサスGS、その後、Audi A5 Sportback、アストン・ラピード、Jaguar XF、テスラ・モデルSなど)を少し先取りした、ファストバック的なCピラー+リアウインドウの処理、テールランプの意匠なんかは、UKのスポーツセダンっぽい雰囲気で結構好き

(まあ、「UKのスポーツセダン」ちゅうても、GM×OPELなんだケド・・・)



●インテリア

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

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内装デザインも・・・・

・・・BL、BPレガシィに良く似てるんだよなあ・・・・。

インシグニアにはワゴンもあるし、レガシィのパクリ車なのかも。


良くまとまってるし、方向性は割と好きなんだケド、「なんだかなぁ・・・」と考えてしまう。


ある意味、中国車的なクルマ??



Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

車速、MPHがわかりにくい。。。。



Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

エアコンの温度設定が運転席、助手席、個別にできるのはとてもステキ。

温度の上下ボタンだけ、何故かいわゆる「カチッ」と操作するプッシュボタンではなく、タッチパネル状になっていて、指で触れるとセンシングにより操作を認識される。

コレはコレでモダンでオシャレなのだが、他のHMIとの一貫性がナイので、操作が直感的ではなく、ちゃんと操作できているのかわかりにくく、「カッコいい」ことを抜きにするとHMIとしてはダメだと思う。



あと、イマドキのクルマなので当たり前なのだろうが、シートヒータがあるのが、腰痛持ちの私にはとても嬉しかった。(UK、日本よりだいぶ寒かったし)

シートも座り心地が良かった。




Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

ペダルタッチが良くナイ。
フワフワなタッチ。カチッとこない。
インフォメーションが希薄。


日産のセダンみたい(※最近の日産のセダン事情は知らないので偏見かも)




●エンジン、トランスミッション

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

エンジンはディーゼルターボ。

エンジン始動後しばらく、特に街乗りではウンザリするほどガラガラうるさい。
下品な音だ。


・・・が、暖機が済むとそんなに気にならない。
ひょっとしてエンジンそのもののガラガラ音だけでなく、DPFなんかの排気・後処理系の振動かも?

(プジョー・・・少なくとも私の乗ってる307世代は、暖機完了するまで三元触媒のあたりでガラガラ振動する。熱膨張を考慮してマイナス目に作ってあったりするの??)


高速道路では風切り音の方が支配的なのもあり、全く気にならない。




Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex Garrett

ターボチャージャーはギャレット(=ハネウェル)。

今どきのクルマにしては、ターボラグが大きかった。

「ディーゼルは下からトルクがあるよね」と皆から言われるのだが、個人的にはあまりそういう印象は受けなかった。


中間加速は、車重の大きいこのクルマをグオッと加速してくれるので、実際にはある程度、トルクはあると思うのだが、ターボが効くまでの時間(=ラグ)、アクセルペダル操作に対してクルマが反応しないので、トルクが細い印象を受けてしまうのだ。





排気音は・・・・どうだったっけ?
印象にナイってことは静かだったのか、他の騒音が支配的だったか、どちらかだろう。








Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

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右ハンドルなので、6MTのシフト操作は容易。シフトフィールも悪くない。
ただ、MTなのに、クラッチが「カチッ」と繋がる感じがナイ・・・・

たぶん、クラッチが滑ってるワケではなく、クラッチペダルのインフォメーションが希薄だからだと思う。

また、シフトチェンジしていないときも、加速時にトルコンっぽいモッサリ感(=非カッチリ感)があるのだが、コレも同様にクラッチが滑ってるワケではなく、アクセルペダルのインフォメーションが良くないこともあり、ターボラグによるモッサリ感を「トルコン臭さ」と、私の感覚が誤解してしまっているように思う。





●UK道路事情、ラウンドアバウト事情

UKの道をたくさん走ってみて良くわかったのだが、みんなかなり飛ばす



UKの交差点はラウンドアバウトという、信号のないロータリー状のモノなのだが、



↑フリー素材、Roundaboutイメージ図。


・・・そのラウンドアバウトへの進入、ラウンドアバウトからの脱出に、周囲が飛ばすので、合流や脱出には結構気合が必要。

気合だけでクルマが付いてきてくれないと、なかなか困難というかかなり危ないので、加速性能はスゴく重要。

ラウンドアバウトへの進入には、一時停止→0mphからのフル加速を要求されることもしばしばなので、低回転域の大トルクが必須。

また、ラウンドアバウト旋回からの脱出には中間加速力が必要。


法定速度は、

 M◯◯道路:70mph(112km/hぐらい)
 A◯◯道路:60mph(96km/hぐらい)
 B◯◯道路:30mph(48km/hぐらい)
 ※「◯◯」にはルート番号が入る

