秋田の乳頭で作業者が亡くなったけど
これガスというよりは、ガスによる酸欠っぽいね。
面倒なのが風評被害。
でもさ、これは黒湯だけど
こういう風に山からわくなら
あんまり事故は起きない。
ちなみに、奥の小屋は高松宮様のために建てられたんだ。
風情あるよね。
ところが井戸形式は危ない、大抵地下にあって換気が悪い。
硫化水素が濃いってことは、空気より重いガスに
普段の空気が押し出される。
つまり換気不足が一番の原因。
さらに酸素が低下した場合の酸欠は
一瞬で意識を奪う。
つまりは、作業要領、換気と酸素濃度の測定が
この施設では為されていなかった。
【追記】
後報で「作業中」ではなく
作業後に倒れたみたい。
作業後に弁当を取りに行って
倒れたんだから、作業中はきちんとできていた模様。
そこは素直に謝っておきます。
「作業後も危険地帯を出るまでは作業だ」
と言われれば
そうなのかもしれないけどね…
【追記終】
そうすると何が起きるか?
一人倒れて、助けにいく
そうすると次も倒れる。
だから酸欠は助けにいっちゃいけない
まずは助けを呼ばなきゃいけない。
時間は4分までは心肺停止の悪影響が少ない、
8分までは可能性が残る。
これが鉄則、とされている。
ここまでを、頭に入れれば、換気ファンと
酸素濃度が重要なのは判るけど、
この季節…寒いんだよね。
つまり換気不足が怪しい。
もっとも自分の大好きな湯は残念ながら
火山性が多い。玉川も泥湯も
過去に事故が発生している
山から湧くのに、ガスも湧く
窪地だから換気不足が起きるときがある。
東日本大震災以降、秋田駒、
そして焼山は火山活動が活発化した
一時は噴火の一番候補に上がったりしていた
噴火すればどうしても、観光の風評被害は
免れない。
というところで注目もされるし、
その可能性は常にあるんだけど、
作業手順を気を付けてほしいと思う。
ちなみに、酸欠=ガス中毒なので
ガス中毒で死ぬってことは、
酸欠で亡くなったと理解すると
分かりやすいかもしれないね。
ガス中毒はむしろ回復を妨げ、
後遺症を残す、という意味では要注意で
そう言うことも、
教育で教えていってほしいと思う。
高度な科学知識よりも基本の危険性、
ご冥福をお祈りすると共に
今年は雪見風呂が出来なかったなぁと
ちょっと残念になった。
ちなみに、写真の猫も雪のある温泉宿で
寝てたどらねこなのでした(苦笑)
(追記1(笑)と間違えてたので↑替えました)
追記2
やっぱり窪地の酸欠でした。
予想外だったのが荷物をおいた場所ってこと。
作業場所は換気していたけど、
荷物置き場は…
これは責められないなぁ。不運もあるね。
雪に囲まれたのが致命傷なのはなれているからこそ
ノーマークになってしまう。
あと難しいのが助けにいくな、といわれても
とっさに向かってしまうこと。
だからこそ、酸欠災害は怖いんだよね。
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【更に追記】
今回の酸欠は、山菜型と言われる物。
窪地でしゃがんだ瞬間倒れてしまう。
しかも助けに行った人もバタン。
八甲田など火山がある所ではたまに起きる災害で
過去には自衛隊員も亡くなっているんだ。
玉川温泉近くでは
鳥が落ちる事すらあるって言うんだから
自然って凄いよね…。
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火山も注意 | 日記
Posted at
2015/03/19 04:48:59