とりあえずのエビデンスはまだ浅いです。
ただし警戒する必要が大いにあります。
結論から言います。
セシウムはどうも放射性物質としてではなく・・・
セシウムとしてヤバイ模様です。
非常によろしくありません。
山さんが言っていていた事とも
エビデンス的に一致するので
しゃれなりません。
(正直否定したかったんだけど)
あとは量的な問題、意外にも
放射線量はセシウムのマーカー化を促すという
笑えるような結果を生むかもしれません><
セシウムの濃縮が、血中濃度に依存するのは、
総量の問題なのかもしれません。
セシウムを摂取し続ける事は、
電位的に非常に良くない・・・
なんですかこの展開・・・
とりあえず反証資料を集めてみよう・・・
では一応スタートです
■珠玉の関係者のツイート(抜粋)
核種ごとに内部被曝のリスクが異なるという説明中。
化学的性質、物理学的性質、生物学的性質、の3つのファクターが重要。しかし
最後の臓器への影響が軽視されがち。
さっきの野生家畜のスライド。
セシウムは横紋筋に最も蓄積、血液の20倍程度、これはかなり相関はきれい。
次が心臓、ただしこれはバラツキが非常に多い。血液の10倍くらいか?次が
肝臓、血液の10倍弱。甲状腺は地を這っているのでよーわからん。
肝心の、野性化した家畜の各臓器へのCs137の蓄積具合の違いですが、ちょっと大事な点をしてきしておくと、
血中濃度が30Bq/kg以下の領域では、かなり相関悪いです。血中濃度が10Bq/kg以下、10-40Bq/kg、40Bq/kg以上でグループ分けしてるけど、この説明なかったな。
■このネタをみて、すごいなと思いました。
ゴメリ大のパンダジェフスキー博士の論文はやや怪しいというか
どこかトンデモが混じっている匂いがあります。
■例えば、甲状腺に蓄積しない、この可能性は大きなもので
人でどうだかは別として、なんですけどね。
■
まず、血液の汚染が最初にあって(30ベクレルが一つの区切り)
比較的その濃度に追随する筋肉(20倍、相関くっきり)
噂されていた心臓(10倍、相関ぼんやり)
沈黙の排出系臓器肝臓(10倍弱)
■これがセシウムの
吸収、
凝縮
排出工程に大きくかかわっている事が示唆されています。
実は「生体」でのデータは極めて少なくて、
死んだ後のカリウム(セシウム)の動きとかはちょっとまた違ってきます。
死ぬという事は酵素を用いた生体活動が止まる事であり
生体バランス活動が停止するという事です。
■増してや放射性物質はさまざまな崩壊を通じて
別の物質へと変わってしまいます。
つまり証拠は完全隠滅されてしまうのです。
先にも述べましたがロシアのリトビネンコ暗殺事件
はラジウムの孫核種のポロニウムの崩壊日数の速さを生かした
殺人事件でした。
■セシウム134,137の困ったところはその吸収性と
代替であるべきカリウム40と比較しての半減期の短さです。

生体内にカリウムはあまりに多く、そのたったの0.012%が
3000ベクレルに相当するという事実は
カリウムの豊富性とセシウム族の体内進入の容易さを示します。
それが一定の濃度以上になると細胞が積極的に取り込む
これが、カリウムナトリウムポンプにまつわるものなのか
それとも筋肉の持つ独特の機序による物なのか。
凝集については以下の可能性が示唆されます
■横紋筋特有ですから、代謝にかかわる選択的透過性と思われます。(カルシウム?)
