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2009年04月08日 イイね!

【ECU】RomRaiderログ処理マクロ修正+お詫び

RomRaiderのログ処理のマクロを修正した。

Ernie_Legさんに、充填効率計算の摂氏温度→ランキン温度変換の間違いを御指摘頂いた

摂氏温度[℃]→ランキン温度[°R]変換を

T[°R] = (9/5)T[°C] + 459.67 + 32

に修正し、過去の実走ログ(3/10)に対してマクロを実行したところ、元々0.3~0.6程度だった充填効率が、0.4~1.1程度となった。



Ernie_Legさん、誠にありがとうございます。

フルブースト時に、0.9x~1.000をちょい越えという値を算出しているのは、充填効率の理論値に非常に近いので、信頼のできる算出値となった。

過去のマクロで御迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます(相対値の確認には使えていたと思いますが)。


【更新内容】

充填効率 の計算処理を修正


【対応ロギング項目】

・Time
・Clutch Switch (On/Off)
・Neutral Position Switch (On/Off)
・Throttle Opening Angle (%)
・Idle Switch (On/Off)
・Injector Duty Cycle (%)
・Turbo Dynamics Integral (4-byte)* (absolute %)
・Turbo Dynamics Proportional (4-byte)* (absolute %)
・Primary Wastegate Duty Cycle (%)
・Manifold Absolute Pressure (bar)
・Manifold Relative Pressure (Corrected) (bar)
・Boost Error* (bar)
・Mass Airflow (g/s)
・Engine Load (4-Byte)* (g/rev)
・Engine Speed (rpm)
・CL/OL Fueling* (status)
・Tip-in Enrichment (Last Calculated)* (raw ecu value)
・A/F Sensor #1 (AFR)
・Ignition Total Timing (degrees)
・Feedback Knock Correction (4-byte)* (degrees)
・Fine Learning Knock Correction (4-byte)* (degrees)
・IAM (4-byte)* (multiplier)
・Vehicle Speed (kph)
・Intake Air Temperature (C)
・Coolant Temperature (C)


【算出される項目】

・Gear (Calculated)* (position)
 ※BL5A MTのギア比で計算しています。
・Throttle Opening Angle Difference (%)
 前行とのスロットル開度変化量
・Engine Load (Calculated) (g/rev)
 回転数、Mass Air Flowから算出
・Volumetric Efficiency
 体積効率充填効率。
 Manifold Absolute Pressure (bar)とIntake Air Temperature (C)は
 ロギング必須
・Real Vehicle Speed (kph)
 タイヤサイズ変更に伴う補正(215/45R18 → 225/40R18)
・Real Vehicle Speed Acceleration (kph/msec)
・Rough Acceleration (Gs)
・Smoothed Acceleration (Gs)
・Torque (lbf・ft)
・Torque (N・m)
・Torque (kgf・m)
・Power (kW)
・Power (ps)



【ダウンロード】

ダウンロードはこちらから



【使い方】

使い方は、

ログファイル開く→ VBA起動→ [ファイル]-[ファイルのインポート]

でお願いします(かわしぃ&みーさん、アドバイスありがとうございます)。

過去の整備手帳「【ECU】トルク・出力算出マクロ」でも使用可能です。


ダウンロードしたマクロをテキストエディタで開き、「初期パラメータ」と書かれたヘッダ部分の
・wegiht
・Cd
などは車種によって書き換えてください。



【車種対応】

Subaru Legacy BL5A 2.0GT Spec.B MTを前提に製作したマクロですが、他車種・グレードで、マクロの演算処理初期値やパラメータの変更を希望される方は、RomRaiderで採集されたログ、ECUのROMデータを御送付頂ければ、イジってみます(対応できるか保証はできませんが)。




【過去ブログエントリ修正】

以下のブログエントリも修正しました。御確認ください。
ブログエントリ:「【ECU】充填効率の計算式(修正版→2009.04.08再修正)




●レガシィB4(BL5A)のECUチューン関連目次はこちら
●レガシィB4(BL5A) 関連目次はこちら
Posted at 2009/04/08 09:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | レガシィB4 OpenECU | 日記
2009年04月06日 イイね!

