■炉自体には爆発力がない、有識者はそう繰り返しています。
武田教授然り、ガンダーセン教授然り。
燃料プールは別です><
4号炉プールは非常に危ない。(ガンダーセン教授)
いずれにしても炉の爆発力は落ちていて、今はないといってもいいでしょう。
理由は二つあります。
1)1つは燃料が流れ落ちている事
2)崩壊熱量が下がっている事
3)炉に気密がないこと
吉田所長的には、「炉」は安定しましたよ。という事で
要するに、地下深くにもぐっているわけです。
燃料が(笑えませんけど・・・)
今は水をかけ続けるしかありません。
そして何としても安価な水処理を実現する。そのことに尽きます。
日本に技術はあるのです。
後福井に高濃度汚染水の処理する施設があるそうですよ。
日本はある程度技術も経験も持っているのです
■これは
大地と言う名の石棺、海という名の水棺が成り立っていると言う事をも示します。
2011年05月21日
大地と言う名の石棺、海と言う名の水棺【1号機の診断】
東北大学流体科学研究所HPより↑
引き換えは
大地と、大地の水(地下水)、海水の汚染です。
■予定通りの流れ、と言えるでしょう。
ある意味工程表どおりです。
■東北大学 流体科学研究所 圓山・小宮・岡島研究室が、
崩壊熱については詳細の資料を色々と出してくださっています。
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/maru/atom/HTCRep/HTCRep.2.2.pdf
例えば、「水が半分あった場合に燃料棒は溶融しない」と言うデータ。
どうも東京電力はこれを逆手にとって、溶融していないと主張していたようです。
水位計をつけて、現実が分かった・・・ということなのでしょう。
まあ、プロセス屋さん的アプローチと言えますね。
■さて、実際の崩壊熱について、同じく
東北大学 流体科学研究所 圓山・小宮・岡島研究室のデータがあります。
他研究ともほぼ等しく、正しいデータであるといえるでしょう。
■貼付のグラフから分かるとおり、熱量は既に大幅に減少しています。
武田教授はこういったデータに基づいて
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/maru/atom/HTCRep/HTCRep.1.1.pdf
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/maru/atom/HTCRep/HTCRep.1.5.pdf(最新版:ここからグラフ抽出)
爆発する元気はもう、「原子炉にはないですよ」と言っています。
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原発情況 | 日記
Posted at
2011/06/13 12:36:20