ブラブラ病にもかかわりそうですね。シンプルに。(メタロチオネインも可能そう)
乳酸に似た化合物があるのでしょうか?ちょっと気になります。
(どうもカリウムチャネルがらみですね)
■心臓は濃度も相関も違うという事は、筋肉とは違う凝集?。
(フェリチン説を唱えたいけどカリウムチャネルか)
■肝臓については排出経路として凝集していると思われます。
(メタロチオネイン説を唱えたい)
ここで新ネタ、カリウムイオンが疲労物質(ウィキ)筋肉疲労との関わり [編集]カエルの筋肉を使った研究に基づき 1929年に Hill らが提唱して以来[2]、乳酸は筋肉疲労の原因物質として考えられてきた。これは、乳酸の蓄積によるアシドーシスにより収縮タンパクの機能が阻害されたためと理解された[3]。しかし後の研究において、アシドーシスを筋肉疲労の原因とする説に対して反証が報告されてきた[3]。
そして2001年に Nielsen らによって、細胞外に蓄積したカリウムイオン K+ が筋肉疲労の鍵物質であることが報告された。Nielsen らの系では、K+ の添加により弱められた筋標本について乳酸などの酸を添加すると、従来の説とは逆に回復がみられた[4]。2004年の Pedersen らの報告でも、pH が小さいときに塩化物イオンの細胞透過性が落ちることが示され、アシドーシスに筋肉疲労を防ぐ作用があることが示唆された[5]。
これは乳酸以外の話(あまり関係ない)
乳酸ばかりが疲労物質ではない
■カリウムの電気的関わりは非常に判断の難しいところです。
血液中が凝集されず、
筋肉(20倍)、心臓(10倍前後)、肝臓(10倍弱)の凝集があるとすれば
筋肉、心臓の異常というのには一つの説明根拠となりえます。
放射線云々ではなく、セシウム自体の毒性として、
電気的な異常をもたらすという意味合いです。
しかし、セシウムそのものの健康被害は特に報告されていません。
ただシナプスにおいては、非選択的にカリウムチャネルの妨害が報告されています。
■心臓については、カリウム電流やイオンチャンネルといわれる心電図にかかわる信号異常が発生するというのが目下有力だと思われます。
先天的QT延長症は、同一とはいえないにしても、カリウムの電流へのかかわりを考えると
興味深いものです。
QT延長症のプレゼン資料
■カリウムチャネル資料としては、こちらがもっとも興味深いものでした。
脳スライス標本を用いたバッチクランプ法

このように、「遅延性カリウム電流の延長」をセシウムが起こすのは明らかであり
もしそうであれば、放射性物質だから、では無く
セシウムだから、危険と認識を改める必要があるでしょう。
■またそのような見解がなされた場合、パラダイムが大きく変換します。
生物学的毒性としてのセシウムが強調されるわけで、
その根拠となるのが生体の中での一部凝縮、となるでしょう。
それはまた、セシウムの中で最も恐れられているセシウム134ではなく、137の永続性に
より重点がおかれる結果となるかもしれません。
■
またこちらではカリウムチャネルをセシウムが通れるのかどうかを協議しています。
通れる、といえるようですが、
細胞レベルとチャネルでは全く同じ動きをしているかどうかは謎のようです。
■
カリウムチャネルについてはこちらが分かりやすいです。
セシウムの15%が通過するという事になるようです。
■もう一つは
内向き整流製カリウムチャネルの構造と機能
何と日本原子力研究所による出版のようで・・・がちがちのガードのPDFですが
興味深い内容が続いています。
内向きチャネルはそもそも、
心筋、骨格筋(横紋筋)、神経、グリア、血球、上皮(膀胱、腸管上皮など)
にあるそうで、濃縮部位ドンピシャです><
部位以外でもすい臓のインシュリンに関わっています。糖尿に関わります><
ちょっと衝撃的でした・・・
他の特徴を羅列しましょう
1)内向きチャネルは貫通部位が少ない
2)カリウムの平衡電位以下のものしか通さない
(細胞内マグネシウムがゲートの開け閉めに関係、
膜電位センサーではなく外向電流のブロックによる、あとポリミアンブロックもあるそうで)
3)細胞外のセシウムイオンによる特徴的な静電位依存性のブロックを受ける。
■
カリウムチャネル資料(奥が深い・・・)
98年度の成果