と決まっているのだが、UKの連中、法定速度を完全無視して飛ばしまくってるので、高速道路なんかでの合流もかなり力強い加速が必要。


欧州で(今炎上中の)ディーゼルが普及している背景にはこういうのもあるんだろうなあ。

これだけ加速力が要求されると、欧州で乗るクルマはできれば後輪駆動が好ましい


・・・ラウンドアバウトの旋回も、定常円旋回みたいなものなので、FR車なら、ドリフトのお得意な方が操った場合、アクセルコントロールでリアを流しっぱなしで処理できるのかも。





で、インシグニア。


アイドリングストップ機能が付いている。

でも、ラウンドアバウトへの進入時の一時停止時にアイドリングストップされると、0mphからの強力な加速時にエンジン始動によりワンテンポ遅れるのでかなり困る。

また、AT車でのアイドリングストップはクルマ任せなので比較的気にならないが、MT車だと、自分の操作ミスでエンストしたような気分になるので、慣れない私にはとっても不快。

なので、結局アイドリングストップはオフ(=ECOモードオフ)で。





●ボディとか足回りとかステアリングとか

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

↑Click

ステアリングのフィーリングは嫌いではない。

重めのパワステ。
タッチはソフトで、若干インフォメーション希薄だと思うのだが、適度に重いので、インフォメーションがあるように誤解させられる(なんかそんなんばっかりだな)。


Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex Suspention

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex Suspention

Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex Suspention

「乗り心地は良いケド踏ん張る系」の足なので、運転していて楽しい。


特にラウンドアバウトへの進入、脱出は、市街地でも直線の先にイキナリ、シケインやヘアピンコーナーが登場して気合を入れて処理しないとイケナイようなモノ。

次々に現れるラウンドアバウトに対して、大きい車重による遠心力に対して、踏ん張る足とステアリング操作でねじ伏せ続けるのは、なかなか楽しい♪



Vauxhall Insignia 2.0 CDTi Ecoflex

ブレーキは普通。
重い車体をシッカリと減速はしてくれるが、コレもブレーキペダルのタッチがカチッとしていないので、個人的にはイマイチ好きになれない。




●総評



貴重な体験をしたケド、貴重な体験は、「クルマが・・・」というよりは、UKの高速道路事情とかラウンドアバウトの方かなあ。


価格帯とか知らないケド、Dセグあたりのセダンでは、




BMW ActiveHybrid 3 M Sport (DAA-3F30)





Subaru WRX STI (CBA-VAB)





Lexus IS300h F SPORT (DAA-AVE30-AEXLH)



あたりの方が好みだし、出来もずっと上だと個人的には思う。


もっとも、上記三車種は、インシグニア登場よりも何年か後のクルマなので、比較はアンフェアか。


でも同世代(2007年頃)で比較したとしても、当時のスバル・レガシィ(BL/BP)、三菱ランエボX、レクサスISあたりの方が良く出来てると思う。



VWのディフィートデバイス問題と関係なく、私はあまりディーゼルは好きじゃないらしい。




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2015/11/05 22:59:25 | コメント(4) | トラックバック(1) | 試乗記 | クルマ
2015年08月12日 イイね!

【試乗】Peugeot 208 (ABA-A9HM01)

【試乗】Peugeot 208 (ABA-A9HM01)昨日、307SWのランプを修理してもらってる間に、プジョー208の試乗をさせて頂いた。


※以下、酷い酷評なので、プジョー好きな方、208オーナーの方は絶対に読まないでください。





■Peugeot 208 (ABA-A9HM01)




■エクステリア

個人的には「ヴィッツをモデルチェンジしました」と言われても、何の違和感もナイ、エクステリア



↑ヴィッツ


PSAの中で、シトロエンの方がプジョーよりもずっとデザイン・コンシャスだと思うのだケド、それでも、プジョーの歴代車種は、「たかがプジョーのデザイン」なのに、やっぱり、いろいろ他社に影響を与えて、適度にパクられてきたように思う。