【技術】吸入効率、充填効率、体積効率、容積効率

可変バルブタイミング(AVCS)のチューニング及びログ解析に際しての以下のブログエントリで「充填効率」「体積効率」「容積効率」の使い分けが曖昧だったので整理する。

ブログエントリ「【ECU】充填効率の計算式(修正版)
ブログエントリ「【ECU】AVCSバルブタイミング調整
ブログエントリ「【ECU】AVCSバルブタイミング更新、点火時期更新
ブログエントリ「【ECU】RomRaiderログ処理マクロ更新



「エンジンチューニングを科学する」 著:林義正、グランプリ出版
からの引用を自分なりに整理し、以下にまとめる。





●吸入効率

体積効率(=容積効率)と充填効率に分けられる。


●体積効率(=容積効率)

そのときの大気の圧力と温度の下での吸気量と、排気量(=ピストン上死点から下支店まで動いてできたシリンダーの容積変化)との比。


●充填効率

吸気温度が高ければ、吸気量(体積)が同じでも重量は軽くなる。
また、大気圧が低い(高地など)と空気密度が小さくなり、同じ体積効率でも吸気重量は小さくなる。
これらを考慮し、標準圧力、標準温度に換算しての評価尺度が充填効率。





mickeyd2005氏作成のKnock Counterマクロからアルゴリズムを移植した拙作のRomRaiderログ処理マクロのVolumetric Efficiency(VE)では、過給絶対圧(Manifold Absolute Pressure)と吸気温度(Intake Air Temperature)をパラメータに含んだ計算式となっているため、ここでのVolumetric Efficiencyは「体積効率」「容積効率」ではなく、「充填効率」と考えることができる(より理想的)。




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Posted at 2009/04/06 18:27:44 | コメント(2) | トラックバック(1) | 技術論 | 日記
2009年04月04日 イイね!

【ECU】WinSSM+AmaRecCoテスト(成功!)

ブログエントリ「【ECU】WinSSM 走行動画 録画テスト
ブログエントリ「【ECU】WinSSM+DesktopCamテスト(失敗)
ブログエントリ「【ECU】WinSSM+DesktopCamテスト(ややマシに)
に続く、車載動画の録画テスト。


本日のDIY「車載カメラマウント作成」により、カメラの取付位置も改善された。


WinSSMではモニタ表示のみとし、これを別途スクリーンキャプチャソフトで録画する・・・という手法は先日のブログで公開した。
前回までは、お手軽さで「DesktopCam」というソフトを使っていたが、やはり動画のフレーム落ちが多く、音声とのズレが目立った。


で、スクリーンキャプチャソフトを換えてみた。

WinSSMの掲示板でfurusawaさんに教えて頂いた「デスクトップ動画キャプチャーソフト AmaRecCo(アマレココ)」で検証。

アマレココはCODECがシェアウェアで、試用中はエンコード(録画)時にロゴが挿入されるので、なんかメンドクサくて、試していなかった。

使ってみると、とても素晴らしいモノだった。


・フレーム落ちすると、録画をストップし、低フレームレート設定、低解像設定、高圧縮設定などを薦める機能

・録画対象をウインドウ指定できるばかりか、対象ウインドウのクライアント領域(タイトルバーや縁枠を除いた領域ネ)を指定できる!


・・・など、とても感心できる機能がたくさん(けど、詳しくない人にはDesktopCamなんかの方が深く考えずに使えてよいだろう)。


で、走行動画を撮ってみて、フレーム落ちエラーが出て、圧縮設定を変更して・・・

遂にフレーム落ちしない走行動画の録画(もちろんWinSSMによるログ表示付き)に成功!!!