G蛋白制御K+チャネル(KG)が属する内向き整流K+(Kir)チャネルはそのサブユニットが膜貫通領域を2つとポア形成領域を1つ持っており イオンチャネルとしては最も単純な分子構造をしている。しかしながら Kirチャネルは(1)細胞静止膜電位の決定(Kir2.0 subfamily)、(2)ホルモンによる細胞興奮抑制(KGチャネル,Kir3.0sabufamily;心臓の副交感神経緊張による徐脈、シナプスでのSlowpostsynaptic potentialの形成)、(3)細胞内代謝と膜興奮の連関(ATP感受性K+チャネル,Kir6.0subfamily;虚血による心筋活動電位の短縮、膵_細胞でのグルコースによるインスリン分泌、平滑筋のトーヌスの制御)、(4)K+イオンの輸送(Kir1.0 & Kir4.0subfamily;グリア細胞のK+バッファ-作用、上皮細胞でのK+イオンのrecycling)と非常に重要な種々の細胞機能を担っている。これはKirチャネルが各サブファミリーごとに特異的にそのチャネルポア機能とチャネル蛋白の細胞内局在の2つの制御を受けているからである。我々はKGチャネルを中心にこのKirチャネルの2つの制御について検討することにより 種々のKirチャネルが種々の細胞機能調節を担う分子機構をあきらかにしようとしている。さらに我々はKirチャネルに作用する薬物の作用機構を検討している。これら2つの流れの研究によりKirチャネルが関与する種々の細胞機能を薬理学的に制御することによる種々の病態の治療が可能になると考えている。
(1) K+チャネルの細胞内局在とその制御に関する研究
(a)KGチャネルが細胞内分泌顆粒上に特異的に局在している場合があることを見い出した。このKGチャネル(Kir3.1/Kir3.4)は刺激による分泌顆粒の開口放出が起こるとともに細胞膜へトランスロケートされ興奮抑制性シグナル系を増強する。このことにより過剰なホルモン分泌が起こらないようにしていると考えられ KGチャネルはホルモン分泌のまったく新しいネガテイブフィードバック機構を形成している。これは下垂体前葉のTSH産生細胞で見い出されたことであるが 同様の機構は神経終末部のシナプス前部にも存在する可能性が強い。従ってこの新しいKGチャネルの局在とその調節は神経シナプス伝達の制御機構としても重要であると思われた(文献2)。現在 中枢神経系におけるこの新しいKGチャネルの細胞内局在の有無とその生理的役割について検討が進んでいる。
(b)昨年度の研究成果として黒質ドーパミン神経細胞のKGチャネルがKir3.2aとKir3.2cあるいはKir3.2c単独という特殊なサブユニット構造を持っており ドーパミン神経の樹状突起の後シナプス膜に特異的に存在していることを報告した(文献4)。このKGチャネルの細胞内局在にはある種のPDZドメインを持つアンカー蛋白が重要な働きをしていると想定される。現在 黒質ドーパミン神経細胞でのKGチャネルに対する生理的なアンカー蛋白の同定が進行している。
(c)グリア細胞のK+バッファー作用を担うKir4.1が網膜グリア細胞において水チャネル(AQP4)と共存することを明らかにした(文献5)。すなわち グリア細胞でのK+イオンの動態は水の動きと密接に相関していることが初めて示唆された。同様のシステムは消化管や腎臓の上皮細胞にも存在していることが明かとなりつつある。種々の上皮細胞でのKir4.1チャネルとAQPsの局在とその関係を現在さらに検討している。
(d)膵臓ランゲルハンス島細胞では種々の抑制性ホルモンがインスリン分泌やグルカゴン分泌抑制を行っていることが知られている。膵臓ランゲルハンス島_細胞はグルカゴンを分泌し_細胞のインスリン分泌を増強している。ソマトスタチンは_細胞のグルカゴン分泌を抑制するがその分子機構は不明であった。我々は_細胞にKGチャネル(Kir3.2c/Kir3.4)が特異的に発現していることを明らかにした。このKGチャネルがソマトスタチンの作用により活性化され、その結果、細胞が過分極してグルカゴン分泌が抑制されると考えられた(文献3)。
■
意外にもカリウムチャネルを通じた、
神経毒的な作用が浮かび上がってきました。
繰り返しますがこういった機序の毒性は
放射線の、確率的害よりもはるかに悪質なものです
細胞の連携を阻害し、
電気的な働きを止めてしまいかねないものだからです。
外向きチャネルの15%を通過するセシウムイオンは
細胞外組織に多くとどまり、凝集した中で
電気信号を阻害したり、
疲労物質となったりしている可能性が
浮かび上がってきました・・・
もし本当にこんな心配していることが
本当ならば、ある意味不可逆に近い機序であり
取込む事の危険性を大いに感じてしまいます。
またこの事は、低線量被曝などというものではなく
セシウム取込、内部蓄積の毒であり、
重金属汚染よりもはるかに恐ろしいもの
を示唆します。
セシウムが放射性物質という
範疇を離れたところで害をなす
という可能性はこれまた恐ろしいものなのです。
ホットスポットよりもはるかに恐ろしい
生き物として細胞として関わる毒性の示唆です・・・