今回の208に関しては、「ヴィッツがパクった」というワケではなく、発売前の発表写真から、「新型ヴィッツ?」ぐらいの印象しか得られず・・・


正直、プジョーなんて、メカも大したことがなく、ブランド時代にステータスだってナイのだから、そんなにクルマ好きじゃない人が、「フランス車乗ってる私ってオシャレじゃない?」的になんとなく選ぶ人が多いブランドという印象。
(だから、「みんカラ定期便」なんかでも、307の整備はたったの1イイねでもランキングされる)
(※同じグループ、同じプラットフォームでもシトロエンの方が圧倒的に趣味人が多い)


で、そのプジョーがこの凡庸なデザインになってしまうと、もうこの時点であまり価値のない車種に思えてしまう。





↑ちなみに、実際に試乗したのはコッチの白い車両だケド、まあ、同じモノ。





206のリアビューはコンパクトハッチのひとつのお手本として、多くのメーカーに影響を与えてきたケド、この208に関しては・・・





208の感想、評価とは全く関係がナイのだが、最近のハッチバック車って、例外なくこういう形状のルーフスポイラーが付いているね。

車両後方の負圧を整流し、負圧の中心をなるべく後方にもってくる思想だと思う。




■インテリア



インテリアはカッコイイと思う。

歴代、プジョーはAudiと少し似たような路線で、Audiよりちょっと地味に、でもうまくまとめてきた。

それが、最近のモデルではどんどんと洗練され、モダンに、個性的だけど破綻せずにうまくまとまったモノになってきていると思う

このクルマでステキだと思える部分はインパネ回りのデザインぐらいかなあ・・・





シートは、プジョーらしい、ちょっとボテッとした厚み感のあるモノ。

可もなく不可もなく。

静的には着座位置の高さは気にならないのだが、走ると、荷重移動に伴うクルマの動きが大きいので着座位置の高さも気になってくる(※後述)。



天井が前に突き出ていて、前方視界は狭いのだが、それはそれで世界観があるので個人的には好き。




■エンジン



型式: 不明
種類: 直列3気筒DOHC
ボア×ストローク: 75.0×90.5
総排気量: 1199[cc]
最高出力: 60[kW](82[ps])@5750[rpm]
最大トルク: 118[Nm]@2750[rpm]


BMW製(※表向きはBMW+PSAの共同開発だが実際は・・・)のエンジンから、PSA製に戻した1.2L NAエンジン。(308は1.2Lターボ)




前方排気。三元触媒状のものが手前に見える。




エンジンルームに対し、コンパクトなエンジンなので、エンジンマウントで吊ってる感が目視で良くわかる。




↑エンジンルーム内の助手席寄り。

バッテリーの上に位置するDELPHIの放熱フィン状のモノは、ECUっぽく見えるケド、単にバッテリーの放熱フィンなのかな?
アイドリングストップは付いているケド、マイクロハイブリッド的なアプローチは採ってないようなので、バッテリーで特別なことはしていないと思うのだが。

写真下方にチラリと見えるのはVALEOのECU。
メインのエンジンコントロールユニットはVALEOなのかな?



で、エンジンだが・・・・

・・・パワー無い。遅い。


イナーシャがデカいのか、DBWの制御がダメなのか、レスポンスも悪く、フィーリングも悪い。




音も悪い。
良くある直4の「掃除機状の安い雑味」ではなく、なんかビチビチ言う排気音(音の悪さはS660も同じかなあ・・・)と三気筒が理由なのかメカニカルノイズも多く、かつ、メカメカした楽しい音じゃナイ。

単に安っぽく下品な感じ。



308前期型の世代は、全国のプジョーのディーラー、シトロエンのディーラーで、

「BMW製のエンジンで、アイシン製のトランスミッションなので壊れません。安心です!」

と、プライドのない恥ずかしい常套句を営業的に連呼されてきたが・・・

・・・・BMWのエンジンに戻した方が良いと思う。





■ドライブトレイン



「オートマチックモード付5速ETG(エフィシェント・トロニック・ギヤボックス)」。

要は、シトロエンのセンソドライブの名前違いだよね。
シングルクラッチのAMT。

ややこしいから名前統一して欲しい。




これも自動変速機構、TCUはマニエッティ・マレリなんだろうか?



