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2011年11月26日

富士山はまだ活動しないかもしれない可能性もある。【沼津高専HPより】

■富士山は果たして活動するのでしょうか?
東海地域のプレート活動に大きな関わりがあることは、誰にでも分かりますが・・・

1.2.2富士山の噴火は三宅島や三原山の噴火,トラフ底巨大地震と関係が深い
を読み解いていくと、
意外にも富士山は無理に活動をしなければいけない状況にはないようです。

■フラグを立ててるとか言わないように・・・

図10は、富士山の古文書の記録に現れた活動とユーラシフプレート側での火山活動の規則性をまとめたものである。これによると、富士山の活動期は南海トラフ型の巨大地震で区切られている。これは東海地方以外の南海トラフ沿いのストレスが解放されると、東海地方にストレスが集中し富士山が活動期に入り、東海地方で地震が起きてストレスが解消されると富士山が休止期に入ることを示している。1500~1700年の活動期では、1707年10月4日に宝永地震があってその刺激で12月16日に爆発してエネルギーを全て放出して休止期に入っている。活動期の中間に起こった地震では、東海地方のストレスは解放されていないことを示している。このように歴史時代の富士山の活動期を地震から地震までとすると、第1期活動期が412年間,休止期間が402年間でほぼ400年間隔で活動期と休止期が交代し、一つのサイクルをなしている。次の地震から地震までの第2期は、活動期が209年間だから休止期も200年間というリズムが予測され、富士山は今第3期の活動期に入っていると言えるのである。

図10富士山の活動とそれより大型側の
火山の活動。a:活動期及び休止期 b:南
海とラフに沿うプレート間の巨大地震
c:小丸は小噴火、中丸は大噴火、大丸は巨
大噴火、黒棒は溶岩流出のあったもの
(木村政昭による)

・・・休止期が200年?
活動期と同じサイクルと言う理由がちょっとピンと来ません。
別に400年休んでもいいわけで^^;

************************
■次に伊豆大島と三宅島の関係

この2つが噴火すると富士山も噴火しやすい、その関係は本当だと言われている。
なので三宅島、伊豆大島が噴火して、
次は富士山、と皆思い込んでいます。

でも、富士山のマグマだまりってそんなに溜まっているのかどうか、
そこがちょっと分からないです^^;
もちろんマグマだまりがあるのは分かっているんですけどね。
要はちょっと富士山は気まぐれな山なのです。

引用部
南海~相模トラフ型巨大地震が発生し、ストレスが解放されると富士山の活動が終わる。この点からすると、東海地方で巨大地震が発生するのは富士山の活動期の終わりということになり、それは富士山が活動期に入ったところだとするとまだ百数十年は先のことになりそうである。プレートの境界型地震による歪みの解放は歪みの蓄積と反対で、富士山が一番大で三宅島は解放が小である。したがって、富士山はマグマの供給までに200~400年という長い休止期を必要とし、大島は50~100年の休止期があればよく、三宅島は応力がすぐ起こるので一番頻繁に熔岩を出すということになる。

************************


■で、これが東海地震と富士山なのだが・・・関係があるようでないようで、
実は言うほど関係ないことが分かる。大まかには関係しているが
駿河トラフ、相模トラフ双方が関わっていますので
訳が分かりません。
宝永噴火はなかなか爆発的でしたので、結局はマグマだまりのご機嫌次第なんです。

