注意喚起＝不安を招く？【確率と歩留まりで原発問題を切ると】

一般論です。

■私が、確率を強調するのは、
何かが起きる＝確率がゼロじゃない、と言うだけで
それが対策を施す確率かどうかは別問題、だからです。

■国が対策をする。
企業が対策をする。
個人が対策をする。

それぞれのレベルがあって、
国が対策をしないなら、個人が対策をするしかない訳です。

■結局は誰がリスクを負うのと言うことで
対策をしないことは全てのリスクを負う事です。

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■今回の原発事故も、想定外、
すなわち誰もリスクを負っていなかったために大変な事になりました。
そういう意味で、「私はリスクを負えるなら」原発を全稼動しても問題ないといっています。
負えるなら、ね。

■不安になるから・・・不安って何でしょう？
注意を喚起すれば不安なんでしょうか？
想定を外れるから不安なんでしょうか？
不安を取り除けば全てが解決するのでしょうか？

不安と言うのも面白いもので、人によって
『分からないから不安』と言うタイプの人もいますし
『分かる事で不安』と言うタイプの人もいます。
更にタチが悪いのが
『素養的に理解できないので不安』と言うタイプです。

■こうなると「何を言っても不安」になります。
５Ｗ１Ｈ全部不安だからです。

■そういう場合はどうも「嘘をいって安心させる」のが
唯一の策のようですが、
『安心しろって俺が言っているから安心なんだ、結果、知ったこっちゃねえ』
としか言いようがありません。

■↑その人にとっての安心とは不安（リスク）を無視する事です

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■とは言え、リスクを負っている人に対して、
いやここに不明点があります、とは私は、
なかなか言い辛くて
飛び火しない限り勝手に背負えばいい事です。
ギャンブルを自己責任でしている人に、
止めろとか、講釈をたれる事は私ごときでは無理です。
（例えば経営だってギャンブルです）。

ただ、法律的な解釈等については、
検討しておくのは一つの方策だと思います。
それがある一定の知識レベルを要するものなら、
知る事によって不安を感じるとは思いません。
頭の固い自分がやっと理解できるものを
不安を感じる人が不安を感じる為に、
読解できるとは思えないからです。
それが多少ずれている、
としても、国会議員の法案でなければ害はないと思います。
多少イラつくかもしれませんけど＾＾；

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■私のブログの場合は・・・もし不安を感じるようでしたらお尋ねください。
繰り返し申し上げている通り、確率的に、今検討している危険は
本当にたいしたことはありません。0.01％が0.03とか
せいぜい0.08とかになるという話です。

■それこそ、個人で対策を打つレベルでしょう。
でも、まあそんな0.05とかどうでもいいと言うなら、
対策を打つ必要はありません。
但し、福島を含めた関東には3000万人とかがいますから、
それでも1万とかのオーダーになるというだけのことです。

■言葉は悪いですが製造と不良品にたとえましょう。

製品を作っていれば、ごく少数の不良品が出ます。
不良品発生率が0.01％、歩留まり99.9％でも不良品はわずかに出ます。
不良品事例研究は、それでも大切で、そこを大事にしている事は大事ですが
確かに、不良品があるというだけで、騒ぐ人もいるわけで
0.01％を針小棒大にいうことを『風評被害』と言うのかもしれません。

ただ、それが「外的要因」で不良品が倍とか発生するのであるなら、
やはり大問題である訳で、
とは言っても、だからラインを撤去しろ、
移設しろと言うのは場外れな話です。

■物に喩えるのかといわれそうですが、それ位しか言いようがなくて
ただ、そういった統計に出ない部分であっても、個別改善としては
改善の余地があります。

湯治で言えば治る人もいるし死ぬ人もいるわけで、
湯治の場合は好きで行くので、問題がない、
むしろ死ぬ人がいても、だからといって規制されるのは
『邪魔すんなボケ』に同意しますが、

放射性物質の場合は東電から勝手に降ってきたものですので、
冷たく言えば不安になろうがどうだろうが、検討する意味はありますし
そこは、不安になるからといわれても、不安なら確率の話は書いておくから
見なくていいよ、と言う話じゃないかと思います。

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『宝くじにあたるかも』と聞いたとたん、
心臓麻痺で死んでしまう人が0.01％で出現するとして、

「誰しも宝くじに当たる可能性がある」と言うのは禁止だ、と言うのはおかしくって
ただ。『貴女は宝くじに当たります』と言うのは詐欺に近いんじゃない?

ただ、そんな変な死に方をする人が
0.03％とか0.05％出るとすれば、それは調べるべきじゃないか？
と言う感覚の話でした。

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以降独り言

現場の第一線の方からすれば、
業界外の「こうあるべきだ」なんて邪魔以外の何者でもなくて
中途半端に知っているレベル（例えば私レベル）
でも正直『分かってない』だと思います。

ただ、意外にも基準が定まる時には、
業界外からの風評が元になりますので、
余計な事言うなは、あると思うんですよね。
（故に業界の話はあんまり出していません）

とりあえずこのブログが月何十万アクセスもある
人気ブログならともかく、マイナー辛口ブログですので
「戯言を」と思っていただければ幸いです。

ただ、それが言葉に出ると、誤解を招きやすいですし
「各業界が各業界の常識がありますがそれは世間の非常識」なわけで、
その際たるものが「原子力村」と言われる物で、
この事故のおかげ?で興味のまま切り込んでいけます。
どういう方向になるにしろ、リスクが明らかになった以上、ある程度
ブラックボックスの開示は必要と考えます。

正直原子力に関る方も、
好き勝手言われてイライラ来ていると思います。
ただ、放射線に対する、
人間の生存や健康の歩留まりだって上げたいな
と言うのはやはりあります。

まさか食料みたいに規制値設けて
センサーではじくわけに行かないんですからね。
ゼロじゃない以上改善の余地はあるわけで、
そういう視点で成り立っているブログです。

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そう考えれば、原発が止まるにしてもある程度動くにしても
人の歩留まりを上げる事は「カイゼン」のいいチャンスです。
放っておいても、爪取れて歯抜けて、頭禿げて「私が被爆者だ」
と名乗り出てくれるのですから（しかもストレス扱いできますし）
事象としてはとってもありがたいことだと思います。

（個人的には、健康被害が放射性物質に起因しようがしまいが、
早く元通り元気になっていただきたいものだと思っています）

そういった意味で色々な意見があるでしょうが
「ぬまゆ」さんがボランティアで名乗り出ている限り
評価されるべきだと思います、逆に賠償を求めだしたら
ちょっと難しい問題ですが、
それはちょっと色眼鏡をかけなければならないと思っています。