パドルでも操作できるケド、特にステアリングを切っているときの操作性は悪い



で、この「ETG」だが・・・・

これも不出来過ぎる。。。


まず、運転し始めて、助手席の営業サンに

「ブレーキペダルの操作も制御の判断基準になるので、左足ブレーキはしない方が・・・」

と諌められた。


2ペダルMTで左足ブレーキ禁止令が出たら、もう何も面白くナイ。


で、

「このクルマは、パドルでのシフトアップ時はアクセル戻した方が良いタイプですか?それともベタ踏みのままシフト操作した方が良いタイプでしょうか?」

と訊いたところ、

「アクセルは戻さず、ベタ踏みのままで」

とご回答頂いた。



アクセルベタ踏みで、シフトアップすると・・・

・・・シフトアップ時に、体感的には2~3秒ぐらいのラグがある。

トルコンAT車のキックダウンとも違う、なんかコップに注いだ水が、こぼれる前に「う~ん」と表面張力を保つようなガマンの感覚の時間。


体感的には2~3秒と書いたが、たぶん実際には1.5~2秒ぐらいなんじゃないかな。

昔、Alfa147やアルファGTのセレスピードに乗ったときに、シフトアップ時の空走時間の長さにドン引きしたのを思い出した。

・・・あれから10年ぐらい経ってるんですケド。。。




で、そんなこんなを試していると、助手席の営業サンから

「基本的にはオートマチックモードで。高速道路なんかの巡航でギアをホールドさせたいときだけマニュアルモードにしてパドル操作をするのが欧州の乗り方です」

とレクチャー頂いた。

私: 「え?スポーツ走行用じゃないんですか???」

営業サン: 「ええ。」

私: 「・・・・・・。」



で、オートマチックモードに切り替えて、アクセルベタ踏みでシフトアップしてみる。

やっぱり体感的には2秒以上の長い長い息継ぎ。


フライホイールを含めた回転系のイナーシャが大きく、シフトアップ時の回転落ちを待つのにかなりの時間が必要なのか、あるいは単に制御が酷いのか・・・

先日乗ったアバルト595コンペティツィオーネ(ABA-312142)は同じくシングルクラッチのAMTだケド、もっと随分マシだったと思うんだケド。。。。

というか、同じPSAの古い世代のシトロエンC4ピカソのセンソドライブも、コレより遥かにマシだったと思うんだケド、当時の私の試乗が優しかったのか、あるいは、PSAが退化したのかどっちだろう?



私はトルコンATが嫌いで(特に私の307SWのPSA製のトルコンATはゴミ)、AMT、DCTの方が好きなのだが、この208のETG(エフィシェント・トロニック・ギヤボックス)のクオリティなら、トルコンATに戻した方が良いと思う。
308前期型世代のアイシン製に。


(実際、ターボモデルはトルコンAT仕様がリリースされると営業サンが言ってた)





■足回りとかステアリングとか



ステアリングホイールが純正とは思えないぐらい小径で、期待を抱かせるのだが・・・・


まず、EPS(電動パワステ)がとても苦手。

ここ最近、フィット3レクサスLS600hLS660BMW i3アバルト595あたりを運転して、

「最近のEPSって本当に自然なフィーリングになったな~。完成されてきたな~」

という感想を抱いていたのだが、この208のEPSは、古い価値観で軽自動車などに採用されてきた、過激な「車速感応式」と「無駄に軽すぎるパワステ」。

徐行時は、ワケがわからんぐらいに軽い。

走りだすとある程度重くなるが、でも他車種と較べて軽すぎる。「ほら、パワステですよ♪」アピールなのか知らんケド、ステアリングインフォメーションがナイ。

他車種のEPSだって、電気を介している以上、直接ロードインフォメーションをステアリングに反力として伝えているワケではナイのだが、それでも、伝えようという努力は感じるし、LS600hLなんて、本当にリアルに伝わってくる。

208のEPSは「ロードインフォメーションを伝えよう」という意思を全く感じナイ。

出来損ないの猫足を少しでも誤魔化すために、ステアリングインフォメーションを消したかのようにすら思える。







足回りは、ハーシュネスはちゃんと往なすんだケド、ちょっとしたステア操作に対しての荷重移動が大きすぎる。

「ピョコピョコ動く」という表現ではなく、もちょっと応答速度は遅いので、「ムォコムォコ」というか・・・

とにかく落ち着きがナイ。
落ち着きがナイけど、シャープというワケではナイ。(表現が難しい)