日本には海溝に合わせて火山帯があります。


地震が先か火山が先か、関係はしていますが、
完全な主従関係にはないとも言えるでしょう。



宝永噴火のメカニズム:
 宝永の噴火はガスとそれが抜けた軽石やスコリアを上空に噴き上げる活動に終始し、ついに熔岩も火砕流も噴出することはなかった。また最初、第2,第3火口より噴出したデイサイト(石英安山岩)質の黒曜石と軽石は富士山の長い活動史の中では見慣れないめずらしいものである。これは宝永火口の直下数kmの深さにあったマグマ柱でマグマの成分が分離し、苦鉄質(マグネシウム,鉄に富む岩石)であったマグマから珪長質の部分が分化して、最上部に上澄みとして存在していたのが、元禄地震と宝永地震による震動を引き金にそこに気相が発生し始め、大噴火に至ったと考えられている。噴火の中心が第1火口に移ってからは、ガスが抜けたもともとの苦鉄質の玄武岩質スコリアと火山弾を大量に噴出させている。この時の大量の噴出物を宝永砂と呼んでいる。3つの火口のうち、最大の第1火口は長径が1.4kmもあり、山頂火口長径0.8kmの1.8倍もある。宝永火口を縁取る宝永山は噴石丘ではなく新富士火山の下に埋もれていた古富士火山の一部が押し上げられてできたものであり、火口底に降りるとスコリア質の集塊状玄武岩でできた中央火口丘が見られる。
 この一番新しい宝永の噴火は、側噴火のみで山頂噴火はなかった。それは噴火の舞台が山頂火口から下へ移って来たともいえるし、山頂火口が堅くふさがれていて火道のマグマ柱の頭位が十分上がっていなかったためである。宝永火口のような側火山は単成火山であるから2度と噴火することはない。しかし、巨大成層火山である富士山は中央火口から何回も噴火を繰り返して成長して来た複成火山であるから中央火口からの活動はまだ終わった訳ではない。富士山のマグマ柱を押し上げるには相当強い火山性地震をともなわなければならず、マグマ柱の頭位が高ければ山頂噴火になるだろうし、マグマ柱の頭位が低いままならば山腹斜面からの側噴火に終わるだろう。過去の大噴火は今度の噴火のモデルなのである

****************
ただ、東海地震があれば、山頂に向けてマグマの活動があることは間違いないのも事実です


富士山は噴火で姿を変えるか
>都司嘉宣の研究によると、古文書に安政元(1854)年12月のM8.4の安政東海地震直後の冬には、富士山で雪が解けたり、煙や火が見えたと記述されていることから、翌年当初、山頂火口で小噴火か噴煙活動があったのではないかと推測している。 明治初(1868)年には、山頂の剣ヶ峰にも噴気があったと言われている。平林武によれば、明治30(1897)年当時、山頂火口東縁の荒牧~東安河原一帯は噴気活動が活発で、噴気温は82℃の高温で容易に湯を沸かして沐することができ、鶏卵をゆでた登山者もいたという。昭和32(1957)年1月の富士山測候所の調査によると、山頂の荒牧を中心とする地域,宝永火口内,須走口3合目及び7合目などで噴気ないし地熱活動が存在し、荒牧での噴気温度は約50℃であったという。しかし、最近、富士山ではそうした現象がどこにも認められなくなった。結局、富士山は今冬眠中といったところである。
 富士山はやがて眠りから目覚め、暴れだすのである。休眠期間が長いほど、次の噴火は激しかったり、長引いたりする。イタリアのベスビォ火山は800年も休んだ後あの西暦79年の大噴火をし、明治21(1888)年の磐梯山の大爆発は1082年ぶりの噴火であった。そして、1991年のフイリピンのピナトゥボ火山の巨大噴火も500年ぶりの噴火である。富士山が、次にいつ噴火するかを予報できる専門家はいない。しかし、近い将来、この火山が噴火することは「当選確実」と言われている。諏訪彰によると、次の噴火は側方噴火の公算が大きく、大噴火の場合は、大爆発に始まり、熔岩流出型の噴火に移行し、山麓だけでなく、南関東一円まで火山灰で荒らされるとされている。

***************
最後に一度触れているが「元禄地震」についてもう一度触れておきたい
房総沖ー相模トラフの元禄地震があり、その後東海連動地震が起きて、富士山は噴火した。
とりあえずはその様な危険な状態に日本があることは間違いなくて
「想定外」と言わずに準備をしておく必要があるということです。
また灰の飛散は、原発のプルームと一緒です。
早川教授がそうであるように原発と火山はある意味よく似ていると言えるでしょう。

2.1怒れる富士山
>18世紀の初頭は、日本列島を揺るがすような自然災害が続出した。元禄16(1703)年相模湾、房総沖を震源とするM8.2という元禄地震をかわぎりに、4年後の宝永4年10月28日の東海沖~南海道沖を震源とするM8.4の地震があって、東海から九州にかけて大きな被害を出した。
その2ヵ月後の12月16日に富士山が大噴火を始めた。これを前後して浅間山,桜島,霧島山も噴火している。 宝永の噴火は南東斜面での側噴火で、爆発的なプリニアン式噴火・・・

図13 宝永スコリアの等厚線図(津屋弘達 1955による、一部補訂)
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Posted at 2011/11/26 22:16:27

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