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今日(11/9)の午前中
体内には8000ベクレルもの放射性物質があるということを強調しました。そしてそんな程度は体は対応している、とも。
盾の話です
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今日(11/9)の夜
今度はフェリチンホットスポットを強調しました。
癌を殺す代わりに、晩発的影響は免れまい、と
矛の話です
■そう一見矛盾です。
いいえ
、「ほこたて」です(笑)
最強の金属(放射能防御機構)を最強のドリル(体内ホットスポット)が割りに行く。
これが
放射線障害における、複合被爆の本当の肝です。
■実は
2011年11月09日
【敵は複合】ラジウム+セシウム+アスベスト?【11月9日のまとめ】
にはきちんと仕掛けがあります。
カリウム-セシウムの関係を、ラジウムを通じて結びつけるという事です。
■ポイントはこれ。
たった一つのラジウムで(多分ベータ抜きですね)
ラジウム226:4.871MEV
ラドン222:5.940
ポロニウム218:6.003
ポロニウム214:7.687
水銀210:半減期20年
単純計算では24.05MEVものエネルギーを発する事になります。
■多分ベータ崩壊を入れて26程度でしょう(すみません適当で)。
これでちょっと補正を入れていきます。
セシウム137、1つの崩壊で22倍
カリウム40、1つの崩壊で20倍
そして体内4000ベクレルとして(別に3000でもいいんですけど)
1グラムのフェリチンたんぱく質は、カリウム40全身分を凝縮しうる(しかもベクレルで)
仮に低めで4000ベクレルの凝集能力があります
計算上カリウム40の(結合)エネルギー換算で
1/20(補正)=0.05
(要はラジウム1つの破壊力はカリウム20個分)
約0.05グラムのラジウムホットスポットの場合、
全身のカリウム40を
凝縮しうる「性能」を持つのがフェリチンと、いえるわけです。
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■あ、揃いましたねと思うのは半分正解・・・
厳密には放射線による違いは重要なのですが
今回ははっきり分かっている結合エネルギーで考えます。
(こじ付けといえばこじつけです)
とにもかくにも、
崩壊エネルギーだけ考えると、
セシウム137=カリウム40
なーんだ心配ないじゃん!!!
セシウムのほうが弱いぜべいベー
と、安心派は言い出します。
■
半分しか正解でないのは
半減期がないからです・・・
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■勘のいい方は分かったはずです。
ベクレルマジック!!
■簡単に言うとこれ
2011年10月27日
はじけるBB弾(崩壊の正体)と内部被曝の危険性
■分かりにくくいうとこれ
2011年10月19日
【×60モデル】ベクレルを考えよう【改訂版】
そう、半減期の長さによって、
1ベクレル辺りの原子数の必要量が
全く変わってくる。
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■半減期
カリウム40:12億3000年
ラジウム:半減期1600年
セシウム137:半減期30年
カリウム40VSセシウム137=4100万倍
(セシウム137は4100万分の1の原子量で、同じベクレル)
ラジウム226VSセシウム137=50倍
(セシウムは137は1/50の原子量で同じベクレル)
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■カリウム40は0.012グラムが体内に存在します。
つまりほんの一つまみの、さらに一つまみのセシウム137を取り込むと・・・
体内バックグラウンドとして上昇が見られるようになります。
カリウム全体の0.012%(カリウム40)のさらに4100万で割りますと
カリウム全体の0.00000029%
(小数点の後、0が7個)が
セシウム137に置き換わると、
カリウム40分のバックグラウンドが倍になる。
体全体でも約50%バックグラウンドが上がる・・・
■同じ事をラジウム226に関して考えましょう。
ラジウム226の、
たった50分の1の原子量を、
フェリチンで取り込むと
計算上は、
ラジウム226の発する
アルファ線中心の崩壊エネルギーに
充当するエネルギー(ベータ、ガンマ)が
集中的に発せられる事になる。・・・
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実際にはフェリチン小体の凝集度合いは、
セシウムは10の3乗程度
ラジウムは10の5乗程度
で100倍くらい違うという結果ですので
そこを補正すると、
ラジウム(1個)とセシウム(2個)が
転がっている時に
計算上セシウム137、とラジウム226
のフェリチンホットスポットにおける、
崩壊エネルギーの期待値はほぼ同じである、
と言えるでしょう。
とすると、フェリチンの状態にもよるので一概には言えませんが・・・
ラジウムの倍程度の原子数は
セシウム137は取り込まれると想像されますので
体内のフェリチンにおけるセシウムホットスポットは十分成立しうる
(もちろん計算上)と言う事です。
ですが最強の敵は実はセシウム134です。
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■
裏返せばセシウム134は
半減期2.06年
崩壊エネルギーは・・・2058.984 ± 0.327 MeV
(WIKI)
えっ!!!