「ノーズダイブ(ピッチング)が大きい」「ロールが大きい」というよりは、本当にちょっとしたレーンチェンジなんかでも、荷重が右前足に乗ってみたり、左後足に移ってみたり・・・とか、

「4輪のどの足が沈んでいるのかが良くわかる」

感じ(そして、その移り変わりが頻繁で落ち着きがない)



見方によっては、クルマの挙動を学ぶのに良いクルマなのかもしれないし、運転がうまくなるクルマなのかもしれない。(かなりポジティブに曲解すると、だが)



あと、一回、左折から立ち上がるときに、大した速度じゃないのに少しオーバーステアが出た。
FFなのに。

本当に飛ばしていないので、例えば、ESC(横滑り防止装置)が余計なことをしたとか??





ブレーキはイマドキのクルマには珍しく、カックンブレーキ


ここまで走りが悪いと、ホイールなんかもとても退屈なデザインに見えてくる。




■まとめ



酷評、ゴメンナサイ。

208オーナーの方々、読んでしまったとしたら、とても気を悪くされたと思います。
本当にゴメンナサイ。




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2015/08/12 17:07:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2015年06月23日 イイね!

【試乗】ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 後編

【試乗】ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 後編ブログエントリ: 「【試乗】ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 前編

の続き。


※高画質写真集(スマホだとうまく見れないかも)↓
PHOTOHITO スライドショー「ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142)」




■ABARTH 595 COMPETIZIONE(ABA-312142) 後編

●インテリア



↑Click!


硬派で凝縮感のあるインテリア。





↑Click!


「せっかくイタリア車に乗ってるんだから、ブラウンとかレッドのシートカラーを選択すれば良いのに・・・・」

・・・と思わなくもナイけど、「コンペティツィオーネ」だし、私が選択しても結局黒を選ぶんだろう 笑
(Alfa 159なんかだと迷わずブラウンを選びます)



クルマに乗り込むとき、

「ウワッ、着座位置高っ!!!」

とリアクション。

座りたてと、走り始めはその着座位置の高さに残念感が強かったが、走りだしたらすぐに慣れた。

先日乗ったアルト・ターボRS のように、座高の高さがいつまでもネガとしてつきまとわないのは、単純に今回の試乗コースがワインディングじゃなかったからなのか、あるいはサベルトのシートのサイドのホールド性が良いからか?



このサベルト製のカッコ良いシートだが、背もたれにクッション性がほとんどなく、カチコチ。

私はこの、「ボッテリしていない」カチコチのシートのフィーリングは好きなのだが、カチコチで成り立つのは、もっと背中の形状にフィットしていてナンボだと思う。

そういう意味では、シートポジション、キマらなかった。背中が背もたれにベタ付けできない。。。



シートのリクライニングが、(昔の?)欧州車に多い、シート横の手回しダイアル式なのだが、シートとピラー間がほぼゼロクリアランスなので、極めて回しにくい。
まともに操作しようと思うと、一旦、ドアを開けないといけない。

アバルト595コンペティツィオーネをスポーツカーだと、とらえれば、実用性なんかクソ喰らえなので、個人的にはそこにネガティブな印象はナイ。





↑Click!

良くまとまったデザイン・コンシャスなダッシュボード、インパネまわり。

ココは、旧FIAT 500のインパネ回りをベースにしたデザインだが、再解釈(OK)されてて、良くも悪くもゴテゴテしている。

参考: 昔のFIAT500の内装(カコイイ!)(直リンク、スミマセン)


横一文字の樹脂の部分は、おおよそのチンクではだったり水色だったり、白だったりカラード。

「せっかくデザイン・コンシャスなイタ車に乗ってるんだから、色付きにすれば良いのに・・・」

と思わなくもないが、コンペティツィオーネだからイイのか。

色付きだとガラスへの映り込みだとかで戦闘しにくくなるし。

自分が選択しても結局、黒になってしまうのだろう 笑。




メータは、S660のように、センターのひとつのメータに車速がデジタル数値表示、その周囲をタコメータが取り囲むレイアウト。
いろいろ表示切替できるみたい。

このメータ方式、視線移動が少なくて済むので、S660では本当に見やすく感心したが、595コンペティツィオーネに関しては、私が試乗したときの表示モードがアカンのか、回転数がわかりにくかった。
慣れだけの問題かも。



