ちょこば(旧chocovanilla)のブログ一覧

ガザで行われるのは、
ホロコーストである、と書いてきましたが、
予想通りとなりました。

と言っても、
イスラエルを非難する、
とかではなく、これは論理的には当然の帰結
なのです。

そもそも、既に
イスラエル(政府)にはパレスチナの民は
モンスターに見えています。



正義はすぐに悪を求めます。
少し前プーチンの縛り首を合言葉に
危ない脳内絶頂していた
日本人と同じです。

殺せば殺すほど
憎悪は高まります。
ユダヤ教とはどこまでも人を中心にした
宗教なので、あれはあれで正しいのですが…
ま、一神教の持つ欠点とも言えますが、

だからといって宗教がー
と叫ぶ人たちに、狂信的な光な
宿るのがなんともいえません。

宗教こそはホロコースト
ウリポル・ポト神、将軍あるよとかって
叫ばれてもねぇ。

さて、ガザの海岸地域は
ガス油田を臨むリゾートになるらしいですが


そういう分析よりは、
どちらかを悪として、37564を呼び掛ける方が
多分今の日本人には響くでしょう。

ま、しかし
キリスト教価値観に冷水をどっさり浴びせた
という面では価値がありました。


人の熱狂ほど恐ろしいものはありません。
人にリミッターをかけるのも、はずすのも
宗教が得意とすることです。

でもそこにはなぜか
神との会話がないのですよ？
宗教が神を失なうとき、しばしば人造の神は
人の思込みを無限に補強していきます。

宗教が神を褒め称えながら
神を冒涜する。
その傲慢と鉄槌…。

聖書と救いの物語は
流れ星が、ミサイルか空襲というところだけ
少しだけ違うようで皮肉なクリスマスでした。


唯一無二の神とは
既に解き明かされていたりしますが

それ故に人は自ら人であり続けなければなりません。

信仰は他の宗教を必ずしも否定するものではなく
一方で宗教は集金システム上
他の信仰を否定します。

今やユダヤというよりイスラエルは
敵がいないと鉄の結束を
保てないとも言えます。

そしてそれはハマスも同様なのです。
イスラエルにしろハマスにしろ
正義を理由にした殺人快楽には
やはり犠牲が伴います。

それを原罪と呼ぶこともできますね。

そうやって聖書の世界とやらが
人の手で
顕現するのは興味深いのですが、
しかしそもそも唯一絶対神はそんな人の営みに
どこまで興味があるのでしょうか？
善悪の区別がつくのでしょうか？

自分はそこまでの意思を有する存在とは
全く思いません。

それを理由に人や組織を否定して
37564にすることも、
また、ヒトが人であろうとして
自らを律することも
ルールさえ許せば、
人には自由となっています。

その当たり前の論理を
自らの信仰を振りかざして否定しても
解決するわけがありませんが、
その現実を見ないマウンティングを
日本人が続けることが有意義かどうかは
まぁ再来年当たりにわかるのではないかと
心配しています。

尚、イスラエルを揶揄することは
テロ組織でもあるハマスを賞賛する事とは
明確に違います。
テロ組織と、非公認の国家、および
容認しがたい国家と国際法の限界があり、

かつての中東戦争の英雄ラビン元首相(暗殺済み、故人)が
平和を模索できたことを
人は容易に忘れ去ります。

歴史とは、そして人の営みは結果を
あまり凝視しなければとても面白いです。