セシウム137は・・・1.176MeV
1750倍!!!!!!!
ま、間違いです。(苦笑)
多分キロ表示で1.75倍でしょう。
陰電子崩壊時に、0.089~0.658MeV のβ線と、0.563~1.365MeV の複数のγ線を放射する
半減期だけで危険度はセシウム137の15倍に及びます。
さらにこいつはガンマ線を二本以上出すのです。
非常に不安定なエネルギーではありますが、
そのエネルギーは、
このサイトで横着すると・・・
セシウム137の2.7倍です。
ですがウィキのキロバージョンをせいとすれば、約1.7倍
つまり
ウィキを正とすると
体内では約25倍!!!!!危険です。
(この辺りは後で確認します)
セシウム134
放射線エネルギー(100万電子ボルト) ベータ線, 0.0886(27.3%), 0.415(2.51%),0.658(70.2%);ガンマ線, 0.563(8.4%),0.569(15%),0.605(97.6%), 0.796(85.5%), 0.802(8.69%), 1.365(3.0%)他
セシウム134の崩壊エネルギーは大変に難しいのだ(それゆえに半分無視していた)
(間違いがあればそのうち直すが)
つまりラジウム原子量の12分の1で、
ラジウムホットスポットと同等の期待値で
崩壊エネルギーを放つ事ができるとなると。
(要するに半減期が長いほど、量が必要で見つかりにくい、
でも半減期が短いと破壊力がものすごく強力!!!!)
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■やっと言いたい事が言えそうです。
実はセシウムに関しては
134の害が多大と想像しています。
セシウム134は5年程度でずいぶんと減るはずです(1/5)
10年で32分の1です。

別にそんなに危険かと言われれば、危険ではありませんが、
ほんのちょっとで大やけどする危険性がかなり否めません。
子供達にとっては大きなダメージになるでしょう。
(大人は大概、死なないと思う)
同時に5年くらいで、たくさん倒れる人が出てくるのは
セシウム134のホットスポットのせいと捉えると、
分かりやすいのかもしれません。
でもその頃には・・・見た目のセシウム134は減っているわけです
(一見低い量のセシウム137の害に見えると想像されます)。
■今回の計算は無理やりのこじつけも多いので
計算道理に事が運ぶと言うものではありません。
しかし、ラジウム温泉療法が可能であると言う事は
セシウム134集中放射線ホットスポットはより容易な条件です。
そして場所によっては10万ベクレルとか
平気で1平米に転がってます。
■難しい話ですが、ここ1,2年の食生活は確かに
将来に響く可能性が非常に強いものです。
ともすれば半減期が短いだけで陰に隠れがちなセシウム134、
しかしセシウム族で、凶暴なガンマ線という特徴は
決して無視できず、体内ホットスポットの可能性も非常に高く持っています。
■子供たちが持っている放射性物質防護の盾次第では
おそらく容易に突破してしまうでしょう。
こじ付けではあるのですが、
健康に害のないはずのセシウム(政府はそういっている)
には物凄い恐ろしい可能性がある事を分かって頂ければと思います。
そしてチェルノブイリの惨状の説明がついていきます。
(鉛毒の害は除去しないといけないですが)
それが統計データに反映されるかどうかは全く別の話し、としてね・・・
そういえばセシウム134はあまり話題に上りません。
話題に上るときには大変な事になっている可能性もまたあるわけです。
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複合被爆メカニズム仮説 | 日記
Posted at
2011/11/09 23:54:57