ダッシュボードの一番上に付いているのはブースト計。
負圧は表示されず、正圧のみの表示。



ステアリングホイールはチルトはあるが、テレスコはナイ(普通だよね)。

ただし、このアバルト595では、特に自分のシートポジションだと、ステアリングホイールが遠すぎて困った。
純正ステアリングホイールは撤去して、長めのスペーサとディープコーンのステアリングホイールに交換したい。(それこそ、昔のラリーのアバルトの直線的な2スポークにしたいですな、haji.くん)



ペダルがとてもカッコイイのだが、撮影するの忘れた。。。。



●エンジン、ドライブトレイン



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エンジン型式: 312A3
エンジン種類: 直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
総排気量: 1368[cc]
ボア×ストローク: 72.0 × 84.0 (結構ロングストロークなのね。イマドキだ)
圧縮比: 9.8
最高出力: 118[kW](160[ps])@5500[rpm]
最大トルク: 206Nm@2000[rpm]
最大トルク SPORTスイッチ使用時: 230[Nm]@3000[rpm]
燃料供給装置: マルチポイント式 電子制御燃料噴射


前方排気。

エンジンとバンパーの間に、タービンがチラ見え、それに「IHI」のエンボスがチラ見えるのが誇らしい!

ターボチャージャーはIHI RHF3-P。

ちなみにアバルト695はギャレットのGT1446型で、20psアップの180ps。



エンジンはやたらと元気!

モロに、小径ターボならではの特性で、それこそEV(※つい先日のBMW i3など)のように、かなり低速域からトルクフルで、軽い車体と合わせて、徐行状態からの加速は暴力的!

車重: 1120[kg] (160[ps]、206~230[Nm]のクルマとしては軽い!)

※ファイナルは3.353と案外低めだが、変速比の1速、2速なんかは高めに取られている。でも以外とトータルの減速比は低い方だなあ。(ハイギヤード)



低速域が元気なのはOKとして、「上に伸びるか?」「上まで軽く回るか?」・・・・は、今回の試乗では確認し忘れた。
低速域の加速が暴力的だから上まで引っ張らない・・・というのもあったと思う。

残念ながら、空吹かしでの吹け上がり、針落ちも確認していない。




純正とは思えないほど、ブローオフバルブがパシュー、パシュー鳴りまくる。大気開放なのかな???

S660は演出としてブローオフバルブを「無駄に」慣らしているが、そのS660よりも、アバルト595コンペティツィオーネの方がずっと派手なブローオフバルブ音。





↑ラジエターからの排熱はタイヤハウス内に・・・というタイプ。







マフラーは、純正ではなく交換品(純正オプションの「レコードモンツァ」?)ので、純正マフラーの音はわからないのだが、この排気音は太さとヤル気感のあるエエ音だった。

もちろん高回転型NAの「エエ音」とは異なるのだが、わかりやすいターボカーらしい「エエ音」。



エンジンの特性、フィーリングは極めてS660に近いのだが、S660の純正マフラーの排気音はあまりにプアなので、排気音だけで言えば、

 skmodeのアバルト595コンペティツィオーネ >>> S660

だが、交換マフラーと純正マフラーの比較なので・・・・。


マフラー交換したS660に乗ってみたい♪




トランスミッションはF1マチック(フェラーリ)やセレスピード(アルファロメオ)なんかと同じく、シングルクラッチのAMTとのこと。



Motor Fan illustrated vol.52 ~MT/DCT完全理解~


↑バックナンバーに載ってないか、パラパラと見てみた。

あんまし大した情報は載っていなかったが、


"Magneti Marelli AMT

アルファロメオのセレスピードをはじめ、ランボルギーニ、アストンマーティン、フェラーリなどにAMTのユニットを供給しているのはイタリアのマニエッティ・マレリ社だ。"


と書かれている。

アバルトもやっぱりマレリなのかな?




で、このAMT、名前を「ABARTH-MTA」というらしい。ベタに「Manual Transmission Automated」の略なのかな?(もう、AMTでエエやん・・・)


DSG(VW)、Sトロニック(Audi・・・ちゅうかDSGと同じ)、i-MMD(ホンダ)と同じく、停車状態からの発進時の挙動が不自然

坂道発進とか、タイヤの前に段差があるようなシチュエーション(コイン駐車場など)は試していないが、やはりイマイチらしい。



走り始めてから・・・・は、DCTとは異なるシングルクラッチのAMTならではの作法があるのだなあ・・・と感じた。

アクセルベタ踏み状態で、シフトアップすると、ガツンとシフトショックがある(skmode、ゴメン。。。)。

ただし、Alfa 147やAlfa GTの頃のセレスピードの、シフトアップ時の恐ろしく長く不安になるトルク切れはABARTH-MTAでは感じなかった

慣れれば結構良いモノなのではなかろうか。
パドル操作しててそこそこ楽しい。(結構忙しい)



●足回りとかボディとか?