<embed src="http://www.flipclip.net/static/swf/frames/CompactXXLarge.swf?coreURL=http://www.flipclip.net/static/swf/PlayerCore3/core.swf?070711&seqURL=http://www.flipclip.net/api/clips/82e6e6dddac410f93613423bb76a1bf5/sequence/480x360?nocache=1252224072686&modPath=http://www.flipclip.net/static/swf/PlayerCore3/module/&autoPlay=false&resizable=false&hidePopupNavigation=true" quality="high" scale="showall" allowFullScreen="false" salign="T" wmode="transparent" menu="false" bgcolor="#000000" width="480" height="360" name="PlayerCore" allowScriptAccess="never" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" />


苦労しただけに、なかなか感動できた。

走行G、減速Gによるトラブルもない。


上記録画の後、25分間程度の耐久録画試験も行ったが、問題なく最後までフレーム落ちのない動画が録れていた。


私は今まで、無圧縮の素AVIの方が、圧縮処理が必要ない分、速くスムーズに録画できると思っていた(もちろんファイルサイズはデカくなるが)。
ところが、最近のCPUは高速なので、圧縮したことによるHDDへの書き込みの負荷軽減が大きく効いているようだ。
同じ解像度、フレームレートの非圧縮動画のHDD書き込みよりも、圧縮工程を挟んでも圧縮動画のHDD書き込みの方が速いようだ。

う~ん、なんだか自分がとっても古い人間のように思える。


いずれにせよ、走行会前に、走行動画撮影の準備が整ってホッとした。

WinSSMのモニタ設定、AmaRecCoの録画設定は、よりキレイに録画できる最適解を探ろう。



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Posted at 2009/04/04 21:56:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | レガシィB4 OpenECU | 日記
2009年04月04日 イイね!

【技術】吸気量と馬力

RomRaiderのサイトの「How the Variables Interact」ページに

・1 crank horsepower requires 1.45 cubic feet of air per minute, or 0.108 pounds per minute.
・1 CFM = 0.0745 lb/min
・1 cubic meter / second = 35.314 cubic feet / second = 2118.867 cubic feet / minute (CFM)
・1 kg/second = 132 lbs/min = 1771.8 CFM

という、ちょっと興味深い情報が載っている。


この計算式のソースはじっくり読んでないので、信憑性は不明だ。

トルクには、点火時期や体積効率、燃調なども絡み、吸気量だけではトルクが決定されないので、「1[hp]に最低限必要な吸気量」と解釈すべきなのかも。

ツッコんだところは追々勉強するとして、とりあえず面白いので、1[ps]あたりに要求される吸気量(Mass Air Flow [g/s])を計算してみた。


●1[hp]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

1.45[cubic feet/min] = 0.108025[lb/min] = 0.0008183712[kg/sec] = 0.81837[g/sec]


●1[ps]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

0.81837×0.9863=0.807158331[g/sec]


これを用いて、280[ps]、300[ps]、310[ps]、320[ps]に求められる吸気量を換算してみる。


●280[ps]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

280 × 0.807158331 = 226.0[g/s]


●300[ps]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

300 × 0.807158331 = 242.1[g/s]


●310[ps]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

310 × 0.807158331 = 250.2[g/s]


●320[ps]あたりに必要な吸気量(Mass Air Flow [g/s])

320 × 0.807158331 = 258.3[g/s]



ちなみに、私のB4(純正タービン、ブーストアップ仕様、吸排気系チューン)のMass Air Flow最大値は、6000[rpm]台で253[g/s]程度だ。

前述のようにエンジン出力には諸条件が絡むのだが、吸気量のみに注目すると、310[ps]以上の要件は満たしていることになる。

燃料ポンプ容量から、6000[rpm]台はこれ以上のブーストアップは厳しいので、そう考えると、「最大出力」だけに注目すると、このあたりが純正タービンの限界なんだろうなあ・・・と。
パーシャルや低中回転域はいくらでも改善できるんだけども。



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Posted at 2009/04/04 18:11:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 技術論 | 日記
2009年04月04日 イイね!

【B4】車載カメラマウント作成

助手席ヘッドレスト用の穴を使ったUSBカメラの取付ブラケットを作った。

・ヘッドレストのロッドと同じ径の12φの中空アルミパイプ
・アルミアングル
・Uボルト

で製作した。


詳細は、整備手帳:「車載カメラマウント作成」にて。





助手席に取り付け、カメラをセットしてみる。
イイ感じだ。





後ろから見た状態。
とてもイイ感じだ。




カメラをアングルにしっかり固定するよう、インシュロック用の穴を追加工し、インシュロックで留めた。







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Posted at 2009/04/04 17:36:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | レガシィB4 | 日記

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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