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重心高そうに見えるが、特にヨレない。

かと言って、「ドッシリ」って感じの剛性感アピールの強い味付けではなく、どちらかというと軽快なテイストだが、剛性不足は感じない。

軽量・軽快感と剛性感のバランスが素晴らしいと思う。






↑Click!

先述のように、重心の高さのネガはあまり感じなかったのだが、試乗路が直進→信号で曲がるの繰り返しで、ワインディングなどを走ったワケではないから・・・かもしれない。

FFだし、もっと容易に手アンダーを発生させられるかと思っていたが、そうでもなかった・・・というか、そこまで走らせることができなかった。



EPSは(電動パワステ)はこのクルマも良くできている。自然なフィーリング。
エンジン同様、パワステの感じもS660と似てるかも?





↑Click!

ブレーキシステムは交換品と聞いているが、オプションカタログを見ていると、ホイールも含めて

ESSEESSE BREMBO KIT FOR 595」ってヤツなのかな?

ホイール: 7.0Jx17インチ
タイヤ: ミシュラン(銘柄?)205/40R17



ブレンボの4POTキャリパーはともかく、2ピースのディスクはウラヤマシイなあ・・・。


サーキットを走っていても、ビートのブレーキを強化する必要性は感じないし(だから大きいキャリパ流用とか興味ナイ)、むしろオーバークールに悩まされることの方が多い。
でも、バネ下は少しでも軽くしたいので、2ピース・ローターはウラヤマシイ。


ESSEESSE BREMBO KIT FOR 595」を見ていると、強化しているブレーキはフロントだけのようだが、バランス崩れないのかな?
あるいは、交換前のバランスが悪いとか・・・?



今回の試乗では、あんましガッツリブレーキ踏んだりしなかったので、ブレーキの特性は良くわからなかった。





●総評

前編のエクステリア編で、乗る前の偏見に付いて、ウダウダ書いたが・・・・


・・・実は、走りの方も、乗ってみる前は少し心配だった。


500万円未満のイタ車って、経験上、


・直4エンジンは上まで回るが、線が細く、極めて安っぽい雑味。

・新車のときはバリッとしていても1ヶ月で剛性感の低下するボディ。

・ステアリングはラック・トゥ・ピニオンの設定で、無駄にシャープな演出で怖い。(ステアリングホイール操作に対して、タイヤの切れ角は鋭いが、クルマがついてこないので、結果ドアンダー)


・・・と、ロクなイメージがナイので。


乗ってみて、オーナーskmodeや、以前乗っていたhaji.、みん友のs a d aさんなどに、とても失礼なレビューになるのではないか?・・・と。



でも、実際に乗ってみて、エンジンのフィーリングも良く、実際速いし、軽快で、楽しいクルマだった。

十分な試乗ができたとは言えないが、

「もういいや」

ではなく、

「またワインディングなんかを走ってみたい!」

と思えるクルマだった。




日本メーカを応援している私としては、

「フィアット?アバルト?ああ、あんなのダメダメ。ファッションで乗るクルマ」

と言いたいところなのだが・・・残念。




エンジンの特性、全体の完成度など、S660にとても近いものを感じた。

S660との違いは、


S660

 ・重心が低い
 ・着座位置が低い
 ・595よりドッシリ感がある(ボディ、重心とトレッドのバランスなど)
 ・ホンダ

595コンペティツィオーネ

 ・着座位置が高い。
 ・S660より軽快感あり(「軽いだけ」感や、「軽薄感」はナイ。素晴らしい)
 ・アバルト、フィアット


かな。

一度、オーナーのskmodeにS660(6MT)を試乗してみて欲しい。



良い経験をさせて頂きました。
skmode、ありがとう!



●試乗記関連目次はこちら
●クルマ写真 関連目次はこちら
Posted at 2015/06/23 22:57:24 | コメント(2) | トラックバック(1) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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